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優勝大本命が散る:6.23 NEW JAPAN CUP 2020 観戦記

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

 

楽しい楽しいNEW JAPAN CUP2020ですが、1回戦が終了しました。

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予想は2つ外してしまいました。ショックでした。大本命、高橋裕二郎選手が敗戦を喫してしまいました。

 

これでボクのNEW JAPAN CUPは混沌としてきました。荒武者の活躍で混沌としたわけです。さすが「混沌の荒武者」ですね。

 

振り返ってまいります。

YOHは大丈夫か

まずは第1試合です。

YOH vs BUSHI

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

今大会唯一のジュニア同士の対決で、無差別級の闘いが注目される中、ジュニア同士でどんな試合を見せられるか、が注目されていたんじゃないかと思います。

 

ヘビーの選手がジュニアの選手に負けることを「屈辱」だとアナウンサーが実況してしまったのは、ヘビーとジュニアには格差があると考えている人が多いとアナウンサーが判断したからでしょう。

 

実際、ほとんどのシリーズでメインを張るのはヘビー級ですから、そう考えても致し方ないかも知れませんし、会社もそういう風に捉えているということでしょう。

 

そんな状況で、ヘビーとジュニアが同じ土俵で勝負できるのが今年のNEW JAPAN CUPなのです。第1試合に組まれちゃいましたが、ヘビー級には決して見劣りしない試合、あとで我々ファンがこれはメインだったな〜と思わせるような試合をする大チャンスだったわけです。

 

ところが、まさに第1試合で充分の内容しか残せなかったのは実に残念でした。

 

このところ、ボクはBUSHI選手には厳しい意見ばかりでしたが、この試合に関してはBUSHI選手はキチッと仕事していました。

 

毒霧という武器を封じられてどう出るかを注目していましたが、毒霧のないことを忘れてしまう試合運びでした。

BUSHIの旋回式コードブレイカー

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

若干形は崩れてしまいましたが、新技を用意しておられましたし、今出来ることをしっかりやっておられたように見えました。

 

問題はYOH選手ですね。

 

一昨日にSHO選手が頑張っていた姿を見て、ハイボルテージで充電したから後は放電だけだというようなことをおっしゃっていましたが、

YOHのプランチャ

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

たぶん、序盤のこのプランチャで足をやっちゃったんじゃないかな?そこからずっと動きが悪かったです。このプランチャでたぶん漏電したんです。

 

BUSHI選手が気を使ってYOH選手に合わしに行っているように見えました。足が痛いのが気になってか、技一つ一つが雑でした。 

 

きっとYOH選手は器用な選手で、どんな技でもそれなりこなせるんだと思います。

 

この試合では武藤敬司選手のムーブを取り入れてましたが、ヘビーの武藤選手よりももっと華麗にもっと機敏に決めないと、ただマネしただけになってしまいます。

 

この試合では器用貧乏にしか見えませんでした。

YOHの四の字固め

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

ドラゴンスクリューからの四の字固めという、今や誰でもやってしまう武藤ムーブですが、YOH選手がやりました。

 

でも、本家の武藤選手とはちょっと違いました。

 

多くの選手がそうなんですが、ドラゴンスクリューの時に掴んだ足を持ったまま、四の字固めに移行してました。ここが違います。

 

四の字固めを掛けるとき、一瞬相手に背中を見せてしまうので、取られてない足で相手に背中を蹴られて四の字が決まらないという場面が四の字固めにはよくありました。 

 

これを防ぐためにドラゴンスクリューで相手の膝にダメージを与えて背中を蹴れないようにして、反対の足を掴んでクルッと回って四の字固めに入るわけです。

 

ドラゴンスクリューからの四の字固めはこのロジックがないとダメです。少なくともボクはそう思ってます。

 

器用なYOH選手ならそれをわかっているだろうと思っていたので、数多の武藤フォロワーと同じように四の字固めに入っちゃったので残念でした。

YOHのスターゲイザー

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

このスターゲイザーもグラウンド状態で入ったのは残念でしたね。ここは丁寧にわざわざBUSHI選手を立ち上がらせてからクルッと回って入って欲しかったです。

 

最後も負けるのは仕方がないにしても、受けがヒドかったです。

 

MXは相手に頼り切りになる技です。内藤哲也選手も新技をYOH選手にかけましたし、BUSHI選手も上に書きました新技をかけたので、YOH選手が受けが上手いと認識しているんでしょう。

 

でも、丁寧に受けられないほど足の状態がよくなかったのかも知れません。大事に至らなかったら良いんですが。

 

つまんない試合でした。

過去最高のYOSHI-HASHI

たぶん、今までYOSHI-HASHI選手について良いことを書いたことは一回もなかったと思います。つまり、YOSHI-HASHI選手の良いところなんて観たことがなかったのです。

 

それがついにYOSHI-HASHI選手の良いところが観れました。

天山広吉 vs YOSHI-HASHI

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

過去最高のYOSHI-HASHI選手でした。ケニー・オメガ選手に勝ったときよりも良かったと思います。

 

とにかく腕での打撃がどれも魂こもっているというか、指先まで血が通っているというか、そういう攻撃でした。

YOSHI-HASHIのエルボー

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

以前は、声だけを出しときゃ良いだろって感じでしたが、逆水平チョップにしろ、エルボーにしろ当たった時の音が凄かった。やればできる子だったんですね。

 

