元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回は『スーパージュニア』の感想です。
BEST OF THE SUPER Jr.29
今年の『スーパージュニア』は例年にないほど楽しい試合連発していると思うのですが、ボクのツイッターのタイムラインですはあまり話題になっていない気がしています。
ボクがツイッターを見たタイミングもあるんでしょうけど、昨日は武藤敬司選手のことでいっぱいでした。
左股関節唇損傷により、今年1月から長期欠場していた元GHCタッグ王者の武藤敬司(59)がリングに帰ってきた。メインイベン…
ということで、今回も公式戦を振り返ってまいります。
徹底したヒール
まずはクラーク・コナーズ vs SHOです。
ゲスト解説だった鷹木信悟選手も言ってたんですが、このカードなら真っ向勝負を観たかったですね。
もし真っ向勝負なら、結構似ている部分があって公式戦の第1試合から物凄く熱い試合になったんじゃないかと、カンタンに予想できます。
ただし、SHO選手は実に真面目です。
しっかりヒールという立場を全うしました。
本人的にも、もしかしたら真っ向勝負をやりたくなっていたかも知れません。
だけど、それをやってしまったら、ここまで自分が築いてきた「ヒールとしてSHO」がガラガラと崩れてしまいます。
だから、いつも以上に徹底してヒールをやったんじゃないでしょうか。
コナーズ選手からしても、やっぱり真っ向勝負がやりたかったと思いますが、今回の負け方ならはつづきがあるでしょう。
次に期待します。
続きはSHO選手がフェイスターンしてからが良いんじゃないでしょうか。
さて、コナーズ選手はよく頑張っているように思います。
しかし、他の初参戦の選手に比べますと、インパクトが小さめです。
この分だと全敗もありえます。
パワーを見せつけたり、瞬発力を見せつけたり、という部分で勝負するのはちょっとキツいかと思います。
よって、柴田勝頼選手のお弟子さんということで、まあまあ日本語が行けるんだったら、勝たないとマイクが出来ないので、試合前にマイクで相手を日本語で挑発するとかやると、今日は何を言ってくれるんだろ?と楽しみになります。
拙い日本語を一生懸命話そうとする外国人は、かわいく見えますのでゴツさとのギャップもあって爪痕を残せそうな気がします。
ジュニアタッグとのバランス
次は田口隆祐 vs フランシスコ・アキラです。
アキラ選手ですが、ヒロム戦もそうだったんですが、ここでも体重差が結構響いていたように思いました。
いくらジュニアとはいえ、あまりにも軽すぎるのかな、と。
それと当たったタイミングもアキラ選手的にはちょっとしんどかったでしょうか。
TJP選手が早々にジュニアタッグ狙いを宣言しておりまして、そうなると当然タッグパートナーは同じユナイテッド・エンパイアのアキラ選手になります。
このリーグ戦に今ひとつ思わしくない成績で終わってしまったとしても、その向こうでジュニアタッグのタイトルマッチが組まれるのなら、それはそれでいいとなります。
それを見越して、TJP選手は誰よりも先にジュニアタッグの話題を出してきたのかも知れません。
そのおかげでチャンピオンチームの田口&ワトとユナイテッド・エンパイアの対戦に多少注目が集まったかと思います。
そこでTJP選手はワト選手にしっかり勝ちました。
そうなると、タッグパートナーである田口選手まで負けるというわけには行かないです。
これがワト vs TJPが田口 vs アキラより後に組まれていたら、アキラ選手が勝つ可能性は結構上がったんじゃないですかね?
