元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回は『スーパージュニア』の最終公式戦の感想です。
BEST OF THE SUPER Jr.29
結果、優勝決定戦は高橋ヒロム vs エル・デスペラードということになりました。
正直なところ、ボクは大変ガッカリしております。
新日本プロレス50周年ですから、新たな試み、挑戦を期待していましたし、それが新日らしさだと思っておりました。
かつてアントニオ猪木さんは「人は挑戦をしなくなったら老いる」というようなことをおっしゃってまして、その姿勢こそが新日であり、その姿勢を貫いてきたからこそ、日本一の団体をキープし続けていると思っています。
ところがどっこい、ヘビー級戦線のオカダ・カズチカ vs 内藤哲也の連発同様、物凄く保守的な新日らしからぬ(とボクが考えている)カードを優勝決定戦にチョイスしてきました。
そもそも誰が優勝するのか?というのには興味がなかったとはいえ、
元気ですか〜?!どうも、ろけねおです。急に会場が大きくなった昨日の『スーパージュニア』の感想を書いてまいります。BEST OF THE SUPER Jr.29公式戦が[…]
これだけは嫌だな〜と思っていたカードになったことで、余計に興味を失ってしまいました。
その後のおそらく大阪城ホールで組まれるであろう、ジュニアのタイトルマッチでヒロム選手にリベンジする石森選手が観たいという気持ちにはなりました。
となると、ヒロム選手の3連覇ということになります。
ヒロムグッズの売上がエゲツないんでしょうか、それともああ見えてお中元やお歳暮をしっかり贈るタイプなのか、とにかくヒロム選手を勝たせなければならない事情があるということでしょう。
こうなったら『スーパージュニア』はヒロム選手が現役中はずっと優勝で良いんじゃないですかね。
それでは振り返ってまいります。
やっぱりワトが勝つ
まずはマスター・ワト vs DOUKIです。
格上げがなされた感のあったDOUKI選手ですから、もうワト選手には問題なく勝つことを予想していたのですが、ワト選手は新日生え抜きですから、やっぱり勝ちましたね。
内容的には圧倒的にDOUKI選手でした。
ただ、技そのものはワト選手、本当に素晴らしいんですよね。
たとえば、通天閣ジャーマンという名前になったのかどうかわかりませんが、ワト選手のジャーマンは本当に素晴らしいですし、フィニッシュになったベンダバールも極まると逃げられそうにない形になるので本当に良い技です。
問題は使い方というか、出しどころというか、そういう部分が欠けているところです。
それと、笑顔の入場もいいと思います。
ポカンと口を開けてアホ面ぶら下げてるイメージが強いんですが、どんなにネガティブな状況でも笑顔で乗り越えていくという姿を見せるのはとっても良いことだと思えてきました。
あとは前にも書きましたが、髪型に爽やかさが出るともっと良くなると思います。
ともかく、DOUKI選手お疲れ様でした。
ここは金丸が勝つのね
次は田口隆祐 vs 金丸義信です。
事実上最下位決定戦みたいな試合でして、勝敗を最初から気にしていない金丸選手が負けるんだろうな、と思っていたのですが、美しい丸め込みで勝ってしまいました。
ということで田口選手は最下位。
ジュニアタッグチャンピオンのなのに、この戦績で大丈夫かな、とナゾの心配をしてしまいました。
この『スーパージュニア』ではケツを出しすぎて笑えない的なことを書いていたのですが、この試合でも金丸選手に出されちゃった形で出しました。
世間は面白がっているんですか?
会場ではウケてるんですか?
ウケるなら良いんですけど、ケツの出し過ぎが最下位の原因なんじゃないかと思います。
チャンピオンなのに負け越しは厳しい
次はBUSHI vs エル・リンダマンです。
ここは別にBUSHI選手が勝とうが負けようが大差ないと考えて、リンダマン選手はチャンピオンですし、ここで勝ち越しを決めると思っていたのですが、BUSHI選手が勝っちゃいましたね。
ボクの予想は全く当たりませんね。
BUSHI選手の勝ちに違和感は全然なかったのですが、どうしてBUSHI選手が勝たなければならなかったのか、その理由が全然わかりません。
無差別級のチャンピオンであるリンダマン選手がジュニアのリーグ戦で負け越しというのは、あまりにも厳しいな〜と思いました。
それゆえにGLEATを応援したくなりました。
リンダマン選手はハートが強そうだし、こんなことで落ち込まないと思いますが、めげずにまた新日に来て下さい。
リンダマン選手の入場テーマが好きだったのでしばらく聴けなくなるのは残念です。
最終戦だからこそ
次はクラーク・コナーズ vs アレックス・ゼインです。
コナーズ選手が見るからに満身創痍なのに、ここまでの『スーパージュニア』で一番燃えていたように思いました。
最終戦だし、今ケガしても大丈夫だ、振り切っていくぜ!って感じだったんですかね?
