元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回は5月13日に行われました新日の『BEST OF THE SUPER JR.』の感想を書いてまいります。
宜しくお願い致します。
BEST OF THE SUPER JR.30
今回は実況が清野茂樹さんで、解説にいつものミラノコレクションA.T.さんと、そして元井美貴さんという3人での中継でございました。
毎度のことなんだから、そろそろ慣れろよとお叱りを受けるかも知れませんが、やっぱり清野さんと元井さんの会話の噛み合わなさは、どうしても気になってしまいます。
自分の喋りたいことを必死になって喋るだけという感じが良いというファンの方が多いから、定期的に登場されるんでしょうね。
普通に会話してる清野さんとか元井さんは結構好きなんですけどね。
それでは振り返ってまいります。
コッテリ観たかった
まずはKUSHIDA vs TJPです。
ラーメンチェーン『天下一品』はラーメンがこってりしていることで有名ですが、なんと来る6月1日から『こってりMAX』というのが販売されるそうです。
天下一品は、天下一品史上最強のラーメン「こってりMAX」を6月1日に58店舗で先行発売する。“こってりよりもこってり”…
先日、JET SETTERSが新チャンピオンになったIWGPジュニアタッグ選手権にて繰り広げられたKUSHIDA vs TJPの対決はまさに『天下一品』のラーメンを彷彿とさせるようなこってりとしたテクニックの攻防が観られました。
それを味わってしまったために、この『スーパージュニア』ではシングルマッチですから、さらなるこってり、それこそ『こってりMAX』を欲しながらの観戦となりました。
しかしながら、第1試合というのもあってか、期待したほどのこってりでないどころか、ややあっさりとしていました。
もっとじっくりとグラウンドでの攻防が観たかっただけに、このカードを第1試合に組んだ新日の方に苦情を入れたい気持ちです。
※入れたところで済んでしまったカードはどうにもならないわけですが。
それでもオリジナリティあふれる技をいくつか観られたので、良しとします。
KUSHIDA選手は連敗です。
四の字は金丸の代名詞
次は金丸義信 vs ダン・モロニーです。
モロニー選手は阿部寛さんに似てますね。
というよりも、阿部寛さんの物まねをやっている人に似てますね。
「阿部寛」さんや「トイストーリーのウッディ」のモノマネがSNSで人気の都留拓也さん。ワタナベエンターテインメント所属の若…
だから、なんだというわけでもないですが、いきなり金丸選手のウイスキーでなんかしようとしていたところを見ると、あらゆることに柔軟に対応できそうなので、テルマエ・ロマエ感のあるガウンを来てきたり、工場勤務っぽい作業着を着てでてきたり、みたいなことがあってもいいかな、と思ったりしました。
それとモロニー選手はUE(ユナイテッド・エンパイア)の人なのに、コスチュームが緑じゃないんですね。
いずれ緑にするんでしょうか。
そんなモロニー選手ですが、金丸選手の妙技に転がされまくって、あまりいいところを出せないままに四の字固めでギブアップと相成りました。
今や金丸選手の代名詞的技になった四の字固め。
2試合続けて四の字をフィニッシュにしたことで、四の字には絶望感が漂ってきました。
こりゃ金丸選手の優勝→IWGP再挑戦→戴冠→グラウンドスラム達成もありますね。
いつまで続くシリアス
次は田口隆祐 vs リオ・ラッシュです。
なんと元井さんもボクと同じでシリアスな田口選手を待望していた様子。
初めて元井さんとわかり会えたような気になりました。
昨日の石森戦ではヒップアタックすら封印しまして、尻アスとはこりゃいかに、と思っていたのですが、今回は初っ端からヒップアタックを発射。
何もヒップアタックのせいでコミカルになっていたわけではありませんから、これで試合にリズムが生まれるのならむしろ積極的に使ってほしいぐらいです。
