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YOHのターニングポイントにはならない気がする:12.3 BEST OF THE SUPER Jr.28 観戦記

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

今回は『スーパージュニア』の感想となります。

BEST OF THE SUPER Jr.28

今大会もメチャクチャ楽しめました。

正直なところ、G1より面白いな〜と思ってます。

それでは振り返ってまいりましょう

勝てせてもらっているワト

まずはマスター・ワト vs 金丸義信です。

この試合は田口隆祐 vs マスター・ワトとほぼ同じでした。

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うだつの上がらないワト選手のためにベテランが力を貸してあげる、そんな試合でしたね。

この試合も金丸選手が格の違いを序盤から見せつけて、そこをワト選手がどうやって打開していくかというところに期待してみたけども、思ったほどのリアクションがないのでサラッと負けたという感じの試合でした。

こういう気の使われ方をしている以上はワト選手がベルト戦線で活躍することはまずありません。

田口戦も金丸戦も、記録としては勝ったことになりますが、たぶん誰の記憶にも残らないんじゃないでしょうか。

技の組み立てをもう一度考え直したほうが良いんじゃないですかね。

ただ、なんとなく技を出しているという感じがしちゃうんですよね。

RPPで試合を決めるなら、相手のスタミナを奪って、トップロープに上がって落ちてくるまで相手が動けない、という状態を作らないとダメでしょう。

それが直前のTTDやないか、とおっしゃるかも知れませんが、アレは前にも書きましたけども天山広吉選手の奥の手です。

それをつなぎに使って、一体誰が得するんですか?

むしろRPPでダメな時にTTDでとどめを刺すという流れのほうが天山選手へのリスペクトを感じます。

天山選手は優しいからどんな使い方でもクレームは付けないでしょうけども、ボクはこの使い方にものすごい違和感と嫌悪感があります。

レシエント・メンテという良い技があるのに、これの使い方もマズいと思ってます。

踏ん張られたときには卍固めに切り替えができるというのも素晴らしいです。

感情が表に出難いという部分は徐々に改善されてきているように思いますし、あとは試合の組み立てをちょっと変えたら劇的良くなるように思うんですがね。

早くベテラン勢と対等にやりあってもらえますように。

よく研究しているロビー

続きましてはロビー・イーグルス vs DOUKIです。

実況の方がロビー選手がDOUKI選手のことを評価しているとかおっしゃっていたのですが、それがとっても伝わってくる試合でした。

結果は普通にロビー選手が勝っちゃったわけですが、内容が濃かったです。

相手の動きを先読みして技が決まる直前で切り返していくという攻防がたくさん見られる試合でした。

特に独特の動き、かなりルチャに寄った動きをするDOUKI選手だけに通常の動きを合わせるのも、なかなか難しいんじゃないかと思うんですが、ロビー選手は難なく対応して、自分の動きに連動させてました。