※ケガはしないほうが良いに決まってます。
前回、柴田勝頼選手がゲストとして見に来たら、それまでよりも燃えているように見えたコナーズ選手でしたが、この試合はその勢いをキープしていた感じでした。
ゼイン選手も試合を重ねていくほどに面白さが増していたように感じました。
毎回、驚くポイントを作ってくれていたように思いますが、今回もコナーズ選手のジープ・フリップに前宙ギロチンを合わせたのは素晴らしいかったです。
初対戦が多かったんじゃないかと思うんですが、どんな相手でも対戦を重ねるほどにもっといい味を出せると思うので、ぜひまた新日に来て下さい。
新日所属になればいいのにとコナーズ選手がバックステージで言ってましたが、可能ならボクもそうして欲しいです。
姿が見られなくなったデビッド・フィンレー選手の代わりに本隊で活躍して欲しいです。
リンダマン選手同様にゼイン選手の入場テーマ曲も好きでした。
本日のベストマッチ
次はウィーラー・ユウタ vs TJPです。
ユウタ選手もまた、最終戦ということでリミッターを解除したかのような闘いっぷりでした。
それに呼応するかのようにTJP選手もこれまでよりもギアをひとつ上げて闘っていたように思います。
ちなみにユウタ選手はトップギアだったと思うんですが、TJP選手にはさらに上のギアが存在する気がしました。
それだけに負けたら物凄く悔しがったんだと思いました。
まだ手駒が残っているのにやられちゃったということです。
この試合だけはまた見返したくなるほど、観たことがない展開がありました。
この日のベストマッチでした。
近いうち、AEWでこの2人のタイトルマッチが組まれるようなら、是非とも観たいです。
あ、アメリカではあんな試合しないのかな?
SHOは100点
次はYOH vs SHOです。
SHO選手型徹底的にヒールをやってあとはこれに乗っかってベビーを全うすればYOH選手はもっと輝けたと思うんですが、これもまた良し、というところですね。
本当にSHO選手は素晴らしい!
特にこの試合はお仲間の助けなしでやってのけたところにも感激しましたし、成長の跡が観られたように思います。
あまりにも残酷なので、今後しばらくはこのコードを組まないであげて欲しいですし、「ロッポンギ3K」の名前も出さないであげて欲しいと思いました。
ついに出たインモルタル
次はロビー・イーグルス vs ティタンです。
ボク的にはなんとしてでもロビー選手に勝って欲しかったんですが、ここは予想通りロビー選手が負けてしまいました。
ロビー選手が勝ってしまうとデスペラード選手の優勝決定戦進出が消えてしまいますし、ティタン選手は最下位になってしまいます。
こんなシチュエーションでロビー選手が勝てるわけがありません。
ヒロム vs デスペラードを選択する新日本が勝たせるわけないのです。
今年のロビー選手はどの試合も良かったと思いましたし、特にエル・ファンタズモ戦は今年のベストバウト候補でしょう。
ここまでやっても優勝決定戦にすら行かせてもらえないのはなかなかつらいと思います。
これにめげずにまた新日に来て下さい。
ティタン選手も最終戦でロビー選手に勝たないといけないからインモルタルをここまで温存していたんですかね?
あの技、結構好きなんで来年以降来る時はいつでも出せるシチュエーションで来て欲しいです。
ユタカが出た!
次はエース・オースティン vs フランシスコ・アキラです。
アキラ選手もユウタ選手やコナーズ選手同様に最終戦ということで、全部出しきったれという感じに見えました。
その証拠が弟さんの名前がついているという「ユタカ」がオースティン選手に炸裂したことです。
そういう技があるということを元井美貴情報で知っていたので、ついにでた!と嬉しくなりました。
かたてウィル・オスプレイ選手がジュニア時代はオスカッターをフィニッシャーにしていたのだから、こっちをフィニッシャーにしたら良かったのに、と思うほどの良い技でした。
最後のエプロンを走っての断崖式?ファイヤーボールもチャンピオンであるオースティン選手をリングアウト負けにする説得力がありましたが、リング内で決着つくほうが好きなので、今度はしっかりリング内で勝って欲しいです。
オースティン選手もまた良い選手でした。
90年代の新日だったら優勝決定戦に進出してたかも知れません。
ワイルド・ペガサスさんとか、ブラックタイガーさんと同じぐらい評価されてもおかしくない選手だと思います。
CRⅡはキックアウトしてもええの?
次はエル・デスペラード vs エル・ファンタズモです。
必殺のCRⅡがキックアウトされたら、そりゃファンタズモ選手は勝てませんよ。
本当にあんなことしても良かったんですかね?
こんなに『スーパージュニア』を盛り上げるために頑張ってくれているのに。
せめてメインで負けさせてあげて欲しかったです。
デスペラード選手も好きな選手だし良い選手だとは思いますが、ファンタズモ選手に勝ってしまうのにはちょっと無理がある内容でした。
ヒロム選手同様、グッズ売上が良いんでしょう。
失神負けはキツい
最後は高橋ヒロム vs 石森太二です。
フィニッシュがヒロム選手のDにより石森選手が失神してのレフェリーストップで、形的には「最後までチャンピオンの意地でギブアップしなかった石森」ということなんでしょうけど、これはちょっとキツ過ぎるんじゃないかと思っちゃいました。
だってヒロム選手は金丸戦以降、散々足殺しにあってんです。
ロングタイツだから足がどういう状態なのか窺い知ることは出来ませんが、ベストな状態から程遠いようには見えました。
それなのに、足で締める技で勝っちゃうなんて、石森選手が気の毒に思います。
石森選手の腕とか肩とかがゴツ過ぎて、Dは極まりやすいということもあるんでしょうけど。
ボクがヒロム選手のことがあまり好きじゃないってことを差し引いても、石森選手のほうが実力では上に思います。
だから、ヒロム選手が勝つには石森選手を倒すだけの説得力がかなり問われるんですけど、この試合にはその説得力は感じませんでした。
石森選手も得意の肩殺しをやってましたが、悪いとわかってる足を行かなかったのは、こういう結果だからだな、と思ってしまいました。
タイトルマッチでヒロム選手と闘う時は、実力通り圧倒的な差をつけて勝って欲しいです。
それではまた。
ありがとう!