元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回は11月5日奈良で開催されましたスターダムのタッグリーグ戦の感想を書いてまいります。
第12回 ゴッデス・オブ・スターダム~タッグリーグ戦~
たまたまなんですけども、ちょうど昨日奈良をブラついておりました。
何をしていたかというと、『国盗り合戦』というゲームがありまして、何年も前から全国統一を目指してやっておるわけです。
ちょうど暇だったので、未だ自分のものにしていなかった奈良を自分のものにしに行ったのです。
脱線しました。
感想を書くのは公式戦だけなんですが、ちょっとだけに気になったことがあったので記しておきます。
DDM(ドンナ・デル・モンド)と大江戸隊の6人タッグマッチがありまして、大江戸隊は渡辺桃&鹿島沙希&刀羅ナツコの3人だったんですね。
この場合、普通大江戸隊のリーダーであるナツコ選手が最後にコールされると思っていたのですが、なんといちばん最初にコールされたんですね。
若干驚きました。
そういうのに、あんまりこだわらない人なのかも知れませんが、大江戸隊の今後がちょっと不穏な雰囲気があるように思ってしまいました。
ということで、タッグリーグ戦のみ振り返ってまいります。
MIRAIが通用しない
まずは壮麗亜美&MIRAI vs 高橋奈七永&優宇です。
あれは以前、週刊プロレスで読んだんだったと思いますが、奈七永選手は最後の全女スタイルの後継者で、今のスターダムの選手よりも遥かに声を出して闘うと書かれてありました。
ああ、確かに昔の女子プロレスは大声張り上げて闘ってた気がするなぁとは思ってました。
で、この試合を観るとのべつ幕無しに奈七永選手が叫んでるんですね。
緩急も抑揚もなくただただうるさい。
これは前にも書きましたが、やっぱりこの試合でも奈七永選手を女子プロレス界と限定していたとしても「人間国宝」と呼ぶのは、キツいなと改めて思いました。
関西では『よーいドン!』という情報バラエティ番組?が放送されてるんですが、その中で「となりの人間国宝」というコーナーがあります。
そのコーナーでは昔ながらの製法や技術を現代においても現役で使っている主に職人さんに対して、番組の独断と偏見において「となりの人間国宝」を認定しています。
たまにしか観ませんが、この認定には常に納得します。
奈七永選手に果たしてそのような後世に受け継がなくてはならないものがあるのでしょうか?
今のところ、それが見えて来ない上に、こののんべんだらりと声を出し続けることがそれに当たるとするならば、ご勘弁願いたいと思いました。
試合内容でも、ベテランならでは巧さは見受けられません。
本当にあのキャッチフレーズ、やめたら良いのにと思いました。
さて、そんなことより大きな問題があります。
MIRAI選手の攻撃が優宇選手にほとんど通用しなかったというところです。
パワーとスピードとテクニックを兼ね備えていて、本人は次世代のエースは自分であると言って憚らないわけですが、ここまでの試合を観て、エースにもなり得る逸材だわな、とは思ってました。
ところが猛烈に動ける豊満女子の優宇選手には、そのスペーディーな打撃もサブミッションもパワーも、ほぼダメージを与えることが出来てなかったように見えたのです。
ショックでした。
MIRAI選手には期待していたので、ここまでダメだと思ってませんでした。
ドローになったのは、優宇選手が攻めきれなかっただけ、つまり優宇選手が組み立てをミスったからに見えました。
※ミスったというのは、同じドローでも優宇選手が優位な状況で時間切れに出来たはずなのに出来なかったということです。
それでなのか試合が終わった後、優宇選手が不機嫌でした。
そして、どうもMIRAI選手に対して苛ついているように思いました。
何があったんでしょう?