こうなると、来年の『スーパージュニア』にはゴリゴリのルチャドールを呼んでもらいたくなりますね。

いや、来年ファンタスティカマニアにロビー選手が参加して欲しいですね。

DOUKI選手が普通に負けるというは、この『スーパージュニア』で終わりそうですね。

負け方まで素晴らしい石森

続きましてはBUSHI vs 石森太二です。

見事な畳み掛けを見せての逆転勝ちをBUSHI選手が見せてくれました。

でも、石森選手の力量によるところが大きいかなと思いました。

またしても完璧な試合運びで、これまた石森選手が勝っちゃうんだろうな、と思ってしまいました。

特にブシロールを決めさせなかったシーンでは、BUSHI選手を完封してしまうんじゃないかとすら思いました。

ところがカナディアン・デストロイヤーが決まるとあれよあれよとBUSHI選手が勝ってしまいました。

コードブレイカーの受けも、MXの受けも完璧でした。

いつも以上の説得力を生んで、BUSHI選手の大逆転劇を見事に彩りました。

見事な負け方でした。

ゲストのタイチ選手が、石森選手がジュニア凄さを体現している的なことをおっしゃっていたかと思いますが、ボクもまさにそうだと思いました。

こんな選手が優勝に絡まないなんて『スーパージュニア』はやっぱり世界一のジュニアの祭典だと思います。

レフェリーも決着も斬新な試合

続きましてはSHO vs エル・ファンタズモのBULLET CLUB同門対決です。

最後はファンタズモ選手のサドンデスによるギブアップ勝ち?でした。

まだこんな斬新な決着方法があったとは驚きました。

レフェリーが一人トペ・スイシーダのような感じでリングの外に出てしまった間に、ファンタズモ選手のサドンデスがSHO選手の金的に炸裂しまして、悶絶。

レフェリーが戻ってきて悶絶しているSHO選手に試合続行の意思を確認するとタップして終了でした。

打撃でのK.O.というのはあっても打撃でギブアップというのは前代未聞なんじゃないですかね。

新しい決着に出会えてシビレました。

それ以上にレフェリーの身のこなしにシビレました。

基本的に選手以上に目立とうするかのようなレフェリングをするレフェリーは好きじゃないんです。

例えば、スターダムの村山大値さんなんて、この前のワールド・オブ・スターダム選手権試合でも終盤になってもリングの中央で大声出して目立ってましたからね。

ああいうのは本当に嫌いですけども、今回の佐藤健太さんはいつもレスラー側に道具のように使われちゃっているレフェリー人の希望の光でした。

特に最近の試合はレフェリーが巻き込まれて機能しなくなって、反則して終わりという展開がメインに近づくほど増えるという由々しき事態が頻発しています。

そんな中、巻き込まれそうになったところジャンプいちばんヒラリとかわしてみせたのですから、シビレます。

いつの間にか、1人レフェリーが増えてますし、レッドシューズ海野さんもそろそろいいお年でしょうから、メインを裁くレフェリーにも世代交代の波が来ているのかも知れません。

それを見越しての佐藤さんのこの身のこなし、なのではないかと勘繰らせる試合でした。

これが田口隆祐

続きましては田口隆祐 vs 高橋ヒロムです。

最初から最後まで、これが田口隆祐だという試合でしたね。

結果こそヒロム選手の勝ちですが、内容では完敗でした。

試合を観ていると、ヒロム選手が田口選手を本当の意味で超えるのはまだまだ先になりそうに思えました。

ヒロム選手は、この田口選手について行くのが精一杯という感じがしたからです。

ま、きっとついていくだけでも並の選手は出来ないんでしょうけど。

このタイプの内容でヒロム選手が田口選手を圧倒するようなことがあれば、そこからが真のヒロム時代になるではないでしょうか。

この日のベストバウトです。

YOHのターニングポイントにはならない気がする

最後はメインのYOH vs エル・デスペラードです。

YOH選手がついに覚醒するか、が見どころでして、実況陣のみなさんは、ここがYOH選手のターニングポイントになるであろうというようなことをおっしゃっていました。

でも、残念ながらボクには全くそんなふうには見えませんでした。

やっぱりまだどこかカッコつけようとしているYOH選手に見えました。

ボク的にはカッコ悪くても感情を表して立ち向かう姿は見せなくても、自分が決めたキャラクターを完全にコントロールできていたら、それでいいんじゃないかと思っています。

どういうキャラで生きたいのか、それが見えてこないことがいちばんしんどいところです。

この日、マイクもコメントもありませんでした。

※リング上では「ヨッシャー」と言いましたが、これはコメントなしと同じだと思ってます。

つまりここがターニングポイントではなく、最終戦のSHO戦に何かあるということだと、ボクは解釈しました。

『スーパージュニア』が終わってからが本番。

今、覚醒する過程を見せているのだとして、もう少し待ちましょう。

それではまた。

ありがとう!


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