それぞれがシングルマッチで闘って1勝1敗になりまして、タッグで決着つけようという流れになりやすくなって良かったんじゃないですかね。
師匠に当たるのかな?ウィル・オスプレイ選手が体を大きくして大成功を収めていますので、アキラ選手ももう少し大きくなれば、向かうところ敵なしになるでしょう。
体を大きくする方法をオスプレイ選手に学んで欲しいです。
金丸劇場
次はYOH vs 金丸義信です。
完全なる金丸劇場でしたね。
YOH選手は全く何もさせてもらえないまま、金丸選手の誘導によってウイスキーミストを噴射して勝ちました。
ここまで実力の差を見せつけられた上で勝ってもYOH選手は素直に喜べないんじゃないでしょうか。
と思ったら、
ベストを…ベストを尽くした戦いでした。金丸さん、ありがとう
引用:新日本プロレスリング公式サイト
結構、この勝ちに満足している様子。
なるほど、これが今のYOH選手のベストなのですね。
何もさせてもらえなかったのがベストなのか?
そんなことないと思いますけどね。
YOH選手がジュニアのトップ3(石森太二、エル・デスペラード、高橋ヒロム)の牙城を崩す日はもう来ないか、かなり先の話になりそうです。
とにかく金丸選手にかかっても、この程度しか引き出せなかったYOH選手は、そうですね、もう一回海外に出たほうが良いかも知れません。
さすが横綱、高橋ヒロム
ここからの2試合はほとんど同じような試合だったように思いました。
まずはエース・オースティン vs 高橋ヒロムです。
ヒロム選手の懐の深さを思い知りました。
やっぱりヒロム選手は新日ジュニアの横綱なんだな、と思いました。
しっかりオースティン選手の力を引き出した上で、ヒロム選手最高級の技であるTIME BOMBⅡで仕留めたのは、オースティン選手に対するリスペクトを感じました。
また他団体のチャンピオンに対するリスペクトも感じました。
最後、ベルトを巻くポーズをヒロム選手はしていたので、今度はヒロム選手がオースティン選手のホームリングに言ってタイトルマッチをしようと言っていたのではないかと思います。
そこでオースティン選手がリベンジできたら、ヒロム選手相手にベルトが防衛できたら最高なんじゃないですか。
力の差を見せつけはしましたけども、オースティン選手が勝っててもそんなに違和感のない内容だったと思います。
たぶんこれは、ヒロム選手の導きが上手かったんだと思います。
相手のやって来ることがある程度わかってきたら、もっと噛み合った試合になるはずです。
さすが横綱、石森太二
そして、最後はアレックス・ゼイン vs 石森太二です。
パッと見すぐわかるほどの体格差ではありましたし、ここまでのどの試合よりもゼイン選手がフルスロットルだったのですが、石森選手は特に問題にせずしっかりと勝ちました。
こちらもヒロム選手同様に見事な新日ジュニアの横綱っぷりを見せつけました。
ヒロム選手とはまた違いまして、ちゃんと相手を倒すまでの道筋が計算されて進行しているところにチャンピオンとしてのプライドを感じました。
ゼイン選手が腕にテーピングをしているというのもあったんですが、得意の腕殺しでジワジワとヒットポイントを削っていってのBone Lockでした。
相手の攻撃をしっかり受けながらも、勝利への布石をちゃんと打って、誰も納得の試合運びで勝つというのは石森選手が最も突出していると思います。
バックステージのコメントでは新日ジュニアへの危機感を語りました。
今回出ている初参戦、初出場組の奴らと外国人の奴らは序盤で確かに爪痕を残しているぞ。それに比べ、若干だけどな、今既存の奴ら、なんか置いていかれるぞ? 埋もれるぞ? 世界最高峰のジュニアの祭典やってんだよ
引用:新日本プロレスリング公式サイト
試合内容でチャンピオンとしてのプライドを、そしてバックステージでは新日ジュニアのトップ選手としてのプライドまで表し、既存の選手へ発破をかけました。
既存の選手というのは、おそらくマスター・ワト選手、BUSHI選手、YOH選手のことでしょう。
この『スーパージュニア』での外国人選手がすごすぎて、本当に埋もれてしまいそうですので、奮起してもらいたいです。
それではまた。
ありがとう!