元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回は5月21日の新日本プロレス『BEST OF THE SUPER JR.30』の感想を書いてまいります。
宜しくお願い致します。
BEST OF THE SUPER JR.30
今年の『スーパージュニア』は連戦が続いたのもあって、あっという間に終盤でございます。
大方、どの選手が優勝決定戦に絡んでくるのかが見えてきた感じでしょうか。
それでは振り返ってまいります。
チャンピオンだもの
まずはティタン vs DOUKIです。
内容的にはほとんどDOUKI選手が押していました。
ルチャのことあんまり知らないんですが、この試合はルチャ成分がかなり高かったんじゃないですかね。
そういう試合でDOUKI選手が押していたのは、結構スゴいことなんじゃないかと思いました。
でも、ティタン選手はCMLLのチャンピオンだそうですから、ルチャの土俵で同じルチャドールのDOUKI選手に負けるわけには行かなかったのでしょう。
ほぼジャベ・インモルタルのみで勝ってしまいました。
入り方が違うとはいえ、鎌固めオンリーでフィニッシュというのは、あまりに雑な気がしました。
テクニックをパワーで粉砕
次は金丸義信 vs クラーク・コナーズです。
2人がどういう選手なのか、初めて観た人にもしっかり伝わるようなわかりやすい試合でしたね。
金丸選手が足四の字などの足殺しでかなり追い込んだものの、コナーズ選手のパワー殺法でサラッと粉砕。
コツコツ積み重ねたものが一発で何もかもを粉々にしてしまいました。
コナーズ選手のキャラが伝わってきます。
No Chaserという技は金丸選手の受けの巧みさがあまり出せないのが、唯一もったいないところでした。
金丸選手はやられ方が芸術的ですから。
そこが最も技術力を感じられるところですから。
HOTの圧勝
次はKUSHIDA vs SHOです。
序盤は誰もが観たかったであろう、SHO選手の正々堂々とした試合で楽しかったです。
そのまま本当に正々堂々で終えてしまうのも良いかなと思い始めたところでEVIL選手がしっかり介入。
HOT(ハウス・オブ・トーチャー)ファンをけしてガッカリさせることはないのでした。
後で試合が控えているケビン・ナイト選手も出てきて、タッグマッチの様相まで見せたんですが、チャンピオンチームでありながら、イニシアチブはHOTに奪われていたように思いました。
これからJET SETTERSが巻き返すのはかなり大変なことになりそうですね。
試合はKUSHIDA選手が勝ったんですが、負け等しい内容でした。
またしても崩れてしまった通天閣
次はマスター・ワト vs BUSHIです。
今回もボク的には説得力に欠ける展開でのワト選手の勝ちに思えました。
ワト選手をなんとかジュニアのトップ選手に押し上げたい、ヒロム選手に並ぶ人気選手にしたいというみんなが思っているし、本人も当然そう思っていることでしょうが、決めきれませんでしたね。
今回もまたしても通天閣ジャーマンは型崩れしてしまいました。
フィニッシュに利用するようになってから、精度が悪くなりました。
フィニッシュに使うとなると、ちょっと緊張してしまうんですかね?
決めるべき時に、しっかり決めるようにならないとお膳立てが出来上がっているだけにこのままでは反発が生まれてしまいかねません。
※あの崩れ方もワト選手の味捉えてるファン方が多かったら、そんな心配は無用なんですが。
この感じで優勝しちゃったらどうしようと思って、星取表見たらワト選手は点数はトップなんですが、なかなか厳しい状況でした。
今回はまだ優勝しなくていいと思います。
ここが勝ちどころ
次は田口隆祐 vs マイク・ベイリーです。
田口選手の巧みな試合運びにベイリー選手も翻弄されまして、誰もがやっと田口選手の勝ちが観られるとワクワクしたんじゃないでしょうか。
いや、ここで田口選手が勝たないとダメだった気がします。
一番盛り上がる勝ちどころはここだったと思うからです。
最終戦がKUSHIDA戦です。
KUSHIDA選手に勝ってもあんまり喜べないでしょ?
