元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
いや〜素晴らしい大会でした。特に〆は最高でした。最後に解説のミラノコレクションA.T.さんが「Romanticが止まらない」とおっしゃっいましたが、
※このC-C-Bというバンドのヒット曲に「Romanticが止まらない」というのがあるのです。
上手いこと言うな〜と関心しました。昔からC-C-Bの大ファンですが、「Romanticが止まらない」という状況が理解できないままでした。ついに理解できました。ありがとうミラノさん。
ジェイよりヒクレオ
戦前、セミ前の8人タッグマッチの注目は久しぶりにリングに登場でするジェイ・ホワイト選手であると昨日書きました。
しかし、僕の目をひいたのはヒクレオ選手でした。
このレッグ・ドロップも相変わらず素晴らしかったわけですが(画像はありませんが)スウィンギング・ネック・ブリーカー・ドロップは、この大きな体が活きる良い技のチョイスでした。もっとシングルマッチを重ねて、経験を積めば大化けするかも知れませんね。実に楽しみです。
ただシングルマッチを組んでもらうためには、もっとアピールしていかないとバッドラック・ファレ選手の後を追うだけになってしまいそうです。
僕はファレ選手の若い頃を知りませんが、きっと若い頃のファレ選手もヒクレオ選手のように期待された選手であったはずです。
大きいというのは何より財産です。活かして欲しいです。
やっぱりオカダ・カズチカ
さて、NEW JAPAN CUP 2019(以下NJC)の準決勝第1試合、オカダ・カズチカ vs 石井智宏の感想です。
先日も書いたように、ここまで来たら石井選手の優勝が観たいと思うようになり、試合では石井選手のブレーンバスターが炸裂しろ!と応援しておりました。
計3回トライしたのかな?ヒザで頭を蹴って脱出、足をジタバタして脱出ときて、もう次に持ち上がったらアウトじゃないかと思っていたのですが、後方に着地してのきりもみ式ツームストン・パイルドライバーに繋がれてしまいました。
これが出たらもう終わりって感じのする技です。実際、終わってしまいました。
試合後、オカダ選手が石井選手にお礼をしていた姿が印象的でした。
「あなたのおかげで、私はまた一つレベルが上がりました、本当に感謝いたします、ありがとうございました」の図です。こういうの好きです。ただ、これで石井戦は最後になっちゃうみたいな気分になりました。まだ夏も観れますよね?
勝っても負けてもなかなか自分の試合に満足しない石井選手が
こうやって相手の選手の腕を上げるのは、きっと満足行く内容だったんじゃないかと思われます。全部出し尽くして負けた相手は、まだ余力が残っているんですから、ここでオカダ選手を認めないようでは逆に石井選手の男が廃ります。カッコ良いですね。
ブレーンバスターが決まるかどうかも一つのポイントではあったんですが、途中レインメーカーを一本背負いで切り替えして、
腕ひしぎ十字固めに行ったシーンは美しかったです。
オカダ選手の腕が伸び切ってましたし、この写真では石井選手の左足がオカダ選手の体に乗っかってましたが、最初左足だけオカダ選手の背中に差し込まれていて、オカダ選手の右腕方向に身体を起こされたら、いくらプロレスでもアウトな決まり具合になるな〜とドキドキしました。
プロレスごっこでこの技をもらったことがありますが、入ったらすぐにギブアップしてしまうくらい恐ろしい技です。ちょっとくらいのガマンもさせない危険な技です。しかもかつてオカダ選手は中邑真輔選手にこれでギブアップ負けしています。
こりゃギブアップあるな、と思いながら観ていました。
しかし、オカダ選手はこれをなんとか凌ぎ切り、終盤になっても高さが落ちないドロップキックを随所で決め、
最後はレインメーカーで見事に石井選手を討ち取りました。
石井選手のフィールドに早々に踏み込んで、
石井選手の全てを受け止めての勝利はまさに横綱相撲でした。
