元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回は12月5日に行われました静岡大会の感想を書きます。
BEST OF THE SUPER Jr.28
そろそろ優勝決定戦でメインになるのはタッグなのか、ジュニアなのかという話題が出てきておりますが、ボク的にはどう考えてもジュニアがメインだと思います。
タッグの混戦とジュニアの混戦では濃さがぜんぜん違います。
はるかにジュニアのほうが濃密な試合を繰り広げています。
タッグのほうは、物足りなさを感じる試合がいくつか混在してますけども、ジュニアの試合は全試合しっかりそれぞれの選手の個性を際立たせて試合を形成しているように思います。
1試合に出る選手の数が違うので仕方がないんですけどね。
それでもタッグにはタッグならでは面白さというものがあるんですけども、それをきちんと出せているチームがどれほどいるのかというところです
たぶんジュニアのエントリー数に引っ張られて、タッグチームの数も決まったと思うんですが、そもそもベルト争いをするタッグチームが極端に少ないので、どうしてもチームの質にバラつき出てしまいます。
その辺がジュニアよりも物足りなさを感じるところなんじゃないかと思います。
大抵のビッグマッチのメインがシングルのタイトルマッチですから、これが年に何回かはタッグの王座戦がメインに組まれるように日頃からタッグチームの育成もしておかないと、リーグ戦だって盛り上がりません。
来年はそれを踏まえて、もっともっとタッグにも力を入れて欲しいです。
もっとジャベが見たかった
まずはDOUKI vs 石森太二です。
DOUKI選手と石森選手は兄弟弟子(きょうだいでし)なんだそうですね。
解説のミラノコレクションA.T.さんのお話によりますと、ジャベの先生が同じだったということで、ということは石森選手がこの試合ではルチャ寄りの、ジャベ多めの試合をしてくれるのではないかと、ワクワクしておりました。
ボクはジャベが凄く好きなんです。
石森選手はこのリーグ戦ではBone Lockを多用して、言ってみればジャベ?をフィニッシュにしているわけですから、その技術の引き出しを存分に開けてくれるんだろうと思ったんですが、ぜんぜんなかったです。
いつも通りの石森選手でいつも通りにDOUKI選手に勝っちゃいました。
いつもは見せないジャベ、観たかったなぁ。
手堅い石森選手の試合も好きなんですけど、兄弟弟子のフリの回収はどうしたの?と思っちゃいました。
ほんのりガッカリしちゃいました。
ファイブスタークラッチがフィニッシュ
続きましてはYOH vs 金丸義信です。
YOH選手、タッグマッチではダイレクトドライブを決めさせてくれましたが、シングルでは決めさせてもらえませんでした。
切り返し逆転技のファイブスタークラッチでフィニッシュでした。
この辺にまだYOH選手が覚醒しきれていないことを感じさせます。
やっぱりYOH選手が完全に吹っ切れて新生YOHとして覚醒するのは最終戦のSHO戦です。
そういえば、YOH選手はずっとコスチュームは短パンみたいなのを履いてますね。
トランクス?ダボッとしたアレ。
長期欠場から復帰した時は黒かったけど、形としてはずっと同じです。
でも、ボクはYOH選手にはショートタイツがいちばん似合うと思うんですよね。
キャラ的に以前のヒラヒラがついたのはもう無理だとしても、真っ白いショートタイツ一丁で闘って欲しいですね。
ショートタイツの選手がいないので、ぜひちょっとエロい感じのショートタイツして、解説席にタイチ選手を呼んで欲しいです。
異次元
続きましては田口隆祐 vs エル・ファンタズモです。
ボク的にはこの日のベストバウトがこの試合でした。
こんなプロレスもあるんだな〜という感じでした。
異次元でした。
田口選手は言ってしまえば、いつもの田口選手だったので何も驚かないのですが、そのいつもの田口選手にファンタズモ選手がしっかり合わせていたのに、ちょっと驚きました。
ホントに幅の広い選手だな、と。
こういうどんな相手に対してもしっかり対応できる選手がチャンピオンをやると面白くなるんじゃないかと思います。
たしかまだIWGPジュニアヘビー級のベルトをファンタズモ選手は巻いたことがないと思うんですが、ぜひ来年は巻いて、いろんな相手と防衛戦を繰り広げて欲しいな〜と思わせる試合でした。
ロビーの世界
次はロビー・イーグルス vs SHOです。
SHO選手があの手この手で自分の試合に持ち込もうとしていたけども、結局ロビー選手の手のひらの上、ロビー選手の世界を壊すことが出来なかった、という試合でした。
しっかり足殺しを積み重ねた上でのロン・ミラー・スペシャルでしたから。
とはいえ、ヒールになってからのSHO選手はホントに表情がイキイキしておりまして、プロレスをするのが本当に楽しいんじゃないかと思えます。
CHAOSにいた時、というかロッポンギ3Kだったときは、かなり自分を抑えて無理して周りに合わしていたように思えてきます。
3Kを愛してやまないファンの方には申し訳ありませんが、やっぱり3Kは解散して良かったと思います。
ワトがちょっと変わったか?
