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【スターダム】MVPはスターライト・キッド:3.27 STARDOM WORLD CLIMAX 2022 ~The Top~ 観戦記 2

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

今回は昨日に続きまして、

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両国2連戦の2日目の感想を書きます。

STARDOM WORLD CLIMAX 2022 〜The Top〜

試合順に感想を書いてまいりますけども、最後の最後が実にグダグダでちょっと残念なエンディングでした。

負けたけどキッドの勝ち

まずはKAIRI vs スターライト・キッドです。

1日目のKAIRI選手の素晴らしい出来を見て、キッド選手はいつも以上に背伸びをして頑張っていたように見えました。

その頑張っている姿が実にかわいかったです。

サイズ的にはあんまり差はない両者ですが、大人と子供が対峙しているように見えまして、子供が必死になって大人になろうとしている姿が良かったです。

攻めもインセイン・エルボーを警戒しての腕攻めというチョイスも良かったです。

スターダムでは序盤に布石を打って終盤に回収するというよう試合をする選手があまりいないので、いい試みだなと思いました。

技が使えなくなったり、痛みでフォールが遅れたりというような具体的な効果は得られませんでしたが、いつあるかわかりませんが、次の対戦の深みになるんじゃないでしょうか。

1日目のタッグマッチでは、KAIRI選手がスーパースターらしくしっかりと他の選手と格の差を見せつけてまして、キッド選手にとってはしんどいかな〜とちょっと思っていたのですが、全く格の差は見受けられませんでした。

大江戸隊に行ってからはキッド選手はどんどん技が丁寧になられまして、かなり進化したと思っていたのですが、KAIRI選手と対戦することでその精度の高さが見事に証明されたんじゃないかと思います。

たぶんKAIRI選手的には、今後のことを考えると赤も白も戴冠していないキッド選手との差をつけて勝つことで自身の価値を内外に見せつけたかったんじゃないでしょうか。

ところがそれが全然出来なかったので、キッド選手だけが美味しい思いをしたように見えました。

試合はキッド選手が負けてしまいましたが、実質的にキッド選手の勝ちです。

KAIRI選手が感動の再開を演出しようとしていたのを、キッド選手が情に流されずキックを出していったのも100点満点でした。

キッド選手との対戦を経て、KAIRI選手は試合内容で目立ちに行くのがカンタンじゃないことを思い知ったからエンディングに出てきたのかな、とすら思いました。

今大会のMVPはキッド選手です。

プロミネンスがとっても良い

続きましてはDDM vs プロミネンスの8人タッグマッチ、ジュリア&ひめか&舞華&テクラ vs 世羅りさ&鈴季すず&藤田あかね&宮城もちです。

この試合を観る前に、あるYouTuberの動画を見てまして、そこではDDM(ドンナ・デル・モンド)が圧倒的だったというようなことをおっしゃっていたので、そんなに差があるの?と思いながら観ていましたけども、ボク的には試合を面白くしていたのは完全にプロミネンス側だったように思います。

DDMファンとしては実に残念ではありますが、プロミネンスのほうが美味しいところを全部持っていたように思いました。

見た目はDDMのほうがしっかり練習してます感がある体つきですし、闘志も表に出てて、素晴らしかったです。

かたやプロミネンス勢は鈴季選手以外はちょっとタプッとしていて、特に藤田選手なんかは熟女感全開でした(個人的には大好物です)し、初めて見ることになった宮城選手はただ太っているだけの女の人をリングに呼んできちゃったみたいな感じで、対抗戦の緊張感を和らげる効果がありました。

ところが動き出してみますと、宮城選手が素晴らしいわけです。

見た目と違って機敏ですし、チームとしても見事な連携攻撃を見せてくれました。

藤田選手のアバランシュホールド、宮城選手のリバーススプラッシュとかテーズプレスとかシビレました。

白川未奈選手もテーズプレスを使いますが、宮城選手のほうがインパクトは遥かに上でした。

DDMの皆さんは、ジュリア vs 鈴季のシチュエーションを意図的に作ろうとしていたところもあったので、あえて前面には出ていかないようにしていたようなので、余計にプロミネンスが美味しく見えたという側面もあるかと思います。

