元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
春の両国大会が天下の新日本プロレスワールドでは見られないという緊急事態に対応できず、なんとも退屈な土曜の夜になってしまいました。
結果だけを知って、いつも通り好き勝手なことを書いてやろうと思った矢先に、な、な、なんとメインのIWGP世界ヘビー級選手権試合だけワールドで観られるというじゃあ〜りませんか。
嬉しかったです。
こんなことなら結果を知らずに観たかったな〜とは思ったのですが、ひとまずワールドでも観られるようにしてくれたスタッフの皆さんに感謝します。
そのお知らせをしたワールドのTwitterには、ワールド契約者だと思われる方からの怒りのリプがいっぱいついてました。
しかも苦情を発射した人をブロックするという火に油を注ぐようなことまであったみたいで、大変な夜になりました。
SAKURA GENESIS 2023
ボクは全然怒りは湧いてきませんでした。
むしろ、メインだけでも観られて良かったな〜と思いました。
むしろ、テレ朝チャンネルを観るには、ウチのケーブルテレビの契約を変更して、見もしないチャンネル諸共買って観るしかないと思っておりましたところ、FIRE TVがあればテレ朝チャンネルだけ契約して視聴できると日付が日曜日に変わったぐらいで知ったことのほうがガッカリでした。
テレ朝チャンネルにそんな視聴方法があったのか。
それならそうと言うてくれたらお金払ったのに、テレ朝さん!となってました。
とはいえ、近頃チケット料金は上がり、PPVは増え、プロレスを気楽に楽しむという環境が少なくなってきております。
ワールド契約者がお怒りになるのもわからなくもないのです。
幸いと言っては変ですが、ボクはスターダムのワールドのほうでビッグマッチが例外なくPPVになっていることで「ビッグマッチは別料金」に慣れてたから、怒りが湧いてこなかったのかな、と思います。
というような、今回はメインの世界ヘビーのタイトルマッチだけ観られたのでそれについて感想を書いてまいります。
宜しくお願い致します。
SANADAリニューアル
IWGP世界ヘビー級選手権試合のオカダ・カズチカ vs SANADAです。
まずSANADA選手からの入場だったわけですが、入場からずいぶんと景色を変えてきました。
LIJ(ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン)時代とは全く違うガウンでしたね。
普通、ガラッと変わってしまうとガッカリしてしまうほうが多いんですけど、入場テーマ曲も良かったし、入場時のガウンもカッコ良かったですし、そして極めつけはコスチュームがロングタイツからショートタイツになったことで、カッコ良さが倍増してました。
ボクはロングタイツのSANADA選手しか知りませんので、ものすごく新鮮でしたし、これは誰もが新しい風景を期待してしまいます。
結果を知ってから観てたわけですけども、きっとこのシーンだけでもこれでSANADA選手が勝たないわけがないと思っていたと思います。
出来れば、リングネームも「SANADA」から「真田聖也」して欲しかったな〜というのもあります。
申し訳ないんですけど、日本人の選手が名前だったり苗字だったりをアルファベットにしただけのリングネームって、ボクはあんまりカッコいいとは思えないのです。
表記はともかく、性と名がちゃんとあるほうが好みです。
しかもSANADA選手の名前は漢字にしても、ヒーロー物の主人公みたいな名前でしょ?
ヒーローなるべくして生まれてきた感がスゴいのに、なんで「SANADA」やねんとず〜っと思ってました。
これを機に変更してくれると良いなと思っていたのですが、リングネームの変更も契約の中に入ってておいそれと変えられないのかも知れませんね。
いずれは変えてくれると信じております。
ということで、試合が始まる前からワクワクさせられてしまいました。
怒りのオカダ
前にも少し触れましたが、なぜか今年に入ってからのオカダ選手は機嫌が悪いです。
いつも冷静な顔つきなのに、ゴング直前にはやる気満々の顔になってました。
いつもなら、ロープに押し込めばクリーンにブレイクするオカダ選手がこの試合ではエルボーを叩き込みました。
いつもと違うオカダ選手が観せたことで、きっと結果を知らないで観ていたらやっぱりこの試合はSANADA選手の勝ちだな、と思ったんじゃないかと思いました。
いつも通りなら難なく勝てたのに、と思わせたかったんじゃないかと。
またオカダ vs SANADAといいますと、オカダ選手がSANADA選手の土俵に乗ってクラシカルなグラウンドでの攻防を展開する序盤が観られるイメージがあるのですが、そういうのは一切なく、誰と闘っても同じよな感じになる序盤でした。
この辺もいつもと違うな〜と思えました。
途中、場外でのマットを引っ剥がしてのDDTが炸裂したあたりから、いつもの冷静かつ冷酷な感じのオカダ選手に戻っていました。
人間、そんなに長くは怒ってられないですから。
SANADA選手が人を怒らせるようなことをチョイチョイやってきてたら別ですけど、SANADA選手はいつも異常に丁寧にしっかりとオカダ選手のヒットポイントを削っていくような闘い方でしたから、怒るに怒れないというところだったかと思います。
ゲスト解説の棚橋弘至選手が、SANADA選手の素晴らしいところは技が丁寧なところだとおっしゃっていたのですが、それはオカダ選手も同じなんじゃないかと思うんですが、このところ使い続けている延髄斬りに関しては珍しく下手くそですね。
この日も終盤に出したんですが、頭部を捉えられてませんでした。
今までもずっとこんな感じです。
何事もきちんと決めるオカダ選手にしては珍しく、一向に上手にならないというのは、よっぽど苦手な技なんでしょうね。
アントニオ猪木さんリスペクトで使ってるんだと思うんですが、下手くそなら使うなと怒られそうですし、もう辞めたら良いのに、と思いました。
スネや足の甲で蹴っ飛ばすよりも、足の裏で蹴るほうがオカダ選手は得意そうですから、どうしてもああいう場面で打撃を使うのなら、シャイニング・ケンカキックしたらどうですかね?
冷静に戦ってこそのオカダ選手の強さということを考えると、怒り続けていたから負けたということになりますから、これからは元の冷静沈着なオカダ選手が帰ってくるんじゃないかと期待しております。
カウンターのデッドフォール
最後はレインメーカーに合わせて、ジェイ・ホワイト選手のブレードランナーのような入り方のデッドフォールでした。
ジェイ選手がいなくなって、SANADA選手のフィニッシャーが変わったというのは運命かも知れませんね。
きっとジェイ選手と同様に、あらゆる相手のフィニッシャーにカウンターで合わせることが出来るでしょうし、長期政権も夢じゃないと思います。
良い技を見つけたな〜と思いました。
結末を知っていたにもかかわらず、SANADA選手の戴冠には泣けました。
結末を知っていたのに、やっぱりオカダ選手が勝っちゃうんじゃないかと思えてしまい、SANADA選手を応援してしまいました。
しかも、この試合2回見たんですけど、2回ともハラハラしてました。
SANADA選手も言ってましたが、同世代にオカダ選手がいてSANADA選手は本当に良かったなとボクも思いました。
試合に勝ったあと、J5G(ジャスト・ファイブ・ガイズ)の面々がリングに上ってきまして、タイチ選手と金丸義信選手がSANADA選手を肩に乗せて持ち上げました。
あれを観てボクは三沢光晴さんがジャンボ鶴田さんに勝った時のことを思い出しました。
たしか川田利明さんと小橋建太さんに同じことされたんじゃなかったかな。
新日の中にありながら、常に90年代の全日が香るのが良いJ5G。
これからどんな景色を、王者像を見せてくれるのか楽しみです。
それではまた。
ありがとう!