元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
先日、YOH選手のヒールっぷりが素晴らし過ぎまして、観戦記をすっ飛ばして昔の試合の話を書きました。
この試合を観て、YOH選手はあんまり好きじゃなかったけど、小松洋平選手は魅力的な選手だったな〜なんて思っていたのです。
で、明日。
ロッポンギ3Kの初防衛戦です。
ここまで前哨戦を重ねてきましたが、どういうわけかデスペラード選手がYOH選手に対してムチャクチャ怒ってるんです。
これをYOH選手のヒールターンへの振りだと考えています。それでは後楽園ホール3連戦の2人のやりとりを振り返りましょう。
エル・デスペラードのバックステージコメント
初日の試合後
まずは3連戦初日。4 vs 4のイリミネーションマッチ後のデスペラード選手のバックステージコメントです。
デスペラード「すげぇじゃん。(中略)あと~、俺らの相手の若僧2人! テメェら今日何やってた?」
金丸「相変わらずオイ、組む相手がいいとこういう結果になるんだな」
デスペラード「勢いだけよくなるっすね、パートナーがいいとなぁ!」
金丸「大阪ではよぉ、しっかり“教育”してやるから」
デスペラード「オメェらしかいねぇんだぜ、コーナーにはよぉ。オメェら2人だ」
このときはいつも通りの対3K用コメントって感じでした。
金丸選手には本当にそろそろ2人に教育してやってほしいと思わせる説得力がありました。
2日目の試合後
そして2日目。
デスペラード「小僧! テメーら、クソガキが! オカダ一人連れてきたってなぁ、タイチに勝てるか! あとなぁ、オメェらの相手は俺なんだよ!」
金丸「小僧たち、ナメんじゃねぇぞ! コレが俺たちのやり方だ! キッチリやってやろうじゃねぇか!」
デスペラード「特に、あー…何だ、小松の方だ! テメェには何にも感じねぇ! オマエの感情ってのはどこにあるんだ? どれだけ殴ったってなぁ、どれだけオマエのパートナーをいじめたってなぁ、テメェ、本気で怒ってねぇだろ! 全部感じるんだよ! テメェはクソだよ、オイ! わかってんのか、この野郎!(※イスのクッションを床に叩きつけて、2人で控室へ)」
デスペラード選手が名指しでYOH選手に怒ってます。SHO選手がやられてるのに、なんで怒らんのよ?とまるで同じユニットの人に対して文句をつけているかのごとしです。
たまたまなんですけど、YOH選手がヒールに向いてるというエントリーを書いた時にいただきましたコメントに
この試合見ました。
小松選手普通に強いんですけど。
天才肌のYOH選手はヒールもそつなくこなすんでしょうけど、本人がやりたいかどうかじゃないですかね。
じゃないと器用にこなすだけで終わってしまう気がします。個人的には田口監督とタッグを組んでゆくゆくは小松ジャパンの監督になって欲しい。
— サム@新日本プロレス好き (@Katsumi416) February 6, 2020
というものがありました。
YOH選手は何でもそつなくこなすタイプなのか〜と思ったところで、デスペラード選手がこのコメントです。
やっぱりYOHというキャラクターもそつなくこなしているのでしょう。デスペラード選手にもそれが見えたんでしょう。
でも、新日本プロレスは感情を爆発させるのを、特に怒りを表に出すのを信条としているプロレス団体です。それなのに感情を出さない、怒りをあらわにしないYOH選手は如何なものか、と先輩としてYOH選手に注意してるんです。
どんなキャラクターであってもいいけども、感情は出していけよ。俺はマスクかぶって表情は見えないけど、感情が丸出しだろ?これが新日のレスラーだ、これがスタロング・スタイルだ、とでも言いたげです。
3日目の試合後
そして3日目です。
デスペラード「これ(この前にザック・セイバーJr.選手がヤバいことを言いました)は訳しちゃいけない言葉だ。まあいいか。言われて、翌日に怒るとかさ、感情出すとかさ、そんなことは若手のやることだ。小松、テメーだ。言われて言われて、俺にあそこまでバカにされて、ようやく感情が出たじゃねえか。感情の表し方がビンタってか? それこそヤングライオンだぜ?」
いよいよYOH選手に対して、お前はまだヤングライオンのままだと言い放ちました。
ヤングライオンの上村優也選手と一緒に試合したタイガーマスク選手がムチャクチャ怒ってるのが最近ありましたけど、それと全く同じだな、と思っちゃいました。
