元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
昨日はBEST OF THE SUPER JR. 26(以下BOSJ)のBブロックの公式戦がスタートしました。Aブロックに比べるとやや地味な感じのBブロックですが、濃厚な5試合を提供したAブロックに比べて、どんな5試合が展開されるのか。
それでは振り返ってまいりましょう。
やっぱり成田選手は出て良かった
Bブロック公式戦のオープニングマッチは代打選手同士の試合となりました。成田選手がどんな試合を見せるのかも楽しみでしたが、DOUKI選手もまたどんな選手なのかじっくりと観られるので、ワクワクしていました。
以前にも観たことがあるような気もするんですが、このところ観られなかった成田スペシャル3号が飛び出しました。
決まった形はテキサス・クローバー・ホールドと似たような感じなんですが、入り方が面白いです。アマレスのテクニックなんだそうですが、相手の足首を交差させてロックして、相手を転がすアンクル・ロックだったかアンクル・ホールドだったかという技から入るのです。
ず〜っと昔、スコット・スタイナーという選手がクロスヒールホールドかな?と思ったら、相手を転がして見せて、その時の解説のマサ斎藤さんが「これはアマチュアレスリングのテクニックですね」なんて言っていたのを思い出しました。
一昨日の試合でも足首を固めてから転がすというのは見せていましたが、最終的にテキサス・クローバー・ホールド的な形に収まることを想像してなかったので、驚きました。KUSHIDA選手と一緒に開発したそうです。今後、使い方次第ではフィニッシュにもなるかと思います。
また、フロント・スープレックスもホールドは出来ませんでしたが素晴らしかったです。
これホールドできてたら、勝てたんじゃない?と思わせたのが良かったです。これからもこの技を繰り出していくでしょうが、ホールドされた相手がキックアウトする場面はあんまり観たくないので、このシリーズだけは投げっぱなしで使用して欲しいです。
そしてDOUKI選手もまたいい選手でした。twitterでどなたがつぶやいておられたのですが、かつてのエル・サムライ選手のような柔軟さを受け身なんかに感じました。しかも他の選手よりも派手に受けてるみたいで、成田選手の攻撃が1段上のレベルの技に見えました。
相手を美味しくする選手なんです。
試合後の鉄パイプ持って暴れるのは、勝った試合だし、相手がヤングライオンだし、不必要な気がしましたが、他の選手との対戦が楽しみになりました。高橋ヒロム選手曰く、「技の伊勢丹」ということで、まだ僕の知らない技をたくさん見せてくれるんじゃないかと期待しています。
やっぱり成田選手はBOSJに出て良かった。
ロビー選手、良いじゃないか
昨年のジュニアタッグリーグのときに、石森太二選手のパートナーとしてやってきたロビー・イーグルス選手ですが、大したインパクトを残せなかったので、早いこと呼んであげて名誉挽回のチャンスを与えてあげて欲しいな〜と思っていたら、見事にBOSJには呼ばれたものの、同じBULLET CLUBにもう一人のジュニア戦士が加わって、目立ちにくい状況が出来てしまって、気の毒に見えていました。
ところが試合が始まってみると、派手さはないもののいい攻め方をする選手なんだな〜と知り、彼はそもそもタッグマッチは向いてなかったのにタッグリーグに呼ばれちゃった気の毒な選手だったんだなと思わされました。
僕は基本的にフィニッシャーに向かって技を積み上げていくような展開をスムーズに行う選手が好きなので、この試合で一気にロビー選手が好きになってしまいました。
これだけロビー選手が輝いたのは、対戦相手のロッキー選手もまた素晴らしかったということでもあります。
ロッキー選手がシングルで戦っているのを見た記憶がありません。かつてブラック・タイガーをやっていたりしたそうですが、その辺りのことは知りません。僕がインプットしたとき、ロッキー選手はタッグ専門の人でした。
そういう意味で、シングルマッチではどんな戦いを見せるのかと楽しみにしていましたが、期待以上でした。ロス道場でコーチをしていたとか。さすがにコーチをするだけのことはあります。
ロッキー選手のヒザの具合が結構悪いみたいなことをバックステージで言っていました。残りの公式戦にあまり影響が出ないと良いんですが・・・。
もっともっとロッキー選手のシングルマッチがみたいです。
好きじゃないファンタズモ選手
あんまり面白い試合ではありませんでした。この2人は以前にも一騎打ちをしたことがあるとのことでしたが、その割にはところどころ噛み合ってなかったです。
序盤の同時にヘッドスプリングするまでという流れは、前哨戦のタッグマッチのときにも見せていたので、いい感じに見えたのですが、ファンタズモ選手がヒールターンして、少しヒール寄りの動きに変えてしまったのかな?それで、なんとなく間の悪い試合になっていたように見えました。
