元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
ライブで観ましたよ、新人育成イベント?『NEW BLOOD 1』メチャクチャ面白かったです。
女子プロレスの未来は明るい!!
この大会を観た人は誰もがそう思ったんじゃないですか。
ただ「1」とついているということは「2」とか「3」もあるんでしょうけども、ここまでのインパクトが出せるかな〜とちょっと心配です。
NEW BLOOD 1
今回はちょっと長くなるかと思いますが、全試合振り返らせてください。
初めて観た選手が多かったので、それぞれの感想を書き残しておきたいという気持ちになっております。
はじめましての沙也加
まずはオープニングマッチの向後桃 vs 沙也加でございます。
最初お腹あたりにテーピングしてるんかな?と思ってしまった沙也加選手。
ああいうコスチュームであることに気がつくのに、少々時間を使ってしまいました。
いろんなコスチュームがあるとはいえ、お腹は出しとくほうがカッコいいと思うんですけどね。
この試合ではじめましての沙也加選手ですが、
東京を中心にアジア、そして世界中に選手を派遣するプロレス団体です。We dispatche rosters to As…
キャリアが今年の夏ぐらいでちょうど3年となりますので、ギリギリフューチャー圏内ということですかね。
向後選手よりは後輩ということですね。
でも、沙也加選手はあんまり練習も試合もできてないんじゃないですかね?
この日の試合に出てきた選手の中で最も技術レベルが低かったように思いました。
全部が全部ダメってわけではありませんが、ん?というシーンが何回かありました。
特にトーホールドから腕をとって相手の横に座る技。
あれは一体どこがそんなにつらいのか、サッパリわかりませんでした。
もらった向後選手がエスケープしたぐらいだから、どこかしら痛かったんでしょうけど。
スターダムに来たての白川美奈選手やウナギ・サヤカ選手なんかもこんな感じだったんじゃないかなぁと思い出しました。
キャリアが浅いアラサーの選手ってみんなこんな感じなのかな?
それに引き換え向後選手は、今まで観た中では一番の出来だったんじゃないでしょうか。
そうは言ってももっさりはしてましたが。
ロープワークなど走るスピードが格段に速くなったように思いました。
それゆえ619がかなり様になってきました。
日々しっかり練習してるんだな、と思いました。
最後はネクターピーチなんかな?
フィニッシャーはもっとカッコ良く決めないと負けた選手が惨めになるので、今後は他はグダグダでも最後だけはビシッと決めて欲しいです。
で、先生って誰やったん?
はじめましての宝山愛
続きましてはウナギ・サヤカ&月山和香 vs Maria&宝山愛です。
宝山選手がヤングライオンよろしく、ダダダ〜っと走ってリングインしました。
そしてコスチュームがシンプルな水着。
女子の新人ってコレよ、コレって思いました。
試合ではフォールをブリッジで返したり、ドロップキックを連打したりというようなことはなかったんですが、キチンと基礎は出来ているな、という印象を持ちました。
押さえ込んだり、ドロップキックだったり、ロープワークだったり、エルボーだったり、やっぱり長与千種さんのところの選手はしっかりしてます。
出来れば直接月山選手から勝てばいいのにな〜と思っていたのですが、さすがにそうは行きませんでした。
デビュー1年の選手に負けるのはいくら月山選手でもキツいってことでしょう。
月山選手もいろいろやってはいましたが、マーベラス側に受けてもらってるという感じがしました。
あれだけいろんなことが出来るのは、器用なのかも知れませんが、基本的なことが疎かになりがちなので、すごく薄っぺらい攻撃に見えます。
月山選手選手が連敗記録でギネスを作るというのは面白いかも知れないけど、今後のことを考えるといっそ練習生に戻ってキチンと基礎体力やら基礎技術を磨いたほうが良いように思いました。
宝山選手は試合後も素晴らしかったんです。
ちゃんと四方に頭を下げて、Maria選手がロープをくぐる時はササッと先にロープの傍に行ってロープを引っ張ってMaria選手が出やすいようにするんですね。
礼儀作法がいちばんキチンとしているようにも思いました。
Maria選手はもっといろんな技が観たかったですね。
フィニッシュこそ変形の卍固めから腕固めに移行して感じでしょうか、そういうような技だったんですが、それ以外はドロップキックと脇固めだけでした。
ただ、どれもキチンと決めていましたし、相手の技もしっかり受けているように見えまして、好印象です。
