元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回も『スーパージュニア』の感想でございます。
大体3試合分ぐらいの感想を書くのが丁度いいかなと思っているのですが、このところ公式戦が5試合ずつ行われているの、5試合分の感想を書いています。
ところが、次の大会から公式戦が10試合行われるということで、10試合分の感想を書くことになりそうです。
今から不安になっておりますが、よろしくお願いします。
趣味で書いているわけですから、しんどいならやめておけばいいだけの話です。
でも、よし書いてやるぞという気持ちと10試合の中から3試合ピックアップして書くのでもいいかな、という気持ちがせめぎ合っている現状です。
BEST OF THE SUPER Jr.29
今回のBブロックの公式戦も大変興味深い試合ばかりでした。
やっぱりBブロックのほうが好きかな〜なんて思ってましたが、この感覚もA、B同時開催となると、どうでも良くなりますね。
DOUKIに勝って欲しかった
まずはロビー・イーグルス vs DOUKIです。
前回以前の対戦のことなんてさっぱり覚えていないのですが、このカードこれまではDOUKI選手の3連敗だそうですね。
たぶんこれまでは、格付から考えるとナチュラルなことで少しも驚かないわけですが、今回はDOUKI選手の格上げがなされる大会だと捉えておりますので話が変わってきます。
IWGPジュニアヘビー級王座戴冠経験のある選手のうち、1人ぐらいはなんとか勝って欲しいのです。
そうなるとBブロックではBUSHI選手、エル・デスペラード選手、そしてロビー選手となるわけです。
いちばん劇的なのは、記者会見でモメたデスペラード選手から勝つことですが、ここまでの闘いっぷりを見るとデスペラード選手はかなり安定しておりますので、何かエクスキューズ(ケガしてるとか)がないと勝てそうな気がしません。
そうなると、ここはひとつロビー選手に勝っておきたいところです。
※BUSHI選手には勝ったことがあるように気がしてますが、違ってたらごめんなさい。
DOUKI選手からはロビー選手を食ってやるという意気込みをビンビン感じました。
トペ・スイシーダ式DDTがその最たるものだと思います。
あの技にはムチャクチャビックリしました。
いつものトペだと高をくくってましたからね。
しかしながら、いつも通りのロン・ミラー・スペシャルで轟沈。
1点集中攻撃を得意とする選手は、勝つも負けるも自在です。
どんなに追い込まれても、仕込みをしっかりやっていたらすぐ勝てますから、最後までどうなるやらわからないという展開を作れます。
このタイプの選手に勝つにはやっぱりDOUKI選手も1点集中の仕込みをやっておかないと厳しいのかな、と思えました。
まだまだ、ロビー選手の手のひらの上だったのかも知れませんね。
よし、次だ次。
あら、TJPが負けた
次はエル・リンダマン vs TJPです。
終始TJP選手が押していたように思っていたので、ドスンと重たいジャーマンが炸裂しても普通にキックアウトするかと思ったら3カウント入っちゃって、モヤモヤしましたね。
別にリンダマン選手が勝っても全然いいんですけども、もう1つ2つ畳み掛けてくれるとわかりやすかったです。
TJP選手にはそんなつもりはないのかも知れませんが、顔面ウォッシュに、スワンダイブ式のDDTは大谷晋二郎選手の技ですので、単純に現在療養中の大谷選手にエールを送っているようにも思いました。
ボクが知る限りでいちばんジュニアが熱かった時代の大谷選手の技を使うことで、再びジュニアに熱を蘇らせようとしているように思えて、TJP選手は勝っても負けても、リングで闘っていることが嬉しい選手に思っています。
リンダマン選手はチャンピオンなんで、そんなにホイホイ負けてられないですから、仕方がないです。
BUSHI完勝
次はマスター・ワト vs BUSHIです。
普通にBUSHI選手が勝ちました。
順当な結果だと思いますが、ワト選手にはもうちょっと抵抗して欲しかったですね。
いや、あれで抵抗してたのかな?
やることは派手なんですけども、試合展開と負け方がヤングライオン的でしたね。
何しろ、BUSHI選手はいつも出してる技のいくつか、を出さずに終わっちゃっいましたからね。
トペとミサイルキックからのウインドミルなどがそうですね。
トペなんて、これさえやればBUSHI選手のお仕事完了というような技なのに。
当然逆転のカナディアン・デストロイヤーも当然ありませんし。
ワト選手はバックステージで、逆転の優勝をほのめかしていますが、100%ないと言い切れる内容でした。
MX直前のコードブレイカー、あれはワト選手的には空中で止めるつもりだったんじゃないですかね。
だから、凄く高く持ち上げたんですけども、踏ん張りきれずに炸裂して、結構なダメージを食らったんじゃないかな。
そのダメージでMXをこらえることも、かわすことも出来ずに負けるしかなかったんでしょう。
今後ジュニアの中心人物になることを期待される選手としては、最悪の負け方です。
ワト選手、相当頑張らないとキレイに埋もれてしまいそうです。
たぶんタッグのベルトも失うでしょうから『スーパージュニア』後もキツそうです。
さてどうしたら良いか?
