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10.9 10th Anniversary GRAND FINAL OSAKA DREAM CINDERELLA 2021 ~大阪めっちゃスターダム~ 観戦記 4

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

今回は大阪城ホール大会の最後の感想です。

これまでの感想はこちらです。

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10th Anniversary GRAND FINAL OSAKA DREAM CINDERELLA 2021

現場で遠くから観るのと、ワールドで観るのとではずいぶん印象が違いました。

選手の表情が見えるのと大きいですね。

あと解説に長与千種さんがいるのがとても良かったです。

今の女子プロレスに苦言を呈しまくるのかと思っていたのですが、ぜんぜんそんなことなかったです。

だから、レジェンドになったんでしょうね。

でも、実況がイマイチでした。

村田さんだったらもっと盛り上がってたでしょうし、解説やゲストに話を振るのももっと上手かったでしょうね。

この日、村田さんはどこに呼ばれてたんでしょう?

結局チャンピオンが林下詩美で良かった

終盤3試合の中でいちばん楽しめたのは、いや、この日いちばん楽しめたのはこの試合でした。

ワールド・オブ・スターダム選手権試合の林下詩美 vs 彩羽匠です。

出典:スターダム公式サイト

ボクは一度赤いベルトがマーベラスに流出してから朱里選手が取り戻しに行くというのが、いちばん燃えるシチュエーションだと思っていたので、詩美選手が大好きなのに現場で見ているときは、彩羽選手を応援しておりました。

ゆえに、詩美選手が勝った瞬間は、ああ負けちゃった〜という感じでした。

でも、こうして再び試合を見返してみますと、詩美選手が勝って当然でした。

遠くから観てる時にはあまり感じなかったのですが、詩美選手の攻めは古傷のある彩羽選手の足に集中させて、少しずつ彩羽選手をHPを削っていくような試合運びで、王者って感じがして良かったです。

彩羽選手の攻撃が足がしっかり動いてナンボの技が多いので、強い攻撃がこれまでの試合に比べるとあまり出来なかった印象でした。

それに彩羽選手の技が連続してポンポン当たりませんでしたからね。

すぐに詩美選手がパワーで彩羽選手の流れを断ち切るんですから。

詩美選手の戦略が見事にハマってましたので、これでは彩羽選手が負けても納得です。

こうやって見返してみますと、詩美選手の底の知れぬ強さを感じまして、この試合に関しては詩美選手の完勝だったのかな、と思いました。

負けた後に引きあげていく彩羽選手に詩美選手が声をかけたんですが、そのときの彩羽選手のリアクションがカッコ良かったです。

イケメン女子というキャッチフレーズは負けたときにも効くフレーズだったんですね。

イケメンでした。

ということで、試合はいつもの動きをなかなかさせてもらえない彩羽選手が、いつもと違う技まで出してくる詩美選手に圧倒されちゃったわけですが、彩羽選手の攻撃はどれも的確でした。

美し過ぎるニールキックからのサソリ固めなんてシビレました。

何しろ、解説席では師匠の長与さんが観てるわけですから。

足が効かない中で、スワントーンボムとかシットダウンのラストライドも完璧でして、彩羽選手も並の選手じゃないと思わせました。

それ以上に詩美選手の攻撃は素晴らしかったです。

特に足攻めです。

10.9ということで(2つ前の試合で、朱里選手がドラゴンスクリューからの四の字固めを見せたので、きっとそれも意識してるんでしょう)グラウンドでのドラゴンスクリューからの足をリバースのインディアン・デスロックのように腕でロックしてからのさらなるドラゴンスクリュー?からの足四の字固めの流れは見事でした。

この足四の字がそこそこ長い時間決まってまして、耐えている彩羽選手の姿が高田延彦さんにダブりました。

彩羽選手のキックに対して、詩美選手は腕での打撃で応戦しまして、エルボーはもちろんのこと、手首を掴んで引き寄せて繰り出すスコット・ノートンを思い出させるショートレンジのラリアットとか、ビックバン・ベイダーを思い出させる腕パンチまでやってました。

