元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
4日間のお休み明けということで、今回は『NEW JAPAN CUP 2023』のトーナメントを感想を書いてない分を全てここで書いてしまいます。
NEW JAPAN CUP 2023
この4日間は所要で東北に出かけておりまして、しっかりプロレスを観戦する状態になかったのでお休みさせていただいておりました。
東北に行ったついでと言ってはなんですが、アントニオ猪木さんのお墓にもお参りに行ってまいりました。

どエラい雪の中にありましたが、そんなところでも何人かファンの方が来たおられるのか、ちゃんと道が出ておりました。
まさに踏み出せばその一足が道になってました。

ということで全6試合を振り返ります。
勧善懲悪の団体芸
まずは3月17日のマーク・デイビス vs EVILです。
わかりやすい勧善懲悪の試合で、しかもユニット同士がしっかり絡み合う団体芸まで観られて最高でした。
本来ならデイビス選手ではなくウィル・オスプレイ選手がこのリングに上っていたわけですけども、デイビス選手の凄さがアピールできて、怪我の功名でした。
UE(ユナイテッド・エンパイア)の存在感をアピールできたんじゃないかと思います。
最後のウォーター・スライダーは物凄いスピードでして、決して軽くはないであろうEVIL選手がブンブン回されて、スカッとしました。
きっちりブーイングを浴びれるようになりまして、HOT(ハウス・オブ・トーチャー)の皆さんもイキイキしていたように見えました。
なぜかジェフ・コブ選手がバックを持ったまま出てきたのが、緊急事態感を演出できてて良かったです。
今回の場合は最初から結果を知った上で観ておりましたから、UEのメンバーが勝ち上がるのはここまでだと知ってました。
なので、このNJC(ニュージャパンカップ)でUEに何か起こるということはないわけです。
それだけにNJCが終わったあと、UEにはどんなことが起きるのか、というか、オージーオープンに何か起こるんじゃないかと期待してしまいます。
格付は変わらず
次は3月17日の内藤哲也 vs SANADAです。
今回はSANADA選手が勝つと知っている状態で観ていたので、勝敗に関するワクワクは残念ながら味わうことがないままでの観戦でした。
それゆえ、SANADA選手が試合においてどう変化を見せるのか、という部分に注目しながら観ておりました。
でも、残念ながら試合そのものは完全に内藤選手に支配されてしまってまして、ここから環境を変えてイチからスタートすることになるSANADA選手ですが、前途多難だな、と思いました。
変わったことと言えば、一発逆転が可能なフィニッシャーを手に入れたことで、かなり追い込まれても最後まで諦めずに観てられるというところが変わったところです。
しかしながら、SANADA選手がチャンピオンの場合はそれでいいと思いますが、今から天下獲りをしようという選手がそのスタイルではしんどいように思います。
たまたま今回は勝っただけという印象になってしまっては、これまでのSANADA選手と何ら変わらないと思うので、環境を変えて、ルックスにもテコ入れ(この試合ではなく、ルックスについては次の試合から変わったわけですが)しても、試合内容に変化がないと大丈夫かなと心配になるだけでしたね。
この試合後にSANADA選手がマイクを取りましたが、最終的にはTAKAみちのく選手に渡してました。
ずっとJ4G(ジャスト・フォー・ガイズ)のMC担当がTAKA選手でしたから、それはそれで良いんですけども、LIJ(ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン)を抜けるという大きな変化を見せた直後ですから、もっともっと喋っても良かったと思うし、この大会に関してはSANADA選手の言葉で締めても良かったんじゃないかと思いました。
高橋ヒロム選手が憤慨していたという「用がないから帰れ」という部分だけは、これまでのSANADA選手とは違ったところだったので、今後も何かに付けて言っても良いんじゃないかと思いました。
※実際、このあと感想を書きますデイビス戦後に出てきたフィンレー選手と外道選手に対して「帰れ」と言ってまして、ここは良かったです。
ボクとしては優勝するのはフィンレー選手であって欲しいと思っておりますので、SANADA選手に優勝されてしまうのは困ってしまいます。
だけど、ユニットを変えたからにはSANADA選手には絶対に世界ヘビーの王者になってもらいたいという気持ちもありまして、少々混乱しております。
賛否両論あって、とくに「LIJのSANADA」が好きだった方にはかなり不評に見えますが、世界ヘビーを獲ればそういう評価も変わるんじゃないかと思いますので、頑張って欲しいです。
新鮮な試合
次は3月18日の海野翔太 vs デビッド・フィンレーです。
まだ2人の動きがボクの中にインプットされて切ってないところがあって、そういう攻防になるのか〜とちょっとした驚きがあり、新鮮でした。
これまで対戦経験はあったのかな?
