好き勝手なことを書いておりますが、悪意はありませんのでご了承下さい。

新日本プロレスの象徴:6.5 BEST OF THE SUPER JR. 26 観戦記3

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

 

もう明日にはDominionがありますから、6.5のことはこれでおしまいです。もう少しだけお付き合い下さい。

 

今回取り上げますのはこちらです。

棚橋弘至 vs ジェイ・ホワイト

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

列に並ぶレベルでもないし、全然万全なんかじゃない

これぞ煽りVという感じの素晴らしい煽りVTRが流れて、

素直な僕は棚橋選手なら、本当に万全のコンディションで登場するのではないかと思わされてしまいました。 

 

「列に並んでる行儀の良いプロレスラーなんて、絶対一生順番回ってこないですよ」

「いつからプロレスラーはそんなに行儀が良くなったんすかね?」

「万全の体制でリングに戻ります」

 

これらの言葉は何一つリングで回収することなく、ただ強がっただけというカッコ悪い結果になってしまいました。 

 

まず列に並べ問題。この試合を観て思ったのは、残念ながら今の状態では列に並べるレベルにも到達していないということです。

 

プロレスラーはやったモン勝ちのところがありますから、行儀よく順番待ちをしていたら当然順番なんか回ってこないでしょう。だから、次は自分がチャンピオンに挑戦するとアピールするのは良いですし、棚橋選手クラスになるとそれもスンナリ通るのかも知れません。

 

そこまで言うのならば、それを納得させるだけのものを見せてくれないと困ります。19分16秒という試合時間の中で、少しでもジェイ選手を追い込んだシーンがありましたか?丁寧に技を重ねていくことで勝利を自分のものにする棚橋選手の試合が全然出来てませんでした。10分くらいで勝負がついてもおかしくない試合でした。

 

さらには、コンディション。どこが万全ですか?手術した腕を狙われて左腕が効かなくなるという展開は想像が付きましたが、それより問題だったのは体つきです。

棚橋弘至のエルボースマッシュ

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

万全のコンディションで臨んだと思われるジェイ選手と比べるとお腹のタプタプ感が目立ちます。MSGの時に比べると少しは絞ったのかも知れませんが、

MSGの棚橋弘至

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

これがマッチョなのがウリの棚橋選手としては、絞りきれてなかったのではないでしょうか。

かつてはこんな身体でした。これがベストでしょう。しかもヒザも悪いわけですから、負担を掛けないようにしようと思ったら、絶対に絞らないとダメでしょう。見るからに調整が間に合ってません。

優しいフィニッシュ

きっとこれまでの棚橋選手ならば、2ヶ月もあれば本当に万全のコンディションに調整出来たのかも知れません。でも、加齢もあってか、思う通りには行かなかったんでしょう。それならG1まで復帰を伸ばしても良かったんじゃないかと思います。なんでそんなにあわてて復帰を選んだんでしょう。今こそ、この言葉を送りたい。

 

トランキーロ、あっせんなよ!

 

人気だけが先行して、リング上で何も残せていない内藤哲也選手と仲良くする時が来たのかも知れません。

 

さて、そんなボロボロのエースの復帰戦に付き合わなくてはならなくなった元チャンピオンのジェイ選手。外道選手の介入やら、金的攻撃まで繰り出して、棚橋選手に勝つにはこんなことまでしないと勝てない風味、棚橋選手の底力を恐れている風味を演出します。

棚橋弘至のスリング・ブレイド

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

スピード、高さを失ったスリング・ブレイドを派手に受け、

棚橋弘至のだるま式ジャーマン・スープレックス・ホールド

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

美しさのないブリッジのだるま式ジャーマンもキチンともらい、足をまたに挟んで固定しての新型のドラゴンスクリューまでしっかり受け止めたジェイ選手。

 

脇固めからの羽折り固めでギブアップも行けた場面もさすがにザック・セイバーJr.選手と同じようなフィニッシュはマズいかとロープに逃しました。

 

この試合展開の末にブレードランナーで粉砕したら、力の差がハッキリとしてしまって、それこそ棚橋選手が終わってしまうということで、たまたま上手く丸め込めたから勝てただけで、棚橋選手の力が衰えたわけじゃないと思わせるために首固めを選んだのです、多分。

 

ジェイ選手の優しさに溢れた試合展開。そして優しいフィニッシュでした。

 

ジェイ選手は素晴らしいレスラーです。ちゃんと扱わないと新日は後悔するハメになりそうな気がします。

IWGPには絡まないで

煽りVTRでは

「チャンピオンを目指さなくなったときが、引退だと思っているので」

と棚橋選手はおっしゃっています。そりゃそうでしょうね。ただ、そのチャンピオン、IWGPヘビーのチャンピオンというのは勘弁してもらえませんか。

 

かつてオカダ・カズチカ選手が海外から帰ってきて、いきなり当時チャンピオンだった棚橋選手に挑戦を表明しました。そのとき棚橋選手はオカダ選手にこう言いました。

2012年1月4日メイン後

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

言っとくけどな、IWGPは遠いぞ。それでもやるか? どうだ? オーケー、わかった! オカダ、挑戦したいんならな、力で上がって来い!!

そうIWGPヘビーは遠いんです。目指すのは良いけど、そんなカンタンに誰でも彼でも挑戦できるようなベルトはないのです。かつてチャンピオンだったからって、病み上がりで、こんな無様な試合をした人が、挑戦できるベルトじゃないのです。

 

IWGPの価値が分かっているのなら、どうしてIWGPヘビーの名前を出しちゃったのか。自分がそのベルトに挑戦できるかどうかも判断できないくらいにボケちゃったのか。新日本プロレスの中で最もIWGPヘビー級の価値をちゃんと理解しているであろう棚橋選手が、事もあろうに復帰戦でIWGPの名前を出すとは。これが1番ガッカリでした。

 

ただベルトを目指すだけならまだ良かった。IWGPヘビーはダメです。

 

正直、もう棚橋選手がIWGPヘビー戦線に絡むのは止めてほしいです。IWGPヘビーを目指さないのと引退するというのなら、もう引退するしかありません。ただ引退するのはさすがに早すぎます。IWGPヘビーにこだわらなければ、まだまだプロレスラーを続けられるでしょうし、ビッグマッチ限定ならば、もっといいコンディションで試合もできるでしょう。

 

新日本プロレスの象徴として、まだまだ新日本プロレスを盛り上げたり、広めたり出来るはずです。平成とともに棚橋時代は終了したました。エースとしての役割もすでに終了しています。

 

それを受け入れて、経験と技術を生かして活躍してほしいです。

 

それではまた。

ありがとう!


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