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フィンレーが取った!ワールドタッグリーグ優勝:12.8 WORLD TAG LEAGUE 観戦記

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

さすがに最終戦。いろいろありましたね。ドラゴン・リー改めリュウ・リー選手が獣神サンダー・ライガー選手との対戦を迫ったり、クリス・ジェリコ選手が挨拶しに来たり、ジョン・モクスリー選手はランス・アーチャー選手をぶん殴りに来ました。

それよりも何よりも僕的にはフィンジュースが優勝したということが本当に嬉しかったです。

それではまた3試合をピックアップして振り返っていきます。

最後くらい中西さんに勝たしたってや

まずは第1試合の第3世代同士の一試合です。

天山広吉&小島聡 vs 永田裕志&中西学
出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

前にも書きましたが、今の第3世代には何の期待もしてないので、興味のわかない試合ではあったのですが、中西選手の扱いにイラついてしまいました。

ちゃんと確認してないのですが、永田&中西の13敗は全て中西選手が負けて、勝った2勝は永田選手が勝ったんじゃないですかね?

全戦を見たわけではありませんが、この4人の中で今回一番パッとしなかったのが永田選手で、一番張り切っていたのが、中西選手だと思っています。天山&小島はバックステージのコメントやtwitterで楽しませていただきましたが、試合そのものは現状こんなもんだろうという感じでした。

特に調子がいいも悪いもないし、ベテランらしい上手さもないし、これじゃ石井智宏選手にディスられるのも仕方がないかなという感じでした。楽しんではいましたが、小島選手に至ってはtwitterで愚痴ばっかりでしたし。

その中、中西選手だけは今やれることを全力で出していこう、余計なことを考えないでとにかく暴れてやろうという唯一覇気を感じました。それなのに、いつもいつも負けるのは中西選手。

ある程度は仕方のないことなのかも知れませんが、こんなに率先して負けてきたのだから、最後くらいは中西選手が勝っても良いんじゃないの?と、ほとんど何もしていないし、やる気も感じられなかった永田選手が勝っていいの?と、むしろ永田選手が中西選手の勝利をサポートしろよ、と思っちゃいました。

永田裕志のナガタロックⅡと中西学のアルゼンチン・バックブリーカー
出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

最後がこのシーンなんだったら、中西選手に試合の権利渡してから小島選手にナガタロックを仕掛けても良かったろうに。

ホントに残念です。

さすがに今回のリーグ戦で、新日の偉い人もわかったでしょう。今の新日のリングにもう第3世代に出るところなんてないんです。ちょっとかわいそうです。他のチームといほいろ差がありすぎます。よって来年はもう出場させないであげて下さい。

出場の機会が少なくて不貞腐れているのかも知れませんね。少ない出場回数の中でインパクトを生み出すための行動を取ってないから、次が観たいと思わせないから、出場回数が減るんです。

このリーグ戦で活躍した鈴木みのる選手ですら出場回数が減っているわけですから、せめてみのる選手に並ぶインパクトを残さないとそりゃ無理でしょ?

新日所属選手だからって何もしないで、チャンスが巡ってくるほど甘くはないのです。

いや、YOSHI-HASHI選手みたいにはスゴく巡ってるな。いやいや、普通はないんです。

昔、全日本プロレスにはファミリー軍団 vs 悪役商会というおじいちゃんのばっかりのタッグマッチがあったんですが、みんなが揃いも揃ってあんまり動けないんですけど、お客さんを楽しませてました。これぞベテランの妙味と行った感じでした。メインやセミの激しい戦いとのコントラストが実に心地よかったものです。

現在の第3世代は多分、あのときのファミリー軍団 vs 悪役商会のみなさんとそんなに年齢的に違わないような気がしますが、彼らの程の働きはしていません。この散々な結果を真摯に受け止め大いに反省して頂きたいです。

ヒドい試合でした

結果的にG.o.D.が負けたことにより、メインで勝ったほうが優勝というわかりやすい図式になったのは良いとして、3WAYも回避できたし良いんですが、内容がもうちょっとどうにかならなかったのかと思いました。

タマ・トンガ&タンガ・ロア vs 石井智宏&YOSHI-HASHI
出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

原因は石井選手の不調ですね。ロープワークも満足にできないくらいに足が悪そうでしたね。瞬発力、突進力と行ったところ石井選手の魅力なわけですが、それが全く出せない状況では流石にしんどいです。

名勝負製造機と呼ばれる男が、ほぼほぼ機能しないんではどうしようもありません。

そもそもYOSHI-HASHI選手に石井選手の不調をカバーできる器量はありませんし、G.o.D.にYOSHI-HASHI選手を美味しくする気持ちもないでしょうから、ただ一方的にボコられるだけの試合になってしまいました。

せめてフィニッシュが緊箍児「YOSHI-HASHI選手オリジナル技)だったら、

YOSHI-HASHIの首固め
出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

YOSHI-HASHI選手が活躍したような気にもなったかも知れませんが、グズグズの首固めじゃあ、ね。

最終戦のG.o.D.の相手は石井選手が良いだろうと思って、この試合を組んだんでしょうけど、こんなに石井選手が動かなくなっちゃうなんて会社側も大誤算でしたでしょうね。

この日は冒頭に書いたようにいろんな事が起きましたし、最後がハッピーエンドになったので成立しましたが、最後のハッピーエンド以外何もなかったら、結構印象の悪い大会になったんじゃないでしょうか。

