好き勝手なことを書いておりますが、悪意はありませんのでご了承下さい。

タイチはやっぱり最高:10.8 G1 CLIMAX 31 観戦記

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

本日2本目は『G1 CLIMAX 31』の感想です。

今回の予想はこの様になっております。

やっぱり全部当てるのは難しいです。

G1 CLIMAX 31

今回はBブロックですが、もう優勝決定戦に進出する可能性がある選手が絞られました。

大方の予想通り、やっぱりオカダ・カズチカ選手とジェフ・コブ選手が全勝で最終戦を迎えそうですね。

※EVIL選手のことを忘れているわけではありません。

そうなるんだろうな〜と思いながらも、その予想を裏切って欲しいと願いながら毎試合を観ていました。

それでは振り返ってまいりましょう

タイチはやっぱり最高

今回はメインのオカダ・カズチカ vs タイチが素晴らしすぎましたね。

出典:新日本プロレスリング公式サイト

泣けました。

実はリアルタイムではなく、結果をわかった上で観ていたのですが、それでもタイチ選手に勝って欲しいと願ってしまうくらい、タイチ選手の闘いっぷりには心を奪われました。

タイチ選手に肩入れしたのは、単純にタイチ選手が良かったのもあるんですが(ワールドで観ていた方は皆同じように感じたはず)、ゲストのエル・デスペラード選手がこの2人の過去の話をしてくれたのが効きました。

特にボクはちょうどオカダ選手やタイチ選手が若手の時のことを全く知りません。

その時代のプロレスがすっぽり抜けてしまっていますので、そのあたりの話については余計に興味深く聴いてしまうのですが、デスペラード選手の話で、ボクはオカダファンにも関わらず、オカダ選手がヒールで、タイチ選手がベビーと捉えて観ていたのです。

だから、最後はヒーローが勝たなければ落ちがつかないと思っているので、タイチ選手に肩入れして応援してしまったわけです。

オカダ選手にしか出さないというドロップキックが炸裂したときや、レインメーカーを喉輪落としで切り替えしたときなんか「ウオオオ」と声が出てしまいました。

終盤、横綱エルボーからのブラックメフィストで終わりだと期待したら、その横綱エルボーを開脚式ツームストンパイルドライバーで切り返され、突き刺された時の絶望感で「ああああ」と声が出てしまいました。

そして、ついにレインメーカーが炸裂してタイチ選手がクルッと一回転しちゃった時には悔しくて涙が出ました。

こんなに、こんなに頑張ってもオカダ選手には勝てないのか、と。

でも、試合後のオカダ選手の元気っぷりを見てると、格の差での負けではなく、力の差での負けなのだから仕方がないと納得は出来ました。

悔しいけど清々しかったです。

結果がわかって観てるのに、これほど感情を揺り動かされて、涙まで出ちゃったんですから、たまりません。

今やボクにとって、タイチ選手はベストバウトマシーンです。

ちょっと前まで「タイチは帰れ」なんて言われていた選手とは思えません。

タイチ選手はレインメーカーになってからのオカダ選手に勝ってないそうですね。

でも、来年の2月辺りに札幌でビッグマッチがあるでしょうから、そこでタイチ選手がオカダ選手に勝ってIWGP世界ヘビー級のチャンピオンになるということが起きたらシビレます。

ともかく、このタイチ選手はやっぱり最高でした。

SANADAは最初から勝てそうにない

ここからの楽しめた度はほぼ横並びです。

次はSANADA vs ジェフ・コブです。

出典:新日本プロレスリング公式サイト

今のコブ選手に勝つための何かを、今のSANADA選手が持っているような気がしなかったので、この試合は最初からコブ選手が勝つだろうな〜と思ってしまってました。

※全勝同士の最終戦という展開を抜きにしても、です。

SANADA選手はかつてオカダ選手にライバルに指名された素晴らしい選手であることには違いないのですが、決め手に欠ける部分があると思っています。

そこがオカダ選手に並ぶ戦績や功績が残せない理由なのではないかと考えています。

本来なら、同じロスインゴの一員ならば、チャンピオンに先になるのは鷹木信悟選手ではなくSANADA選手であるはずです。

それが残念ながらそうなっていないことが、SANADA選手にこのG1で優勝しなかったら引退するという冗談を言わせた理由なんでしょう。

SANADA選手の覚悟ほどを語ったのですが、会社には届かなかったみたいです。

決め手というのは、相手のサイズや状況に関わらず勝ちに持ち込める強力なフィニッシャーのことです。

フィニッシャーにラウンディングボディプレスを使用しているので、武藤敬司選手を彷彿とさせるのですが、この試合でクルッと回ってエプロンに立って、エプロンを走ってコンヒーロをやってるのを観ると、ボクは三沢光晴さんを思い出します。

タイチ戦ではタイガードライバーにタイガースープレックスも出しました。

結構三沢色も出てます。

そこで、三沢さんもフィニッシャーにしていたランニングエルボーやローリングエルボーでフォールが奪えるほどの説得力をもたせるとか、

※これが成功したタイチ選手の横綱エルボーがあるので、今更SANADA選手もエルボーをフィニッシャーの1つにするのは難しいことは承知の上です。

または武藤選手のシャイニング・ウィザードを使うとか、この一発が決まれば大逆転もしくは逆転の目出てくるという技が欲しいところです。

現時点ではこれがないので、コブ選手に勝てそうな気がしないのです。

今の強すぎるコブ選手じゃなかったら、丸め込んで勝つというのもあり得るんでしょうけど、今回はそれも出来ませんからSANADA選手に勝ちそうな感じがしないのです。

さらに、オカダ選手とコブ選手の全勝対決させるために、その他の選手の点数が芳しくないわけですけども、タイチ選手なんかは点数以上のインパクトを残して、価値を下げるどころかあげているように感じます。

