元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
後楽園ホール3連戦の最終戦の感想を書いてまいります。
BEST OF THE SUPER Jr.29
昨日のブログでは解説の元井美貴さんにまたしても苦言を呈してしまいましたが、
元気ですか〜?!どうも、ろけねおです。今回も『スーパージュニア』の感想になります。昨日は久しぶりに元井美貴さんが解説をしました。最近、スターダムで実況を担当した影響なのか、物凄く出しゃばってました。[…]
エラい人に怒られたのか、本来の?解説者としての立ち位置を充分意識したものになっていました。
黙ってりゃ、実況者がちゃんと振ってくれるんですからね。
それでは振り返ってまいります。
ティタンはしんどい
まずはマスター・ワト vs ティタンです。
以前からそうだったけどボクが気づいてないだけなのかも知れませんが、ワト選手の表情がこの試合ではずいぶん豊かだった気がします。
これは大変いいことです。
技をかけて、それをキックアウトされたときの「んなアホな〜」という表情は、その技の決まり具合がキックアウトされてもおかしくない程度の決まり具合だったとして、ワト選手的には手応えがあったということなのね、と思わせる力があります。
どの技も魂込めて繰り出しているのかも知れないと思わせます。
これはこれからも続けて欲しいです。
なんなら、いずれの出来事でもいちいちデカいリアクションのほうがいいと思います。
かたやティタン選手ですが、なんで近頃タイガーマスクみたいなマスクなんですかね。
地元のCMLLでは(元井さんの解説によると)大関クラスっぽいですが、また負けちゃいまして負け越しが確定しました。
何年か前の『スーパージュニア』にも出場してその存在もプロレスファンにもよく知られていると思うのですが、今年は物凄く存在感が薄いです。
それは他の選手がルチャの動きをホイホイやってしまうおかげで、ルチャドールとしての個性が消されちゃっていることがあるかな、と思います。
ティタン – Wikipedia
これを見ると、そういえば以前使っていたティタニカとインモルタルを全然出していないのに気づきます。
※使っていたらごめんなさい。ボクは記憶にありません。
前の『スーパージュニア』ではインモルタルなんて毎試合のように狙っていたような気がするんですがね。
ユウタ選手とカブるからやめてるんですかね?
もしかしたら、ちょっと調子が良くないのかも知れませんね。
現在負け越してしんどい状況ですが、残りの試合で印象に何かを残ることをやって欲しいです。
返しの返し
次はDOUKI vs TJPです。
DOUKI選手はテクニック合戦においてTJP選手に肉薄した印象を受けました。
負けはしましたけども、勝ってもおかしくなかったです。
前日のBUSHI戦のフリ?が効いていたので、マンバスプラッシュをイタリアン・ストレッチNo.32で捕獲したときは「もらったーーー」と声が出ちゃいました。
それに、その前にはTJP選手のフィニッシャーであるピノイストレッチをやっぱりイタリアン・ストレッチNo.32で切り返してますから、さすがのTJP選手も打つ手なしだろうと思っちゃいました。
ところがどっこい、そのイタリアン・ストレッチNo.32をピノイストレッチで切り替えしてしまうんですからビックリです。
切り返された技と同じ技で切り返すなんてことが出来るのに驚きました。
TJP選手が只者ではないことが深く深く刻まれました。
フィニッシャーを改善したい
次はクラーク・コナーズ vs 金丸義信です。
金丸選手が比較的あっさりと負けてしまいましたが、『スーパージュニア』での仕事は終了したってことですかね。
それでも全然いいかなと思います。
毎年、金丸選手がいるブロックは誰も全勝できないということですね。
キャリア浅めのコナーズ選手には、プロレスにはこういう闘い方もあるんだよ、と教えてあげているかのような試合でした。
相手に対して直角に走ってショルダータックルをぶちかますジープ・フリップをあっさりスリーパーで切り返した選手なんて、かつていたんですかね。
観てるだけのボクらもびっくりしましたが、コナーズ選手本人がいちばんびっくりしたんじゃないかと思います。
