元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
昨日のゲスト解説が永田裕志選手だったんですが、つまんなかったです。何から何まで好きじゃないんだな〜と確認できました。
今回は良い試合が続いたとは思いますが、何とも悲しい結果ばかりで盛り上がれませんでした。
なにがダメなんだろうか
コルト・カバナ選手がかなり面白かったので、矢野通選手との対戦が観たいと以前書いたんですが、
それは大好きなデイビーボーイ・スミスJr.選手が負けることを意味しているとtwitterでツッコまれまして、大変困ったことになったな〜と思いながら試合を観ました。
ついこの前も、ウィル・オスプレイ選手の以前のフィニッシャーであるオスカッターであっさりと負けてしまったスミス選手。あんなに良いレスラーなのにどんだけ扱いが悪いんだ?と頭にきました。ま、扱いが悪いのはスミス選手だけではないんですが・・・。
カバナ vs 矢野は観たいのですが、それはカバナ選手さえ来てくれれば、いつでも実現できそうな気がします。ならばNEW JAPAN CUPならではのvsスミスのほうが美味しいだろうと、スミス選手に勝ち上がってもらいたいと願っていたのですが、試合は終始矢野ペース。
「こりゃ矢野勝つな・・・」と矢野選手も好きなので微妙な気持ちではあったのですが、早々にガッカリしてました。
結果、矢野選手はTシャツを脱がぬままにスミス選手を倒してしまいました。
スミス「はあ……適当な言葉が見当たらないよ。また、出直しだ。なにがダメなんだろうか……」
なにがダメなんでしょうね、ホントに。
以前、社長が今のメイさんになった時、チャンピオンが外国人選手ばかりになって、メイさんが外国人だから、世界戦略の名のもとに新日本が外国人天国にされてしまうと危惧されることがありましたが、実際は外国人選手の扱いはそんなに良くはなっていません。
腐らず頑張って欲しいです。
もっともっとカバナが観たい
続いてはこちらの一戦。
良いですね〜、カバナ選手。真壁選手のバチバチフィールドに持ち込めないまま、カバナ選手のコミカルフィールドでやっつけられてしまいました。
真壁選手も年令を重ねて、バチバチの試合ばかりがしんどくなってきたでしょうし、タレント業のときは怖い真壁さんと言うより優しくて面白い真壁さんを全面に押し出してますから、徐々にコミカルフィールドにシフトして良いんじゃないでしょうか。
その入口がカバナ戦なのかも知れませんね。
そのカバナ選手ですが、コミカルなだけでなく随所にテクニシャンぶりが伺えるのが、たまりません。見たことがない動きがドンドン出てくるので次は何が出てくるのだろうとワクワクさせます。
セカンドロープから飛んで着地して、もう一回飛ぶ二段飛びボディ・プレスや今回はムーンサルトプレスも披露しました。
炸裂したら充分フィニッシュになり得る破壊力を感じさせる一撃ですが、きっといつも自爆するんでしょうね。
そしてフィニッシュはスーパー・マン。
これは良い技ですね。普通、こっちが寝転んでて、相手腕を広げて飛んできたら上に乗っかると思うでしょ?それが飛び越して、しかもクラッチされて動けなくなっちゃってるんですから、まいります。
さすがに優勝はないでしょうけど、できるだけ勝ち進んでもっともっといろんな選手と戦うカバナ選手が観たいです。その「いろんな選手」の中にはスミス選手も入っていたんですがね・・・。
小島さん元気ない
以前から第3世代では小島選手がいちばん動けるのは小島選手で、他の第3世代と同じ扱いにするのはおかしいと思っていました。
それは負けてしまった今でもそう思いますが、メンタルの問題でしょうか、この試合はどことなく終始元気がないような気がしました。
鈴木選手の切り裂くようなエルボーが「小島、お前はそんなもんか!」と叱咤激励するように炸裂しだしてから、ドンドン眼力が強くなって元気を取り戻したようになりましたが、途中から元気になったのでは鈴木選手には勝てません。