改めてコズエン(コズミック・エンジェルズ)の2人の動作が雑なことに気がつきました。
いや〜マーベラスはホントに素晴らしい団体ですね。
どうもウナギ選手がマーベラスに出張するっぽいですが、マーベラスの練習にも参加したら良いんじゃないかと思います。
頭一つ出てる上谷沙弥
唯一のスターダム同士のカードである上谷沙弥&レディ・C vs MIRAI&桜井まいでございます。
キャリア的には全員フューチャー圏内だったりするんですが、やっぱり白いベルトのチャンピオンの上谷選手と先日赤いベルトに挑戦したMIRAI選手は頭一つ出てましたかね。
特に上谷選手からは一つ一つの動きに意地とプライドが見えました。
試合にムラがある上谷選手ではありますが、この試合ではしっかりレベルの違いを見せつけていたと思います。
ストンピング一つから違ってましたし。
最後の猛攻も素晴らしかったですし。
MIRAI選手との白いベルト戦実現すると良いですね。
記者会見の時にビッグブーツ対決を予告したレディ vs 桜井なんですけども、期待通りに良いビッグブーツ対決が観られました。
ボクが所望していたレディ選手の大開脚キックは出ませんでしたけども、身長の大きさと足の長さにまさるレディ選手が若干有利でしたかね。
ただ、レディ vs 桜井は回数を重ねるほどに良くなっていくような気がしました。
試合中のMIRAI選手もいつもながらスピーディーでパワフルで多彩な技があってホントに穴がなかったんですが、試合後のMIRAI選手のマイクも良かったです。
ボクは西日本の人間なので、東日本大震災のことはイマイチピンとこないところがあるんですが、MIRAI選手のお話にはちょっとウルっと来てしまいました。
MIRAI選手、応援します。
はじめましての稲葉ともか&Aoi
続きましては飯田沙耶選手の復帰戦でもある、羽南&飯田沙耶 vs 稲葉ともか&Aoiでございます。
JTO(ジャスト・タップ・アウト)の2人は全くタイプの違う選手でして、それがちゃんと噛み合って連携技とか出してて、大変惹きつけられましたね。
元々ダンスをなさっているということで、とってもリズム感がいい動きを見せるAoi選手。
ダンスをやっているというのは、こういうことだよな、と思いました。
上谷選手も同じくダンスをやっていたということでしたが、なんとなくリズム感の悪い試合をしていたので、ダンスが上手いのとプロレスでのリズム感は関係ないんだな〜と思っていました。
でも、Aoi選手の動きを見ると、ダンスの種類によってはプロレスで活きることもあるのねと認識を改めました。
Aoi選手は背が高いし、手足が長いので、飛んでも映えるでしょうし、サブミッションがもっと上手になったらザック・セイバーJr.選手みたいに極めまくったり出来そうだし、細身なのに、しっかりとした逆水平は打つしで、ワクワクしかない選手だと思いました。
たしかキャリア1年に満たないのに、スターダムの2人に全く見劣りしない動きでしたし、なんならスターダムのもっさり連携を待ってあげてたりして、底知れぬ才能を垣間見ました。
そして稲葉選手は、一撃必殺というだけあって、蹴りは重そうでしたね。
朱里選手に匹敵するんじゃないでしょうか。
空手出身なので、攻撃は打撃に偏るのかな、と思えば、バランスよく何でもやれるタイプに見えました。
しかもJTOの2人は基礎体力もあるようで常にスターダムの2人より先に動いていたような気がします。
JTOの選手ってみんなこんなにしっかりやれるんですかね?
ビックリしました。
復帰戦ですので、飯田選手も張り切っていたとは思うのですが、その肉体の仕上がりほどのインパクトは残せませんでした。
良くも悪くも欠場前とほとんど同じでした。
最後はラリアットからのきりもみ式とでも言いましょうか、垂直落下式ブレーンバスターでAoi選手を仕留めました。
だけど、ラリアットはAoi選手の受け身が上手だったように見えましたし、ブレーンバスターもそんなに重くなさそうなAoi選手を持ち上げるのに手こずって失敗した挙げ句、図らずもきりもみ式になってしまい、必要以上に危険な角度で落としてしまったように見えました。
筋肉ほどパワーはないのかも、と思っちゃいました。
Aoi選手の受けが下手くそだったら大惨事になっていたかもと思えて、ここでやっぱりJTOの選手は凄いな〜と思ってしまいました。
チョップ合戦でも、見た感じ非力そうなAoi選手といい勝負になってたのもガッカリでしたし、稲葉選手の蹴りを真正面から受けてもびくともせず、力でなぎ倒すというようなシーンもありませんでした。
復帰戦なのに、期待し過ぎましたかね?
