元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回は5月16日に行われました新日の『スーパージュニア』の感想を書いてまいります。
宜しくお願い致します。
BEST OF THE SUPER JR.30
ワールドで観ている分には空席が目立っていまして、ジュニアだけではあんまりお客さんが来ないのかな、と思っちゃいました。
高橋ヒロム選手がヘビーのチャンピオンになるならないよりも、ヘビー級が出場しないと動員が減ってしまっている現実に立ち向かって欲しいですね。
それでは振り返ってまいります。
この日のベストバウト
まずはYOH vs クラーク・コナーズです。
全試合を観終わって振り返ってみますと、この試合が一番面白かったかな、と思っております。
それは両者の良いところ、お客さんにアピールしたいところがしっかりでて、噛み合っていたと感じたからです。
YOH選手は何にもとらわれない自由さを、この日は吉野家のロゴがあるコーナーを外し、矢野通選手をオマージュすることで表現し、
コナーズ選手はパワーでYOH選手を蹂躙したのに、丸め込まれて負けて憂さ晴らしに試合後大暴れ。
初めて観た人でもYOH選手が良い者で、コナーズ選手が悪者というのが伝わったと思います。
こういうのがボクは良い試合だと思っています。
YOH選手が覚醒したんじゃないかと思わせることはこれまでも何度かあったんですけど、今ひとつ突き抜けませんでした。
この『スーパージュニア』で本当に覚醒し、「YOH」というプロレスラーを確立する方法が見えてきたと思うので、今度こそ突き抜けてくれるんじゃないかと思いました。
BUSHI4連敗
次はBUSHI vs ロビー・イーグルスです。
今回出場選手の中で、もっとも『スーパージュニア』に出場回数が多くて、今年40歳を迎えるというベテラン感満載の紹介をされたBUSHI選手。
ですが、ロビー選手の試合運びの巧みさに、そのベテラン紹介が逆に仇になったような感じがしました。
マスクマンは年齢が見た目にでないので、ボク自身もまだまだ若い選手のように思っていたのですが、40歳と聞いて、ここからトップ戦線に再び絡むのはかなり難しいのかな、と思ってしまいました。
それでもジュニアのトップ選手の一人であるロビー選手にしっかり勝てていたら良かったのですが、しっかり負けてしまいました。
これで4連敗。
ちょっと優勝戦線に絡むことも難しくなったのかも知れませんが、ここまでずっと書いているように動きそのものはスゴく良いと思うので、『スーパージュニア』が終わるまでに、見せ場を作って欲しいです。
マンバ・スプラッシュ祭り
次はDOUKI vs TJPです。
試合開始後いきなりのマンバ・スプラッシュ。
(キャリア的に)ベテランのTJP選手がムキになって勝利を取りに行くというこの姿にこの『スーパージュニア』はいろいろ考えて動いて、お客さんの記憶にくさびを打ち込まないと、あっという間に「その他大勢」になりかねないことを示しているように感じました。
相手はこの『スーパージュニア』でその充実ぶりを見せているDOUKI選手。
テクニシャンで知られるTJP選手を向こうにしてもきっちり対応してみせました。
まさに一進一退の攻防でした。
DOUKI選手が勝っちゃうこともあるんじゃないかとワクワクしたのですが、必殺のマンバ・スプラッシュを都合4発も発射するというまさにマンバ・スプラッシュ祭りでDOUKI選手を振り切ってしまいました。
結果はいつも通りというか、予想通りという感じではあったんですが、DOUKI選手が確実に成長していることがわかる試合でした。
連敗はなし
次はフランシスコ・アキラ vs ダン・モロニーです。
UE(ユナイテッド・エンパイア)の同門対決。
相変わらず逆水平が重いモロニー選手。
そんな数をもらったわけではないのに、アキラ選手の胸が切れて血が出てました。
こんな良いチョップが使えるなら、もっと効果的に使っていって欲しいですね。
イギリスだかアメリカだかで、この2人は一騎打ちをしていてそのときにはモロニー選手が勝っているということで、さすがにアキラ選手の連敗はないな、と思ったらやっぱり勝ちました。
必ずしもアキラ選手が勝つというわけでもないでしょうが、直近の結果を知るとちょっと冷めてしまいます。
もっと後ろのほうでカードが組まれていたら、もっと熱い試合をしてくれたんじゃないかと思う内容でした。
総合モードも不発
次はKUSHIDA vs マイク・ベイリーです。
危険なKUSHIDAになって相手選手を負傷させかねない技も躊躇なく使うというような宣言をして、総合っぽい姿で現れたKUSHIDA選手。
トリッキーなキックに派手な飛び技を使う総合とは間逆なファイトスタイルの絶好調のベイリー選手を圧倒するのかと思いきや、KUSHIDA選手の総合殺法にしっかり対応してしまいました。
実況によりますと、KUSHIDA選手は”足関十段”今成正和選手(すみません、ボクは存じ上げません)に学んだという技術を繰り出したそうですが、
