元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回は昨日の新日の後楽園ホール大会の感想を書いてまいります。
NEW JAPAN ROAD
昨日は1,380人の満員札止めだったそうです。
長らく後楽園ホールの空席が目立つ状況でしたが、いよいよコロナ前に戻りつつあるのかな、という気がしてきまして嬉しくなりました。
お客さんが入ると選手と当然ながら気合が入るのか、前日の同じ後楽園ホール大会よりも全選手が燃えていたような気がします。
面白いプロレスを観ようと思ったら、ボクらは会場に足を運ばねばならぬということがよ〜くわかりました。
それでは振り返ってまいります。
肘かなり悪いんだな
まずは中島佑斗 vs DOUKIです。
上の選手とヤングライオンのシングルマッチが2つ続きますが、カードを見た時に凄く楽しみにしてました。
パーマをかけた中島選手がなにかやってくれるだろうと期待しながら観ていたのですが、キックがそれに当たるんですかね。
もっとワイルドに行って欲しいところですが、今丁度試行錯誤中かな、と。
で、結果イタリアン・ストレッチNo.32でDOUKI選手が勝ちました。
関節技というのは決まった瞬間にポキンと行くのが普通なので、ギブアップ?とか聞いてる暇はそもそもないのだそうです。
とはいえ、そこは根性でガマンするのがプロレスラーなわけですが、中島選手はあっという間にギブアップしました。
それを見て、もうちょっと頑張れよ中島、と思われた方もいるかも知れませんが、ボクは中島選手の古傷である肘はやっぱりガチャとサブミッションが極まると全然ダメなんだろうな〜と思いました。
長らく欠場していたケガでしたからね。
相当悪いんでしょうね。
弱点があるプロレスラーのほうが応援し甲斐があるので、めげずに続けて欲しいです。
タイチの思い通りにはさせない大岩
次は大岩陵平 vs タイチです。
タイチ選手が大岩選手の好きなようにはさせないという姿勢で相対していたように見えましたが、大岩選手はあっさりタイチ選手の想定の範囲を超えて行ってしまいました。
ジャンピング・ハイキック1発でかなりあっさりと負けてはしまったんのですが、大岩選手的にはしてやったりだったでしょうね。
タイチ選手はもう少し遊んでやろうと考えていたかも知れませんが、大岩選手が思い通りにはさせなかったのでイラついた感じで引き上げました。
ある意味、大岩選手の勝ちです。
ディック東郷がいてこそ
次は後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&矢野通&YOH vs ”キング・オブ・ダークネス”EVIL&高橋裕二郎&SHO&ディック東郷です。
いきなり東郷選手が檻に入れられて、大笑いさせてもらったんですが、これは東郷選手がしばらく機能しないことを表してるわけですから、あんまり笑ってもいられないな、と思いました。
なぜなら、ハウス・オブ・トーチャーは東郷選手がいてこそ活かされる集団ですから。
試合にそんなに影響が出ないうちに檻から救出されましたから良かったですが、東郷選手を投獄した矢野選手は恐ろしい男です。
それは使い方次第です
次は田口隆祐&マスター・ワト&邪道 vs TJP&フランシスコ・アキラ&アーロン・ヘナーレです。
解説のエル・デスペラード選手はヘナーレ選手のアルティマが本当にキツい技だけどお客さんにそのキツさが伝わらないことが悔しい的な話をなさっていました。
プロレスラーならではのお話ですね。
これはつまり、見た目キツそうなのにそうでもない技もあるということかな、と思いました。
そして、それがやれる選手が一流ということなんだと思います。
ヘナーレ選手はダメ出しされたようなものです。
もしかしたらヘナーレ選手の使う技は、ほとんどそうなんじゃないかとすら思えてきます。
お客に伝わらないから盛り上がらないし、盛り上がらないのに受ける選手はキツいとなると、対戦するの嫌になります。
この辺にもヘナーレ選手が今ひとつ活躍できない理由があるんじゃないでしょうか。
結局、技は使い方ひとつで活かすも殺すも出来るように思います。
- 誰に対して出すか?
- どういう展開で出すか?
- 技の入り方はどうか?