タイガー選手は怒り過ぎてて何を言ってるのかよくわかりませんでしたが、デスペラード選手の優しさにあふれるコメントでした。
YOHのバックステージコメント
初日の試合後
それに対してYOH選手はどう言ってるでしょうか。
YOH「前哨戦もこのシリーズもあと後楽園そして大阪城。何回も言うけど、これは今年絶対達成する夢だから。何回でも言います。今年、“ROPPONGI 3K”YOHはタッグの中心、そしてシングルの中心、ジュニアの象徴まで一気に追い風、良い風吹かせます」
デスペラード選手に注意されてるとも知らず、いつものように「良い風吹かせます」〆です。良い風吹いたことはほとんどないわけですが・・・。
2日目の試合後
そして、翌日。
YOH「大丈夫……ぜんぜん痛くねぇよ。何でかわかるか? 教えてやろうか? 俺にはな……(ジュニアタッグのベルトを2回叩き)覚悟があるんだよ!」
デスペラード先輩になんで怒られたのかわかってない感じのYOH選手です。俺には俺のプロレスがあるんやから、放っといてぇな、と言いたげです。
3日目の試合後
さらに、そのまた翌日。
YOH「(※床に片膝をついて座ると、しばらく息を整えた後に)……オイ、『全然響かない』って? 何とでも言えばいいよ。だったら、響くまでトコトンやってやるよ。(※肩にかけたジュニアタッグ王座のベルトを叩いて)守るものがあるから進めるんだよ。俺には進まなくちゃいけない目標があるから。夢があるから。だから、守れるんだよ。強くなれるんだよ。大阪で、決着つけてやる」
ここでやっとデスペラード選手の言葉に反応していますが、やっぱりあんまり感情が出てない気がします。あんなコメントに対してはこういう風に応えるのが多分良いだろうから、こういう風に応えておこう、といった至ってクールな対処です。
これはYOHというキャラクターを維持しているということだと思います。
ただ、これがなんか面白くない。たぶんデスペラード選手は、もっと面白くできる才能を持っているのに、面白くしないのは職務怠慢だろ、と言いたいんだと解釈しています。
ちなみにこのコメントに対してデスペラード選手はこう返してます。
「響くまでやってやる」?
そりゃ響かせようとした奴が言う事
フワフワとただ器用にこなしてるだけのカッコつけ方間違った奴になんて何の感情も沸かねえわ
言ったんなら大阪でちっとは響く様な事してみてくれよ
— El Desperado (@ElDesperado5) 2020年2月6日
「こなしているだけ」これがポイントです。
YOHの鈴木軍入りを期待
こういうやり取りの中、こんなツイートを発見しました。
ジュニアタッグタイトルマッチでSHOが膝を攻められ敗北→試合後もデスぺに椅子で膝を攻撃される→止めに入るYOHにデスぺが椅子を渡す→YOHがニヤッと笑ってSHOの膝にフルスイング→「田中ちゃん、その膝じゃよ、もうプロレスできねぇな!引退しろよ、この野郎!」→鈴木軍入り
よし、これでいこう
— ミリオーネ (@trtt_million) 2020年2月6日
メッチャ面白そう!
こんなにハッキリ書かれてしまうと、ストーリー考えてる人もこの通りのことは出来ないでしょうから、きっと困ったな〜(小松と田中だけに)となっているはずです。
でも、何らかの形でYOH選手がSHO選手を裏切って鈴木軍入りするという展開が望ましいです。
ボクにYOH選手のヒールセンスを知る機会を与えてくれたこの方のツイートでも、
それにしてもこのツイート、DDT側目線で過去試合の紹介のつもりだったんだけど、YOHのことでここに来て現実とリンクする可能性も出てきてプロレスってそういうとこホント面白いなー、ってなるなど。
まぁ、まだないとは思ってるけどね。 https://t.co/AZmDfnXQRU— 妄ブロ (@mowblo) 2020年2月7日
YOH選手のヒールターンの可能性を示唆しておられます。
YOH選手のヒールターンに向かって、完全にいい風が吹いてます。
YOH選手が鈴木軍に入るということは、ロッポンギ3Kが解散するということですし、これで心置きなくSHO選手もNEVERに挑戦表明したり、IWGPジュニアに挑戦表明したりしやすくなります。苦手そうなタッグマッチをせずに済みます。
YOH選手もSHO選手との抗争で一山作れそうですし、デスペラード選手とのタッグを結成すれば、金丸選手がシングル戦線に参入も出来ます。
YOH選手のヒールターンは良いことしか待ってないので、ボクは大阪城ホールで大いに期待します。
それではまた。
ありがとう!