元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回も『スーパージュニア』の感想です。
今回はBブロックです。
Aブロックはリアルタイムでは観られなくて、Bブロックはリアルタイムで観たというのもあるのかも知れませんが、Bブロックの開幕戦のほうが断然楽しめてしまいました。
こういうのが『スーパージュニア』よね、という感じがしました。
BEST OF THE SUPER Jr.29
プロレス技の最先端はジュニアにあるとボクは考えています。
これまで観たことがない技術がどんどん出てこないとジュニアには、存在意義がないんじゃないかとすら思っています。
ヘビーのほうは、単純にボクより遥かに大きい人がボクよりも遥かに動けるというだけで、スゲーになるので興味が湧くんですけどね。
この考えが基本にあるので、同じような大会なのにG1前は高揚するのに、『スーパージュニア』はそれほどでもないということが起こるのだと、今朝気が付きました。
ということで、今回のBブロックの開幕戦というのは、最先端はやっぱりここにあると感じたので楽しめたのです。
これが上に書いた「こういうのが『スーパージュニア』よね」なのです。
それでは振り返ってまいります。
DOUKIが勝った!
まずはエル・リンダマン vs DOUKIです。
多くの方が、普通にリンダマン選手が勝つと考えていたんじゃないでしょうか。
ボクも完全にそう思っていました。
なにせ、GLEATのチャンピオンですよ。
相手が新日のチャンピオンクラスだったらまだしも、ジュニアの番付でいうと下のほうに位置するであろうDOUKI選手だというのがビッグサプライズです。
Bブロック公式戦の一発目にこれを持ってきたことで、今年の『スーパージュニア』は予定調和的なものにはならないですから、しっかり観てくださいね、という新日のメッセージを受け取った気持ちになりました。
それでもってGLEATのお偉いさんは本当にグレイトなんですね。
今年のニュージャパンカップ、GLEATのCIMA選手が後藤洋央紀選手に勝ちましたが、これのお返しでしょうか。
それにしたって近々にタイトルマッチを控えている選手の負けを飲んでいただけるなんて本当に感激しました。
あれ?もしかしてそのタイトルマッチ、リンダマン選手負けちゃうのかな?
それはさておき、ずっといい試合をしていたけども結果が伴っていなかったDOUKI選手にやっとこさ花が咲いたので、大変嬉しくなりました。
GLEATのチャンピオンに勝ったんだから、最後まで優勝決定戦進出圏内に残る闘いをするに違いありません。
エル・デスペラード選手にも勝っちゃうんじゃないですかね?
5.28の幕張メッセ大会は大注目です。
リンダマン選手はスペックを聞くとずいぶん小さい選手だな〜と思うんですが、リング上で見るとそれほど小ささを感じませんね。
書類にはこういう部分てわからないですからね。
リンダマン選手が活躍すると、もしかしたら新日はたくさんの才能を眠らせたままにしちゃっていたかも知れないなんて思わせます。
ゆえに活躍させて欲しいです。
ここだけいつものジュニア
次はBUSHI vs エル・ファンタズモです。
いきなりサプライズからスタートしたので、この試合でもいつもと違う何かが観られるのではと過度に期待してしまったのですが、普通にいつも新日ジュニアでしたね。
ファンタズモ選手はヘビー級転向を考えいてるんですか?
だとしたら、ここで無様に負けるわけには行かないけども特に優勝する必要もない、という微妙な立ち位置になってしまったように思います。
そんなファンタズモ選手にはしっかり勝って欲しかったんですが、BUSHI選手はしっかりと負けてしまいました。
その負け方からBUSHI選手は今回は活躍しないのかな〜と思っちゃいました。
どこの会場でも、あの美しすぎるトペ・スイシーダを披露さえすればOKみたいな感じなんでしょうか。
そろそろ毒霧を解禁しないと埋もれてしまいそうです。
闘う阿部寛
次はロビー・イーグルス vs ウィーラー・ユウタです。
イーグルス選手はショートタイツになってましたね。
良いじゃないですか。
あんなにパンパンになった太ももを持っているのなら出したほうが、変則的なキックに説得力が生まれます。
最近ヒザのテーピングを隠すためなのか、ロングタイツを選ぶ選手が多いのですが、ボクは昭和の人間なんでプロレスラーにはぜひとも鍛え上げた肉体を披露して欲しいです。
大体のプロレスラーは、ショートタイツにして欲しいと思っています。
かたやユウタ選手ですが、お顔をちゃんと見たのはこれが初めてなんですが、最近ドラゴン桜の一挙放送見ていたのもあってから、阿部寛さんに似てるなぁなんて思ってました。
かつて橋本真也さんは「闘う渡辺徹」と呼ばれてましたが、さなからユウタ選手は「闘う阿部寛」だな、なんて思ってました。
