元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
ついにレスリングどんたくが終わりました。なんか寂しいです。僕がそんなにジュニアの試合が好みじゃないというのもあるのですが、Dominionまでヘビー級の試合はお休みになるので、寂しいです。
今回はメインイベントの感想だけです。
実況がひどい
試合の感想を書く前にどうしても今回は書いておかないといけないと思ったのは、実況の酷さについてです。
ワールドでは、テレビ朝日のアナウンサーではない人の実況で、しかもちゃんとプロレスを知っている人が実況でしたので、安心安定の実況でした。だがしかし、ビッグマッチはテレビ朝日のアナウンサーが実況するのです。
テレビ朝日のアナウンサーの人全てが酷いとは言わないですが、今回のメインの実況を務めた吉野真治アナウンサーは、試合の途中でも、今すぐ別の人に変えてくださいとテレビ局にお願いしようかなと真剣に悩むほど酷い実況でした。
この人はプロレスを全く勉強しておらず、また現状で知った気になっているように感じられ、とても不愉快でした。
仕事ですから、別にプロレスを好きにならないと実況できないってわけでもないんでしょうけど、解説の獣神サンダー・ライガーさんの話を全く聞かなかったり、基本技のレッグスプレットをジャベだと言ったり、ジャパニーズ・レッグロール・クラッチ・ホールドをオコーナーズ・ブリッジと言ったり、試合時間を間違えたりと、プロレスを舐めてるような気がして、鼻につきまくりでした。
プロレスを知らない(多分本人は知らないとは思ってなさそうだし、自分のことをプロレスファンだと言っていたのが余計にタチが悪い)んだったら、余計なことを言わず、目の前で起きた出来事を的確に喋れば良いわけです。技の名前がわからなければ、3人も解説がいるんですから、振れば良いんです。プロレスを甘噛みしてるから余計なことを言って、イライラさせられました。
メインが台無しだ。試合のジャマをするなよ。
今後、吉野さんを実況に起用するのは止めてもらえませんかね。実況する人が、テレビ朝日にいないというのなら、村田晴郎さんとか清野茂樹さんとか、ちゃんとやれる人にやってもらったら良いじゃないか。
重厚な立ち上がりに昭和を感じた
良い試合ではありましたが、NEW JAPAN CUPのほうが良かったですかね。期待し過ぎたのかな?NEW JAPAN CUPが良過ぎたのかな?
ここからが2人のライバルストーリーの始まりだと考えますと、ワクワクが止まりません。この2人の間でIWGPヘビーが行ったり来たりしていいと思ってます。
まず入場からSANADA選手に心を奪われました。
これまでのSANADA選手の入場時にかぶってたこれまでのマスクはどれもデザインがイマイチだと思っていました。今回はやっと普通にガイコツでカッコ良いな〜と思いました。
そしてマスクだけではなく、コスチューム全部が変わりました。髪型も変わりました。ヒゲも減りました。この気合の入り方に、これは完全にSANADA選手が勝ったな〜と思ってしまいました。
序盤から中盤にかけては、期待通りの重厚な試合展開でした。IWGPヘビー級の試合というのは、腕の取り合いとか、フォールの奪い合いとかをしっかりやって欲しいし、やれる人しかタイトルマッチをやって欲しくないという気持ちがあります。なので、単純に嬉しかったです。
令和になって、昭和な試合が観られたのは、古いファンは今のプロレスやプロレスラーを悪くいうことが多いですが、僕もまた古いファンではありますが、ちゃんと伝統や技術は受け継がれているのだなと嬉しくなりました。
SANADA選手の攻撃は本当に素晴らしかったです。いパラダイス・ロックは2度失敗しましたが、3度目で決めました。これまで決まらなかったら、それで終わりだったのに、しつこく行ったのが良かったです。
また、ローリング・ソバットを見せてくれたのも嬉しかったです。昔、武藤敬司選手も使ってましたから、SANADA選手って武藤選手から受け継いだものをちゃんと使っているんだな〜と思いました。
SkullEndはこってりと蛇のように絡みつき、オカダ選手をギブアップ寸前まで追い込みました。そして、
ヘビー級のオカダ選手をぶん回しました。これをやるのはいつもジュニアの選手と当たった時だけだと思っていたのですが、オカダ選手に繰り出したのを見て、SANADA選手はテクニックもさることながら、パワーも凄い選手なんだな〜とわかりました。
そして、極めつけは掟破りの逆レインメーカー。