大体3つぐらいを工夫するとどんな技も活きるんじゃないでしょうか。
必殺技としての認知が広がりやすいのは、ヘナーレ選手よりも格上の選手をこれで倒した時でしょうね。
アルティマは首がしんどい技ですから、ここに至るまで首への攻撃しておくと説得力が増すでしょう。
そして、今は何となく技をかけてブンブン力任せに振り回している感じですが、これが技に入る前にアルティマに入るますよとアピールしてから行くとかするとまた違ってくるでしょう。
要するにヘナーレ選手はもっと頭を使わにゃ今より上には行けませんということなのです。
藤田祭
オカダ・カズチカ&真壁刀義&天山広吉&藤田晃生 vs 内藤哲也&鷹木信悟&SANADA&BUSHIです。
最初から最後まで藤田選手一色。
いかに藤田選手が期待されているのかがわかりました。
中島選手や大岩選手は悔しいでしょうね。
NOAHとの対抗戦に抜擢されたのも確か藤田選手でしたが、内部の評価が高いんですかね?
しかもこの試合も負けはしましたけども、みんなの期待には応える内容だったと思います。
ただ、プロレスが面白いのはヤングライオンの時にどれほど素晴らしくてもプロレスラーとして大成するとは限らないところです。
最終的には本人次第ですので、このまま精進して欲しいです。
ところでBUSHI選手のやった背中へのキックはやっちゃいかん技だ的なことをデスペラード選手がおっしゃってました。
そうだとしても、これに続く話もそうですが、言ったら観てる側が冷めちゃう話だと思いまして、デスペラード選手にちょっとガッカリしました。
石井がコナーズを引き上げた
次はAEWオールアトランティックチャンピオンシップ初代王座決定4WAYマッチ進出トーナメント決勝戦の石井智宏 vs クラーク・コナーズです。
またしても名勝負製造機が見事に機能しました。
『スーパージュニア』の時よりも遥かにコナーズ選手がイキイキしてました。
石井選手は「ヤングライオンに毛が生えた程度」の選手を、見事に引き上げてしまいました。
コナーズ選手が自分で認識している以上のものが出せたんじゃないですかね?
石井選手には今後も有望な若手の前に立ち塞がる壁であって欲しいです。
そして、新日の選手のレベルをググッと引き上げ続けて欲しいです。
初めてKUSHIDAを好きになりそう
最後はIWGPジュニアヘビー級選手権試合の石森太二 vs 高橋ヒロムです。
なんだかんだで、ヒロム選手が勝っちゃうんだろうな、と考えていましたので、せめてまたDで決着をつけるのだけは勘弁して下さいと、祈りながら観てました。
それがしっかりヒロム選手から3カウント奪っての勝利。
石森選手の勝利が確定した時には「ヨシ!」とガッツポーズしてしまいました。
レベルが高過ぎて誰も挑戦して来なそう試合をやった後、一体誰が名乗り上げるんだろう?と、まさかまたデスペラード選手なの?、と思いながら、試合後のマイクを楽しみました。
すると懐かしいあのテーマ曲がかかりました。
WWEに行ってたKUSHIDA選手が登場したのでした。
『スーパージュニア』の時に出てこなかったので、もしかしたら日本には帰ってこないのかな?と思っていたので驚きました。
日本にいたのはどのぐらい前のことだが覚えてませんが、ボクはKUSHIDA選手が好きじゃなかったので居なくなっても何とも思わなかったのです。
でも、レベルが高過ぎて挑戦者がいないような状況で出てくるのは凄く嬉しく思いました。
石森選手はBULLET CLUBなので、立場はヒールなのですが、ボク的には絶対王者でベビーと捉えています。
ヒロム選手のほうが、ボク的にはヒールでした。
そこでKUSHIDA選手は多分ヒールによって牛耳られてしまったジュニアをベビーに奪い返すために出てきたヒーロー扱いで出来たのだと思います。
だけど、ボク的には新日ジュニアを不安定にする外敵に思えましたし、そのマイクアピールもヒールみたいに思えて、初めてKUSHIDA選手が好きになりそうです。
ボクはKUSHIDA選手のWWEでのことを全く知りませんから、今やミスターパーフェクトとなった石森選手にどれほど通用するのかわかりませんが、ワクワクしました。
G1が終わってから開戦ということになるのかな?
ヒロム選手一択になりかけたジュニアを壊して欲しいです。
それではまた。
ありがとう!