コナーズ選手がしっかり勝ったわけですけども、フィニッシャーにイマイチ説得力がないのが問題です。
というのも、フィニッシャー直前のスピアタックルとかパワースラムが「ワイルドライノ」のキャッチフレーズにピッタリの力強さだったり瞬発力だったりが表れているので、こっちのほうがインパクトが上なんですよね。
だから、一番盛り上がりのピークを持ってこなくてはいけないはずのフィニッシャーで若干盛り下がっているのです。
だから、トロフィーキル自体は悪い技ではないので、フィニッシャーに使うのをやめてトロフィーキルからのスピアタックルからのパワースラム(ちょっとジェフ・コブ選手とカブっちゃいますが)という流れにする、もしくはトーア・ヘナーレ選手が使うランペイジみたいに対角線を走っていってから相手を持ち上げてトロフィーキルに行くとかしたら良いんじゃないかと思います。
もちろん新技でも良いんですけどね。
試合後の金丸選手のウイスキーをいただく姿勢は柴田勝頼選手の教育が行き届いていることを感じました。
ケツをも食うゼイン
次は田口隆祐 vs アレックス・ゼインです。
これほど実況者の言葉がしっくり来た試合はないんじゃないでしょうか。
最初、ゼイン選手の紹介で「ファンの胃袋を掴んでいる」とか「ソースを掛けて喰らい尽くす」と実況されていたので、胃袋は掴まれてないだろ、とかキャッチフレーズの「The Source」というのはかけるソースのことなの?とか、おっさん何言ってんだ?と思っちゃいました。
※田畑アナごめんなさい。でも、ボクは田畑さんの実況好きです。
ところがホントに食っちゃったんですよね。
そして、この試合でボクは田口選手のコミカル試合はお腹いっぱいなったんです。
田口選手がまたしてもケツを出した(食傷気味)わけですが、これまでの選手はとにかく生尻を食らうのを極端に嫌がって、実際に食らったら絶大なダメージを受けていました。
なのに、それを逆に「いただきま〜す」と言って噛みつきに行ったのでシビレました。
これまで『スーパージュニア』の旅で、日本で見つけた美味しいものを食べているのをつぶさにSNSで報告していたそうですが、それが完全にフリになっていたのです。
彼のお尻は納豆のようなにおいがしますが、鶏肉のような味がします。美味しい!
ごちそうさま 🍑ԅ( ͒ ͒ ) https://t.co/P087pQOAMn
— Alex Zayne – アレックス・ゼイン (@AlexZayneSauce) May 26, 2022
味と香りの報告までしてくれていました。
完璧です。
田口選手の完敗でした。
ヒロムに勝ってスーパージュニアは終わり
次はYOH vs フランシスコ・アキラです。
昨日は多くのプロレスファンの心を打つマイクをしたということで、覚醒を期待した方も多かったと思いますが、さっぱりでしたね。
高橋ヒロム選手に勝ったらそれでOKなんでしょうか。
YOH選手にとっての『スーパージュニア』はもつ終わったということなんですかね。
アキラ選手がなんとか勝てたという感じではなく、普通にアキラ選手が勝ってしまいました。
YOH選手が勝ちそうな感じがぜんぜんしませんでした。
でも、これがYOH選手なんですもの。
これで良いんです。
お疲れ様でした。
シートベルトが決まらなきゃ勝てません
次はウィーラー・ユウタ vs エル・リンダマンです。
勝ちパターンをリンダマン選手に完全に読まれていたユウタ選手。
チャンピオン対決だったのですが、こちらはしっかり差が出てしまったような気がします。
ユウタ選手はいつもの自分の試合を心がけて闘っていたように見えました。
特に相手がリンダマン選手であることを意識することなく、いつもと同じ。
でもフィニッシュを見ると、リンダマン選手はユウタ選手のことをしっかり研究していたことがわかります。
首筋へのエルボー連打はシートベルト・クラッチの合図ですから、エルボーで半失神のような状態にならなければ、シートベルト・クラッチは決まらないのです。
見るからに頑丈そうなリンダマン選手をあの程度のエルボーで微睡ませるのは無理でした。
ユウタ選手もティタン選手と同じく、ちょっと存在感が薄れてきた印象です。
でもティタン選手は丸腰ですが、ユウタ選手はチャンピオンなのでマズいです。
残りの試合での奮起を期待します。
チャンピオン対決はXディビジョンの勝ち
