元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
本日は更新が遅れてしまいまして、申し訳ございません。
今回はスターダムの高田馬場大会のQQ(クイーンズ・クエスト)と大江戸隊の5 vs 5綱引きマッチの感想です。
あれはいつだったか、冗談で綱引きマッチでもやったら良いのに、と書いたら本当にスターダムで実現しましてビックリしました。
あの時はDDM(ドンナ・デル・モンド) vs プロミネンスでやれば良いのに、と書いたのでちょっと違ったんですが、昭和の綱引きマッチを覚えているオッサンにはなかなか効いたんじゃないでしょうか。
ボクは嬉しかったです。
高田馬場大会
5大シングルマッチということで、どんな対戦カードになるかがまず楽しみです。
しかもQQのXにはデビューしたばかりの天咲光由選手が加わるということでワクワクするな、というほうが無理というものです。
それでは振り返ってまいります。
詩美は弱く見えたし桃はヒールになりきれない
まずは林下詩美 vs 渡辺桃です。
いきなりビッグマッチのメイン級のカードが第1試合ということで、なかなかのサプライズだったのではないでしょうか。
とはいえ、ずいぶんつまんない試合になってしまいましたね。
この2人でなんでこんな試合になっちゃったんでしょう?
まずは詩美選手は肉体改造でスリムなったとおっしゃる方もおられますが、ボクはやっぱり単純に体調を崩して痩せちゃっただけなんじゃないかと思います。
技の一つ一つがかなり軽くなっていますし、そのおかげでチャンピオン時代よりも格段に弱く見えるようになってしまいましたね。
左ヒザが相当悪いんじゃないですかね。
それに加えて桃選手がヒールになりきれてません。
必至に悪ぶってはいるんですけども、試合そのものは前とあんまり変わらない感じでやってちゃってました。
スターダムの試合では珍しく負傷箇所に攻撃を集中するという戦法をとってはいましたが、これはプロレスでは定石ですし、ね。
さらには刀羅ナツコ選手がチョコチョコと試合に介入するんですけども、それを活かし切れてないんですよね。
桃選手から場外戦に持ち込んで、その間に刀羅選手がレフェリーを引きつけているのに、悪いこと全然しないんです。
普通の場外戦を繰り広げるんです。
せめて左ヒザを鉄柱にぶつけたり、エプロンの角や場外の床に叩きつけたり、もうちょっとエグいことやれば良かったんですが、それもなし。
刀羅選手がレフェリーにちょっかい出していることに気がついた途端、桃選手は急に椅子を持ち出したんです。
でも、その時には刀羅選手はもうレフェリーを引きつけなかったんですが、再び足を引っ張ってレフェリーをすっ転ばせてました。
この辺のコンビネーションの悪さは、桃選手がヒールにも大江戸隊にもまだ馴染んでいないことを表してました。
これでは面白い試合にはなりづらいです。
善と悪のわかりやすいキャラ設定に、善のほうがケガをしているし、悪にはすぐ手を出すセコンドがいる、ここまで整っていてコレですから、キツいです。
ただ、第1戦で良かったですね。
これが最後だったら悲惨なことになっていたと思いました。
いや第1戦だから、こんなふうにしちゃったのかな?
鹿島のイタリアンストレッチNo.32
続きましてはレディ・C vs 鹿島沙希です。
鹿島選手は少しずつファイトスタイルに幅が出てきますね。
打撃を積極的に取り入れているのはわかっていたのですが、この日はジャベまで取り入れてました。
それがイタリアンストレッチNo.32です。
これは間違いなくミラノコレクションA.T.さんが伝授したんでしょう。
公式サイトの試合詳細には三角絞めと書いてあったかと思いますが、あれはイタリアンストレッチです。
かたやレディ選手はサブミッション対策があんまりできてなかったように思います。
初めての後輩だと思われる天咲光由選手が積極的にサブミッションを使っていくタイプなので、あんまりサブミッションでカンタンに極められがちなところを見せてしまうと、下に見られちゃうかも知れません。
レディ選手は全日スタイルですから、サブミッションを積極的に使う必要はありませんが、仕掛けられた時にはしっかりかわしたり、切り替えしたりは出来るようにして欲しいな、と思う次第です。
またジャイアント・スイングをお使いになりますが、あの程度しか回せないのだったら使わないほうが良いのではないかと。
余裕で10回は回して20回近くまで行くと良いんですけどね。
やっぱり今後も馬場殺法やら田上殺法で押して行くのならば、もっとパワーを付けたほうが良いですね。
ま、やっているとは思いますけど。
吏南の今後が楽しみ
続きましてはAZM vs 吏南です。
この綱引きマッチのボク的ベストバウトです。
吏南選手は、最近とっても伸びている気がします。
近々フューチャー戦をやりますけども、今回渡り合ったのはフューチャーより格上タイトルのハイスピードのチャンピオンのAZM選手です。
全然遜色なかったし、AZM選手が負けててもおかしくない内容だったと思います。
AZM選手をババア呼ばわり出来る数少ない選手(つまりメッチャ若い)が、今の時点でこんなに上手だったら、今後どうなっちゃうんだろうとワクワクさせてくれます。
かたやAZM選手ですが、多少追い込まれたとはいえまだまだ余裕があるように見えました。
最初にAZM選手を観たときは、やることなす事スピードはあれど雑で、言うことも頭悪そうな感じがして、好きじゃなかったんです。
ところが、今はスピードは変わらず速いですが、技は丁寧に繰り出していますし、発言もしっかりしてますし、何より腰つきがエラくセクシーになられて好きです。
この安定感はQQのリーダーってことでいいんじゃないでしょうか。
出来るだけ長くハイスピードチャンピオンでいてもらいたいのですが、そろそろ白や赤も視野に入れて欲しいですね。
琉悪夏の今後が楽しみ
続きましては上谷沙弥 vs 琉悪夏です。
上谷選手はウラカンラナで丸め込みという勝ち方で喜んでおられましたけども、勝ってナンボの試合形式だからなのかな?
