元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
今回も『G1 CLIMAX 31』の感想です。G1も半分が終わりました。
Aブロックは全勝の選手がいなくなりまして、混戦模様になりそうです。
G1 CLIMAX 31
ヒールユニットのBULLET CLUBの皆さんのほとんどが真っ向勝負をやってくれるので、Aブロックは実にG1らしい試合ばかりが観られます。
ちなみにボクの予想はこのようになっておりました。
『G1 CLIMAX 31』10.3 愛知 勝敗予想! https://t.co/9JFyyrfGFB #njpw #G131 #G1S1003_11111
— ろけねお of プロレス (@locatedonneouni) September 27, 2021
1つだけ外しちゃいました。
それでは振り返ってまいりましょう。
超石井で連勝ストップ
この日、一番楽しめた石井智宏 vs ザック・セイバーJr.から感想を書きます。

いわゆるいつもの石井選手の試合ではあったのですが、いつもよりもずっと濃厚な「超石井」でありました。
いくらなんでも開幕5連勝というのはやりすぎだから、石井選手がザック選手の連勝をストップするんだろうな〜とは思っていました。
でも、あまりにもザック選手が好きなようにサブミッションを極めまくるので、あれ?まさか石井選手が負けるなんてことがあるの?嘘でしょ?と思いながら観ていました。
ザック選手が付き合ってあげないと石井選手の攻撃が炸裂しないというような流れでした。
少しウエイトアップしたザック選手からは、以前のよう打たれ弱さを感じにくくなってきたので、ますます石井選手が勝てる要素がありません。
そもそも良くないと思われる右腕を序盤からず〜っと集中砲火を浴びていましたが、終盤になって自分でコーナーに右腕を叩きつけて、サポーターを1つ外しての渾身のラリアット。
あの瞬間に「超石井」に変身しまして、「ザ・石井」と呼びたい一撃を食らわせました。
こんな試合をしてたら選手生命がどんどん短くなっていってるはずなのに、石井選手は出場選手の中で最年長なんですよね。
※確認したわけではないので間違っていたらごめんなさい。
石井選手の試合って、いわばいつも同じようなワンパターンな気がするのに、楽しいんですよね。
それは、どっちが勝つのか最後までわからないスリリングさがあるから、ワンパターンでも毎回ドキドキ・ワクワクしてしまうのかも知れません。
石井選手は誰にも勝てるし、誰にも負けられる位置付けなので楽しいのです。
石井選手だけ、格付け対象外って感じですかね。
ゆえに最高でした。
今回はバックステージも楽しいです。
時々饒舌なる石井選手ですが、言葉のチョイスが良いですね。
良い飯伏でした
次はメインの飯伏幸太 vs 鷹木信悟です。

試合のほとんどは鷹木選手がガンガン行っていたので、このまま飯伏選手が押し切られてしまうんじゃないかと思っていたのですが、さすがに違いました。
この試合はボクの思うところの「良い飯伏」選手が出ておりました。
たとえば、飯伏選手と内藤哲也選手の試合を思い返すと、内藤選手が飯伏選手のエゲツない攻撃を受けまくる印象があります。
なのでボクの中では「攻めの飯伏」なわけですが、対する鷹木選手もまた「攻めの鷹木」という印象です。
ところがこの試合では「受けの飯伏」が炸裂していたのです。
鷹木選手の強烈な攻撃を何度も食らって、ダメだこりゃと思わせるようなリアクションなのに、飯伏選手は鋭い打撃で状況を五分に戻したりひっくり返したりします。
この受けまくっても壊れないし、キック一発で元に戻す感じがボクにとっての「良い飯伏」なのです。
キックにしてもこの試合では腿ペチはあまり感じられませんでして、いつも以上に重くて速くて鋭かったです。
鷹木選手のダッシュ力が凄まじいのもあって、カウンターでキックをもらうと他の選手がもらうよりも説得力を感じました。
終盤のジャンピングニーからのカミゴェの両面焼きという畳み掛けはお見事。
この試合を以て飯伏幸太完全復活としても良い、見事なフィニッシュだったと思いました。
もしかしたら、飯伏選手が全力を出し切れる相手ってそんなにいなくて、ボクが「悪い飯伏」を感じるときは全力を出せない時の飯伏選手なのかな〜と思いました。
さすがに3連覇はないと思うのですが、この調子で「良い飯伏」をいっぱい見せてもらいたいです。
SNS見とけば良かったな
続きましてはグレート-O-カーン vs KENTAです。

この2人はSNSでやりあっていたようですね。
ボクは選手をフォローしていないので、ボクのフォロワーの方がリツイートしてくれないと観られません。
こういうこと時々起こりますが、選手からすれば1つの公式戦が終わった瞬間から、次の公式戦が始まっているということで、SNSでのやりとりもまた試合になるのです。
だから、この試合だけを見たのではその面白さは半減してしまっているように感じました。
予想では-O-カーン選手が勝つとしていましたし、内容も-O-カーン選手がその強さを全面に押し出したような闘い方をしましたので、普通に-O-カーン選手が勝っちゃうんだろうな〜と思っていたのですが、KENTA選手が久しぶりにBULLET CLUBらしさを出してきました。
金属バットを用意してたのは笑いました。
矢野通戦でリングアナウンサーに自分のプロフィールを読ませてまして、そこで元々野球の選手だったことを明らかにしましたが
※別に隠していたわけではありませんが・・・。
それがここにつながっているのですから、あっぱれです。
プロレスは点で観るのではなく、線で見ると何倍も面白くなることを思い知る一線になりました。
その線は、今やSNSも含まれるのです。
-O-カーン選手が優勝をするためには、もうこれ以上負けられないという状況です。
ボクはぜひとも-O-カーン選手に優勝決定戦に進出してほしいので、応援します。
ただ、土下座の件はちゃんとやって欲しかったですね。
屈辱に塗れたところからの大逆襲のほうが応援のしがいがあると思うんですけどね。
ロアの後半戦楽しみ
最後はタンガ・ロア vs 高橋裕二郎です。

このところ、試合の感想は楽しめた試合順に書いているのですが、今回はそこそこ悩みました。
前半の2試合と後半の試合ではかなり差がありますが、-O-カーン vs KENTAとロア vs 裕二郎は大差ないです。
-O-カーン選手が好きだから先に感想を書きました。
この日のBULLET CLUBの同門対決はこれまで同様真っ向勝負を展開します。
試合が終わったらノーサイドという感じでトゥースイートからのみんな一緒に退場ということで、今大会BULLET CLUBは最も爽やかなユニットになったように思います。
裕二郎選手は相変わらず間が悪いん、今後ちょっと心配ですが、ロア選手は新たな引き出しを開けて、このG1で何枚もの皮を剥いて、まるでサナギから蝶になるかのように羽ばたこうとしている風です。
今回はその場飛びムーンサルトをやりました。
すでにジェフ・コブ選手が事も無げにやっちゃってますから、新鮮味も驚きもそんなにないんですが、他の選手に遠慮することなく持てるものを存分に発揮しないと、上には行けないと自覚したことの現れだと思います。
ここからロア選手の試合が俄然楽しみになってきました。
それではまた。
ありがとう!

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