ボクが最も夢中だった90年代のプロレスが、若いオネェちゃんによって甦ったのです。シビレるなと言ってもシビレます。

一切出し惜しみなく全ての技を彩羽選手にぶつけている印象でした。

そうでもしないと彩羽選手は倒せないということでもあります。

そんでもって試合後は葉月選手と舞華選手が次の挑戦者として名乗りをあげました。

葉月選手、この詩美 vs 彩羽を観て、挑戦させろと言えるというのは凄いな、と思いました。

きっとメインで組まれるはずですから、この試合と同等かそれ以上の試合をしなければいけないんですよ。

葉月選手はやれる自信があるんでしょうね。

期待します。

こうしてビッグマッチのメインをしっかり締めた詩美選手を見ると、一回ベルトが流出したほうが面白くなると思ってましたが、結局これで良かったんだな、と思いました。

チャンピオンが林下詩美で良かったのです。

朱里選手と闘うまでチャンピオンでいて欲しいです。

UWFルールで観たかったな

次は急遽決まった朱里 vs 鹿島沙希です。

出典:スターダム公式サイト

鹿島選手が対戦要求を出した時に「UWFルールでもいい」と言っていたので、それを期待していたのですが、通常のプロレスルールだったのは少々ガッカリしました。

鹿島選手がいつもと違って、余計な装飾品を外してシンプルな出立で出てきてくれたらもっと良かったんですが、ボクのそんなガッカリを汲んでか、自ら寝て朱里選手に対してグラウンド勝負を仕掛けたのは、テンションあがりました。

結果は負けでも、最後までUWFスタイルに近い闘いを見せてくれたら、鹿島選手の株はもっと上がっていたと思います。

関節を取り合いもきっと出来るんじゃないかと思ったので、そういう鹿島選手も見たかったです。

UWFのリングにレガースをつけずに上がっていた藤原喜明選手のように闘って欲しかったです。

かたや朱里選手はハナからUWFルールで闘うつもりでしたので、UWF仕様のコスチュームで、いつもよりもUWF成分多めで闘ってました。

最後はドラゴンスクリューからの四の字固めと「10.9」を強く意識したフィニッシュをチョイスしました。

このフィニッシュは、レガースを履いた選手が相手の協力なしには決まらなそうなプロレス技を決められて負けるところに意味があったのです。

小馬鹿にされ続けてきた純プロレスファンの思いをのせたフィニッシュだったのです。

それだけに、レガースを履いてキックとスープレックスとサブミッションのUスタイルで勝負が出来る朱里選手がこれをやったのは、時代の流れを感じました。

あれは全部プロレスの範疇の出来事だったことを示したのです。

違うスタイルのプロレスを否定することに意味がないことも示したように思いました。

これが鹿島選手がドラゴンスクリューからの四の字固めをやっていたら、また違って見えたでしょう。

90年代のプロレスをリアルタイムで知ってる世代にはシビレる光景でした。

岩谷は格上のままでした

最後はワンダー・オブ・スターダム選手権試合の中野たむ vs 岩谷麻優です。

出典:スターダム公式サイト

ワールドで見直しても、たむ選手の試合の中では最もつまらない試合でした。

昔からずっとスターダムを観てきて、2人の経緯もリアルタイムで観てきた方は良かったんでしょう。

そういう方々きっとはこの2人が対峙して壮絶な殴り合いをしているだけで充分なんでしょうね。

ボクには現時点ではたむ選手が「岩谷麻優」に勝ってはいけないと思って闘っている試合に見えました。

いずれ倒さなきゃいけないが、それは今じゃないというか。

だから、ドローですが岩谷選手の勝ちに見えましたし、格付も岩谷選手が明らかに上であることはから、1ミリも動きませんでした。

これにより、赤いベルトのほうが白いベルトよりも上位であることもしっかり証明したように思えました。

これがチャンピオンが岩谷選手で、チャレンジャーがたむ選手だったら、いい試合だったなぁと思ったかも知れません。

ボクの中で、たむ株が急落です。

逆に岩谷選手は向こう3年くらいはアイコンでいられそうな感じがしました。

新コスチュームもカッコいいし、金髪もメチャクチャ似合ってますし、完全リニューアルに成功してます。

白いベルトなんか放っておいて、赤いベルトを狙って欲しいくらいです。

それではまた。

ありがとう!


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