バンディード選手は、どちらかといえばパワーファイター型なのかな?だったらもう少しパワーを全面に押し出した技や試合運びをして欲しかったのですが、中途半端でした。自分がどういう選手なのか、わかりやすく見せる技や場面がもうちょっと欲しかったように思います。僕がバンディード選手を知らないからそう思うんですが・・・。
フィニッシュはレフェリーを使って油断させたところ、バンディード選手のマスクで目隠しして、死角からスーパーキックから、かつて解説のミラノコレクションA.T.さんがイタリアン・レボリューションⅡ(IRⅡ)という名前で使っていた技、カナディアン・レボリューションⅡを決めて勝ちました。
実にヒールらしい戦法ではあるのですが、このヒール寄りの戦い方が、なんとなくファンタズモ選手の良さを薄めてしまっているような気がします。そんな姑息なことをしなくても、華麗なテクニックで隙を作ったりできそうなのに、ヒールというキャラクターに縛られて、ちょっと間の悪い動きになっているように見えました。
本人的にはヒールを楽しんでいるようなんですが、それが馴染んでないのかな?随所に変な間が発生していて、現時点ではこの選手は好きじゃないです。
出始めの石森太二選手も同じようなギクシャク感がありましたから、試合を重ねることで解消されて、もっといい感じの試合ができるようになるような気もします。
BUSHI選手はタッグ
昨年はオスプレイ選手に勝っていることを2日続けてミラノさんが言っていたので、今回は間違いなくBUSHI選手が負けるだろうな〜と思いながら観ていました。
前回は毒霧からの流れで勝ったそうです(観たはずですが、サッパリ覚えてない)が、今回は仮に毒霧が炸裂していても勝てなかったように思います。それくらい、2人には差があります。
このSTFは散々使ってきた技だとは思うのですが、脚のロックが甘いです。相手が縦に乗っているので、技をかけられたほうは逃げるのがしんどい、というような解説がなされてました。
しかし、BUSHI選手くらいの大きさなら、オスプレイ選手であればホイホイ逃げられそうですし、せめてもうちょっとオスプレイ選手の足が外に向いてれば動くのしんどそうに見えるのですが、これでは残念ながら休んでいるようにしか見えません。腕も口に入ってましたから、噛んだら終いです。
得意技ですら雑になってしまっては、勝てません。
それにフィニッシャーがMXなのですから、それを放ちやすい展開になるように技を重ねていかないとダメだと思うんですけど、BUSHI選手の技は一つ一つは良くても、フィニッシャーの説得力を増すようにはつながっていかないんです。
もう勝つには毒霧で視界を塞ぐしかないのです。
BUSHI選手はタッグにおいて仲間をサポートするのは上手ですが、シングルマッチで試合をしっかり組み立てるというのは、苦手のようです。パートナーの鷹木信悟選手と成績であんまり差がついてはいけませんから、決勝戦進出に最後まで絡むとは思いますが、今日の感じでは今後の試合には期待できません。
と、BUSHI選手の不甲斐なさばかりが目立ってしまうほど、オスプレイ選手の強さが抜きん出ていたということです。Bブロックはオスプレイ選手で決まりでしょう。
噛み合ってそうで噛み合ってない
噛み合っているようで、イマイチ噛み合ってないという試合に思えました。
YOH選手の攻め方は足狙いで積み重ねていく丁寧な感じでしたが、それに対して田口選手の攻め方は、ポイントポイントでは上手いんですが、ちょっと雑に思えました。
どことなく田口選手が疲れているように見えたのも気になりました。攻め時に間延びして見えたところがありました。コンディションがそんなに良くないんでしょうか?
フィニッシュの場面、どどんをキックアウトされて狼狽してると取れなくもなかったんですが、この技に入るまでがモタモタして見えて、この程度の畳み掛けならば、YOH選手がこの技を一回スカして、もうひと波、ふた波あっても良かったかな〜と思います。
前日のSHO選手の試合に燃えないわけがないと言っていたYOH選手ですが、それにしてはアッサリだったなぁと感じました。
「終わった!」というところから「返した!」となるから、盛り上がるわけですから、そういうシーンをもう少し差し込んで欲しかったです。それがどどんが決まった時なんでしょうけど、どどんにはさらに上位技があるので、タッグチャンピオンであるYOH選手を倒すには弱いと思い、どどんでは決まらんと確信してましたので、驚きはありませんでした。
YOH選手は入場テーマはなんでそのままだったんでしょう?どんなテーマで出てくるのか、楽しみにしていたのでスゴくガッカリしました。
それではまた。
ありがとう!