元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回は5月17日に行われました新日『スーパージュニア』の感想を書いてまいります。
宜しくお願い致します。
BEST OF THE SUPER JR. 30
東北のお客さんはおとなしいのかな〜と秋田大会を観て思っていたのですが、仙台大会は大いに盛り上がってましたね。
お客さんが盛り上がると選手の士気も上がって、好勝負連発をして、それによってお客さんもさらに盛り上がるという好循環が、仙台大会では生まれていたように思いました。
やっぱりプロレスというのは、選手とお客さんが一体になって、全員で面白がろうとすることにより、良い興行になるんだな〜と思いました。
本日も『スーパージュニア』がありますが、ライブ観戦なさる方は無理矢理にでも盛り上がって下さい。
そうすれば、本当に盛り上がりますし、好勝負が連発します。
それでは振り返ってまいります。
ほとんど田口の完封勝ち
まずは田口隆祐 vs 高橋ヒロムです。
結果としては田口選手が負けてしまいまして、早くも負け越しが決定したのですが、試合内容は完全に田口選手の勝ちでした。
しかも完封勝ちです。
この内容でなぜ負けてしまうの?と思わせました。
ここまでヒロム選手に何もさせなかった選手って、これまでいたんか?となるほどの完封劇でした。
実質、ヒロム選手は最後の名も無きヒロムロールしか出してないんじゃないです。
結果がついてこなかったということで、田口選手がシリアスモードで闘うことに意義を見いだせなくなってやしないかが心配です。
ボク的には『スーパージュニア』の間はシリアスモードのままで駆け抜けて欲しいです。
なんと5連敗
次はケビン・ナイト vs BUSHIです。
いくらなんでも田口選手が負け越しを決めてしまった直後にBUSHI選手まで負け越しを決めるとは考えてなかったので、この敗戦にはちょっと驚きました。
コンディションの良いベテランが白星配給係をやらされてしまうほど、今年の『スーパージュニア』出場者はレベルが高いということでしょうかね。
この試合のBUSHI選手も決して悪くなかったので、どこかでBUSHI選手の存在感を示せるようなものを見せつけて欲しいです。
劇団HOT
次はTJP vs SHOです。
この『スーパージュニア』では、劇団HOT(ハウス・オブ・トーチャー)と呼んでも良い大活躍のEVIL&SHOです。
毎回いろんな出し物で我々を楽しませてくれております。
今回はなぜかUE(ユナイテッド・エンパイア)の一員として現れたEVIL選手。
ここまでの毎試合、某かの仕掛けを用意し続けてこられています。
こうなると、ファンとしては、次は何をしてくれるんだろう?と期待します。
『スーパージュニア』の優勝の行方とは全然違う方向でワクワクさせます。
そして散々悪いことを重ねた後にスッキリと負けてしまう。
完璧でした。
TJP選手のカッコよさも十二分に引き出した上に、ですからね。
これまでHOTに対してリアルに不要論を唱えていたアンチの方も、この活躍にはさすがにその存在価値を認めざるを得ないんじゃないでしょうか。
筋肉こそ凶器
次はフランシスコ・アキラ vs クラーク・コナーズです。
アキラ選手的には屈辱的な内容になってしまいましたかね。
アキラ選手のあらゆる攻撃が、コナーズ選手の鋼鉄の肉体の前には通用しないという印象がついたからです。
こんな試合ができるなら、イス攻撃でヒール感をアピールしなくても恐さや非情さを出せたのに、どうして最初からやらなかったんだろ?なんて思ってしまいました。
まさに筋肉こそ最大の凶器でした。
アキラ選手が雁之助クラッチを使いました。
あの技、好きなのであれで決まって欲しかったと思いました。
イタリアン・ストレッチNo.32免許皆伝
次はリオ・ラッシュ vs DOUKIです。
イタリアン・ストレッチNo.32の開発者の解説のミラノコレクションA.T.さんが、あの技は今やDOUKI選手のオリジナルと言っても良い、という免許皆伝、いやそれ以上の賞賛をした見事なフィニッシュでした。
ここでDOUKI選手が全勝のリオ選手を止めたら、面白くなるな〜とは思っていたのですが、さすがに難しいか?なんて思ってました。
それが動きも連勝も止めてしまいました。
振り返ってみると、最初からDOUKI選手の集中力は素晴らしかったですから、勝っても不思議なものは感じませんでした。
このまま優勝して欲しいです。
そういえば、J5G(ジャスト・ファイブ・ガイズ)にはミラノさんから免許皆伝された人がもう1人いましたね。
パラダイスロックを使うSANADA選手ですね。
ミラノさんに免許皆伝されるといずれチャンピオンになるんでしょう。
ということは・・・。
足殺しマイスター対決は金丸の勝ちだけど・・・
次は金丸義信 vs ロビー・イーグルスです。
てっきり足の殺し合いになるんだろうな〜と思っていたのですが、全然そうはなりませんでした。
足殺しマイスター対決は金丸選手のほうが1枚以上、上手でした。
これまでのロビー選手だったら、足殺しが機能しなかったら、もう丸め込むしかなかったわけですが、この『スーパージュニア』からTriggerという新必殺技があるおかげで、足殺し対決に完敗しても勝てるわけです。