その点、SANADA選手は残念ながらそこまでのインパクトを残せていないように思います。

タイチ戦やオカダ戦は良かったんですが、それは相手に引っ張られた印象ですし。

決め手とインパクトに欠けるのが、シングルのトップ戦線で活躍出来ない足枷になっているように思います。

優勝はなくなってしまいましたが、本当に引退はしないで欲しいです。

タマが納得してるなら・・・

次はYOSHI-HASHI vs タマ・トンガです。

出典:新日本プロレスリング公式サイト

この試合もYOSHI-HASHI選手は好調をキープしていたとは思います。

それでもボクはタマ選手に勝ってしまうほどのものではないと思えましたので、ガッカリしました。

最終的にはこの2人の点数は同じくらいに調整されるとは思うのですが、それでも先に負け越しが決定してしまうというのはタマ選手が気の毒だな〜と思ってしまいました。

しかしながら、バックステージのコメントを読んでみますと、

この一敗は悔し過ぎる! でもYOSHI-HASHI、おまえは強かったよ。オレがこのリングから離れてる間、あいつはシングルプレーヤーとしてメキメキと強くなった。YOSHI-HASHI、リスペクトしかない。おめでとう、だけどFxxk Youだ。

新日本プロレスリング公式サイト

タマ選手本人が納得しての敗戦ということなら、もう何も言うことはありません。

ボク的にはこのG1でのタマ選手は過去最高だと思っていますので、ここから少しでも点数を伸ばして欲しいです。

余談ですが、YOSHI-HASHI選手の声がすごく出てることを褒めている方がおられますね。

ボク的にはそれはあんまり良いとは思ってません。

声が出ないよりは良いでしょうけど。

YOSHI-HASHI選手の場合は、大声出したら面白くなると考えている芸人と同じような感じがしてます。

それはヤングライオンの考え方だと思います。

※YOSHI-HASHI選手がどう考えて声を出しているかなんて知る由もないんで、勝手に想像で書いてます。

YOSHI-HASHI選手が、必要な場面に必要な大声を必要な言葉を選んで出している選手であるようには、まだ見えていません。

後藤戦くらいのことが、誰が相手でもやれたら、何の文句もないんですがね。

YOSHI-HASHI選手にはまだ辛口になってしまいます。

冷え込んでました

次は棚橋弘至 vs EVILです。

出典:新日本プロレスリング公式サイト

棚橋選手が相手ならば、また違った展開もあるのかと期待していたのですが・・・。

棚橋選手が金的をしたり、ディック東郷選手にイービル(技名)をやったりして、流れは良かったんですけど、結末が同じでしたので、またそれか〜と思っちゃいました。

会場も冷え込んでた気がします。

冷え込ますのも、ある種ヒールのお仕事なのかも知れませんが、だったらセミファイナルになんか組んだらダメなんじゃないでしょうか。

Abemaの中継があるときは棚橋選手が第1試合に出てるので、必ずしも棚橋選手を後ろのほうで使わなければならないという風潮も、もうないわけですから、このオチを採用するのなら、セミでは組まないで欲しかったです。

せめて休憩前にして欲しかったですね。

いつになく棚橋選手が動けているので、もうちょっと終わる寸前まで真っ向勝負をして「アレ?今日のEVILは真っ向勝負を挑んでるぞ、どうした?」と思わせといて、最後にいつも金的イービル(技名)をして、「やっぱりいつもEVILだ〜」とガッカリさせるほうが良いんじゃないですかね。

フラストレーションを溜めるだけ溜めてから一気に吐き出すというのはプロレスに限らず、エンターテイメントの良いところです。

しかし、吐き出しが弱いことがこのところ多いので、ここまで会場を冷やして、フラストレーションを溜めまくっているわけですから、最後のオチ、キチンと演出して欲しいものです。

SANADA選手は重責担ってますな。

この内容でオーエンズの負けなのか〜

最後は後藤洋央紀 vs チェーズ・オーエンズです。

出典:新日本プロレスリング公式サイト

オーエンズ選手が素晴らし過ぎたのに、最後にちょこっとGTRが当たって終わりという試合するなんて、実にもったいないな〜と思いました。

オーエンズ選手が勝つほうが会場が盛り上がったんじゃないでしょうかね。

ちょっと後藤選手の元気がなかったような気もしましたが、オーエンズ選手の熟練の業でほぼほぼ後藤選手が封じ込まれてしまうという内容でしたので、オーエンズ選手が負けたのは不自然な感じがしました。

もしかしたら、格の違いを見せるために横綱相撲をしようとしたら、思っていた以上に攻め込まれちゃっただけなのかも知れませんが・・・。

「消灯!」というフレーズを開発したので波に乗れるかと思っていたんですがね。

それではまた。

ありがとう!


プロレスランキング
最新情報をチェックしよう!
>とにかくプロレスが好き

とにかくプロレスが好き