元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
本来なら3回ぐらいに分けて感想をこってり書きたいところですが、もう今日からタッグリーグがスタートするので、この歴史的な合同興行の話は今日だけにします。
Historic X-over
大会としては最高でした。
PPVを買って良かったです。
ハヤブサさんのコスチュームで登場したウィル・オスプレイ選手を見て、ミラノコレクションA.T.さんは早々にハヤブサさんのコスチュームであることに気がついていました。
なのに、テレビ朝日のアナウンサーはそれをグレート・ムタだと言うておられたのが、いちばん衝撃でした。
ボクも詳細にハヤブサさんのことを覚えているわけではないけども、オマージュしてるとかそういうレベルでなく、ガッツリハヤブサさんだったのに、しっかり間違えてしまうというのは、テレ朝で信用できるのは田畑さんだけなのかな、と思っちゃいました。
それでは特に印象に残った試合を振り返ってみます。
ミックスドマッチは全部良かった
まずはミックスドマッチ3試合をいっぺんに振り返ります。
- トム・ローラー&朱里 vs ザック・セイバーJr.&ジュリア
- タイチ&金丸義信&中野たむ&なつぽい vs エル・デスペラード&DOUKI&スターライト・キッド&渡辺桃
- 棚橋弘至&林下詩美 vs 後藤洋央紀&舞華
この3試合もどれもかなり噛み合ってたんじゃないですかね。
ミックスドマッチにありがちな男子レスラーによる女子レスラーに対するセクハラ行為はなく、きちんとプロレスラーとして皆が向き合っていたのも、清々しかったです。
ローラー&朱里 vs ザック&ジュリアは一瞬アリカバ(アルト・リヴェッロ・カバリワン)が復活するなんてことも起きましって、お祭りだな〜と思わされました。
みんなが前向きにミックスドマッチを面白くしようとしていた気がします。
8人タッグマッチもちゃんとそれぞれに見せ場を作れてて楽しかったです。
いつもと違ってプロレスラーらしいタフネスぶりを見せた金丸選手が良かったですね。
大江戸隊にフクロにされていたのも最高だったんですが、桃選手の蹴りをボコボコ喰らってもケロッとしていたのがシビレました。
普段、ああいうプロレスラーらしい頑丈さというのを見せないタイプ選手ですから、新鮮でした。
「受けの全日」系列の選手だったな〜と思い出しました。
ところで大江戸隊総出かと思っていたのですが、刀羅ナツコ選手が見当たらなかった気がするんですが、気のせいでしょうか?
ナツコ選手はDOUKI選手の技を使っていたり、後藤選手のキャッチフレーズ「荒武者」を使っていたりと、スターダムの中でも新日に縁のありそうな選手なのに、第0試合扱いにご立腹なんですかね?
桃選手がいきなりタイチ選手を蹴っ飛ばしたのもワクワクしましたね。
今後につながれば良いんですけど。
そして最後の棚橋&詩美 vs 後藤&舞華ですが、後藤選手が最後まで馴染めないままに終わってしまいましたね。
こういうときに棚橋選手が踏み込んで順応しているのに、後藤選手は良くも悪くもいつも通りで、ミックスドマッチだからってやることは同じとしてしまったところに棚橋選手と後藤選手の地位の差が出ているような気がしました。
燻り続けている後藤選手にとって、この試合もチャンスだったと思うんですよ。
たぶん、棚橋選手をミックスドマッチに出そうと考えた時に、棚橋選手のパートナーは誰が良いだろう?とまず考えたと思います。
それならキャッチフレーズに同じ「逸材」が入っている詩美選手が面白いんじゃないかと。
それで詩美選手の相手は誰が良いかと考えたら、デビューからずっと意識し続けている舞華選手が良いんじゃないかとなったと。
さらに、では舞華選手のパートナーは誰が良いかというと、和風で柔道と考えて鷹木信悟選手という線もあったでしょう。
でも、LIJ(ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン)揃い踏みが先に決まっていたので、鷹木選手は断念して、同じ和風の後藤選手に白羽の矢が立ったと思います。
