元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
ここまでフィンジュースを推してきたんですが、今日は取り上げません。やっぱり面白い試合ではないとさすがに推せません。
そう書くと、じゃあこれまでのフィンジュースの試合は面白かったのか?と問われるでしょう。
ここまで面白いかどうかではなく、「好き」だけで書いてました。そもそもその「好き」は「面白さ」から来ているのですが、現在の試合には「面白さ」が出てないんですね。
僕は好きでも面白くなかったら書かないし、嫌いでも面白かったら書くんだな〜と今更気が付きました。
ということで3試合振り返ります。
1.5の予選で終わらせない
まずは公式戦ではない試合を取り上げます。

緊張感がないと人気ブログで断言されたオカダ・カズチカ vs 飯伏幸太の前哨戦ですが、まだ緊張感はありませんかね?
こちらのブログでは1.4のIWGPヘビー級選手権試合は、1.5の2冠戦の予選(トーナメント一回戦)であるというようなことが書かれてありました。
そういう楽しみ方もあるということでした。予選に緊張感があったとしても、あくまで予選ですから。決勝に当たる1.5のほうが緊張感で上回るのは当たり前なんです。これの何が楽しいのか、僕にはサッパリわかりません。
そもそもIWGPヘビーが頂点なんですよ。オカダ選手以外がトーナメントをやって挑戦者を決めるのが筋なのに、内藤哲也選手が突然2冠王の話をしちゃったからこんな事になってるんじゃないの?と僕は思ってます。
ファン投票に委ねたら、今はロスインゴのファンが多いから、2冠戦が決定しちゃったということなんじゃないでしょうか。内藤選手がチャンピオンに返り咲く最大のチャンスですからね。
ファン投票でまたしてもオカダ選手がエラい目にあったしまったということです。
ま、オカダ選手の提案なので致し方ありませんがね。
決まってしまったことを今更ボヤいても仕方がないので、何とか1.4を盛り上げようと今必死に頑張っているところだと思います。実は僕はインターコンチの前哨戦のほうは全然観てないので、どの程度盛り上がったのか知りませんが、IWGPヘビーの前哨戦はそこそこ盛り上がりつつあるように感じております。
そこには、決して2冠戦の予選ではないという、れっきとしたIWGPヘビー級選手権試合であるという、IWGPチャンピオンとG1チャンピオンの間で争われるキング・オブ・キングスを決める闘いであるという、オカダ選手のプライドが見えます。
前回の飯伏選手のミサイルキックする振りにビビっちゃったのを、振りにしてのドロップキックで飛んできた飯伏選手を撃墜してみせたのには、シビレました。

飯伏選手のアタッシュケースを足元に置くというなぞの挑発にも慌てず対処して、これです。絶対王者の風格を見せたと言えるんじゃないでしょうか。
ただ、ここまでやるとやっぱりオカダ選手は負けちゃって、1.5も負けちゃって、2連敗する役どころが回ってきそうな気配がします。どう考えても2連敗しても大丈夫なのはオカダ選手だけですから。
逆に言えば、内藤選手は2連敗するともうSANADA選手やEVIL選手と立場が逆転しそうなくらいですから、おそらくないでしょう。
せっかく飯伏選手が新日所属になったんだから、一度くらいはIWGPヘビーを巻いておかなくちゃダメだろうということで、こういう流れになっていると思うので、ここは飯伏ファンの皆さんにフラストレーションが溜まる展開にしておくと考えています。
飯伏選手のファンの皆さんは、しっかりここでフラストレーションを溜めて、ドームでスカッとして下さい。
メインがこれはキツい
続いてメインですが、さすがに石井選手1人の奮闘ではしんどいですね。

この日は完全にメインとセミの順番が逆でした。
先日のフィンジュース vs みのる&アーチャーとほぼほぼ同じ展開でしたが、ポイントゲッターである石井選手が蹂躙される展開とあって、あまりにも無理があり過ぎる結末を迎えてしまいました。
本当はYOSHI-HASHI選手が攻撃されまくって、それに耐えに耐えたところで石井選手が大爆発という展開が当たり前なんでしょうけど、それもこれまでに散々やってきた展開でしょうから、ちょっと変化をもたせてみたら、想定外にYOSHI-HASHI選手が機能しなかったという感じでしょうか。

