元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
大阪城ホールの感想は明日まで続きます。お許し下さい。
なんだかんだ言いながらも書きたくなる試合が目白押しだったということです。
今回はIWGPジュニアタッグ選手権試合です。
結果的に期待していたYOH選手には全く何も起こりませんでした。本当にガッカリしました。
試合もアレなんですが、試合後のマイクね、
YOH「田口さん。あなたが来ることは、だいたい予想してました。ただ、ロッキー。そのまさかでした。けど、この試合、俺たちROPPONGI 3Kは、まだあなたたちを越えられていない。Jr.タッグを盛り上げたいから、次の挑戦者は、あ・な・た・た・ち・です。ただ、この試合に勝つのは、俺たちROPPONGI 3Kだー! Jr.タッグにーー!! いい風吹かせまーーす!!」
なんやこれ?
お客さんもノリで拍手してましたけど、「そのまさか」ってどのまさかやねん?と誰もが心の中で突っ込んでいたはずです。
YOH選手にはあんまり喋らせないほうが良いのかも知れません。
演じているYOH
SHO選手とは対象的にクールな印象があるYOH選手ですが、マイクがグダグダなのを見るとああ見えて興奮状態だったのかな、と思えなくもないです。
しかし、試合のほうはせっかくデスペラード選手がこの試合までさんざん噛み付いてきたにもかかわらず、怒りを表現するところまでは行かなかったように思います。
デスペラード「YOH、このヤロー、アゴばっかり狙いやがって。まあ、試合中にな、お前ら、ウイークポイントを攻めることなんていうのは、これっぽっちも思ってなえ。テメエらの感情を出せ、感情を出せ、感情を出せって言い続けたオレが、結果、感情の発露がビンタしかなかった。もしくはリングインで同時にオレにぶん殴ってくる、それしかなかった。それしか感情の表現方法がないんだろ? そりゃそうだよな。ふわふわふわふわ、根無し草めてえによ、カッコいいことだけやってりゃ、そうなるよ。な? (そんなことしてるヤツ)かっこ悪いぜ……」
ボクにも響きませんでしたが、やっぱりデスペラード選手にも響いてなかったようです。
きっとデスペラード選手なら、YOH選手の闘いが心に響けば、認める発言をしたはずです。敵ながらあっぱれと。それが全く無いわけです。
「ビンタしかなかった」というところに全てが出ています。
いつもならエルボーを打つところでビンタをして「カッチ〜ンと来たのでビンタです。ね、怒ってるでしょ?YOHは今、怒ってます」と、『怒っているYOH』というキャラを演じているかのようでした。
感情を表に出すのはカッコ悪いことだと捉えているんでしょうか。それとも、感情を出すのはYOHというキャラの闘い方ではないと定義しているんでしょうか。はたまた、『怒っているYOH』を演じ切れなかったのか。
もしかしたら、SHO選手と同じように感情を表に出して闘ってはSHO選手の良さも消すことになるし、自分も光らないと考えているのかも知れません。
でもお客さんは、この時ばかりは、感情があらわになったYOH選手を観たがっているんじゃないでしょうか。
となると、やっぱりロッポンギ3Kは解散しかないでしょう。「YOH」を卒業して「小松洋平」に逆変身するしかないでしょう。それともニューキャラか。
金丸&デスペはレベルが違う
またしても試合は金丸義信&エル・デスペラードを中心にして展開しました。
前哨戦からダメージを与え続けたSHO選手の膝をガンガン狙っていきます。
代わる代わるヒザを攻め立てます。
金丸&デスペは、どちらかが試合権利を持って攻めていると、もうひとりは必ずサポートに回ります。こんなに完成されたタッグチームはないんじゃないかと思えるほど、素晴らしい連携でした。
ここだけでも3Kとレベルが違います。
しかも、合体攻撃もズバリ。
このチームがなぜチャンピオンではないのか。このチームを中心にしたほうが絶対面白いのに、なんで連携はいつまでもチグハグで、合体技もグダグダの3Kがベルトを巻いているのか。
リング上でこれほどのさを見せつけられて、むしろ、3Kがチャンピオンでいることのほうが気の毒になるくらいです。
試合展開もSHO選手が相手の攻撃を受けに受けて、それを逆転して終わりといういつもの展開。試合展開のマンネリ化は金丸&デスペにも原因があるんですが、やられっぷりが様になるSHO選手を狙うほうが盛り上がるので、
※こういう技をもらっている時のSHO選手は実にいい顔してます。
ついついSHO選手を狙ってしまうんでしょうね。ここにもYOH選手の感情問題が響いてます。
勝負の分かれ道は金丸選手のウイスキーミストが誰に炸裂するかだけです。
これを対処したのもSHO選手。思えばYOH選手はこの試合で何をしていたんでしょう?
神受け身
同じ展開に飽きが来そうなところそうさせなかったのは、金丸選手の『神受け身』です。
特にSHO選手の技が力任せにぶん投げたり、真っ逆さまに落としたり、とズド〜ンって感じの技が多いので、金丸選手の『神受け身』の輝きが増します。
ラリアットでは木の葉のように舞い、パイルドライバーでまっすぐにマッチ棒のようなピンとなりながら突き刺さり、一度起き上がってから倒れます。
そして、この試合のハイライトはこちら。
もうすでに、いろんな方がこれを取り上げていますが、やはりこれを取り上げないわけには行きません。
ウイスキーミストを食らったのは大阪城ホールの天井でした。
この見事な噴水はSHO選手のジャーマンを加速させ、ジャーマンの威力が増しました。
※嘘です。
これまでいろんなウイスキーミスト芸を披露してきた金丸選手ですが、まだこんなのが残っていたか、と予想できなかったことが悔しくもなりました。
名人、達人、いや神。まさに神受け身でした。
今回は破れてしまいましたが、これは金丸選手がついにIWGPジュニアを狙いに行くために負けたのだと思いたい。
デスペラード選手も大好きなので、このコンビでの活躍やデスペラード選手のシングルベルト戴冠も観てみたいのですが、今年は金丸選手を推したい。
獣神サンダー・ライガー選手が引退した今、現役バリバリの生ける伝説は金丸義信ただ一人。推さずに居れるか!
高橋ヒロム選手をぶっ倒してチャンピオンを張れるのは金丸選手しかおりません。今年は金丸選手をジュニア中心に据えて、楽しみませんか、新日本プロレスさん。
金丸選手は、チャンピオンなんて派手なことはもう嫌かな?
それではまた。
ありがとう!