逆水平も良かったんですが、頭に振り下ろすエルボースタンプも良かったです。また相手を布団を干すみたいにロープに引っ掛けてからのドロップキックもいつもはフワッとした感じでしか相手にヒットしないのに、この日は走ったスピードがキチンと乗ってました。

 

一個の一個の動きがキビキビしてました。これならYOSHI-HASHI選手を応援できますよ。長い休みでスッカリ体調が良くなったということなのかな?この好調を今後もずっと維持して欲しいです。

 

かたや負けてはしまいましたが天山広吉選手も近年では稀に見るキビキビとした動きに見えました。

天山広吉のスピア

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

サムライの実況席には中西学さんがおられたようなので、それで繰り出したのかも知れませんが、このスピアは全盛期の天山選手のまさに猛牛といった感じの突進を思い出しました。こちらも長いお休みがいい方向に働いているんでしょう。

 

終盤、アナコンダバイスで攻めましたが、個人的にはバッファロースリーパーのほうが好きでして、相手の苦しんでる顔も見えますし良いと思うんですけど、それが出なかったのがちょっと残念でしたね。

 

あと、ムーンサルト・プレスも出るのは嬉しいんですが、その前段階としてダイビングヘッドバットを挟んでもらうともっと嬉しいです。

 

とにかくYOSHI-HASHI選手も天山選手も素晴らしかったです。

大本命が散る

いや〜残念です。まさか、高橋裕二郎選手が負けてしまうなんて。

後藤洋央紀 vs 高橋裕二郎

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

セコンドに邪道選手が出てきた時にこれはヤバいかもと思ってしまいました。 

 

いつもと違う『高橋裕二郎』を見せるのは恥ずかしかったんでしょうか?

 

いつも以上に丁寧に技を繰り出し後藤洋央紀選手のHPを少しずつ削っていってたと思います。久しぶりにマイアミ・シャインも出ました。

 

後はピンプ・ジュースを待つのみとなったところで

高橋裕二郎のステッキ攻撃

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

ステッキ?スティック?による凶器攻撃をやってしまいました。

 

いつも小悪党『高橋裕二郎』が出てきたら、もう後藤選手には勝てません。

 

ああ、やっぱり勝てないのか。内藤哲也選手と並び立つことはないのか。凄く寂しい気持ちになりました。NO  LIMITというタッグチームをリアルタイムで見てたファンの方は、きっとボクよりも落胆したんじゃないでしょうか。

 

後藤選手には罪はないんですけどね。もちろん、後藤選手だって1回戦なんかで負けるわけにはいきませんしね。

 

それでも後藤選手がキチンと試合をやってくれたら良かったんですが、なんですかこれは?

後藤洋央紀のGTW

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

GTWは、GTRの進化系であり、牛殺しの進化系でもあり、昇天の進化系でもあるもいう、後藤選手の最終兵器かと思ってきました。

 

でも、フィニッシュは普通のGTR。あれ?GTWよりもGTRのほうが格上なんですね?

 

この試合では、相手をトップロープに引っ掛けての裏GTRも飛び出しました。

 

この技もチョイスが、後藤選手をトップ戦線で活躍できない理由なんです。技はホントに良いんです。でも、使い方が絶望的。

 

裕二郎選手に勝ったんだから優勝して欲しいなと一瞬思ったんですが、やっぱりこれじゃ優勝させられません。次で負けたほうが良いでしょう。

 

ホントに残念です。

EVIL激勝

EVIL選手が格の違いを見せつけた勝ってしまった試合でしたね。

小島聡 vs EVIL

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

タッグマッチではありましたが、ラリアットでピンフォールを奪われてしまった汚名を返上するのに充分な勝ちっぷりでした。

 

EVIL選手は、小島選手には申し訳ないですが、過去の選手にいつまでも歩みを止められているわけには行かないのです。

 

ただ勝てば良いってわけではないので難しかったと思います。結果、小島選手の技をしっかり受け止めた上で、乗り越えて行きました。

 

こんな試合をされて負けたら小島選手もショックでしょう。でも、仕方がありません。こうやって世代交代していくのです。

小島聡

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

右腕の破壊力が衰え知らずだということが証明されたシーンです。 以前にもこのシーンを観ましたが、このシーンは小島選手でないと作れません。

 

このシーンを作った上で小島選手をなぎ倒したんです。ここはEVIL選手を讃えたいです。

 

試合後、EVIL選手の「なにがなんでも優勝してやる」という言葉には、並々ならぬ決意を感じました。

 

大本命が散った今、ボクはEVIL選手の優勝を推したいし、内藤選手の前に立つにふさわしいのは、裕二郎選手が破れ去った今、EVIL選手しかいません。

 

いや、タイチ選手もいいか。

 

いやいや、ここはEVIL選手に期待します。内藤選手からベルトを奪っちゃいないよ。

 

海の向こうでは婚約者(本当なのかどうかはわかりませんが)の紫雷イオ選手がベルトを巻きました。EVIL選手もベルトを巻かねば結婚しづらいじゃないか。

 

ガンバレ!EVIL!

 

それではまた。

ありがとう!


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