元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回は3月19日行われましたスターダムの『天咲光由凱旋記念大会』です。
STARDOM in KYOTO 天咲光由凱旋記念大会
先日、岩谷麻優選手の凱旋記念大会でしたが、岩谷選手クラスならそんな記念大会が開かれることには何の驚きもないわけですが、天咲選手は2年目に突入したばかりまだ新人。
しかも、これが2回目か3回目の凱旋記念大会じゃないですかね?
ハッキリと記憶してないんですが、初めての記念大会ではなかったはずです。
つまりそれだけ天咲選手には会社も期待しているということです。
果たして、天咲選手は会社の期待に応えられたのでしょうか。
振り返ってまいります。
出た!スーパーガール
まずは飯田沙耶 vs 向後桃 vs 水森由菜です。
このところ、オープニングマッチは3WAYばかり同じような感じだったので、興味があんまり湧いてなかったのですが、この試合では向後選手が良いスパイス役をやってまして、面白くなってました。
まっすぐで素直なイメージの飯田選手を言葉巧みに誘導して価値をもぎ取ろうという、ちょっとずる賢い姿勢の向後選手は魅力的だと思いますので、今後もこの部分を伸ばしていって欲しいです。
またか思われるでしょうが、これを観て思ったのは「インテリジェント・モンスター」のキャッチフレーズを持つ刀羅ナツコ選手が本来はこういう闘いに特化してないとマズいんじゃないかということです。
「インテリジェント」という言葉には「知的な」とか「聡明な」とかあるんですが、プロレスにおけるそれはずる賢さだと思うんですね。
それは何が何でも勝利する、という”キング・オブ・ダークネス”EVIL選手の姿勢が、まさにプロレスにおけるそれなんじゃないかと思います。
昔、ブルーザー・ブロディというプロレスラーがいまして、そのキャッチフレーズが「インテリジェンス・モンスター」だったんですが、それはワイルド過ぎる見た目からして、本能の赴くままに戦うんだろうな〜と思わせて降りて、ちゃんと試合が考えられているという意味だったと思います。
どちらかというモンスターなのに、インテリジェンスがあるという意味だったのです。
ナツコ選手の場合はモンスターと言うにはちっちゃいですから、知能が高すぎて怪物である、という意味になるということだと思いますので、やっぱりそれをリングで示して欲しいです。
向後選手を出しにナツコ選手に苦言を呈してしまいました。
ごめんなさい。
フィニッシュが久しぶりにスーパーガールでしたね。
これはボクが大好きな技なので、フィニッシュになって嬉しかったです。
ふざけ具合と決まり具合のバランスが絶妙です。
言うなれば、水森選手はブロディ系の「インテリジェンス・モンスター」だと思いますから、水森選手ももっともっと策を弄して勝って欲しいです。
足四の字はもうちょっと丁寧して欲しい
次は舞華&桜井まい vs 白川未奈&マライア・メイです。
マライア選手の名字は「メイ」ですね。
日本語に置き換えると「5月」です。
つまり日本語表記だとマライア選手は「五月マライア」になるわけです。
これだけのことで、ある一定の年代の方にはマライア選手がセクシーに思えてくるんじゃないかと、ふと思いつきました。
桜井選手に挑発されて発した日本語が、場所が京都ということもあって「おいでやす」と言っていたのが素晴らしかったです。
マライア選手の馴染みっぷりは言葉で書き尽くせません。
ずっとスターダムで活躍して欲しいです。
それから桜井選手の貴婦人キャラが少しずつ形を成してきているのも見逃せないですね。
最初は「リングの貴婦人」ってなんじゃい?と思ってましたが、桜井選手がここに来てようやくこのキャラ付けに気が付きまして、寄り添ってきました。
今後もどんどん庶民とはステータスが違うところを見せるような演出が増えてくると面白くなるはずですので、大変だとは思いますが、精進していただきたいです。
さてフィニッシュが白川選手の代名詞になりつつある四の字固めだったわけですが、入り方の面白さばかりに注目していたのですが、決まり具合がイマイチでしたね。
何回も使っていくうちにあの入り方でもしっかりと決まるようになると思うんですが、早いこときちんとやれるようにならないとせっかく説得力を帯びてきたのが台無しになります。
他の技が丁寧に繰り出しているようになってきただけに、これだけが妙に雑に見えてしまうのはもったいないです。
近々、白いベルトの王者になると思うので、技だけは美しく丁寧に決めてもらいたいです。
※白いベルトの王者になるというのはあくまでボクの願望です。
4WAYになってない
次は4WAYマッチのAZM vs スターライト・キッド vs コグマ vs 鹿島沙希です。
この試合、なぜ4WAYにしたんですかね?
タッグマッチで良かったんじゃないかと思いました。
これでキッド vs 鹿島がバチバチにやり合うのなら4WAYにした意味も出てくると思うんですが、そんなこともありませんでしたし。
それよりもAZM&コグマの越境タッグ?が、案外見事なコンビネーションを見せて大江戸隊を圧倒する、というようなシーンが見られたほうが盛り上がったんじゃないかなと思いました。
そろそろパワーバランスが変わって欲しい
次は岩谷麻優&葉月&羽南 vs 渡辺桃&刀羅ナツコ&琉悪夏です。
このメンツをみて、羽南選手か琉悪夏選手が負けちゃうんだろうな〜と思っていたら、本当にそうなってしまったわけですが、そろそろそこまでの差を付ける必要もなくなってきたんじゃないかと思いました。
羽南選手はこれから本格的にプロレス道を邁進するんでしょうし、フューチャー圏内からも卒業したと思いますから、もうちょっと桃選手やナツコ選手に肉薄した内容を残しても良いんじゃないですかね?