近年の活躍から考えても、後藤選手がここに呼ばれるというのは千載一遇の大チャンスだったのに、踏み込めなかったのは実に残念でした。
試合後、タイチ選手たちがミックスドマッチのベルトだったりトーナメントだったりと話を広げてますが、ボクはそれは不要だと思う派です。
ケニーに全部持ってかれた
次はIWGP USヘビー級選手権試合のウィル・オスプレイ vs 海野翔太です。
海野選手は最高でした。
今、持っているものを全てぶつけた試合だったと思います。
海野選手の良いところは眼光の鋭さですかね。
ああいうのって、練習して身につくもんでもないような気がします。
海野選手が頑張れば頑張るほどにオスプレイ選手がエゲツなくなってしまうという流れでして、海野選手が壊れないことを祈ってました。
イギリス大会では出さなかった新型のデスライダーを用意していたり、同じカードでもデジャブにさせない工夫をしていたところも、好みです。
負けはしましたが、ここから10年は新日が楽しめるな〜と安心しました。
さて、そんな海野選手の大活躍の余韻に浸る間もなく、次の挑戦者としてケニー・オメガ選手がビデオにて登場しまして、海野選手のインパクトが吹き飛びました。
イッテンヨンでオスプレイ vs ケニーが実現するということに全部持って行かれてしまいました。
残念ながら、ボクはケニー選手が好きじゃないので、新日と絡むのは全然嬉しくないんですけど、オスプレイ選手がケニー選手を一方的にボコるなら良いかなという感じです。
でも、難しいですかね。
ちょっと気になるのは、バックステージでオスプレイ選手が新日離脱をほのめかしていることです。
後ろ足で砂かけて出ていた奴でもホイホイ戻って来れるのなら、新日に留まる必要はないということでしょうか?
vs ケニーが実現することよりも、ボクはオスプレイ選手がもう新日で観られなくなるかも知れないと思うほうがキツかったです。
ケニー選手が参戦するなら、いずれ海野選手にも?倒されて欲しいです。
岩谷麻優が気の毒過ぎる
最後は初代IWGP女子王座決定トーナメント決勝戦の岩谷麻優 vs KAIRIです。
Twitterを見てますと良い試合だったとおっしゃる方が多かったので、きっとそうなんでしょうけど、ボクは全然面白くなかったです。
岩谷選手が初代王者になると考えていたのがそうじゃなかったので、気に入らないというのも当然あるんですけど、単純に終盤単調な試合になっちゃった印象なので、退屈でした。
セミが良過ぎたのもあるでしょうけど。
KAIRI選手にはエルボードロップしかないんだな、とも思いました。
アレはお金の取れる技で、途中少々グダグダになってもアレが出たらピリッとするいい技ではありますが、そこに行き着くまでの過程はもうちょっと大事にして欲しいものです。
この試合を観る前に週プロの岩谷選手のインタビューを読んでたのもまた、岩谷選手がより気の毒に思えてしまう要因でした。
SWAを返上したのを少々後悔しておられる様子でしたが、ここまでしたらIWGP巻けるだろと思ってたんでしょうね。
スターダムの通常のストーリーではなく、新日のビッグマッチの度に呼ばれるベルトでしょうから、新たな可能性を、もっと大きく羽ばたけるベルトだと感じていたんだろうと思うと、ガッカリ度がさらに上がりました。
とはいえ、スポット参戦が基本のKAIRI選手こそ、IWGPには適任なのかなぁとは、思えてきます。
岩谷選手はノーコメントでした。
これからどうするんでしょう?
そんなに岩谷選手が好きだったわけではないのに、今回ばかりは岩谷贔屓で観てしまい勝手にガッカリしてしまいました。
年末には今度は詩美選手がKAIRI選手の踏み台にされるんでしょうか。
ノンタイトルとはいえ、負けるわけにはいかないと思うんですが、負けることってあるのかな?
ボクは良くてもドローだと思ってます。
上谷選手とドローだったんだし。
ともかくWWE経由するって大きいですね。
それではまた。
ありがとう!