この日は久しぶりにどどんスズスロウンが出たと思ったら、ボクにとっては初見だった円盤中毒という旋回式のフロッグスプラッシュまで出ました。
こういうのを観ると、田口選手がこれまでのキャリアの集大成をこの『スーパージュニア』で見せて、もう引退するんじゃないかという不安がよぎります。
しかしながら、シリアスモードは勝利にはつながらず、この日もリオ選手にしっかり負けてしまいました。
結果につながらないとなると、シリアスモードにする必要が薄れてくるように思えます。
いつまでシリアスで闘ってくれるのか。
心配になってくる敗戦でした。
ロビーの死んだふり
次はロビー・イーグルス vs クラーク・コナーズです。
ロビー選手は技の出し方、試合の組み立て、戦術に長けている選手であり、ロビー選手自身もそこに力を入れている的なことをおっしゃっていたそうです。
卓越したテクニックとばかり書いてきましたが、試合の組み立ての上手さに焦点を当てるべきだったと、反省させられました。
そんな巧みな戦術も何もなかったことにしてしまうパワー殺法を繰り出すコナーズ選手。
距離を取らなくても強烈に炸裂するスピアはワイルドライノと名乗らなくなった今でも健在で、100proofというよくわからないキャッチフレーズになって売出し中ですから、トップ選手であるロビー選手を駆逐してしまうんじゃないかと思いました。
ところが必殺のNo Chaserの体制に入ると力なくマットに倒れ込みグロッキー状態のロビー選手でしたが、クルッと丸め込んで若きヒールをあっさりと仕留めてしまいました。
かつて蝶野正洋さんが得意にしていた「死んだふり」がロビー選手によって継承されたのでした。
まさに盤石。
誰が来ようとホイホイ勝ってしまいそうな雰囲気が出てきロビー選手。
ロビー選手の優勝、あります。
靴を必要としない足
次はSHO vs マイク・ベイリーです。
ベイリー選手の特徴は裸足。
昔から裸足の選手はチョイチョイいたものですが、ベイリー選手ほど裸の足を攻撃された選手はいないのではないでしょうか。
2人で1人のEVILSHO選手は、徹底的に裸の足を攻撃しまくります。
ベイリー選手の攻め手の9割は足から繰り出されるもの(まだ1試合しか観てませんが)ですから、足を使えなくすると、さっぱり攻撃できなくなりますから、SHO選手は勝利をググっと引き寄せることになります。
しかしながら、その足殺しがまるっきり効果がなかったかのように、普通に足で攻撃を重なってサラリと勝ってしまったベイリー選手。
ちょっとやそっとの攻撃で壊れないからこそ靴を履く必要がないのです。
EVILSHO選手の作戦ミスでした。
Catch2/2は共に勝利
次はケビン・ナイト vs フランシスコ・アキラです。
アキラ選手はケビン選手に直接負けてジュニアタッグのベルトを失いました。
ゆえにここは何が何でも勝ちたいところで、
ボクもまた何が何でも買って欲しいと思っての観戦でした。
ついこの前までヤングライオンだったやつになんかに何回も負けて欲しくないんですが、ケビン選手の技は普通の技でもいちいちワンランクいやツーランクほど上に仕上がります。
しかし、初戦のマスター・ワト戦もそうでしたが、アキラ選手は相手選手のやることが完璧に頭に入っているようで、先読みして動いている感じで、余裕を持って受けているように見えました。
最後は問題なくケビン選手を退けました。
第1試合でTJP選手がKUSHIDA選手に勝ちましたので、Catch2/2はJETSETTERSに完全勝利。
タイトルマッチのリベンジを果たすとともにリマッチ権も手に入れた感じです。
Catch2/2推しのボクとしては、ホッと胸をなでおろす結果となりました。
ミスターパーフェクト
次はティタン vs 石森太二です。
メキシコに事情に詳しい元井さんによるとティタン選手は現在CMLLのチャンピオンなんだそうです。
だったらなんでベルト巻いてこないんだろ?