琉悪夏選手にしても、もしかしたら岩谷選手に勝っちゃうんじゃないの?というような場面があっても良いような気がします。
もちろん、単独で技をかけてきちんと3カウントというわけにはいかないでしょうけども、桃選手やナツコ選手、ひいては大江戸隊の皆さんのお力添えを存分に頂戴して、岩谷選手に冷凍庫爆弾を炸裂させるというようなことがあってもいいと思います。
いつまでこんなパワーバランスにしておくのか。
もう新人もデビューすることですし、実年齢が若いから若手扱いというのはそろそろやめてあげて欲しいな、と思いました。
そうそう最近、羽南選手が飛びつき十字をよく披露しますが、羽南選手に求められているのは、そういう技じゃないと思うんですけどね。
ボクだけなんですかね、そんなふうに感じているのは。
レディはパワー系でなくテクニシャン系に振ったほうが良い
次は上谷沙弥&林下詩美&レディ・C vs 朱里&壮麗亜美&MIRAIです。
この試合も大方の予想通り、レディ選手が負けちゃったわけですが、負けた相手が少し前にフューチャーを争った壮麗選手というのがなかなか厳しい現実を突きつけられているように思いました。
レディ選手がまたしてもこの試合でローリング・クレイドルを見せました。
これまで背の高さに引っ張られ過ぎて、パワー系の技をチョイスしがちだったんですが、ここに来てテクニシャン系の技をチョイスしたことは、すごく良いことだと思いました。
あからさまなパワー系である壮麗選手などに当たると、その非力さが余計に浮き彫りになります。
この方向転換?は見るからに細身なので、パワーファイターと正面からやり合うのはあまり得策じゃないと気がついたんでしょう。
それでもタックル合戦とか逆水平合戦とかやっちゃってますが、それも徐々に減らして、かわしたりいなしたり、切り返したりで攻められるようになると、状況が変わって来ると思います。
最近脳天唐竹割りはやってないような気がするのですが、何ででしょう?
あの技は今や誰も使ってないと思うので、良いチョイスだと思うんですけどね。
たむのあれは悪手だったんじゃない?
次はジュリア&ひめか vs 中野たむ&なつぽいです。
さて、試合後の一悶着が話題になった試合です。
Twitterでチラッと観てましたが、通して観るとより一層悪手だったんじゃないかと思えました。
ジュリア選手の髪を切る必要はどこにあったんでしょうか。
バックステージで勝ってチャンピオンになったのに、みんなはジュリア、ジュリア言うとおっしゃってました。
これはたむ選手が勝った時、坊主になってもカッコ良くてズルいと言ってしまったのもあると思うし、チャンピオンになってもパッとしなかったのは、本人の責任です。
そして、そのことをバックステージでわめき散らすことで、器の小ささを露呈してしまった気もします。
生粋のたむファンは同情するのかも知れませんが、中立のファンにはこの感じでたむ選手を応援しようと行く気持ちにはならないんじゃないでしょうか。
この面倒くさい女キャラは、たむ選手の持ち味ではあると思うんですが、今回のはただ面倒くさいだけでなく、自分の実力不足を棚に上げての感じ悪い女に見えてしまってます。
闇が深くてボクは怖かったです。
そして、この怖い人をジュリア選手に2度とこんな口が聞けないように、こんな暴挙に出ないように、成敗してもらいたいと思ってしまいました。
やっぱり天咲光由は超新星だった
そして最後はパッション注入マッチの高橋奈七永 vs 天咲光由です。
パッション注入マッチということでしたが、天咲選手には注入される前からパッションはあった気がしました。
それを引き出された感じがしました。
このところ膝十字固めを多用していたのは、自分よりも大きな敵(奈七永選手)を倒すためだったのかぁとこの試合を観て合点が行きました。
ここまで徹底した一点集中攻撃は、スターダムのトップ選手でもなかなかやりません。
終盤に来ると多少スタミナ切れ見えるようなシーンもありましたが、気合いで乗り切ってしまうところも良かったです。
とにかく体力や体格で負けるのは仕方がないが気持ちだけは絶対に負けないというものが見えました。
そんな顔を作ってるだけ、という選手もいますけど、天咲選手からはそんな上辺だけの感情には思えませんでした。
本当にトップを獲るつもりなんだろうなと思わせる気迫を感じました。
さてこの試合も試合後がまた面白かったんですが、テッペンで咲くのはいつだと奈七永選手に聞かれて、天咲選手は1年後だと言い切りました。
実に頼もしいなぁと嬉しくなりました。
デビュー1年目はケガして試合をしてない期間もそこそこありましたが、コンスタントに試合に出ていたならば、もっと成長していたに違いないと、思わせるのに十分な試合でした。
あとは、入場ガウンがそろそろ欲しいところです。
このところ、天咲選手には苦言を呈することが多かったのですが、改めてスターダムの超新星なんだなぁと実感しました。
それではまた。
ありがとう!