だけども、YouTuberの方がおっしゃるほどDDMと差があるようにはボクには思えませんでした。

ボク的には外敵に対するいつも以上に厳しいひめか選手をもっと観たかったですね。

明らかに重そうな宮城選手をボディスラムでぶん投げる姿に頼もしさをすごく感じまして、これはシンデレラ・トーナメント優勝間違いなしだな、と思っちゃいました。

今後もプロミネンスの皆さんには継続参戦してもらいたいです。

少なくとも柊くるみ選手が復帰してしっかりやれるまではなんだかんだあって欲しいと思いました。

デスマッチは観たくないですけどね。

良いときの上谷でした

続きましてはワンダー・オブ・スターダム選手権試合の上谷沙弥 vs 中野たむです。

たむ選手にとっては降って湧いたようなリマッチですから、こりゃたむ選手が勝っちゃうんじゃないかと思ったんですが、負けちゃいましたね。

今年は上谷選手を推せるだけ推しますので宜しくという団体の姿勢が見えました。

1日目はスゴく雑な試合をしているように感じた上谷選手でしたが、またしてもたむ戦は一切そういうことを感じさせない闘いっぷりでした。

※上谷選手がタイトルを獲得した試合も雑さを感じませんでした。

結局、たむ選手は上谷選手のお師匠さんということで、お互いやりやすいんですかね。

序盤なんて、何年か前の新日の旗揚げ記念日でのオカダ・カズチカ vs ウィル・オスプレイのような攻防を見せまして、女子プロレスでもこんな攻防を見せてくれる日が来たのか、と嬉しくなりました。

この調子だと新日がスターダムより明らかに下になる日が来そうな気がしました。

ただ、フィニッシュはどうなんでしょうね?

きっちり勝ってしまうのは、たむ選手の価値を落としてしまうと判断したんでしょうかね?

バイオレット・スクリュー・ドライバーがキックアウトされたら、たむ選手の価値を落としていると思うんですけどね。

あの技は奥の手だと思っていたので、割と早めに出ちゃったな、とは思いましたが、せめてニアロープであって欲しかったですね。

せっかく上谷選手の出来がすごく良かっただけに、すごく残念なオチになってしまったのはもったいなかったです。

どこかでしっかりとした決着戦を観たいです。

ビッグマッチのセミでしっかりとした決着が見せられなかったカードを、一体でどんなシチュエーションでやるのかは想像つきませんが、このままでは終われないでしょうね。

両者の良いところが出ないまま終わる

最後はワールド・オブ・スターダム選手権試合の朱里 vs 岩谷麻優です。

DDM vs プロミネンスを挟んでシングルマッチが最後の方に3つ並んだわけですけども、その内容は後ろに行くほど悪くなっていたように思いました。

この試合は朱里選手、岩谷選手ともに良いところが出ないままに試合が終わってしまいましたね。

時間切れドロー決着を避けただけでも良しとするべきなのかも知れませんが、タイトルマッチに相応しい重厚な試合を構築するためには60分一本勝負にするべきなんじゃないかと思いました。

最後は白虎で朱里選手のギブアップ勝ちというオチだったんですが、それをチョイスするのならもっと徹底的に序盤から左ヒザ狙いに行かないと辻褄が合わない気がしましたね。

そしていつも以上に硬く行って、岩谷選手のゾンビ性を引き出した上で勝たないとダメだったと思います。

ビッグマッチの最後の最後ですし。

村山レフェリーが時間切れになりそうだったので無理矢理止めましたって感じに思えました。

シングルタイトルの2連戦って選手にとっては相当キツいんだと思います。

朱里選手のような鉄人であってもキツいみたいなので、ビッグマッチ2連戦をやってもいいけども、1日目がシングルのタイトルマッチなら、2日目はタッグのタイトルマッチにしたほうが試合のクオリティは保てるんじゃないでしょうか。

そういうこともあって試合時間は30分になっているんでしょうけどね。

赤も白も消化不良でした。

KAIRI vs キッドがスベってたらえらいことでした。

この日はキッド選手に救われた大会だったと思いました。

MVPはキッド選手です。

それではまた。

ありがとう!


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追記

エンディングは朱里選手がまだ喋り終わらぬうちにKAIRI選手と上谷選手が入ってきて、無理から〆に入りましたが、全員いわばボケなんでグダグダでしたね。

たぶん、KAIRI選手が積極的にボケて、チャンピオンの2人がツッコむというのが理想のシチュエーションだったと思うんですが、上谷選手がベルトを天地逆につけるという大ボケをかましまして、近年稀に見るヒドいエンディングになってました。

これもスターダムの味ですね。

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