さてNJPW STRONGでユウタ選手の試合は何度か観たことがあるのですが、どんな技を使う選手だったかまではイマイチ覚えてませんで、なんとなくいい選手だったような、という記憶しかありません。
で、しっかり試合を見てみますれば、イーグルス選手に全然劣っていない実力者に思えました。
アメリカで大出世したそうなんですが、これだけやれたらそりゃ出世するってもんです。
相手を空中に浮かせてのサブミッションなんて斬新でしたね。
今までになかったわけではないですが、あんまりやっている選手を見たことがないのでワクワクしました。
あ、アルゼンチン・バックブリーカーはそのカテゴリーか。
元チャンピオンのイーグルス選手が丸め込んでなんとか勝てたという結果もユウタ選手が評価されているということなんじゃないかと思いました。
ユウタ選手の次戦がメチャクチャ楽しみになりました。
TJP祭
次はマスター・ワト vs TJPです。
ゲスト解説にワト選手のディーバである天山広吉選手がやってきたので、ワト選手が勝っちゃうんじゃないかと思っていたのですが、完敗でしたね。
身体能力が高くて、ちゃんとプロレスが出来る選手と、身体能力が高いだけの選手の違いをまざまざと見せつけられました。
ワト選手はこの一つ一つの技は物凄く美しいんだけども、試合で見ると辻褄が合ってないというか、流れが悪いというか、どうにもしっくり来ない感じがするという課題をクリアしないと、さすがにシングルでチャンピオンにはなれないと思います。
現状のタッグチャンピオンというのも、ワト選手に将来性に賭けてみたというところだと思います。
最初から最後までTJP選手がワト選手を弄んで転がして終わりって感じでしたので、ワト選手はかなり悔しいんじゃないですかね。
TJP選手はバックステージで
お前は俺のマスターでもなければ、明らかに今日、このリングのマスターでもなかった。
引用:新日本プロレスリング公式サイト
とおっしゃってますが、これはワト選手が名前負けしているということです。
グランドマスターになるための道半ばであるなら、マスターを名乗るのは辻褄が合わないわけです。
この辻褄の合わなさがリング上での闘いにも表れているように思います。
今回はたぶん優勝戦には絡まないでしょうから、しっかり他の選手の試合を観たり、実際に闘って体感したりして、今後の方向性を考えたほうが良いんじゃないかと思います。
身体能力は今回の出場選手の中でもトップクラスだと思うので、これを活かせるサイコロジーだったかな?を身につければ、きっとマスターになれるでしょう。
とはいえ、TJP選手が凄すぎました。
ワト選手が相手では真価を発揮することなく終わっちゃった感じでした。
デスペラードは声が良い
最後はティタン vs エル・デスペラードです。
ああ、ティタン選手はこんな選手だったわ、という記憶を呼び起こすだけの試合でしたかね。
今年の『スーパージュニア』はメキシカンが1人だけなんですけど、何年か前の『スーパージュニア』では何人か出てて、その中でいちばん地味だった選手だったんじゃないかという記憶が蘇ってきました。
トップロープからのケブラーダは、ものすごい技であるとはわかっているのですが、「あ、見たことある、見たことある」となってしまって驚きが少なめでしたね。
他にもジャベとか丸め込みとかメキシカンらしいことも「あ、見たことある、見たことある」となっただけでした。
それでもマスクが破かれちゃったティタン選手がロコモノも食らっても最終的には勝ってしまえば、なんかスッキリしたんですけども、普通にデスペラード選手が勝っちゃってガッカリしました。
ティタン選手では締めマイクがキツいということでしょうかね。
ティタン選手はもっとスゴいことを見せられるんじゃないかという気はしたんですが、それを出せないままに試合が終わってしまって、それもちょっと気の毒に思えてしまったのも、どうにもスッキリしない気分になった理由でしょうか。
とはいえ、デスペラード選手が良い声でマイクをすると、全部帳消しになりました。
大したことは言ってないんですが、声が良いというのは大きな武器です。
デスペラード選手のマイクが聞けて良かったな、マイクを聞こうと思ったらデスペラード選手が勝つしかないんだから、これで良いんだと言い聞かせることが出来ます。
この試合を観て、デスペラード選手の優勝はないかな〜と思いました。
こうやって文章にすると、Bブロックもそんなに楽しめてない感じに思えてしまうかも知れませんが、Aブロックよりも断然面白かったです。
きっと多くの方もBブロック面白いな〜と、今後が楽しみだな〜と思ったんじゃないでしょうか。
そうなると、Aブロックの選手もムキになって面白くしようとしてくると思うので、今日のAブロックは激戦必至です。
楽しみです。
それではまた。
ありがとう!