元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回はNEW JAPAN CUP 2023の公式戦もある旗揚げ記念日の感想です。
旗揚げ記念日
いつもなら試合順の若いほうから感想を書いて、その日のメインを最後に書くという構成にしているのですが、この日のボク的メインはIWGPタッグ選手権試合ではないのです。
ということで、振り返ってまいります。
主役はYOSHI-HASHI
まずはIWGPタッグ選手権試合の毘沙門(後藤洋央紀&YOSHI-HASHI)vs オカダ・カズチカ&棚橋弘至です。
多幸感あふれる試合であるような雰囲気になっていたと思うんですが、ボクは想定内の試合でして、特に多幸感も感動もなかったです。
煽りVでは、YOSHI-HASHI選手が棚橋選手に直接勝つまで引退しないでくれ的なことを言っているのがわざわざ流れました。
これを観た瞬間に、この試合はYOSHI-HASHI選手が勝つな、と勘づきました。
これではサプライズにはなりません。
そして最近のYOSHI-HASHI選手が棚橋選手に勝つことには(ボク的には)全く違和感がないからです。
これをYOSHI-HASHI選手が棚橋選手を踏み台にしたという意見もTwitterで見ました。
だけど、ボク的には棚橋選手を倒したところで、残念ながらもう踏み台にもならないところまでYOSHI-HASHI選手は来てるとボクは考えてます。
YOSHI-HASHI選手がどうのこうのより、ボク的には棚橋選手には中堅どころの選手が勝ったところで格上げになる価値はないという認識だからです。
※ただし、海野翔太選手や成田蓮選手の格上げにはまだなるとは思います。というか、最初の壁だと思います。
とはいえ、過去の功績を称えて、棚橋選手がシングルベルトに突然挑戦なんてことはこれからもあるでしょうが、残念ながら最前線の選手ではないのです。
だからこの試合、十中八九毘沙門が勝つとは思っていたのですが、多幸感あふれるエンディングにするのなら、オカダ選手から勝つことしかなかったと考えていました。
詳しくは書きませんが、伝説の神戸大会でYOSHI-HASHI選手はオカダ選手を裏切る予定だったと言われています。
凱旋試合でさっそくオカダ選手に踏み台にされてしまった怨みつらみをついに晴らす時が来たのに、アクシデントでそれがなくなってしまいました。
それが時が経ち、同じユニットでありながら、キャラチェンジもせずにオカダ選手に仕返し出来るチャンスがこの試合だったわけです。
いくらタッグ選手権でも、シングルチャンピオンのオカダ選手がおいそれと負けるわけがない、と考える方も多いでしょう。
しかし、幸い毘沙門は個の力で勝負するチームではなく、合体攻撃、連携攻撃を多用するタッグチャンピオンです。
タッグチャンピオンの合体攻撃をしこたま貰えば、いくら超人・オカダ選手であっても負けることに違和感はなかったはずです。
だけど、結果は棚橋選手からのフォール勝ち。
YOSHI-HASHI選手は試合後に誰もYOSHI-HASHI選手が棚橋選手に勝つなんて予想してなかったでしょ?的なことをおっしゃってましたが、たぶんもう誰もそこまでYOSHI-HASHI選手を下に見てないはずです。
もうそんなに下に落とさなくても良くなったのです。
この試合、YOSHI-HASHI選手は主役でした。
プロレスラー生活20周年の節目を迎え、決意も新たに世界ヘビー獲りに打って出るんじゃないかと思われる後藤選手は、完全にサポート役でした。
この調子では、後藤選手はタッグが忙しいのでシングル戦線での活躍は難しいかな。
とにかく優しく裕二郎
次は海野翔太 vs 高橋裕二郎です。
昔話を出して、エモくしようとしたと思われる試合ですが、そんなエモさになんぞ頼らなくても海野選手は海野選手の試合が出来ると思います。
で、実際、子供の頃の海野選手の話は、ボクには全然響きませんでした。
それよりも、ヒールなんだから脱ぎ忘れた入場コスチュームなんて引き裂いてしまえば良いのに、丁寧に脱がしてあげてた裕二郎選手。
裕二郎選手にとって海野選手はいつまで経っても海野レフェリーさんの家のぼっちゃんなんだなと思いました。
最後もデスライダーをしっかり受けて散る。
さぁ、オレを踏み台にして先に進むんだ、と優しく次のステージへ送り出したかのようでした。
最初から最後まで、裕二郎選手の優しさに溢れてました。
ところで、久しぶりに現れたピーターさんは、ビッグタイトル?を獲得しての凱旋だったみたいですが、居ても居なくても同じだな、と思いました。
SHO選手が出てきて試合を整えましたが、あれは本来ピーターさんの仕事なのでは?とも思えたので、余計に何のためにピーターさんが居るのか、よくわかりませんでした。
「レベル」が違うデビッド・フィンレー
最後はデビッド・フィンレー vs 石井智宏です。
ボクのメインです。
BULLET CLUBのリーダー扱いになるのは、まず間違いないと思っていたのですが、外道選手を引き連れて出てくるとは思ってなかったので驚きました。
これでスター街道まっしぐら。
オカダ選手、ジェイ・ホワイト選手に続いてフィンレー選手は世界ヘビー王者になることが約束されたようなものです。
問題は前任の2人が、エゲツないプロレスラーだったことで、フィンレー選手の力不足感が否めないところです。
名勝負製造機である石井選手を以ってしても新時代の幕開けを感じさせるほどのインパクトはなかったかな、というところです。
ボクはず〜っと前からフィンレー選手のファンなので、こういう役割を担うことになっただけでも嬉しい限りなんですが、エル・ファンタズモ選手がかわいそうなんて意見も出てまして、ここから正念場です。
ファイトスタイルは基本的には以前と変わらなかったと思うのですが、気持ちを全面に出して闘う石井選手に気後れすることなく立ち向かっていけたのは、ひとまず及第点だったのではないでしょうか。
外道選手の立ち位置はオカダ時代に近いかな?と。
試合には一切介入しませんでしたし。
ま、これからするかも知れませんけどね。
また、試合後のマイクですが、ジェイ選手はお客さんの理解なんてそっちのけで英語でまくしたて、外道選手は基本的に後ろでニコニコしてるだけ、という感じでした。
それが初期のオカダ時代と同じように、まず外道選手がマイクで喋るというスタイルに戻りました。
英語でまくしたてるのは、イマイチ受けてなかったという判断なんでしょうね。
ボクもせっかく面白いことを言ってるかも知れないのに1ミリわからないのはフラストレーションが溜まってましたから。
フィンレー選手のキャッチフレーズがこの夏からだったかな?「ザ・レベル」に変わりまして、反逆者という意味だそうです。
オカダ選手の側にいた時の外道選手は事あるごとにオカダ選手のことを他の選手とは「レベルが違う」と言ってましたが、まさか違う「レベル」の選手のサポートをするとは、思いもよりませんでした。
「レベル」が違うフィンレー選手の活躍をお楽しみに。
きっとわれわれの度肝を抜いてくれます。
それではまた。
ありがとう!