元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
久しぶりに『NJPW STRONG』を観ましたら、ずいぶん話が進んでいまして戸惑いました。
AUTUMN ATTACK
わずか3試合だけだったのですが、濃厚な3試合でメチャクチャ面白かったです。
成田がメチャメチャたくましい
この日一番楽しめたのは、STRONG無差別級選手権試合のトム・ローラー vs 成田蓮です。

観たいな〜と思っていたトム・ローラー vs リオ・ラッシュが終わってまして、成田選手が挑戦表明していました。
流れの早さについて行けてません。
オープニングに向こうの実況の方かな?に成田選手が「ヤングライオン」と紹介されていまして、もう違うだろと思っていたのですが、黒のショートタイツの間はヤングライオンという認識なのかな?とちょっと違和感がありました。
それに引っ張られまして、ローラー選手が挑戦を受けてはくれたけども、あっさり成田選手を倒しちゃうんじゃないかと思いながら観てしまいました。
それがなんのなんの。
成田選手が勝ったとしても何の違和感もないほどの健闘ぶりにシビレました。
こんな成田選手が観たかった。
少し日焼けして、髭を生やして精悍さが増した成田選手は見た目だけでなく試合内容も逞しくなっていました。
どんどん前へ前へと出ていって仕掛けていくハートの強さや動きの一つ一つが、お師匠様の柴田勝頼選手に似ているのが、ずっと抱えている「柴田ロス」を忘れさせてくれているようでした。
成田選手は、単純なパワーではかなわないので、テクニックでどんどん攻めていきます。
でも、ローラー選手もパワーはもちろんなんですが、テクニックも備えているので一筋縄では行きません。
成田選手の攻撃を大体はパワーで押しつぶそうとするのですが、それが上手く行かない場合はテクニックでも切り返すことも出来るので困ります。
パワーとテクニックが見事に絶妙なバランスでブレンドされたローラー選手のスタイルは、これまであんまり観たことがないタイプの選手だな〜と思いました。
きっとマジで強い人なんだろうな〜と思いました。
※ちなみにローラー選手のMMAの戦績は知りません。
蟹挟みのように入ってビクトル投げのように回ってからのクロスヒールホールドを決めた成田選手でしたが、それを何だかよくわからないうちにサソリ固めで切り替えしてしまったシーンはビックリました。
こんな返し方が出来るの?という驚きです。
今、やられてたクロスヒールホールドがなかったことになっているわけです。困ります。
終盤、ガッチリと成田選手のコブラツイストが炸裂したときは、昔々にアントニオ猪木さんが外国人に悲鳴を上げさせているシーンが浮かびました。
※猪木さんがコブラツイストをフィニッシュしていた頃の試合は観たことないんですがね。
新日のストロングスタイルの正統継承者に見えました。
それだけに、これがフィニッシュになったら最高なのにな〜と祈ってました。
しかし最後はザック・セイバーJr.選手のような複合関節技でローラー選手が勝ってしまいました。
ローラー選手はあんなことも出来るんですね。困ります。
でも、あと2回くらい闘ったら成田選手が勝てそうな気がしました。
本当にたくましく成長している成田選手は、新日の未来は明るいと思わせるのに充分な試合を見せてくれました。
ありがとう。
チャンピオン対決
次はNEVER無差別級チャンピオンとIWGPジュニアヘビー級チャンピオンが激突するジェイ・ホワイト vs ロビー・イーグルスです。

これもムチャクチャ面白かったです。
戦前は、ついこの前観たばかりの石井智宏 vs 高橋ヒロムのような、ジュニアだけどヘビーの土俵でよく頑張りましたね、というような内容になるんだろうなと予想をしてました。
ところがロビー選手はいつものように闘ってました。
無理してヘビー級の試合をしに行ってはいませんでした。
かといってジェイ選手がロビー選手のペースに飲まれていたかと言うとそうでもなく、お互いがお互いのいいところを出た、見事に噛み合った試合でした。
メチャメチャ相性がいいな〜と思ったんですが、これもやっぱりジェイ選手の上手さなんですかね。
いくらチャンピオンとはいえ、ロビー選手が勝つのはさすがにないだろうと思っていたのですが、試合が進むほどにロビー選手が勝つのもあるかも知れないと思わせました。
これが決まればまず間違いなくロビー選手の勝ちというロン・ミラー・スペシャルですが、ファイヤーバードスプラッシュが足に決まるところまでは行ったんです。
ところが、仕上げの関節技に入るところでジェイ選手が自らクルッと回ってあっという間にSSSでぶん投げて、腕をクラッチしてのブラディサンデーからのブレードランナーと技を3発畳み掛けて勝ってしまいました。
地道なロビー選手の足攻撃をものともせずに、高速かつ正確に大技を決めてしまえるんですから、やっぱりジェイ選手は只者ではありません。
ロビー選手も強く見えたし、ジェイ選手もやっぱり強く見えて、どちらの価値も落とさずにしっかり決着もつけたという本当に素晴らしい試合でした。
ロッサーに肩入れしたけど・・・
最後は鈴木みのる vs フレッド・ロッサーです。

最初にロッサー選手のインタビューがありました。
どういう思いで新日のリングで闘っているのか、というような話でした。
元々はWWEでタッグチャンピオンだったそうですから、それなりに活躍していたんでしょう。
※ボクは全く知りません。
それが先週は成田選手と闘って負けちゃったのかな?それでその成田選手がチャンピオンのローラー選手と闘うことになったということで、悔しさがにじみ出てました。
それでもみのる選手との対戦をチャンスだと捉えて、必ずやみのる選手を倒してみせるってな感じでした。
となると、ぜひともロッサー選手に勝ってほしいという気持ちになります。
みのる選手も好きですが、ここはみのる選手を見事にボコって欲しいと思っちゃいました。
で、インタビューでは、みのる選手の弱点は自分よりもスピードが劣ることだ的なことをおっしゃっていました。
だけど実際試合を観てみますと、みのる選手を凌駕するスピード感は出せず、ロッサー選手はほぼほぼ一方的にやられちゃいました。
きっとみのる選手の試合をちゃんと観たことないんでしょうね。
パワー対決に持ち込むほうが見た目にもわかりやすかったと思います。
かなりみのる選手はロッサー選手の攻撃を受けて立ってやるという感じだったのですが、身体のゴツさの割に攻撃が軽いようでして、大してダメージを受けてない様子でした。
逆にロッサー選手的には想像していたよりもひとつひとつ強烈だったんじゃないでしょうか。
こんなに硬い打撃ってあるの?って感じだったのではないでしょうか。
これまでロッサー選手の試合を観て、ここまで非力さを感じたことはなかったのですが、新日本プロレスのトップ戦線で活躍する選手と比べると、まだまだ差があるんですね。
これでより一層燃えて、新日でトップ取ってやると思ってくれたら良いですね。
良い選手ではあると思ったので、めげないで精進してもらいたいです。
いずれも面白い試合でした。
それではまた。
ありがとう!