なかなか極められませんし、思った以上にもっさりとした動きで総合モードの説得力が薄まっている感じでした。
逆にKUSHIDA選手はバンバン蹴っ飛ばされて、空中殺法も食らって、あげく腕ひしぎ十字固めまでガッチリと極められてしまいました。
腕殺しを得意としてKUSHIDA選手が見た感じガッチリと腕を取られてしまった様は、足関節をなかなか取れなかったことに加えて、KUSHIDA選手の株を落とすことになってしまいました。
最後は何とかKUSHIDA選手が勝ちまして、やっと初日がでましたが、これは実質負けです。
それに比べて総合殺法をも自分のスタイル内で対処してみせたベイリー選手の株がど〜んと上がったと思います。
飛べるだけじゃない
次はエル・デスペラード vs ケビン・ナイトです。
ケビン選手は高く飛ぶことばかりを注目してしまっていたので、そういう意味では少し物足りなさを感じました。
でも、高く飛ぶだけの男ではないことをデスペラード選手相手に示せたのは良かったです。
それは終盤に連続してデスペラード選手を丸め込み、そのまま勝ってしまうんじゃないかと思わせたシーンがあったことです。
今後のケビン選手の見方が少し変わりますね。
仮に足を攻撃されて飛べなくなっても、勝つ方法があるとわかると試合に厚みが出ますから。
ケビン選手の足が長いからか、デスペラード選手のマフラーホールドがいつも以上にエグい角度で極まっていたように思いました。
足が長いと言うのは技をもらった時の見栄えが良くなるという効果もあるんだなぁと気が付きました。
HOTが正しいヒール
次は高橋ヒロム vs SHOです。
EVIL選手がSHO選手よりも先に入場してきて解説席に座ります。
するとSHO選手が私服?姿で登場し、ヒロム選手欠場のお知らせを無理やりリングアナに読ませます。
HOT(ハウス・オブ・トーチャー)の2人は双子コーデってやつですかね?
不戦勝で終わらせようとしたら、ヒロム選手の入場テーマが流れてテーピングでグルグル巻きになったヒロム選手が登場します。
誰もヒロム選手が欠場するとは思ってなかったので、ヒロム選手のテーマ曲が流れてもあんまり盛り上がらなかったように思いました。
ただ、驚くEVIL選手の顔は最高でした。
そこから試合が始まって、いちいち介入してくるEVIL選手。
悪いことしてるEVIL選手が実にイキイキしています。
BULLET CLUBがオーバーキルを見せるヒールだとすると、HOTは勝つためには手段を選ばないヒールということで、棲み分けが出来てます。
でも、ヒールの在り方としてはHOTが正しい気がします。
HOTのほうが好きです。
最後はヒロム選手のイービル(技名)からのTIME BOMBⅡからのTIME BOMB。
Ⅱから1という珍しい流れでしたが、これはお仕置きの意味の込めてのオーバーキルでしょう。
つまり、オーバーキルはベビーフェイスもやるのです。
だから、ヒールとしてHOTは正しいと思うのです。
でも、思ったほど会場は盛り上がってなかったようだったので、今回はスベッたのです。
ネタは良かったんですが、組み立てがマズかったのかな?
今後もこういうセコいマネをジャンジャンやって欲しいです。
金丸を以てしても
次はマスター・ワト vs 金丸義信です。
久しぶりに妻も一緒に『スーパージュニア』を観てました。
すると、SnowManが好きな妻はワト選手を見て、舘様に似てるというのです。
舘様とはSnowManの宮舘涼太さんのことです。
ワト選手はジャニーズ系だったのです。
これはチャンスです。
どんどん舘様に寄せて行ったほうが良いんじゃないかと思いました。
コスチュームも現在は青系ですが、舘様のメンバーカラーの赤にしたほうが良いでしょうね。
ま、それだとスターダムの林下詩美選手にも寄ってしまうんですがね。
ところで試合ですが、通天閣ジャーマン一発で唐突に終わりました。
金丸選手の技量を以てしても、ワト選手の劇的勝利をを演出できなかったのは、そこそこキツい気がしました。
もっともっと攻撃を受けるべきだったかな、と。
スターになれる素質は充分にあると思うので、後はどのようにお客さんに提示するか、だけだと思います。
ぜひ舘様を参考にして欲しいです。
ちなみに、妻曰くYOH選手は同じくSnowManの渡辺翔太さんに似ていると言ってました。
今の新日にはジャニーズ系が2人もいるわけですから、どんどん利用して顧客拡大を目指して欲しいです。
Nobody’s Perfect
最後はリオ・ラッシュ vs 石森太二です。
以前から石森選手の攻撃は左肩に集中していたのですが、あからさまにリオ選手の右肩にはテーピングが施されていたのに、やっぱり左肩への攻撃になっていたのがどうも解せないまま終わってしまいました。
こうなると、最初からリオ選手を勝たせようとしてるだけに思えてしまい、盛り上がれませんでした。
このところずっと石森選手をミスターパーフェクトと呼んでましたが、やっぱりパーフェクトな人間なんていないのかなと思いました。
ちなみにこちらはボクの好きな仮面ライダーの歌です。
タイトルは『Nobody’s Perfect』です。
それではまた。
ありがとう!