次はマスター・ワト vs 高橋ヒロムです。
今回のワト選手は良かったですね。
いつものことをいつもと同じようにやるというのもツアーで全国津々浦々回るプロレスラーには大事なことではあるんですけども、それだけではワールドで毎試合観ている視聴者は物足りなくなります。
少なくともボクはそうです。
だから、同じムーブの中に、ほんの少しだけいつもと違う何かを盛り込むことで、物足りなさを感じなくなるものです。
ワト選手にはそういうものがこれまではなかったのですが、相手がヒロム選手ということもあってちょっと違うことをしてやろうとなったんですかね。
RPPを繰り出そうとしたら、ヒロム選手がゴロゴロ転がって距離を離してきたんですね。
たぶん今までワト選手だったら、コーナーからなんとなく降りてたと思うんですが、この試合ではダイビングフットスタンプに行きました。
基本的にボクはフットスタンプは嫌いなんですけど、このチョイスは良かったと思います。
そして、凄いジャーマンも見せましたね。
あんなジャーマンが出来るなら、普段からチョイチョイ見せてくれても良いのに、と思うほどのジャーマンでした。
やっぱりワト選手は一つ一つの技は全部美しい。
それをどう紡いでいくか。
課題はそこだけでしょうね。
今回はいつもと違うことをやって驚かせてもらったというところでしたので、今度は紡ぎ方で驚かせて欲しいです。
かたやヒロム選手ですが、最近ヒロムちゃんボンバーを出す頻度が増えてませんか。
以前なら、正面跳びドロップキックというかショットガンドロップキックというかジョン・ウーというのか、ドロップキックだったところをヒロムちゃんボンバーをチョイスしているような気がします。
ボクはジュニア選手のラリアットはあんまり好きじゃないので多用しないで欲しいし、ヒロム選手のドロップキックは素晴らしい破壊力があると感じていたので、もっともっと見せてもらいたいですね。
BUSHIはデスペラードが嫌いなのかな?
最後はBUSHI vs エル・デスペラードです。
BUSHI選手からはまだ優勝を諦めてないという雰囲気は感じたんですが、何だろう、感情を剥き出しにして闘ってしまったら、デスペラード選手の思う壺というか、言いなりになってしまったかのようになってしまうのがイヤというものが見えた気がしました。
この前の石森戦と同じく意欲的に試合はしてはいたのですが、なんとなく抵抗感が見えるのです。
デスペラード戦は負けて、石森戦は勝つんですから、心の持ちようが違うのは致し方ないんですけどね。
単純にデスペラード選手のことが嫌いなんじゃないかと思っちゃいました。
根底にあるプロレスに対する考え方が全然違うのに、オレのプロレスが正しいんだと押し付けられているような感じがBUSHI選手にはあるんじゃないかと。
そう考えながら見ると、デスペラード選手が急にイヤなヤツに見えてきて、BUSHI選手を応援したくなりました。
でも、最後はしっかりピンチェ・ロコをもらって轟沈。
BUSHI選手はこの日悔しくて眠れなかったんじゃなかろうか。
ヒロム選手とデスペラード選手に負けてしまうとかなりしんどいんですが、最後まで「BUSHIここにあり」を見せて欲しいです。
それではまた。
ありがとう!