ホイホイ投げられるし、

デカいのがピョンピョン飛んでくるし、

挙句の果てに、負傷箇所を問答無用で極めに来るんですから、こんなもん勝てるわけあれへんがな、という状態でした。
ところがほぼほぼ一発のブレーンバスターでみのる選手が3カウントを奪われてしまいます。
これまでの石井選手であるならば、いくらブレーンバスターが一撃必殺の技とは言え、ほとんど攻められっぱなしで突如飛び出したブレーンバスター一発で試合を締めるのは無理があると考えて、自分の攻撃を重ねているはずです。
自分の負傷で技を積み重ねるのは難しいし、タッグマッチだからYOSHI-HASHI選手との連携で組み立てようとしたら、YOSHI-HASHI選手がミスって連携がモタモタしてしまい、メインとしてはちょっと恥ずかしい感じに仕上がってしまいました。
こんなにチャンスを貰っているのに、YOSHI-HASHI選手は全然応えません。物事が変わるのは一瞬なのかも知れないけど、裏切り続けてたらさすがに一瞬ではひっくり返らないですぞ。

そして、大会の締めをまたしてもYOSHI-HASHI選手がやりますが、
「このタッグリーグ! もう俺たち二人、優勝することはできない。それでもな、俺と石井さんはあきらめが悪いから。オイ、最終日! タマ・トンガ、タンガ・ロア!(場内どよめき)。アイツら、倒したらな、この先、何かまた大きく! 変わっていくかもしれないだろ(場内拍手&歓声)。この俺が何を言いたいかっていうとな、物事が変わるのは一瞬だ!(場内拍手&歓声)」
何を言ってるんでしょう。最終戦でG.o.D.に勝ってベルトに挑戦できちゃうの?リーグ戦はなんなの?そんな感じで物事が変わるのは嫌なんですけど。
拍手と歓声が上がっていたので、石井&YOSHI-HASHIにベルトを獲って欲しいと思っている方がたくさんおられるんでしょうけど、僕は勘弁して欲しいです。
メインでこんな試合(石井選手にばっかり負担をかけるような試合)やってて、よくもまあこんなことが言えたもんだ、と。この心臓の強さ、砕けないハートの強さがYOSHI-HASHI選手の魅力でもあるんでしょうけどね。
石井選手がマイクをしない弊害とYOSHI-HASHI選手が一人で試合を構築できない弊害がモロに出てしまった試合でした。
でも、石井&YOSHI-HASHIが最終戦でG.o.D.に勝つと、優勝決定戦の3WAYの可能性が消えます。それはそれで良いことですから、不本意ながら、次は石井&YOSHI-HASHIを応援するしかないのです。
名人達による名勝負
ザック&タイチの闘いの幅の広さが証明された名勝負でした。これを生で観戦できた熊本の皆さんが羨ましいです。

戦績こそ振るいませんでしたけど、僕はザック&タイチが今シリーズのMVPだと思います。
この試合はプロレスの面白さがてんこ盛りでしたが、最初のほうにみのる&アーチャーと壮絶な試合もしましたね。この振り幅の大きさがプロレスの魅力です。
もしもこのリーグ戦にザック&タイチがエントリーしてなかったら、悲惨な事(全然盛り上がらないシリーズ)になっていたのではないかとすら思います。
トリッキーなことが多い試合でしたが、僕的にはこの

完全無欠のフィニッシャーであるスーパーマンがカットされたことが一番の驚きでした。
大した試合が出来ていないけど、戦績だけがすこぶる良いEVIL&SANADAを倒した技です。これが決まらないのですから、ザック&タイチのプライドが保てたんじゃないでしょうか。
石井&YOSHI-HASHIにベルト挑戦させるくらいなら、ザック&タイチに挑戦して欲しいです。
負けた矢野&カバナも挑戦して欲しいです。このコンビがチャンピオンになって長期政権を築くというのも面白いです。
名人達による名勝負でした。数え唄になれば良いのに。
それではまた。
ありがとう!