昨年とか他所の団体のベルトでも巻いて出てきてたように思うんですけど、CMLLはそれを禁じたんですかね?
ということは、ティタン選手は勝ち抜けないだろうな〜と考えてしまいます。
しかしながら、たとえティタン選手がベルトを巻いて出てきたところで、残念ながら石森選手に勝つのは難しいです。
初戦ではシリアスな田口選手に戸惑ってしまいましたが、この試合ではいつも通りのミスターパーフェクトっぷりでティタン選手に難なく勝利しました。
ボクは気が付かなかったのですが、ミラノさん曰く右のロックアップでスタートして、石森選手はティタン選手の土俵で勝負したみたいです。
前にティタン選手を紹介する時、ティタン選手は日本とアメリカとメキシコを融合したスタイルの選手であるというようなことが言われていた気がしますが、ここまで何試合か観てきましたが、ボクにはゴリゴリのルチャドールにしか見えません。
そして、石森選手にルチャの土俵でやられてしまいました。
もしもベルトを巻いていたら、ベルトを巻くことに責任が取れなくなってしまいます。
そういう配慮かな、と思った試合でした。
BUSHI絶好調だが・・・
次はエル・デスペラード vs BUSHIです。
初戦のモロニー戦でも感じたのですが、この『スーパージュニア』のBUSHI選手はいつになく調子が良さそうな気がします。
前日の金丸選手の攻撃のダメージが残っているデスペラード選手が相手だったとはいえ、その金丸選手の残り香を利用して、普段見せない足殺しで試合を引っ張っていました。
しかしながら、丸め込まれて負けてしまいました。
KUSHIDA選手同様に試合での動きの良さに結果が比例してません。
全員勝てるわけではないので仕方がないんですが、こんなに良いBUSHI選手なんだから、勝たせてあげて欲しいと思いました。
デスペラード選手なんて、仮に全敗したところで価値は落ちないでしょうし。
まだ勝てないDOUKI
次は高橋ヒロム vs DOUKIです。
悔しいな〜。
そろそろDOUKI選手がヒロム選手にしっかり勝ってもいい頃合いだと思ったんですがね。
しかもフィニッシュはTIME BOMB。
TIME BOMBには1.5、2、2.5と進化系があるわけですが、最も古い技で負けてしまったのです。
奥の手を3つも寝かしたままに負けなくちゃならんほどの差があるとは思えないんですがね。
試合内容だって、かなり押していたと思いますし。
摩利支天はキックアウトされちゃうし。
J5G(ジャスト・ファイブ・ガイズ)になって、少しは待遇が良くなるかと思ったのですが、人気者に勝てるほどではありませんでした。
DOUKI選手にはめげないで頑張って欲しいです。
YOHが見えてきた
最後はYOH vs マスター・ワトです。
普通、ヒロム vs DOUKIがメインなんじゃないかと思うんですけど、このカードがメインに組まれたというのは、新日もジュニアの停滞感を払拭しようとしてるんだな〜と思えてきます。
さて、そんな会社の期待に2人の若者は応えたのでしょうか。
残念ながらワト選手はちょっと物足らなかったかな〜と思いました。
かたやYOH選手は悪い意味でこだわりがあったように思えていたのですが、今は良い意味でこだわりがあるように見えて、期待に応えられていたんじゃないかと思いました。
ミラノさん曰く「斬新」と称されたYOH選手の動きはワト選手には受け止めきれず噛み合わなかったけど、YOH選手は気にせずそのまま我を貫いて、いい感じでした。
逆にワト選手は戸惑ったままでした。
これは大きな差ですし、練習してどうにかなるものでもないと思います。
YOH選手はいろいろ試してきたけど、ようやく自分の出し方が見えてきたように思いました。
これからがかなり楽しみになりました。
YOH選手には期待します。
それではまた。
ありがとう!