元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
感想と試合の消化のバランスが全然取れなくなってきています。一応、メモを取りながら試合を観て、そのメモを参照しながらこれを書いているのですが、トンチンカンなことを書いている可能性があります。ご了承下さい。
ということで今回は11月29日の後楽園ホール大会の模様を振り返ってみます。宜しくお願いします。
マイケル・エルガン&ジェフ・コブ vs 吉田綾斗&海野翔太
それがヤングライオンの戦い方だと言えばそういうことなんですが、誰が相手であっても正面突破を狙うような真っ直ぐな戦い方だけでも、観てる側としましては最初から勝つ気ないやんとなってしまいます。
それが筋肉の終着駅と呼んでいるコンビであるならなおさらです。あんなに筋肉がついているんだから、むしろコロンと転がしてコンパクトに固めたら動けなくなるんじゃないかと思わんか?となるのです。そういう技術もないと言うなら仕方がありませんが、

たとえばこのような飛びつき腕十字(これはフォールを奪う技ではありませんが)もやれますし、ラ・マヒストラルもやれます。そういう技を随所に繰り出すことで観てる側にひょっとして勝っちゃったりするんじゃない?なんて思わせることが出来ればしめたものです。そこまで考えが及ばないのがヤングライオンなのかも知れませんが、自分の持っている武器でどうやったら勝てるんだろうって真剣に考えることが今後のレスラー人生を実り多きものにするか否かの分かれ道なのではないでしょうか。
この試合で繰り出したかどうか忘れてしまいましたが、吉田選手はランニングネックブリーカードロップを使いますね。あれは現在(新日本プロレスのリングでは)使ってる人もいないし、良い技だと思うので磨きをかけてバンバン使って欲しいです。
個人的には保永昇男さんとかアニマル浜口さんのを参考にして欲しいです。今のフォームは元祖のジャイアント馬場さんの感じなっていますが、
あれはジャイアント馬場さんのデカさがあって絵になるフォームだと思います。
永田裕志&中西学 vs ジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレー
中西選手の調子が上がってきたというか、対応力の素晴らしさが光ってました。基本的に動けないレスラーにはリングに上ってほしくないし、技をもらった時に観てる側をヒヤヒヤさせるような体捌きしか出来ないレスラーにもリングに上ってほしくないんですが、その筆頭が新日本プロレスでは中西選手なんです。
でも、これだけ相手のことを研究してそれに対応する動きを自分のやれる範囲で工夫して見せてくれるとなると、結果ケガがないなら、動けないのも受けにヒヤヒヤしてもそれも個性として飲み込もうという気持ちになります。
フィンジュースの合体攻撃にダブルのフェイスクラッシャーがあります。あれも受けるほうがしくじったら顔からリングにまともに打ち付けられてしまいますから、なかなか恐ろしい技です。それを今回中西選手は食らわないことで、中西選手のキャラを立たせてました。身体が岩で出来てるから折れ曲がらないので、リングに叩きつけることが二人がかりでも出来ずに飛んだフィンジュースだけがスポーンと飛んで尻餅をついてました。

さらにはトップロープからの2人まとめ潰すクロスボディーも良かったです。
よく実況の人は永田選手のコンディションの良さをホメることが多いですが、言っちゃあなんですけど、コンディションを整えるのはプロとして当たり前で、逆に言うとそれをホメてるってことはそれしかホメるところがないってことになるのです。実際試合を観るとホントにそこくらいしかホメるところがなくて、もうこの人はタイトル戦線に絡まないとやる気出さないんだな〜と見えます。
逆に中西選手はもうタイトルに絡むことは重々承知しているけども、今自分にできる最高のパフォーマンスをお客さんに提供しようという心意気が見て取れます。当然、それをやり遂げるにはコンディションも整えなきゃ出来ませんから、コンディションは多分永田選手以上です。
絶好調の中西選手をもっと輝かせるためにただコンディションが良いだけの永田選手は中西選手のサポートに徹して、邪魔することのないようにしてもらいたいです。そしてたまには永田選手が負けて欲しいです。
天山広吉&小島聡 vs K.E.S.(ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.)
これは結果を知らないで観たい試合でしたね。結果を知らなかったら、テンコジが勝つなんて誰も予想しないでしょ?たぶん、今回のタッグリーグ戦に出場しているどのチームよりも頭一つ出てるチーム力があるのがK.E.S.で、全勝優勝してもおかしくないと僕は思ってます。
そのチームに第3世代の動けなくなったオッサンチームがいくらタッグのキャリアが長いからって勝てるなんて想像できません。
それが、なかなかの説得力をもたせた上で勝利してしまうんだからビックリでした。

絶妙なタイミングで繰り出されるテンコジカッター。ちょっと前はちょいちょいタイミングをミスってましたが、このリーグ戦ではいずれもバッチリです。

天山選手がアナコンダバイスで固めた相手に小島選手のウエスタン・ラリアットが炸裂する合体攻撃。これなんて両者のフィニッシャーがいっぺんに炸裂してるんですから、凄まじい破壊力ですよ。 そして、

天山プレスで〆。近年、ヒザへの負担の大きさから使用を制限していた天山プレスをここぞという場面で出して、しかもフォームも距離感もまさに全盛期の天山プレスの美しさで炸裂しました。これが決まったら、全然ダメージがなかったとしても、もうフォールされちゃおうと思うに違いありません。
しかも少し前にSANADA選手のラウンディング・ボディプレスで破れた天山選手。あれに勝手に味わいを感じて、ええもん観たな〜となっていました。それが今回の天山プレスへのフリだったんですから、感動もひとしお。涙なしには観れませんでした。
相変わらず天山選手の左足は曲がっていましたが、それでもキチンと天山プレスを決めてみせた天山選手に乾杯です。
それでは次回Part2に続きます。
ありがとう!