元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回振り返るのはこちらです。
結局ライガー選手の反則負けという結末は、ちょっと僕が求めているものとは違いまして、正直ガッカリでした。
正直言いますと、キレるライガー選手をもう何回も観てるので、そろそろ大人の対応をして冷静にみのる選手を懲らしめる姿を観たかったです。
タイガーマスクが絶好調
ライガー vs みのる戦を振り返る前に、タイガーマスク選手に触れおきたいです。出番はほんの少しでしたが、眼を見張る動きでした。
金丸選手の鋭い低空ドロップキックをかわしたり、そして、このヒザ十字の入り方は華麗でした。
脇役に徹するつもりでリングに上ったとは思いますが、短時間でタイガーマスクという選手がどういう選手なのかわかるような凝縮されたファイトを見せる辺りにベテランの上手さを感じました。
今年の『BEST OF THE SUPER JR.』のときは、ヒザをケガしてて満足に動けなかったのですが、このコンディションをキープしてくれれば、まだまだジュニアの中心部で戦っていけるのではないか、 と思わせる動きでした。
もっと活躍の場を作ってもらえることを切に願います。
ライガー選手は自分の不甲斐なさにキレた?
さて、ライガー vs みのるです。
さっそくの場外戦でたっぷりお客さんにサービスしたところまでは良かったのですが、リングに上がると、多分みのる選手が想定しているよりも、ライガー選手の反応が悪かったんじゃないか、と思いました。
もっともっと怒りを露わにして、ボッコンボッコン殴り合いが出来ると思っていたのに、ライガー選手が間を空けたがる感じがしました。なので、シバキ合いのテンポが悪かったです。
何発か当てた打撃も一度たりともみのる選手をグラつかせることはなく、ライガー選手の攻撃が全然通用しないように見えました。
まだまだ出来るのに、と惜しまれつつ引退するという状況を盛り上げようと企画されたであろうライガー vs みのる戦は、悲しくもライガー選手の衰えをクローズアップする形になってしまいました。
そこでイスチャンバラなら、体力も何も関係ないだろうと、
イスを持ち込んだら、2人がやり合うのはほんの少しで、終わってしまいました。
そこからライガー選手は暴走しますが、イスなしのシバキ合いをちゃんとやれなかった自分の不甲斐なさをキレていたように観えました。
マスク破かれてキレるというよくある風景とは違って、なんかカッコ悪いキレ方に思えました。
死合でいいからちゃんとリングで戦って欲しい
どうでしょう、これで両国の2人の一騎打ちにワクワクしますか?
僕は藤原喜明道場生同士のサブミッション・レスリングの攻防が観たいです。17年前の敗戦後、ライガー選手は柔術を習いに行ったという話も聞きますから、この試合だけはなんちゃってでも良いのでMMA風味の試合をして欲しいです。
場外で暴れるだけ暴れて、グチャグチャになって終わりなんて試合だけはしないで欲しいです。
ライガー選手の試合後のコメントです。
ライガー「ケンカなら街中でいくらでもやるんだよ。俺たちは何でケンカする。ファンの皆さんは何で高い入場料払って見に来るんだ。ケンカを見に来る? ケンカなら新宿でも行ってみろ。あっちゃこっちゃでやってるよ。そんなん金払ってみんな見るか。俺たちは体鍛えて、技術磨いてそれを見てもらうんだよ。あれ何なんだ最初。誰でもできるぞ、素人のガキだって石段あればできるわ。何がプロレスのキングだ。キングなら試合ちゃんとせえよ。恥ずかしいわ。あんなんに絡んでる自分自身が。両国で言った通り、試合じゃない、試合になるか。技術の技術のぶつかり合いですよとなると思うか俺たち。クソだ。クソっ。クソはキレイに流してやる……」
みのる選手はいつもどおりですから、それを怒ったらおかしいわけです。お金を払って見せられる試合をするのがプロだというのなら、みのる選手が何をやってきてもそれを成立させないと、ライガー選手の言ってることとやってることが違うことになります。
しかも、両国では最初から試合はしないとまで言ってます。若い頃のライガー選手は、そういったキレたら怖い感じも魅力的に見えましたが、引退を目の前にしたオッサンがこんなんじゃ、ガッカリしかありません。しっかりして欲しいです。
場外戦に持ち込まれたら、もう技術の攻防はなしになってしまうのは虚しいので、冷静になってリングで闘って欲しいです。
ライガーのマスクが切れさせる要因なら、みのる戦に限っては山田恵一としてリングに上がるのも良いんじゃないでしょうか。
みのる選手が、「山田」とライガー選手を呼んだのは、ライガーになる前のあの頃に戻って純粋に強さを求めるような試合をしようということなのではないでしょうか。
もうライガー選手はそれに応えることが出来ないから、こんなことになっているような気がします。だとしたら、残念ですね。
それではまた。
ありがとう!