元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回は昨日に引き続きまして、4月3日の新日本プロレス『Road to SAKURA GENESIS』の感想を書いてまいります。
Road to SAKURA GENESIS 2023
今回のワールドの解説は久しぶりに元井美貴さんでした。
今回も絶妙に実況アナの言葉を聞いていない元井さんでした。
実況の方が「身体が大きくなりました」と振ると「出身地がどこそこで」という感じでその選手の話はしているのですが、話題がつながらない状態が続きまして、かなり気持ち悪かったです。
きっと今大会に出てくる選手のデータを目の前に並べて、くまなく喋ってやろうとするので、こんな噛み合わなさを見せるのだと思います。
そろそろ一緒に仕事をしている仲間の話ぐらいはきちんと聞いて欲しいですね。
若いおネエさんなら先走ってしまうのも仕方がないかな〜とも思えるんですが、もういい大人ですしね。
これだけ会話が噛み合わないのに、気にせず喋り続けている実況の方もすごいな、と思いました。
それでは気になった3試合の感想を書いてまいります。
ワトのそういうところ
まずは第2試合のYOH&マスター・ワト&タイガーマスク vs 金丸義信&DOUKI&TAKAみちのくです。
金丸選手のコスチュームが新しくなっていますが、ボクとしては前のほうが好きです。
デザインも色もあんまりしっくり来ません。
これも慣れなんで夏ぐらいには前のはどんなのだったかな?ってなりそうですが、今のところは前のに戻して欲しいです。
さて『スーパージュニア』が近づいてきまして、それを意識する発言する選手がチラホラ居るのですが、ワト選手も当然意識しておられます。
現状出場選手すら発表されていませんが、今年のワト選手はちょっと違うというところを見せておきたい、そんな感じなんだと思います。
今まで使っていたムーブに若干のアレンジを加えたりしているのも、そういう意欲の現れなんじゃないかと思っております。
この試合もフィニッシュを取ったのですが、これがちょっとグズグズになってしまいました。
このところ、なぜか負けなくなったTAKA選手が勢いに乗ってワト選手をも仕留めてしまうじゃないかという雰囲気の中、逆転のベンダバール。
流れは良かったのですが、ベンダバールへの入り方がグズグズになってました。
あれは回転エビ固めなんかでまずフォールして、相手がキックアウトして返した〜とホッとしたところにガチッと極めてしまうから良いのです。
それがフォールに行かずにモタモタっとベンダバールに入ったのです。
こういう場合はいっそいったん技を解いて、RPPにつないでも良かったんじゃないかと思います。
ワト選手は身体能力が非常高いので、立体的な動きをバンバンしたほうがそれが生きるはずですから。
この決めるべき時にしっかり決められないというのがワト選手が伸び悩んでいるところなんじゃないかと思った次第です。
そういうとこやぞ、と。
あっさり、あまりにあっさり
次はセミのオカダ・カズチカ&棚橋弘至 vs SANADA&タイチです。
オカダ vs SANADAは、リアルタイムでは観られないし、後でワールドで観られる可能性もないとおっしゃる方もおられたので、ここでの激突を物凄く楽しみにしていたので、あまりにあっさりと10分もなく終わってしまったのは、メチャクチャ残念でした。
今の棚橋選手が混じったら、こんなことになってしまうのは致し方ない部分もあるのですが、それにしたってもうちょっと引っ張って欲しかったです。
ただ、ここでSANADA&タイチが魅力的なタッグチームに見えてしまったら、SANADA選手がチャンピオンになるチャンスを逃してしまいそうではあるので、あっさりで良かったと考えられなくもないので、複雑な心境です。
最近、令和の新日には怒りがないとか、昭和のファンやら昭和でプロレスラーとして活躍してた方がおっしゃったりしたのかどうか知りませんが、オカダ選手が無理に怒っているように思います。
アントニオ猪木さんの意思を受け継ぐという意思の表れでもあると思うんですが、オカダ選手には合わないと思ってます。
熱くならずに淡々とヒドいことをするのが、オカダ選手の魅力のひとつだと考えていたので、今の終始怒っている感じのオカダ選手はあまり魅力的ではありません。
ゆえにSANADAがんばれ!となるので、思う壺なのかも知れませんが。
SANADA選手がオカダ選手を戦闘不能にしたというのがちょっとしたサプライズで、SANADA選手の勢いを感じさせるものだったと思いますが、こういうことがあるとSANADA選手が負けてしまいそうな気がしてくるので、これも残念でした。
どうせならオカダ選手が遅いSANADA選手に大いに怒り、ボコボコにしてしまうぐらいで、SANADA初戴冠の香りがしてくるってもんだと思います。
オカダの6人タッグ戦線参入は新鮮
最後はメインのNEVER6人タッグ選手権試合の成田蓮&鈴木みのる&エル・デスペラード vs EVIL&高橋裕二郎&SHOです。
試合は場外カウントなしということで場外戦が大半になりまして、ワールドで観るにはキツい内容でした。
ライブ観戦のお客様には楽しかったでしょうけど。
なので試合そのものはイマイチでした。
NEVER6人だし仕方ないって思っちゃいました。
さて、NEVER6人戦線を長らく賑わしてきたHOT(ハウス・オブ・トーチャー)が連敗し、挑戦しそうなチームがなくなってしまいました。
よって今後このベルトをどう運営していくのか、ストロングスタイルの存在感をどう出していくのか、成田選手の滑舌の悪さはどうにかならんか?など課題が生まれました。
そこで成田選手が次の挑戦者にあげたのがオカダ選手でした。
思えばオカダ選手は世界ヘビーにしか絡まないキャラです。
他のシングル戦線はもちろんのこと、タッグにもほとんど絡みません。
それがマンネリ化を促進させている一因でもあります。
そこでオカダ選手のNEVER6人戦線参入というのは、なかなか新鮮ですし、これで心置きなくSANADA選手がベルトを巻くことができます。
成田選手、ナイスアシスト。
成田選手や海野翔太選手の世代とオカダ選手やSANADA選手の世代はこれからドンドン闘うことになると思いますが、そんな時みのる選手はどういうサポートするのかが楽しみです。
鈴木軍の時はみのる選手がドンと中心にいる感じでしたが、ストロングスタイルになってからは息子のような成田選手をストロングな男に育てるためのサポートをしています。
それはかつてみのる選手にとっての藤原喜明選手やカール・ゴッチさんと同じ立ち位置になったということです。
ファイターとしては一歩引くような形にはなってしまうのですが、これはこれでなんか嬉しいです。
プロレスを長く観てきて良かったなぁと思いました。
それではまた。
ありがとう!