最近は「レベルが違う」と言うことがなくなりましたが、レベルの違いを見せつけた試合になりました。
やっぱりオカダ・カズチカの優勝なのかな。そう思わせる試合でした。
予想通りの勝利だけど・・・
セミで死力を尽くして、体力を削り合う壮絶な試合をされたら、メインではそれ以上の何を見せればお客様が満足してくれるのだろう?責任感の強そうな棚橋弘至選手はずいぶんきついシチュエーションだったんじゃないでしょうか。早々にヒール感出しに行ったのは、さすが棚橋選手です。
メインは棚橋弘至 vs SANADAです。
この試合を僕は藤波辰爾さんと武藤敬司さんの代理戦争のように観ていたわけですが、奇しくも実況の人か解説の人だかが同じようなことを言っておられて、やっぱりそういう側面があるよな、そう思ったのは僕だけじゃなかったのね、と安心しました。
セミが頭を使っていないということではありませんが、セミ以上に頭をフル回転させて、それぞれの技術をフルに使っての渋い試合でした。
またセミが二人の過去の対戦や人間関係を知らずしても、ただただ凄いな〜と思わせる「点」の試合(もちろん過去を知っていても楽しいわけですが・・・)だったことに対して、メインは2人の過去や関わってきた選手、ここまで勝ち上がってきた道のりを知っていると、より深みが増す「線」の試合でした。
最後の最後まで互角の戦いだったのですが、最後の最後、ザック・セイバーJr.選手を仕留めたジャパニーズ・レッグロール・クラッチ・ホールドがモタモタしてしまった棚橋選手。
その直前に、これまたかつてザック・セイバーJr.選手を仕留めたSANADA選手のオコーナーズ・ブリッジを切り替えしてのジャパニーズ・レッグロール・クラッチ・ホールドだっただけにサッとガチッと決めて欲しかったです。
しかし、それが出来ないほどもう棚橋選手のヒザは動かなくなっているように見えました。
ジャパニーズ・レッグロール・クラッチ・ホールドを切り替えしてのSkullEndがフィニッシュになったわけですけども、仮にこれでギブアップが奪えなかったとしても、その後のラウンディング・ボディプレスは返せなかったと思うので、やっぱりジャパニーズ・レッグロール・クラッチ・ホールドが決まらない時点で万事休すでした。
その前のテキサス・クローバー・ホールドも決めきれませんでした。あれも中腰になりますから、ヒザに負担がかかるんでしょうね。
かけられてるSANADA選手よりも棚橋選手のほうがきつそうでした。
予想通りにSANADA選手が勝利したのですが、試合後に予想外のことが起こります。どうせ「長岡が1番好きです」で終わりだろうと思ったら、
ワイアット・ファミリーみたいなことをSANADA選手がやりました。
これはまたメインでSANADA選手に勝ってもらいたいという気持ちになりますよ。これ、自分も試合に参加したような、会場の一体感を得られますもの、これぞライブですよね。
むかしは会場の一体感を表すと言えばウエーブでしたけど、これならすぐやれますから良いですね。僕も参加したい。
最高の〆でした。
その存在感は内藤哲也選手と同等にまでなったんじゃないでしょうか。内藤選手は焦ったほうが良いでしょうね。
さ、もうすぐ決勝戦です。SANADA選手はオカダ選手にどんな戦いを仕掛けるのでしょうか。これが勝った選手が両国のメインに出場ならSANADA選手もあり得ると思いますが、やっぱりMSGでのタイトルマッチとなると、オカダ選手になってしまいそうですね。
今日は「Romanticが止まらない」ではなく「金の降るぞ〜」になりそうです。
それではまた。
ありがとう!
追記
この日のワールドのカメラワークもひどかったですね。後もカメラがアホだとさすがにわざとやってるんじゃないかと思えてきます。ちゃんとオカダ選手のドロップきっくが見たかったら会場に来いというメッセージかな、と。ワールドでジャンジャン観られるよりも会場にどんどん足を運んでもらうほうが良いでしょうしね。
もうカメラのことは諦めました。