元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回はスターダムの年内最終戦に向かってストーリーを進めていくツアーの感想でございます。
YEAREND TOUR 2022
2022年の総決算である両国大会の主要カードのほとんどが他団体絡みのため、このツアーで前哨戦が行われるのは赤いベルト戦だけということになっております。
それだけに赤いベルトに絡んでいない他の選手のモチベーションはどうなっているのかちょっと心配になります。
いい選手が自前でたくさんいるんだから、もうちょっと活用してあげてほしいな〜と思います。
それでは振り返ってまいります。
一撃必殺ともか蹴りは出し方を変えたほうが・・・
まずはレディ・C vs 稲葉ともかです。
少し前の高橋奈七永戦でのレディ選手が一皮むけたような気がしましたので、普通に考えると稲葉選手が勝っちゃうんだろうな〜と思うところですが、ひょっとしたらレディ選手が勝つというのもあるかも知れないと思いながら観ておりました。
結果は残念ながら普通に稲葉選手が勝っちゃったんですが、レディ選手は着実にジワジワきてる気がしました。
さて、稲葉選手のフィニッシャーである一撃必殺ともか蹴りですが、なにせ一撃必殺ですから、なかなか決まらないわけです。
フィニッシャーというものはそういうものですのでそれで良いんですけど、技名ほど一撃必殺感がないのが実に残念です。
フィニッシュよりも、比較的ポンポン炸裂するフライングメイヤーからの背中へのローキックのほうが強烈に見えますし。
そして何より問題なのは、自らロープに飛んで走り込んでいるのに、蹴る直前でビタッと止まって、走った勢いが完全に死んでるところです。
柴田勝頼選手のPKみたいにロープワークの勢いそのままに蹴り抜けばフィニッシュとしての説得力がかなり増すと思うんですけど、それをすると、もはや一撃必殺ともか蹴りではなくPKになってしまうというジレンマがあるのです。
稲葉選手が今後、もっと上のステージで活躍するためにはこのフィニッシャーに説得力を持たせないとしんどいでしょうね。
稲葉選手はルックスが好きなので、もっと活躍して欲しいです。
なので、ともか蹴りへの入り方を工夫してほしいです。
小悪魔寄せ
次はなつぽい&月山和香 vs 鹿島沙希&渡辺桃です。
少し前になつぽい選手が対戦相手に噛み付くのを見て、月山選手よりもむしろなつぽい選手のほうが小悪魔っぽいじゃないかと書いたんですけども、この試合では全員が小悪魔に寄せてましたね。
それぐらいしか印象に残りませんでした。
月山選手は、表情だけが良いですね。
役者としては良いのかな?
インテリジェンス・モンスター?
次はコグマ&向後桃 vs 刀羅ナツコ&琉悪夏です。
ボクの聞き間違いでなければナツコ選手のキャッチフレーズが「インテリジェンス・モンスター」でした。
※もう一度よく聞いてみると、「インテリジェント・モンスター」でした。
かなり前に、真壁刀義選手がキングコング・ニードロップという名でダイビングニードロップを使ったことに若干腹立たしく感じた程度のブルーザー・ブロディさんへの愛着があるボクですが、このナツコ選手のキャッチフレーズを聞いたときもまた、その時と同じような腹立たしさを感じてしまいました。
それはブロディさんのものなんだから使わないで、というね。
これまで使っていた「狂乱の女荒武者」というのもあんまりピンときてなかったんですが、さらにピンとこないキャッチフレーズを使ったからには、そのキャッチフレーズにふさわしい試合を見せてくれるんだろうな、おい、となってしまいました。
正直なところ、この試合ではナツコ選手からはインテリジェンスは感じませんでした。
これからですかね。
最後は琉悪夏選手がリバース・スプラッシュで決めたんですけど、コーナーで勢いつけてる最中に一回落ちてました。
そんな琉悪夏選手への大江戸隊の皆さんの態度が楽しかったです。
キッドの手でテクラを引き上げて欲しい
次はテクラ vs スターライト・キッドです。
この2人の対戦がもっともっと盛り上がれば良いのに、と願う派なので、このシングルマッチは楽しみでした。
でも、悪くはなかったと思うんですが、期待したほどの盛り上がりにはならなかったように感じました。
言うても全7試合の4試合目ですから、あまりヒートアップしてもな〜ということで、控え目にしたのかも知れませんがね。