もしかしたら、MIRAI選手ならもっと苦しめられると予想していたのに、そうでもなかったという事なんでしょうか。
スターダムの公式サイトには、試合後のコメントが掲載されてなかったのでどういう感情なのかわかりませんが、いつもニコニコしているイメージの優宇選手が明らかに不機嫌だったので、インパクトがありました。
未だ連携がピリッとしないmeltear
次は中野たむ&なつぽい vs AZM&天咲光由です。
天咲選手はなんか元気がなかったですね。
奈七永選手はうるさかったんですが、天咲選手はあまりにも静かでした。
2人を足して二で割るとちょうど良い声の量になるように思います。
このタッグリーグで大きく成長する姿は観れそうにない気がしてきました。
かたやタッグチャンピオンチームのmeltearですが、未だにどうも連携がピリッとしませんね。
全く合わないわけではないですが、ビタッと合うという感じでもありません。
どの合体攻撃も連携攻撃もどっちが半拍ズレているように感じます。
これまで、この2人が他の誰かと組んだ時にはこんなズレを感じたことがないんですが、それは今まで組んでた他の誰かはこの2人に合わせに行ってたのかも知れないと思いました。
どちらもが合わされてきたほうだから、合しに行くという考えがないのかも知れません。
試合を観てますと、まだたむ選手のほうが合わせようとしている感じがするので、あと何戦かしたら少しは良くなるんじゃないかと思います。
ただ、そんなチームがチャンピオン出会っても良いんだろうか?という気はします。
また、タッグチームは必ずしも合体や連携を使わなければならないわけではありません。
この力を前面に押し出して勝ち切ってしまうチームというのもありましたし。
でも、どうしても連携や合体の巧みなチームに勝ってしまうのに説得力が出ないので、そこをどうするかが今後の課題でしょうか。
そういえばAZM選手がここ最近では珍しく技をミスっちゃいました。
一人で何とかしなきゃというきもちがつよかったんですかね?
月山は燃えている
次は葉月&コグマ vs SAKI&月山和香です。
白川未奈選手の欠場により月山選手が出場になりましたね。
ボク的にはいっそCOLOR’Sのどなたかが出たら良いんじゃないかと思ったんですが、月山選手になったということで、全敗もあるかも知れませんね。
ただ、そうさせまいと最初から月山選手が燃えているのがよくわかりました。
そして、なんとかSAKI選手も勝利を掴みたいということで、合体と連携とかをしっかり練習してきたのが見て取れました。
正直なところ、月山選手の初勝利がどうしたこうしたなんて、今や興味ないんで、とっと1勝ぐらいさせてあげたら良いのに、とは思ってます。
天咲選手の試合を観てから、月山選手の試合を観ると、月山選手のほうがかなり頑張ってるな〜と思わせるので、こんなに初勝利ネタを引きずらなくても良いのに、と思います。
葉月選手が最後に垂直落下式ブレーンバスターを使いました。
これは月山選手に対するエールでしょうかね。
試合後もなんか声をかけてましたし。
同じブロックならばAZM&天咲に勝てそうなので、もうそもそもそかたせてあげてほしい
稲葉ともかが楽しみ
最後は朱里&稲葉ともか vs ジュリア&テクラです。
きっと朱里 vs ジュリアを全面に押し出していきたいところなんでしょうけども、現時点ではまだ年末似この両者が当たるとは決まってないので、そこまで激しくぶつかるわけにも行かないというジレンマがあります。
なので、ここの主役は稲葉選手であるべきだったのかな、と思います。
結果は朱里選手がテクラ選手に勝っちゃったという、いちばん面白味のないものになってしまいましたが、稲葉選手をググっと成長させるには、結果にも積極的に絡むような内容持っていったほうが良いように思います。
まだまだ朱里選手に対しても、スターダムに対しても、遠慮がちな気がします。
よその団体の選手ですから、ある程度は仕方がないことなのかも知れませんが、そういう縛りみたいなものを突破して、一皮も二皮も剥けることを期待したい選手です。
今後が楽しみです。
序盤テクラ選手との基礎テクニックの攻防だったんですが、稲葉選手がヘッドロックで締めてから、くるくる回ってまたヘッドロックみたいな流れがあったんです。
その時の稲葉選手が未だその動きを練習したてですみたいな、たどたどしい感じが一生懸命プロレスやってるんだな、と思えて愛おしかったです。
右見ても左見ても、そういう動きをスルスルとやれてしまう人ばかりで戸惑うこともあるかと思いますが、着実にモノにしていって欲しいです。
いずれ、スターダム最大の外敵として戻ってくるなんてことがあっても楽しいんじゃないでしょうか。
それではまた。
ありがとう!