飯田選手は好きな選手なので、これからもっともっと活躍して欲しいものですが、いろいろチグハグになっているような気がするので、一度偉い人にでも相談して、キャラ設定から整理をつけて欲しいです。
それから羽南選手は、ちょっと受けに回り過ぎたのか、攻撃が出来なかっただけなのかわかりませんが、美味しい場面を作れませんでしたね。
気を遣ってか、稲葉選手は現在チャンピオンなのにスターダムが業界ナンバーワンだということで、フューチャーを狙うと宣言しました。
挑発されたわけですから、当然チャンピオンの羽南選手も何か言い返すかと思ったら何もなし。
結果こそスターダムの勝ちでしたが、それ以外は完敗でした。
Aoi選手なんて半年ほどスターダムにずっと参戦したら、フューチャー獲っちゃうんじゃないかとすら思わせました。
はじめましての梅咲遥
続きましては梅咲遥&ななみ vs スターライト・キッド&琉悪夏でございます。
ディアナの選手はどちらもはじめましてです。
梅咲選手はルックスは文句なしなんで、試合はどうなのかを注目していたのですが、こちらも文句なし。
レインメーカー式?エルボーとでも言いましょうか、キッド選手の手首を掴んでのエルボーは痛そうでしたし、ドロップキックも上手でした。
見た目以上にパワーがあるのかも知れませんね。
タッグチャンピオンということですから、スターダムで言えば葉月選手やコグマ選手と同等の力があると考えても問題ないのかな、と思わせる闘いっぷりでした。
試合後のマイクでは、なぜかキッド選手は終始上から目線でしたが、ボク的にはキッド選手と差はないです。
キッド選手のほうが若干のスピーディではあるんですが、パワーでは梅咲選手のほうが明らかに上に見えましたので、総合的にはほんのり梅咲選手のほうが上な気がしました。
そしてもう一人のディアナ、ななみ選手ですが、こちらはなんとまだ中学生の15歳なんだそうです。
それなのに身長が168センチの堂々たる体格です。
キャリアは今年で3年になるとのことです。
ただ技がまだあんまりないのか使うことを許されてないのか、ヤングライオン的な試合をしてました。
今回は負けちゃいましたけども、これからの選手であることには間違いないですし、ものすごく可能性を感じる選手でした。
最後に、琉悪夏選手の頼もしさたるや凄まじいものがありました。
バタバタした感じもなくなって、堂々としてました。
キッド選手のほうがちょっとかかってる感があり、バタバタして見えたぐらいです。
対抗戦で化ける選手が出てくるのは過去にあったわけですけども、もしかしたら琉悪夏選手はそのタイプなのかも知れませんね。
これからの琉悪夏選手には注目したほうが良いかも知れません。
はじめましての天咲光由
メインは天咲光由選手のデビュー戦である、天咲光由 vs 林下詩美でございます。
この日最後の登場という破格の扱いでビックリしました。
いくら丸腰とはいえ、全ワールド・オブ・スターダムチャンピオンの詩美選手が先に出てくるとは思いませんでしたが、どうもスターダムではこういうもののようですね。
正直なところ、天咲選手はただ一生懸命やればいいだけですけども、詩美選手は格の違いを見せつつも、天咲選手の良いところを存分に引き出すような試合をしないといけないし、メインとして成立する試合をしないといけないし、でど偉いプレッシャーだったのではないかと思います。
結果、見事にその大役をやってのけました。
さすが「スターダムの逸材」という看板に偽りなしです。
さて、天咲選手ですが、これだけカワイイわけですから、少々もっさりしてようがミスをしようが、全然オッケーなわけです。
ところがもっさりどころか、ミスどころか、用意したものを全部出せたんじゃないかというぐらい、ホントにデビュー戦?という素晴らしい試合をしました。
デビュー戦でオリジナル技まで出してましたね。
これがまた良い技なんですよね。
持ち上げないペディグリーと腕取って丸め込んでブリッジして固めるというわざと、2つ。
グラウンドもしっかりやって、膝十字固めなんて出してましたし、スペース・ローリング・エルボーはするし、ベテランが見せる連続エビ固め(3回ほどしつこくフォールするやつ)やったりと、3年未満のキャリア選手がみんな辞めたくなるぐらいの凄さでした。
この日は、若手ばかりで可能性を感じさせる選手目白押しの中でのデビュー戦でありながら、いちばん可能性を感じさせるんですから大したものです。
コスチュームはその可愛らしい顔とは違って、カッコイイ感じのもので、Twitterを見てますと最初からQQ(クイーンズ・クエスト)仕様だなんて言われてましたが、ホントにQQ入りしまして、QQに入るのに1年近くかかったレディ選手とは、扱いが違います。
これも仕方がないですね。
これまた、まさに逸材。
こう言っちゃあなんですが、現時点ですでに向後選手、桜井選手、月山選手より上です。
今日にでもフューチャーに挑戦しても良いんじゃないですか。
勝っても不思議じゃないと思います。
エゲツない選手が出てきたものです。
ちょっと心配なのは、デビュー戦のインパクトが凄すぎて、ここからの試合がショボく見えないか、だけです。
近々、後楽園ホールの還暦祭とかで女子プロレスのオールスター戦みたいなものが催されるとのことですが、ここにきて女子プロレス界の活性化が進んでおります。
男子プロレスを追い越しちゃうんじゃないかと思わせる可能性に満ち満ちた大会でした。
みんな素晴らしい。
それではまた。
ありがとう!