ケガもありまして、テクラ選手は今年あんまり活躍できませんでした。
というか、スターダムに登場してからあんまり目立ててませんね。
いい選手だと思うので、しっかりスポットが当たって欲しいんですが、プロレスは1人で出来ませんから、ライバルを見つけられると上に行きやすくなります。
わかりやすいところでは、中野たむ選手がジュリア選手のおかげでユニットのリーダーにまで行った例があります。
ライバルの大切さがハッキリ出てます。
そこでサイズ感も近いキッド選手がテクラ選手のライバルであると自他ともに認められた形になれば、テクラ選手ももっともっと活躍できるのではないかと思いました。
本当はもっとテクラ選手のほうから仕掛けたほうが良いと思うんですが、言葉の壁があるので言葉で仕掛けるということが出来ません。
ということで、ここはぜひともキッド選手のほうからテクラ選手にちょっかいを出してもらって、テクラ選手を引き上げて欲しいです。
たむの横綱相撲
次は中野たむ vs 桜井まいです。
終わってみれば、たむ選手の横綱相撲でしたね。
桜井選手の現状を全部受け止めた上で倒したという感じでした。
でも、技術的な差はあんまりなかったのかなと思えました。
それは桜井選手の技術が向上したというのもありますし、そもそもたむ選手は細かいところ(地味なところと言うほうが良いでしょうか)はあんまり上手じゃない気がします。
スピンキックの足とか、スープレックスの時の体のしなり具合とか、飛び技の空中姿勢は抜群に美しいんですが、序盤に見せることの多いグラウンドでの攻防、この試合のフィニッシュに選んだサブミッション(ノーザンクロス)への入り方なんかは、素人目からは上手には見えない上に美しくもないです。
ボクが観始めた頃のスターダムの選手はこういう選手ばかりな印象でしたので、ずいぶん変わったものです。
桜井選手が、そんなたむ選手を相手にするならば、もっと感情を表に出した試合にして行かないとダメなんじゃないかと思いました。
技術でイーブンになったとしても、最終的には全部持ってかれてしまいます。
単に勝つことを目標にするのではなく、たむ選手の土俵にしっかり乗っかった上で超えていくことを目標にして欲しいです。
桜井選手の師匠であるジュリア選手がそうでしたし。
来年にはたむ選手に勝てそうな気はしました。
これがQQのフィニッシュ
次は岩谷麻優&葉月&飯田沙耶 vs 上谷沙弥&AZM&林下詩美です。
QQ(クイーンズ・クエスト)の面々を見ますと、来年ある『トライアングル・ダービー』のことがよぎりました。
もうすでに勝ちパターンを確立してる感じがしました。
それがこの試合のフィニッシュ。
上谷&詩美でマジックキラーで寝かしてからのAZM選手のフットスタンプでした。
きっと他のチームも3人ならではの新しい連携を考えてるんだろうなぁと思いました。
これで、飯田選手でなく、岩谷選手を倒してたらインパクト絶大だったんですが、流石にそうはいきませんか。
そうなってもおかしくないのが今のQQだと思います。
ここの連携がよすぎるとQQはこの3人だけで良いんじゃないかと思えてきました。
ジュリアが引っ張っている
最後は朱里&壮麗亜美&MIRAI vs 朱里&舞華&ひめかです。
赤いベルトの前哨戦です。
両チームともリーダーと助さん格さん的なチーム構成で、ちょっと似てます。
助さん格さんの構成は長身のパワーファイターと柔道ベースのパワーファイターの組み合わせです。
これは決着つかないんじゃないかと思ったのですが、やはりフューチャー圏内の選手は王者であっても、こういう時負けちゃうんですね。
壮麗選手悔しいだろうなぁ。
試合を観てると格落ち感はないんですけどね。
試合は完全にジュリア選手が引っ張っていました。
朱里選手との闘いも常にジュリア選手から仕掛けて、それに朱里選手が合わせるといった感じでした。
もうすでに朱里選手には王者感が消えてしまったように思えました。
赤いベルト巻いて、女子プロレス大賞まで獲ったらひとまずやることなくなりますもんね。
朱里選手には今度はIWGP女子をターゲットにして欲しいです。
この試合を観て、改めてジュリア選手がスターダムの中心なんだなぁと思いました。
今年はベルトには縁遠かったのに、ボク的にはずっと主役だった気がするジュリア選手ですが、名実共に来年はジュリア選手のスターダムになりそうですね。
それではまた。
ありがとう!