優勝争いしてるベイリー選手から勝っちゃうのが、田口選手らしいと思ったんですけどね。
田口選手の全敗が確定した気がしました。
説得力充分の一撃必殺大逆転
次はロビー・イーグルス vs ダン・モロニーです。
ティタン選手とワト選手の勝利が一発逆転ホームランみたいなもので、ボクはそれが気に入らないんだろうな、と受け取った方もおられるかも知れませんが、そういうわけではありません。
この試合も同じように散々ロビー選手の足殺しに苦しめられたモロニー選手が必殺のドリラ・キラ一発で勝っちゃった試合でしたが、これは納得の勝利でしたね。
つまりは最後の技にどれだけの説得力があるか、そこに尽きるんです。
開幕前からロビー選手に対してだけ、特別な意識があると明言していたのもあって、これまで見せたどのドリラ・キラよりも力のこもったドリラ・キラだと思わせました。
これでキックアウトされたら、まず間違いなくモロニー選手の負けですし。
それぐらい攻め込まれてました。
これまでの試合でモロニー選手は肩が外れちゃってたそうですし、ヒザも悪いとのことで、どの選手も負傷を抱えているとは思いますが、とりわけダメージが大きそうです。
たぶん自分がヘビー級のときと同じように受けてたら、思ったよりダメージが深かったんじゃないでしょうか。
モロニー選手にとってロビー選手に勝つことが、この『スーパージュニア』での大きな目標の1つでしょうから、良かったんじゃないでしょうか。
タッグ戦線への布石
次はリオ・ラッシュ vs TJPです。
コンディションがあまり良くないように見える両者。
2人とも肩にテーピングがあります。
それでも2人ならではのトリッキーな攻防にシビレます。
この試合のTJP選手はいつもよりもラフが多めでしたかね?
それによってリオ選手のスピード感を際立たせようとしたのかな?
しかもTJP選手はリオ選手のスピードに劣らないのがスゴいですね。
これだけ穴のない選手なのに優勝戦線から脱落してしまうんですから『スーパージュニア』で優勝するのは大変なことなんですね。
TJP選手が優勢に進めていたのだが、フェイントのキックからペースを掴み直すと一気に畳み掛けられて負けてしまいました。
これは次のジュニアタッグの挑戦者チームはCatch2/2ではなく、リオ&YOHであるということでしょう。
もう次のシリーズへの布石が打たれているのです。
煽りは特になし
次はYOH vs ケビン・ナイトです。
危なげなくYOH選手が勝ってしまいました。
ケビン選手は若干ワト選手と似ていて、技一つ一つはインパクト絶大なんですけど、繋がらないところがあります。
だから、攻撃がすぐに寸断されてしまい、ペースを握り返せないまま負けちゃった感じでした。
かたやYOH選手は煽りがなかったです。
どうやってケビン選手をおちょくるのか、それが楽しみだったのですが、おちょくるまでもないという感じだったんでしょう。
次にケビン選手が対戦する時には、YOH選手におちょくられる選手になっていて欲しいです。
アクシデントは仕方がない
次は高橋ヒロム vs 石森太二です。
石森選手、無念のレフェリーストップ負けでした。
決定打はラリアットの相打ちだったのでしょうが、それよりずっと前のヒロム選手のファルコンアローの時点で右肩を押さえて右腕を振ってました。
テーピングを施せば試合ができる程度なのか、無理せずやめておいたほうがいいレベルなのか分かりませんが、大事に至らないことを祈ります。
前にゲスト解説で棚橋弘至選手が言っていたのですが、筋肉量が多いと関節の可動範囲が狭くなってしまいがちでサブミッションが有効なんだそうです。
石森選手も筋肉量が観るからに多いでしょうから、よく見るラリアットの相打ちだったのにケガをしてしまったのかも知れませんね。
とにかく、軽傷であることを祈るのみです。
アキラの勝利が観たかった
最後はエル・デスペラード vs フランシスコ・アキラです。
このタイミングでこの試合展開なら、アキラ選手の勝利のほうが盛り上がったんじゃないでしょうか。
試合後のマイクでデスペラード選手の言った、そろそろデスペラード選手が優勝しないと観てる側も飽きてくるというのは、ヒロム選手の優勝には飽きるということでしょうか。
ボクは連覇の時点で飽きてるんで、三連覇してしまった昨年以降はこの際何連覇でもしたら良いじゃないかと、思ってます。
ヒロム選手が引退するまで優勝で良いです。
こうやってヒロム選手以外の選手もしっかり良い試合を見せてくれるのなら、それでも良いかなと思っています。
今回、デスペラード選手が優勝したらいろいろ変えると宣言しておられます。
しかし、デスペラード選手曰くやってることが変わってないのなら、一体何が変わると言うのでしょう?
それならデスペラード選手以外の優勝のほうが変化を感じられそうです。
ガラッと変わって欲しいです。
ともかくこの試合はアキラ選手が勝つところを観たかったです。
それではまた。
ありがとう!