あれは海野選手のツイッターだったか、昔のフィンレー選手と仲が良かった頃の写真を観ましたが、今後その部分も掘り下げていって上手に絡めていけば、良いライバルストーリーが描けるんじゃないかと思いました。
この日はセミでしたけども、いずれは世界ヘビーをかけた試合となり、大きな会場でメインを取るカードになってくれたら良いなと思いました。
ボク的にはメインよりこっちの試合のほうが楽しかったですが、フィニッシュは一発逆転よりも積み重ねてねじ伏せる選手のほうが好きなので、フィンレー選手にはそういう闘いを見せてほしかったというちょっとした不満はありました。
それと外道選手がゲストに来て、フィンレー選手がジェイ・ホワイト選手とは真逆みたいなことをおっしゃっておりました。
ジェイ選手は頭が良くて周りが見えてる選手だったというようなことをおっしゃっていたのですが、それじゃあフィンレー選手がアホに聞こえるじゃないかと思ったりしました。
でも、それはいい意味でアホだということで、空気を読まないということであると解釈しようと考えたら、外道選手自身がそう言ってました。
もっとタマを出世させてあげて
次は3月18日の後藤洋央紀 vs タマ・トンガです。
ボク的にはあんまり盛り上がれない試合でしたね。
結果を知った上で観ていたというのもあるんですけども、この2人だったらもっと違ったものが観せられたんじゃないかという期待を超えてこなかったからかな、と思います。
またこの試合のゲスト解説にエル・デスペラード選手がおられまして、後藤選手が「プロレスはキャリアのスポーツだ」と言ったことに対して、言葉の足らなさを指摘されておりました。
ここに後藤選手が今の位置に留まっている理由が凝縮されているように思いました。
試合内容はそんなキャリアを積み重ねたゆえの上手さみたいなものを見せることなく、負けちゃったのもまた問題でしたかね。
負けてもなお、やはりベテランだったなと思わせることが出来れば、ある意味後藤選手の勝ちだったと思うんですがそうはならなかったかなと思いました。
それにタマ選手の場合、ガンスタンが決まれば強制的に試合を終わらせることが出来るので、後藤選手の得意の力押しの怒涛の攻めがもっと出せたと思うんですがね。
両者共にあんまり良いところが出せなかった印象でした。
さて、試合後にタマ選手が日本語でマイクをしました。
やっぱりタマ選手もそこそこ日本語が操れるんだな〜と嬉しくなりました。
現在NEVERのチャンピオンですけども、更に上、そしてもう一つ上のタイトルを争える選手だと思うので、出世させて欲しいです。
日本語がそこそこ行ける外国人選手はみんなチャンピオンになってほしいと思ってしまうところがあります。
カウンター対決
次は3月19日のタマ・トンガ vs デビッド・フィンレーです。
この試合はどっちが勝ってもおかしくない展開でした。
というのも、どちらのフィニッシャーも相手の技を切り替えした直後に繰り出すことが出来るカウンターに使える技なので、結果を知らずに見ていたらもっとハラハラしたのにな〜と思いました。
この展開のおかげで、タマ選手が負けちゃってもたまたまフィンレー選手のフィニッシャーが炸裂しただけで2人に優劣はないし、NEVERチャンピオンであることにも傷がつかないということになったのですが、こうなるとフィンレー選手が優勝せずにNEVER戦線に参入という芽が出てきてしまったので、ちょっとボク的には困ります。
どうせなら、しっかり倒せたら良かったのにな〜と思いました。
フィンレー選手がBULLET CLUBのリーダーとして存在感をアピールしようと思ったら、ああ、フィンレー選手は強くなったんだな〜と思わせるような試合ばかりを観せないとまずいと思うんですよね。
ボクのように、何があってもフィンレー選手を応援しようという気持ちの人間ならば、どんな内容であれ結果が出れば概ね満足できるんです。
けども、そもそもフィンレー選手をぽっちゃりだから嫌いみたいなことを言っているファンの方には、内容も伴わないとリーダーだと認めてもらえないでしょうから、もうちょっと他を圧倒するような試合をして欲しいです。
それはまだ無理かな。
ともかくボクはフィンレー選手が世界ヘビーを巻くところを観たいです。
ほぼデイビスの勝ち
最後は3月19日SANADA vs マーク・デイビスです。
9割ぐらいはデイビス選手が勝ってる試合でしたね。
変形DDTがなかったら、普通に負けてる試合だったように思います。
使い方がジェイ選手のブレードランナーと同じというのは、どうかと思います。
それでもジェイ選手の場合は、途中途中に相手を圧倒する場面を作るので、たまたまブレードランナーが当たったから勝ってた、ラッキーだったみたいなことはありませんでした。
試合の組み立て方をもっと変化をつけないとSANADA選手が世界ヘビーを巻くところまで行くのはちょっと難しいのかな、と思いました。
丸め込んだり、グラウンドテクニックだったりで、もっとデイビス選手をキリキリ舞いさせることができたなら印象も違ってたんでしょうけどね。
J5G(ジャスト・ファイブ・ガイズ)に加入してなかったら、きっとクローズ・ユア・アイズで負けてたと思いました。
さ、今夜は決勝戦です。
もうどっちが優勝しても新しい景色が観られそうですね。
それではまた。
ありがとう!