元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回は昨日に引き続き『POWER STRUGGLE』の感想ですが、
今回はジュニア選手の試合についての感想を書きます。
ヤングライオンは悔しさを乗り越えて強くなる
第1試合はヤングライオンにとっては悔しい試合になりました。
勝敗なんて別にどうでも良い試合ではありますけども、ヤングライオンだけはそこにこだわりたかった様子です。
まず上村優也選手は試合後、
上村「このジュニアタッグリーグに今回出場させてもらって、今日がすごい、一番情けないっていうか、あんなにあっけなくやられたら、俺が今までやってきたことが何も証明されない。今、これだけトップの選手と差があるってことは、まだまだ伸びしろがあるっていうことで。それに懸けてるんで。次また、自分の力でチャンスをつかみ取って、もっと上で活躍したいです。そしてこのリーグ戦で学んだことは、経験値、それも上がったのはもちろんですが、パートナーのタイガーさんから学んだもの、それは上を向くこと。何があっても、負けたとしても、何があっても、上を向き続けている。これはプロレスに限って言えることじゃないと思うんで。この学んだことを大切に、これから闘っていきたいと思います。ありがとうございました」
あんなに頑張ってきた今シリーズの最終戦をこんなあっさりと
TJP選手の技をもらって終わってしまったら、何の意味もないじゃないかと。もらうにしてももっと抵抗しても良かったんじゃないかと。
必死に前向きに捉えようとしているところに、泣けます。大丈夫、上村選手は着実に成長してます。
そしてもう一人のヤングライオンのクラーク・コナーズ選手ですが、勝利チームなので勝ち名乗りは受けましたが、
大団円の場面では姿はありません。ササッとリングを後にしていませんでした。
コナーズ選手にとって、こんな勝利に何の意味もないのです。
試合が終わったらノーサイド、みんな仲良しジュニアタッグリーグ戦、ご観戦ありがとうございましたってなもんでしょうが、コナーズ選手にとっては、リーグ戦が終わったらもうどうでもいいという感じでした。
チームとしては1勝したものの、勝ったのはTJP選手でしたので、嬉しくはなかったんでしょうね。
ラグビーでは、決勝で負けたイングランドがメダルを首からかけなかったり、かけたメダルを取ったりして、ノーサイドの精神はどうした?紳士の国じゃないのか?など批判をされておりましたが、プロレスは、ヤングライオンはこれで良いのです。この悔しさがまた彼らを成長させて、一流のプロレスラーにするのです。
楽しいリーグ戦をありがとう。
やっぱり3Kの3連覇
「3」つながりだし、これで良かったのかな。
ケガがあって動けないというシチュエーションに助けられて、なんとか試合にはなりました。万全な状態での激突で名勝負を作れそうにないと本人たちも思っているんでしょうかね?
金丸&デスペラードのおかげで、凡戦にならずに済みました。あまりの不甲斐なさに対して、後で菓子折り持って金丸&デスペラードに謝りに行ってほしいくらいです。
結局、3Kのやったことは3K(技名)だけでしたが、どちらも説得力小さめ。金丸選手のパーフェクトな受け身を持ってしてもこの程度なのですから、今後もまだタッグチームとしての活動を続けていくというのなら、新しい説得力に富んだ技を開発しないとダメでしょう。
技に、特にフィニッシャー大事なのは本当にダメージを与えるかどうかではなく、これなら負けても仕方がないと思わせる説得力です。小さめの3Kがこの技を選択してることにちょっと無理があるように思います。
ドームではタッグのタイトルマッチがあって、チャンピオンに返り咲くんでしょう。試合後、チャンピオンチームに恥をかかされたのが、それを示唆しています。
だとしたら、もうケガを言い訳にせず、しっかり試合を構築にするにはどうしたら良いかを、頭がちぎれるほど考えて、試合に臨んで欲しいです。
BUSHIの意地を見た
大した試合にはならないんじゃないか、これがセミじゃ物足らないんじゃないか、だってBUSHI選手の試合だもの、というようなことを書いておりましたが、謝ります。BUSHI選手、本当にすみませんでした。
結果的には予想通り、高橋ヒロム選手を呼び込むためだけのタイトルマッチではあったのですが、ただの噛ませ犬では終わらないという、BUSHI選手の並々ならぬ思いを観た気がしました。
ヒドゥン・ブレイドからのスーパーオスカッターからのストームブレイカーというウィル・オスプレイ選手の必殺技3連発を頂戴したということは、オスプレイ選手からの最大の賛辞です、多分。ただ防衛回数を伸ばすためだけの選手ではない、というメッセージです。
毒霧一発で決まった挑戦でしたが、立派な挑戦者でしたと認めてくれているはずです。
さて、この返し。ビックリしました。毒霧を口移しで吸い取っての逆噴射。こんな返しがあったなんて。オスプレイ選手(だけのアイデアじゃないとは思いますが)のプロレス頭には恐れ入ります。
ただ、この試合ひとつ余計だったのは、海野レフェリー巻き込みオスカッターです。
1大会に何回レフェリーが巻き込まれるのか。最近のビッグマッチでは必ずと言っていいほど巻き込まれます。近頃ではレフェリーを使わずには試合を転がせんのか?と腹立たしさも感じるほどです。
大事な試合でチョイチョイ失神していたジョー樋口さんを思い出しました。
ここを他の方法でしのいでいたら、BUSHI選手の仕事は完璧でした。バッククラッカーで撃墜で良かったんじゃないでしょうか。
それでも、高橋ヒロム復活のためだけのタイトルマッチをここまでの試合に仕上げたことは、BUSHI選手を称賛するに値します。
今までバカにしてすみませんでした。今後もこの調子で活躍して欲しいです。
高橋ヒロム復活!
これがこの日のピークでした。ジュニアがヘビーに勝った日になりました。ま、本当は試合の盛り上がりで勝ちたいでしょうけど、ジュニアのストーリーが完全にヘビーより会いに行った瞬間、それが高橋ヒロム選手の復活でした。
何から何まで高橋ヒロムワールド全開。特に思い入れのある選手でもないのに、グッと来ました。解説のミラノコレクションA.T.さんにナオルを渡して泣いてる姿にもらい泣きしちゃいました。
やはりどこかヒロム選手がいないことに物足りなさを感じていたんでしょうか。全然復帰してこないので、もうダメなんじゃないかという諦めもあったかも知れません。
やっとジュニアが整ったなぁという思いが、まさに爆発しました。
激闘必死のドーム対決が決まりました。オスプレイ選手もヒロム選手に勝たねば、ジュニア最強とは言いづらかったでしょう。ドラゴン・リー選手も新日のリングに上がらねばならない理由ができました。
2020年のジュニアはムチャクチャ面白くなりそうです。
それではまた。
ありがとう!