元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
無差別級のNEW JAPAN CUPは面白かったですね。大満足です。しかも
予想が全部当たりました。
こんなこと滅多にないのですが、何のヒネリもないベタな予想だったから当たったんですかね。多くのファンの皆さんもほぼ予想通りだったんじゃないでしょうか。
でも、結果が予想通りでも試合内容は予想以上。
良く悪くも予想以上の試合連発でNEW JAPAN CUP2020はこれ以上ないスタートを切りました。
真壁は良いお手本
まずはこちら。
辻陽太選手がどう真壁刀義選手を攻略するか。そこに注目していました。
予想は真壁選手の勝ちにしていましたが、なんとか辻選手に勝ってもらいたいと思いながら観ておりました。
辻選手が今日までしっかりトレーニングを積んでいるであろうことは、その身体つきや顔つき、
見事な丸め込みや
見事な受けっぷりを観るとわかります。
これはひょっとするとひょっとするぞと少し思いましたが、真壁選手と同じ技をやると残念ながら辻選手の未熟さがクローズアップされてしまいました。
張り手は強烈な一発が入ったものの、エルボーの撃ち合いになると真壁選手の一発一発に比べると腰が入ってない感じがしましたし、
逆エビ固めにしても、真壁選手はこの安定感です。
辻選手に足りないものがハッキリした試合でした。この試合を見返すことで、辻選手は大きく成長するでしょう。自分の試合は見返すタイプなのかな?
そして最後はジャーマンでした。
真壁選手のスープレックスはいつもブリッジが美しい印象があります。これもまたお手本のようなジャーマン・スープレックス・ホールドでした。
真壁選手は一流のプロレスラーでありながら、良いコーチであることも思い知らされました。
邪道の介護
2試合目はヒドかったです。
邪道選手のシングルマッチはもう無理ですね。キツ過ぎます。
動けない(動けない時点でダメだとは思いますが)だけじゃなく、その他の様々なこともちゃんと出来てません。
矢野通選手、高橋裕二郎選手、外道選手みんなでなんとか試合を成立させようと動いていました。
これでは介護です。
邪道選手は、プロレスラーとしてこんな試合しか出来ないことになんとも思わないんですかね?邪道ファンでも養護できないくらいの悲惨な仕上がりでしょう。
一番ヒドいな〜と思ったのは、裕二郎選手が最初にリングに入ってくるところですね。
本来はキチンと邪道選手がレフェリーを捕まえてる間に裕二郎選手が矢野選手を攻撃する段取りだったと思うのですが、捕まえられてないんです。
裕二郎選手が、あのタイミングなら捕まえてるはずだと見切り発車のもマズかったかもしれませんが、レフェリーが真横を裕二郎選手が走り抜けたのに、なぜか見えないフリしてたのがかわいそうでした。
コーナーマットでの攻撃、竹刀での攻撃、丸め込みは全て矢野選手が邪道選手が仕掛けるのを待ってました。
こんなことならDOUKI選手にエントリーしてもらったほうが良かったですね。
邪道選手がどうこうよりも、こんな状態の選手をNEW JAPAN CUPにエントリーした新日の姿勢に疑問を持ちました。
ヒロムの器がデカい
矢野 vs 邪道がヒドかったのもあってか、ここからは好勝負が連発します。
まずはこちら。
首をやっちゃった者同士の対決ということで、同じように首をケガして長期欠場したと言っても、すっかり元通りになったように見える高橋ヒロム選手に対して、本間選手は以前のようには動けないので、同じ箇所をケガしても全然違うもんだなぁと改めて思いました。
でも、ケガから復帰して以降にボクが観た本間選手の試合の中ではもっとも腹をくくって試合に臨んでいたように見えました。
言い過ぎかも知れませんが、これが最後の試合になっていいという覚悟をしているようでした。
コーナー最上段からのこけしはトライもしてないのに、もしかしたらその技はやってはいけないとドクターストップがかかっているのかも知れませんが、場外への大こけしを狙った姿勢に、その覚悟が見えました。
未遂に終わった場外への大こけしのあとに、エプロンでガッツリとデスバレー・ボムをもらっていたのも凄かったです。両者ともに覚悟してます。
こけしロケットは大盤振る舞い。
ありとあるゆる角度から発射されました。
今現在、出せるものを全て導入してヒロム選手を倒しに行きました。
しかしながら、ヒロム選手はボクが思っている以上に器がデカかったのです。本間選手のすべてを飲み込んでしまいました。
本間選手には申し訳ありませんが、ヒロム選手が負けそうな感じは全然しませんでした。
IWGPジュニアヘビー級のチャンピオンはこんなに頼もしいのか、と失礼ながら、今更ですが驚かされました。
これは本間選手が不甲斐なかったわけではありません。ヒロム選手が異常に頼もしかったんです。これはヒロム選手の優勝もあるかも知れないと思わせました。
本間選手にとっては久しぶりのシングルマッチだったそうですが、もっとシングルマッチを重ねることで、ケガする前の状態に戻りそうな気がいます。
シングルマッチの度にこれが最後と覚悟して試合するのはしんどいでしょうけどね。
本間選手の頑張りには泣きはしませんでしたが、感動しました。それを引き出したヒロム選手にも感動しました。
ありがとう、本間選手。
ありがとう、ヒロム選手。
無差別級のレスラー
図らずも無差別級のトーナメントになった今年のNEW JAPAN CUP2020。ずっと無差別級で闘ってきた、無差別級の第1人者石井智宏選手が、無差別級の試合の凄みを見せつけました。
こちらは試合後のコメントです。
石井「このトーナメント、ジュニアとかヘビーとかよ、騒いでるけどよ。特にあいつ、試合中も言ってたな? でも、俺からしたらヘビーもジュニアも関係ねえよ。俺は新日本来る前から、ずっとそういう闘いをしてきたんだ。身体の大小は関係ねえんだよ。ゴチャゴチャうるせえな。もちろんよ、身体の大きさで有利不利はあるよ。でも、リング上がったら関係ねえんだよ。(自分の親指で自身の胸を指し)ここだよ、ここ。要はよ。それを実践すりゃいいんだよ。本能の赴くままに闘えばいいんだよ、おら、おい! ゴチャゴチャうるせえな!」
ボクは階級分け支持派ですが、この闘いにはそんなもの些末なことだったな〜と思い知らされました。
エル・デスペラード選手は全く石井選手に力負けしませんでしたね。もちろんスピードでも負けてないので、どっちヘビーでどっちがジュニアかわからなくなりました。
そして自分の武器を全部使って、石井選手をバラバラしてやろうとしていました。
ただ石井選手は、時に当たり負けしても、打ち合いで押されても、ずっとデカい奴と闘ってきたというプライドがあるので心だけは砕けません。身体が壊れても前へ前へと出てきます。
どれだけデスペラード選手が上手くても、力が強くても、くぐってきた修羅場の数が違うんじゃい、
体の大きさを気にしている限りは、お前はオレには勝てねえって感じでした。
観てて複雑でした。
デスペラード選手が好きですから、勝って欲しいという気持ちもありますが、石井選手も好きですから負けてほしくないという気持ちもありました。デスペラード選手の技が決まると3カウントを望みながら石井選手のキックアウトを期待していました。
観てるだけなのに、力が入っちゃって疲れました。
これだ。この疲れがプロレス観戦です。
新日本プロレスが帰ってきたんだな〜とやっと実感しまいた。しかもこれがスタート。無差別級のNEW JAPAN CUPのスタートです。
ますます楽しみになりますね。
それではまた。
ありがとう!