そうですね、ティタン選手と対戦した時にでも、何か因縁を作って、メキシコまでティタン選手を追いかけなきゃならないシチュエーションにしましょう。
それによってもう一回メキシコ修行に出るというのはどうでしょう。
そして、帰国時にはマスクマンになりましょう。
それぐらいしないともうダメだと思いました。
ティタン3連敗
次はティタン vs エル・ファンタズモです。
勝敗だけでいうと、ワト選手と同じく3連敗となってしまったティタン選手。
ただ内容が全然違います。
この内容ならここから勝ち星を重ねることになるでしょう。
この3敗目もマスクを取らちゃったことによる隙きができたせいで負けたということになっています。
※ボク的にはマスクを取った時点で、ファンタズモ選手の反則負けで良いんじゃないかと思いました。
ファンタズモ選手がこうでもしないとティタン選手に勝てないという状況だったように思いますので、実質ティタン選手の勝ちということです。
ちょっと心配なのは、ティタン選手か張り切りすぎてケガしちゃうんじゃないかというところです。
特にどこにそれを感じたというのはハッキリしてないんですが、なんとなく、この人無茶しそうだな〜という雰囲気を感じてしまいます。
とにかく無事にリーグ戦を終えて、ちゃんとメキシコに帰って欲しいです。
そうそう、逆牛殺しみたいな技をティタン選手が見せましたね。
カナディアン・バックブリーカーの体勢でぐるぐる回って、顔か腹あたりに膝を立ててました。
あれは「うわっ!」と声が出てしまうエゲツなさでした。
ああいうのをシレッとやってしまうところにティタン選手の恐ろしさを感じました。
プレイヤーの感じる素晴らしさ
最後はウィーラー・ユウタ vs エル・デスペラードです。
ユウタ選手がどういう選手であるかというのを、ユウタ選手を知らない人に伝えるにはどうしたら良いのか。
「テクニックがすごい」みたいな抽象的なことでしか表現できない選手でした。
ジュニアらしいわかりやすい動きがそんなになく、ベーシックなテクニックが見た目の若さと反比例してベテランのような上手さを感じる選手です。
これがチェーズ・オーエンズ選手のように見た目とテクニックの熟練度がマッチしてると、実年齢が若いこととのギャップで語れるんですけどね。
だから結局、男前としか表現出来なかったりします。
これはボクのようなただ観てるだけの人の印象ではなかったのが、デスペラード選手のバックステージコメントでわかりました。
正直なところ、第一印象、『NJPW STRONG』見ている時も、AEWの解説に入って彼を見ている時も、ず~っと何か一つこれと言って特徴的なものがないなあっていうのが、失礼ながら第一印象だった。
引用:新日本プロレスリング公式サイト
ボクの記憶力が悪いのも当然あるんですが、ユウタ選手を『NJPW STRONG』で観ていたのにどんな選手だったかいまいち思い出せない感じがあるのは、同じだったんだな〜と。
ところが肌を合わせてみると違ったみたいで
やって分かる素晴らしさと見て分かる素晴らしさは、必ずしも両立しないんだが、アイツは絶対こっから伸びるぞ。こっから宝だ。
(中略)
ノブさんとスペシャルシングルマッチを何回かやれよ。絶対凄い選手になるぞ、お前。
引用:新日本プロレスリング公式サイト
闘ったものにしかわからない、お客様には伝わりづらい素晴らしさが、どうもユウタ選手にはあるみたいです。
この言葉にゲスト解説の鷹木信悟選手も、デスペラード選手がこう言うんだったら闘ってみたいというようなことをおっしゃってました。
つまり鷹木選手も間近で試合を観ていたのに、ユウタ選手の素晴らしさをそんなに感じなかったということです。
そして、デスペラード選手からはこのユウタ選手の素晴らしさを自分は表現しきれなかったが、金丸義信選手ではそれが出来るだろうし、ユウタ選手自身も金丸選手と絡むことで自ら表現できるようになるんじゃないかということです。
また鷹木選手は、俺だったらユウタ選手の良さを引き出せる、と感じたのではないでしょうか。
このコメントによって、ボクらプロレスファンはユウタ選手をもっとしっかり観てやろうという気になりました。
ユウタ選手への興味がさらに湧いた方もたくさんおられるでしょう。
肌を合わせた選手にしかわからない素晴らしさをなんとか理解したいという気持ちになりました。
ボクはこの試合だけ見返しました。
確かに素晴らしい選手だろうけども、何がどう素晴らしいのか、ボクの語彙力、表現力のなさもあるでしょうが、上手く伝える言葉が見つかりません。
このリーグ戦、ユウタ選手が花を咲かせるところを見られるかも知れないというワクワク感を覚えました。
AEWでは花が咲きそうにないみたいなので、ぜひ新日に継続参戦して下さい。
プロレスの楽しみ方は人それぞれでいいと思うんですが、デスペラード選手は時々こうしてこう観ると良いよ的なことを教えてくれるのでありがたいです。
これがトップ選手なのです。
それではまた。
ありがとう!