良い技見つけましたね。
こりゃ引っ張りだこになるわ
次はティタン vs マイク・ベイリーです。
ティタン選手の良さが今まで全然わからなかったんですが、この試合では良い選手だな〜と思うことが出来ました。
それはひとえにベイリー選手のおかげだなと思いました。
ベイリー選手がティタン選手を通常よりもひとつ上のレベルに引き上げて試合をしていたように思いました。
ベイリー選手を語るとき、短期間にたくさんの試合をこなしことがよくでてきますが、それは尋常ならざる体力の持ち主、疲れ知らずという意味に捉えていました。
でもそれだけではなかったのです。
体力がエゲツないのはもちろんなんですが、こうやって相手選手をしっかり光らせることが出来るし、相手がどんなスタイルであっても対応できるというところが、是非ウチで試合して下さい、とオファーが殺到する理由なんじゃないかと思いました。
この2日でベイリー選手がこなしてきたKUSHIDA戦とティタン戦はぜんぜん方向性の違う相手ですが、どちらにもしっかり対応してましたもの。
すごい選手です。
DOUKIが先に行ってます
次はマスター・ワト vs ダン・モロニーです。
ワト選手はDOUKI選手を同世代と捉えているようで、記者会見でDOUKI選手とともにジュニアの景色を変えたいというようなことをおっしゃってました。
マスター・ワトです。今年で30回目を迎える『BEST OF THE SUPER Jr.』」ですが、自分が優勝してジュニアの新日本プロレスの新しい幕を開けたいと思います。そして、その先の目標も決まっております。マスター・ワトが新しい時代を切り拓きます……。と思ったんですけど、DOUKI、アンタも上がって来いよ。じゃないと、許さねーよ。まぁいいや
引用:新日本プロレスリング公式サイト
で、この日DOUKI選手は、チャンピオンのヒロム選手と前チャンピオンの石森太二選手を倒したリオ選手を倒すという、金星でしょうか、をあげました。
結果も内容もしっかり充実させてます。
ワト選手もまた、壁だった金丸選手を倒して、この日もモロニー選手を倒して、勝ち星先行としましたが、ボク的にはDOUKI選手に匹敵する活躍には思えないんですよね。
この試合も通天閣ジャーマンがしっかり決まらなかったんですよ。
勢いがすごすぎて、ブリッジに向こう側に行ったというような解説がなされてましたが、高い位置から落とされた上にしっかりしたブリッジでクラッチされるから必殺技になり得るわけですよ。
あんな風に形が崩れてしまったのなら、ボク的にはあのまま押さえ込まずに違う技を1つ挟んで勝って欲しかったです。
出生争いはDOUKI選手が先を行くんじゃないかと思いました。
こういうKUSHIDAが観たかった
次はKUSHIDA vs 石森太二です。
KUSHIDA選手が本隊(ベビーフェイス)で、石森選手がBULLET CLUB(ヒール)なのですが、その試合内容は真逆でしたね。
KUSHIDA選手のこのベビーなのにヒールに見える闘いっぷりこそ、KUSHIDA選手らしさです。
そして、この試合で見せた非情なる足への攻撃こそ、ボクが観たかった、1つ前のベイリー戦に望んでいたKUSHIDA選手です。
とにかく最後までどっちが勝つやらわからない展開でメチャクチャ面白かったです。
KUSHIDA選手が相手の足を四の字にしてからのドラゴンスクリューとか、シェルショック
※実況ではブレードランナーと言ってましたが、KUSHIDA選手が使うならシェルショック(アレックス・シェリー選手の技で、シェリー選手はKUSHIDA選手のかつてのパートナー)じゃないかというご意見を見ましたので、シェルショックと書くことにしました。ちなみに掟破りの逆ボーンロックとの実況もありましたが、あれもボーダーシティ・ストレッチじゃないかとのご意見がありました。本当のところはKUSHIDA選手本人に聞かないとわかりません。
とかレアな技を出して、石森選手をなんとか倒そうという意志が見えました。
しかし、あくまでも冷静にそれを対処する石森選手というコントラストが良かったです。
こんなセミファイナルをやられたら、メインに出る選手はキツいだろうな〜と思ったのですが・・・。
高田純次的YOH完全覚醒
最後はエル・デスペラード vs YOHです。
YOH選手、完全に覚醒しましたね。
実況でも言ってましたけど、こういう感じのことは昔のデスペラード選手もやっていたんですが、それ以上でしたね。
ボクは相手がいくら怒ろうがおちょくり倒し、ふざけ倒し、煽り倒すスタイルは、昔見たどんな相手にも全くひるまずボケまくる高田純次さんを思い出しました。
このときの高田さんが大好きだった記憶が蘇ってきまして、メチャクチャ楽しかったです。
しかも悪ふざけだけでなく、ペースを最後まで握らせなかった試合運びだったり、技一つ一つをキチンと決めていたように見えました。
このスタイルが嫌いなファンの方もおられるかとは思いますが、ボクは本当に素晴らしいと思いました。
やっと見つけたYOH選手の在り方ですね。
マイクも面白かったです。
それではまた。
ありがとう!