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NEVERは石井から鷹木へ受け継がれた:NEVER無差別級選手権試合 鷹木信悟 vs 石井智宏 観戦記

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

 

今回は昨日のメイン、NEVER無差別級選手権試合である鷹木信悟 vs 石井智宏 の感想です。

NEVER無差別級選手権試合:鷹木信悟 vs 石井智宏

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

これがNEVERらしい試合というものでしょうね。NEVERらしさというのは石井選手のスタイルそのものです。

 

たぶん、石井選手はこれが最後のNEVER挑戦なんじゃないかと思いました。その覚悟の見える鬼気迫るファイトに感じました。

 

このNEVERらしい闘いを鷹木選手に託したのではないかと。

 

ただ、ボク自身はこの試合はあんまり盛り上がりませんでした。

凄いけど心配になって楽しめない

大阪城ホール大会で『凄くてつまらん試合』と僕が称したIWGPジュニアヘビー級選手権試合と同じく凄い試合ではありましたが、

www.loca-neo.com

つまらんとまでは思いませんでしたが、面白い試合ではありませんでした。

 

それは石井選手のコンディションの悪さが目立ち過ぎて、身体が壊れちゃうんじゃないかと心配になるほうが強かったからです。

 

もちろん、チャンピオンの鷹木選手だって満身創痍でしょう。でも試合を観て、その動きに違和感を覚えるようなところはありません。

 

あんな極限まで削りあった試合の後なのに、あれほどたっぷり喉に逆水平チョップを食らっていたのに、ちゃんとマイクで喋って、バックステージでも喋ってました。

 

やっぱりプロレスラーって超人だなと思わせます。

 

ところが石井選手については、そうは行きません。

 

意地で立ち上がってきますし、技も出しますが、

石井智宏のスライディング・ラリアット

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

今ひとつ動きにキレがないように感じました。特にこのスライディング・ラリアットの時、ヒザがかなり悪いんだろうな〜と思わせる動きでした。

 

石井選手は普段ヒザにはサポーターをしてないんですが、このところずっとヒザにはテーピングが巻かれています。そのせいなのか、石井選手の持ち味である瞬発力が落ちてました。

 

その試合スタイルからは、タフネスぶりやパワーのほうに目が行きがちですが、石井選手の魅力は一瞬でトップスピードに達する瞬発力にあるとボクは思います。

 

それがこの試合には出てませんでした。

 

またヒザよりももっと前からですが、頭から落とされる技をもらって首に衝撃があると、サポーターをしている右腕がしびれているような仕草をします。このときだけは尋常じゃない痛がり方をします。

 

派手に痛がるのも演出の一つかも知れませんが、この痺れてる様子は、ただただ心配になるだけで、もう歳も歳なんだし頑張らないで欲しい、なんて思ってしまいました。

 

プロレスラーが凄いな〜よりも、壊れそうで観てられない感じになってしまったのです。なら、観るなよって話なんですがね。

 

でも、こんなふうに思われるようじゃもうダメなんじゃないかとも思うわけです。ファイトスタイル的にも同情されちゃマズいと思います。

 

だからこそ、これが最後のNEVERのタイトルマッチという位置づけで無理したんじゃないかと思えてきたのです。

鷹木に出し惜しみなし

かたや鷹木選手は一切の妥協も、出し惜しみもなく、持てる武器の全てを使ってフルスロットルで石井選手を粉々に砕きに行きました。

 

かつてアントニオ猪木さんはストロング小林戦後に「こんな試合を続けていたら、10年持つ体が3年か4年しか持たないかもしれない、だが、それでも私は闘う」と言いましたが、まさにそんな闘いっぷりでした。

 

いや、猪木さんは3、4年でした鷹木選手は1年でぶっ壊れてもおかしくない壮絶なものでした。

 

でも「安心して下さい、壊れませんよ」と言わんばかりの試合後の姿に、NEVERはあるべきところにやっと辿り着いたように思いました。

鷹木信悟の鷹木式EVO

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

解説のミラノさんの話によると、この技はG1でも発射したそうですが、全く覚えてませんでしたから、驚きました。

 

『鷹木式EVO』と呼ばれてました。

 

「鷹木式」とついているということは『EVO』という技を使う選手が鷹木選手が以前在籍していたドラゴンゲートにいるんでしょうね。

 

vs後藤洋央紀で繰り出した『鷹木式GTR』ってのが、斬新なツッコミだなと思っていたのですが、昔からの鷹木ファンからすれば、すっかりおなじみのツッコミだったのかも知れませんね。

 

移籍してくると、以前の匂いを消そうとしがちな気がしますが、鷹木選手はこれまでの全てのキャリアを新日のリングに持ち出します。

 

先日引退したタイガー服部さんは「レスリング イズ マイライフ」とおっしゃってましたが、鷹木選手もまたそうなのです。いや、全プロレスラーがリングにその生き様を映し出すから、ボクら心を惹かれてしまうのでしょう。

 

そう思うと石井選手を心配してしまうのなんて、余計なお世話なんです。リングで死ねば本望、それが石井選手の生き様だと言うのなら、ボクらはそれを受け止めるしかないのかも知れません。

 

そうそう鷹木選手、ニュージャパンカップ出るのね。ニュージャパンカップってチャンピオンは出ないんじゃなかったっけ?

 

それなら二冠王も出て欲しいですね。

真壁に火をつけた

連日、獣神サンダーライガーさんが解説をしてますが、なぜだろう今回のはジャマだなぁと思えてしまいました。ちょっとくどいのかな?連日だとキツく思いました。

 

終盤には真壁刀義選手もゲスト解説として加わりました。

 

いつもお喋りな真壁選手が、ほとんど喋らなくなってしまいました。

 

かつてNEVERは石井選手と真壁選手の間を行ったり来たりしてました。それがいつの間にか真壁選手は距離ができてしまいました。

 

理由はわかりません。

 

いつ頃だったか忘れましたが一時期あ体があんまり動いてないように見えることもありましたが、このところはハツラツとしてます。足取りも軽い。コンディション良いんだろうなぁと思ってましてから、NEVERに絡んでもおかしくないと思ってました。

 

それなのに、今では試合が組まれないことだってあります。

 

こうやって知らぬ間に一線から退いて時々第1試合か第2試合に出て第3世代と同じような扱いになって行って引退の日を待つことになるのかな?とちょっと寂しく感じてました。

 

真壁選手は組まれた試合をキチッとこなしてはいたものの、夢や野望を語ることもなくなってきたように思います。若い選手の指導のほうに気持ちがシフトしたのかな?とも思いました。

 

ところが、この試合を前にして解説なのに黙ってしまいました。話を振らなくても喋りだす人が喋らなくなってしまいました。

 

これはジェラシーでしょう。

 

石井選手が最前線で闘っているのに、なんでオレは解説なんかやってんだ?と思ったんじゃないでしょうか。

 

ライガーさんが焚きつけなくても、試合の中盤から真壁選手には火がついていたと思います。今後の真壁選手は面白くなりそうです。

 

さて、残念ながら試合後、次の挑戦者は誰も出てきませんでしたし、鷹木選手は誰も指名しませんでした。

 

来月頭にニュージャパンカップがあって、そこでそれぞれのベルトの挑戦者が決定するからでしょうが、そこはニュージャパンカップにエントリーされ難い、ジュニアの選手が出て来て欲しかったですね。

 

エル・デスペラード選手とかね。

鷹木信悟 vs 石井智宏

出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

それではまた。

ありがとう!


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