さて、試合後のYOSHI-HASHI選手。

YOSHI-HASHI「いや……。まあ、戦線に残れなかったの、絶対に俺の原因ってのはわかってるからね。この前言った通り、優勝できなかったけど。でもこの前の大分の借りは1個返したから。次、この1勝は絶対繋がる1勝だと俺は思ってるから。だから、壁が立ちはだ……壁が立ちはだかったら、ゆっくりでも登っていって、次……自分の行きたい場所に俺は行くから。……ちょっと噛んじゃったけど、そういうことだから」

噛んだことなんて気にしなくていいから、これまでの試合の反省をしっかりして下さい。原因が自分にあると本当に思っているなら。ま、思ってないと思いますけど。

YOSHI-HASHI選手には勝敗が重くのしかかるような緊張感が必要な試合ではなく、ふわっとした、勝とうが負けようがどっちでも良い、楽しい試合に出場するほうが良いんじゃないですか。

それはタイトルマッチはダメってことですよ。

フィンレーが取った!

泣けました。これまでずっとデビッド・フィンレー選手を推してきて、ようやく掴んだ勲章です。

ジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレー vs EVIL&SANADA
出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

ここでEVIL&SANADAが3連覇してドームでG.o.D.とやるよりも、EVIL選手もSANADA選手も今後はシングル戦線で活躍させるほうが美味しいんじゃないかと考えると、フィンジュースが勝つ可能性はかなり高いと思っておりました。

それでもロッポンギ3Kを3連覇させた前科がありますから、どうなるかは試合が終わるまではわからなかったわけです。たとえフィンジュースが勝つにしても、ジュース選手が勝つんだろうな、と思ってました。

タッグマッチには勝ち役と負け役というのがあります。上に書いた永田&中西がわかりやすいですが、負ける選手は負け続け、勝つ選手は勝ち続けるものです。

フィンジュースでは、シングルのベルトを巻いたことがあるジュース選手のほうが格上ですから、勝つ場合はジュース選手で、負ける場合はフィンレー選手という風に考えていましたが、今シリーズはそうでもなかったのです。

それでも優勝を決める試合はやっぱりジュース選手が取っちゃうんだろうな〜と思っていたら、

EVILのスコーピオンデスロックとSANADAのドラゴンスリーパー
出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

EVIL選手のスコーピオン・デスロックがガッチリ。助けに入ったジュース選手は一度はSANADA選手の身体を持ち上げながら、EVIL選手の髪の毛を掴むというなぞのカットを試みましたが、スカルエンドで締められてしまうという失態を見せます。

フィンレー選手はジュース選手がちゃんと機能しないので、自分でなんとかしなくてはならなくなりました。 

今までのフィンレー選手ならどうにもならずタップアウトだったでした。

「フィンレーはよく頑張った!ジュースは何やってんねん!」

という評価で落ち着いたでしょう。

でも、この試合のフィンレー選手は違いました。な、な、なんと掟破りの逆イービル(技名)を発射。

デビッド・フィンレーのイービル
出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

本家もビックリの決まり具合で追い詰め、プリマノクタ→ジュース選手のナックル→パルプフリクション→ACID DROPとフィニッシャーのオンパレードでEVILを粉砕しました。

デビッド・フィンレーのACID DROP
出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

怒涛のラッシュでEVIL選手からフォールを奪ったのです。

フィンレー推しの僕ですら、ACID DROPが決まったとしてもEVIL選手に勝てるかどうか五分五分と捉えてました。ましてプリマノクタが決まってもEVIL選手は絶対キックアウトすると思ってました。

だから、そこにジュース選手のナックルとパルプフリクションまで重ねたおかげで、さすがにこれは返せまいという状況が出来ました。

やっと最前線で戦う選手からフォールを奪っても良い位置にまでフィンレー選手が昇ってきたんだと思うと泣けました。

ほぼほぼ同期のジュース選手やジェイ・ホワイト選手が結果を出していく中、ただ1人置いてけぼり食ってしまいました。

今年の初め、今年こそフィンレー選手は活躍するぞ思った矢先に大ケガ。2019年の大半を欠場することになり、G1にも出場できませんでした。

ここぞと言う大事な場面でケガをしたり、インパクトを残せなかったりしたら、どんなに素材が良かろうとも、血筋が良かろうとも、プロレス界では上には行けません。

フィンレー選手は、ジュース選手やジェイ選手に負けない素質を持っていながら、「ここぞ」で結果が出せませんでした。

USヘビーもダメだったし、タッグリーグも優勝争いに加わるまでは行かないだろうと、僕は全くフィンレー選手を信じてませんでした。

きっとフィンレー選手は全然諦めてなかったんですね。闘志を表に出さないタイプで、ちょっとサイコパスな感じのジュース選手に隠れちゃってましたが、並々ならぬ思いを胸にこのリーグ戦を闘っていたんでしょう。

期待しなくてごめんなさい。勝ちを疑ってごめんなさい。ベルトを巻いたわけじゃないけど、やっと報われて、本当に嬉しかったです。

記念撮影
出典:新日本プロレスリング公式ウェブサイト

本隊の面々が祝福に出てきました。最高に幸せなシーンです。この2人が優勝したことを誰もが喜んでいるように見えました。たぶん、皆が納得の勝利だったんだと思います。

近年、こんなに嬉しかったことはありません。今後、更なる飛躍を信じて?これからもフィンレー選手を応援していきます。

ドームでベルトを獲ってくれ!

それではまた。

ありがとう!


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