フューチャー圏内の選手相手に白いベルトのチャンピオンが逆転の丸め込みってマズくないか?と思いました。
それだけ、琉悪夏選手の成長が著しいということなのかも知れませんけどね。
というか、そもそも上谷選手もキャリア的にはフューチャー圏内の選手なんで、白いベルトさえ巻いてなければこれでも良いんですけどね。
試合内容も悪いときの上谷選手でしたね。
技がどれも雑でしたし、琉悪夏選手が重いということもあるんでしょうけども、とっても軽く見えましたね。
白いベルトチャンピオンがこんな感じで本当に良いんだろうか?と思っちゃいました。
それに引き換え、琉悪夏選手もまた吏南選手に負けず劣らず良いですね。
上谷選手の技が雑になっちゃってただけに、余計にしっかり技を出せていたように見えました。
QQのポイントゲッターであろう詩美選手と上谷選手が不甲斐なく、大江戸隊の若手の吏南選手と琉悪夏選手が実に頼りになるというコントラストになってしまいましたね。
結局、これで良かったのかな。
2連続メイン
最後は天咲光由 vs スターライト・キッドです。
ビックリです。
デビュー戦もメインなら、デビュー2戦目もメインです。
こんな選手います?
ただメインに出たと言うだけで終わってもおかしくないのに、ちゃんと成立させてるんですから大したもんです。
右膝への一点集中攻撃、オリジナルの持ち上げないペディグリー(技名ついてます?)とオリジナルの丸め込みをきっちり決めて、しつこい長込みの連発でロープエスケープさせたりと、ホントにこりゃエゲツない新人ですよ。
膝十字固めをしつこく仕掛けてたらギブアップ奪えたんじゃないかという夢まで見せてくれました。
言うこと無し。
スターになることも間違い無し。
綱引きマッチでヒール軍団の大将格に対するのがベビー軍団の若手という構図。
そして、フィニッシュがテキサス・クローバー・ホールド。
この光景を観たらオッサンはやっぱり昭和の綱引きマッチを思い出すことでしょう。
そう、昭和の綱引きマッチであった長州力 vs 前田明(当時)のことがよぎった方も多いんじゃないでしょうか。
そう思っていたら今週の週プロにも書いてありましたね。
あの時は、長州さんのサソリ固めがガッチリ決まってレフェリーが止めたんだったと思います。
あんなシーンを作ったということはキッド選手、若いのにしっかり昭和の綱引きマッチ勉強していたんですかね。
凄いな。
天咲選手は自分のせいでQQが負けたとまで言っちゃってたのもまた頼もしいですね。
本当は「私が勝てばQQの勝ちだったのにすみません」というのが正解ですが、全然OKです。
どんだけ驚かせたら気が済むんだ、という感じです。
星の数では天咲選手が負けて、やっとイーブンだったわけですから、追い込まれていたのはキッド選手のほうだったんですよ。
試合も前田さんに対する長州さんみたいに終始余裕があったという感じではなく、結構追い詰められてましたしね。
それなのに最後に勝ったのは大江戸隊だから大江戸隊の勝ちだ的な言い草が、実にキッド選手的なほのかにアホで良かったです。
さて、結局大会を〆たのはQQだったわけですが、リーダーを決めにゃいかんとAZM選手がおっしゃっておりました。
そろそろリーダーも決めていいんじゃないかと思ってますけど、シングルのチャンピオンの上谷でも、 私でもいいし、まあ、逸材の詩美でもいいし、 まあ新メンバーの光由でもいいし、まあまあ近いうちに作戦会議しましょう。
出典:スターダム公式サイト
リングにいた5人中、レディ選手だけ名前が呼ばれない事態になりまして、ヒヤヒヤしました。
ちなみにボクは上に書いた通り、AZM選手がリーダーで良いんじゃないかと思います。
それではまた。
ありがとう!