この写真でも分かる通り、フィニッシュになってもおかしくないドンピシャのレインメーカーでした。
他人の技で普段使っていない技をこんなにきれいに決められるもんかね?と驚きました。ただ、ローリング・クレイドルはなかったし、オコーナーズ・ブリッジも出せなかったし、なぜかTKOは全然炸裂しないので、この試合でSANADA選手のすべてを出し切れたかというと、そこまでは行かなかったのが、若干物足りなさを感じたところかな、と思っています。
また、解説の獣神サンダー・ライガーさんも仰っていましたが、終盤の畳み掛けがないと勝てそうな気がしません。あそこで間を取ってしまったのは、ちょっと冷めちゃいました。
最近は普通のツームストン・パイルドライバーがレインメーカーのイントロにならなくなってきましたが、きりもみ式になると、もうこりゃレインメーカーが炸裂するな〜と思うようになりました。
レインメーカーが炸裂するということは試合が終わるということなのですが、今のSANADA選手ならレインメーカー一発くらいならキックアウトするだろうと考えていて、ここからどういう展開になるんだろ?ワクワクしていたら、そのまま3カウント入ってしまいました。
いや、ホントに、『オカダさんにとってライバルは誰ですか?』って今までさんざん言われてきましたけど、棚橋さんもだいぶ(年齢が)上だし、内藤さんも上だし、ま、こうやって、ライバルってやっぱり同世代なのかなと思ってた中で、一昨日の調印式の時に、SANADAさんに『ライバルだ』って言ってもらって、俺自身もなんか、そこがやっぱり一番グッときたというか、ああやってクールな人にそうやって言われることによって、あ、俺もなんだかんだこんだけSANADAさんとの試合も望んでるし、楽しがっているし、それがある意味ライバルなんじゃないかと思いました。これで対戦成績としては6勝0敗かもしれないですけど、今日から始まったと思ってますし、もうあれ(過去の戦績)はなしでいいんじゃないかと。1勝0敗で、またこれから始まっていくんじゃないかと思います
試合後、オカダ選手はこう語っていました。これからがスタートだとすると、次回はレインメーカー1発では倒せなくなっているということなのかも知れません。レインメーカーは3連発食らってからやられて、初めて対等な立場だと思うので、SANADA選手には今回もずいぶん頑張ってはいたのですが、もうひと踏ん張りということでしょうか。
最後にグータッチをした2人。ライバルストーリーはここから始まるんだと思わせました。良いですね〜。
ジェリコ戦があるからSANADAさんは負けた
金色のピラピラが早めに飛んでしまいまして、
ちょっと間抜けなレインメーカーポーズになってしまいましたが、あれほどの激闘だったのに、しっかりと喋ってみせたオカダ選手には底知れぬ強さを感じました。まだ余裕があったということでしょうか。
そして、次期挑戦者が登場です。
クリス・ジェリコ選手の登場です。
以前、どこかでクリス・ジェリコ選手はオカダ選手と棚橋弘至選手と戦いたいと言っているので、AEWの人ですけど、それだけは近いうちに実現するというような話をどこかで読みました。
そんなことスッカリ忘れていましたので、SANADA選手が勝つことを信じて疑わなかったのですが、大阪城ホールのゲストにジェリコ選手を呼ぶことになっていたので、今回は負けちゃったんでしょうね。
丸腰のオカダ選手と対戦とか、病み上がりの棚橋選手との対戦というわけには行かないので、SANADA選手の新チャンピオンの機運が高まってはいましたが、今回はジェリコ選手の顔を立てたということでしょう。
つまり、SANADA選手はオカダ選手に負けたのではなくジェリコ選手に負けちゃったのです。あれ、こっちのほうがむしろ悔しいか。
ケニー・オメガ戦の前はオメガに対してアルファだといい、内藤哲也戦の前にはロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンTシャツのよく似たTシャツを作り、
※ちなみにこのTシャツ、僕は持ってます。
そして今回は自分のことをペインメーカーであると言いました。どんなグッズが出るか楽しみです。
前回の内藤戦では次の年のドームまで引きずりました(インターコンチ獲られて取り返す)が、今回のIWGPは一回ジェリコ選手に渡すというようなことはしなくて良いです。キチンとレインメーカー1発で仕留めて欲しいです。
そして、ドームでは棚橋選手と戦えば良いんじゃないでしょうか。いくら名人でも、もうIWGPヘビーを巻くのはしんどいです。
それではまた。
ありがとう!