ラリアットが炸裂してもフォールに行けない時点で小島選手の負けが確定しました。twitterでメンタルの弱さをチョイチョイ露呈してきた小島選手ですが、ついにリング上でもそれが発揮されてしまって、もうベルトに絡むのはないんだろうな〜と思わせる残念な試合でした。
第3世代では好きなほうの選手だったので応援してましたし、鈴木選手は何もここで勝たなくても問題ないので、小島選手が勝てるんじゃないかと思っていたのですが、ダメでした。もうずいぶん前に本人の心が折れてるみたいです。
小島選手より体が動かせない天山広吉選手や中西学選手があんなにハツラツとリングで暴れているのに、なんでそんなに元気なくしちゃうんでしょうね。もったいないです。
小島「ぶざまだな。ほんとに。かつて、約10年前とか、新日本でブイブイ言わした人間が、いまじゃ、このざまだ。かっこ悪くて、情けなくてさ、しょうがない、どうしようもないダメレスラーになってるかもしんないけど、だけど、俺にはまだ、悔しい気持ち残ってから。ふざけんなとか、悔しい気持ちとか、“テメエ、この野郎!”っていう気持ち、まだ残ってんだよ。な? その気持ちがある以上は、明日から、この体があるんだたら、立ち上がるぞ。な? なんべんも、28年のプロレス生活、何回もこんなことあったから。な? そんなの、そんな数多い挫折から比べれば、こんあの、ほんとにほんとのちょぴりとした鼻クソぐらいにしかならないんだよ。な? 俺は必ず立ち上がるぞ、まだ。体だって、まだ元気だから。生きてるから。必ず、明日なったら笑顔で立ちがってやる」
この言葉を信じて、小島聡の大逆襲を楽しみにします。
読み合いの果ての敗戦
メインです。
良い試合でした。最後の最後までどちらが勝つのか全然わからない展開でワクワクしっぱなしでした。
後藤選手はホントに素晴らしかった。実況でも言ってましたけど、技の読み合いがテンポよく流れて、楽しかったです。
SANADA選手がファイヤーマンズキャリーで持ち上げてTKOが来ると思ったら牛殺しだったり、後藤選手の牛殺しをSANADA選手が着地したところGTRに切り替えしたり、2人ならでは攻防に釘付けになりました。
とはいえ、全体を俯瞰で見てみると、SANADA選手の試合でした。後藤選手が、SANADA選手のフィールドであえて勝負しに行ってあえなく撃沈という感じでした。
後藤選手の技はいつになくて的確で、裏GTRが炸裂したときは、ここから通常のGTRで終いだ!と思っちゃいましたし、
打撃も重いのをガンガンSANADA選手に打ち込んでました。ただ、打撃合戦においてもSANADA選手をパワーで押し切れませんでした。ローリング・エルボーとかカウンターのエルボースマッシュとかテクニックの打撃で突進をいちいち止められていたように思います。こうなると厳しい。
また後藤式や昇天は出せなかったのに、SANADA選手のSkull Endはいずれもガッチリ極まっていまして、
どの場面でギブアップしてもおかしくない感じでしたから、シーソーゲームに見えたこの試合も、振り返ってみると実はSANADA選手に随分押し込まれていたような気がしてきます。
一度は回避したラウンディング・ボディプレスですが、Skull Endで動けなくされてからでは万事休す。SANADA選手のほうが一枚上手だったというしかありません。
雑な試合っぷりが多い(それが荒武者の「荒」の部分であり魅力でもあるのですが・・・)が後藤選手が緻密な読み合いが続く試合を展開したことに感動しました。後藤選手はやっぱり変わりましたね。負けはしましたが、今後に期待できる敗戦でありました。
NEW JAPAN CUP一回戦敗退という扱いではありますが、こういう試合を続けていけば、きっとIWGPヘビーが見えてきます。めげずに頑張って下さい。
やっぱり僕は後藤洋央紀選手が好きですわ。
それではまた。
ありがとう!