次はエース・オースティン vs 石森太二です。
こちらも前の試合に引き続きましてチャンピオン対決だったのですが、こちらはチャンピオン対決という名に相応しい良い試合でした。
良い試合になったとはいえ、石森選手が負けるなんて思ってませんでしたから、驚きました。
オースティン選手のTHE FOLDが炸裂したとき、解説のTAKAみちのく選手も言っていましたが、石森選手は喰らいながらもロープに近づいたようにボクも見えたので、この流れは石森選手の流れだと思ってしまいました。
ところが今度は石森選手のBone Lockをササッとエスケープした時に、あれ?もしかして石森選手の負けもあるんじゃない?と思い始めました。
でも、2度目のTHE FOLDをリバースのブラディクロスで返した時はやっぱり石森選手の勝ちだわ、と思っちゃいました。
それなのに、丸め込まれてしまいました。
最後の最後までどっちが勝つのか予想をコロコロ変えざるを得ない試合でした。
これでオースティン選手はIWGPジュニアヘビー級への挑戦が決まったはずです。
こんな試合をセミ前にやられた後ろの選手しんどいでしょうね。
BUSHI大逆転パターン確立
次はBUSHI vs エル・デスペラードです。
デスペラード選手が最初からあからさまにBUSHI選手のことをナメていた感じがありましたね。
こうなると、ボクはBUSHI選手に勝って欲しいと思っちゃうタイプです。
ところが、こりゃナメられても仕方がないな〜と思うほどにデスペラード選手に追い込まれていくBUSHI選手。
またしてもTシャツを脱ぐ間も与えてもらえぬまま終わるのか、と不安になったところでカナディアン・デストロイヤーが炸裂。
※実際はその前に派手なコードブレイカーとか串刺しドロップキックがあったんですけどね。
これが出たらもう勝てる、BUSHI選手の大逆転パターンだと確信しました。
果たしてBUSHI選手のMXが見事に決まりまして、勝ちました。
未だ諦めてなかったみたいで良かったです。
SHOと渡辺桃が結婚したりして
次は高橋ヒロム vs SHOです。
今回はEVIL選手のみの参加となりましたが、この試合でも拷問の館の皆さんはプロレスファンを拷問にかけるわけです。
よく見えなかったのですが、SHO選手はレガースにトーチャーツールを入れて蹴っ飛ばしたんじゃないかと思うんですが、どうでしょう?
少し前にスターダムの渡辺桃選手がAZM選手にやったやつなんじゃないですかね。
あのとき、桃選手はSHO選手の試合を観てスパナ使おうと思ったのかな〜と思っていたのですが、今度はSHO選手が桃選手を見てるんじゃないかと思っちゃいました。
意外にSHO選手と桃選手が結婚したりするんじゃないかと思ったりもしました。
それはともかく試合としてはあんまり面白いものではなかったですね。
別に凶器を仕込んだりしなくても新技があるんだったら、それで普通に勝てば良かったのに、と本人も思っているかも知れませんね。
真面目にヒールを貫いているところがYOH選手よりも好感がもてます。
選手に座礼したくなる名勝負
最後はロビー・イーグルス vs エル・ファンタズモです。
セミ前のチャンピオン対決のオースティン vs 石森が好勝負だったので、このカードでそれを超える自信があるってことなんだな、新日本?という期待値が上がりまくりの状況だったのではないかと思います。
結果、その期待値を遥かに超えて、観ていた人全員がここまでやってくれて本当にありがとうございました、と座礼をしたくなるほどの好勝負、いや名勝負となりました。
両選手とも、これまでの試合では全てを出し切っていたわけじゃなかったんだな、と思いました。
きっとこの試合も限界まで来たわけではないのかも知れません。
次はさらに凄いことになるんじゃないかとも思わせました。
でも、現状でやれることの最大限を出し切ってくれたとは思います。
これ以上を望んだら、バチが当たりますよね。
言葉でどう書いたら良いものか、全然思いつきません。
未だ観てない方はぜひ観て下さい。
ライブでこの試合を観戦なさった方は、たいへんな幸運の持ち主です。
リアルタイムでワールドやサムライTVで観戦できたボクらもラッキーだったと思います。
プロレスを好きになってよかったと思わせる試合でした。
それではまた。
ありがとう!