元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回も後楽園ホールです。10.26は素晴らしいメインで大変楽しかったのですが、今回はどうでしょう。
第1試合から第4試合について
まずは第1試合から第4試合までを簡単に振り返っていきます。
本間朋晃&海野翔太&成田蓮 vs 吉田綾斗&辻陽太&上村優也
辻選手がまた出だし良かったんですが、最後は成田選手でしたね。僕はスープレックス系の技は投げ捨てるタイプが好きではありません。いかなるスープレックスもキチンとブリッジしてホールドして欲しいたちです。だからちょっと古い話になりますが、ブリッジもホールドもしない、力でぶん投げるだけの小橋建太さんのスープレックスが大嫌いでした。
それに引き換え、今回成田選手の繰り出したのはフロント・スープレックス・ホールドでした。あれはフィニッシュで良かったんじゃないかな。今後磨きをかけてフィニッシュとして使って欲しいです。
石井智宏&後藤洋央紀 vs 鈴木みのる&TAKAみちのく
後藤選手、もうちょっとでした。面白くなりそうな感じだったのに、尻すぼみでした。
後藤「OK。オメェはそれでいいや。お前の意見なんて、どうでもいいんだよ。オスプレイの無念を、この俺が晴らしてやるぜ(※大拍手)」
「踊る猪木御殿」を思い出させる入り方でした。
これが11.3まで続くマイクとなるなら(のちに「踊る後藤御殿」とか「後藤問答」と呼ばれるようになれば最高)良いんですけどね。タイチ選手が上手なので、しっかり乗っかって面白くなるように頑張って欲しいです。ただ、個人的にはNEVERのタイトルマッチをやって欲しくないです。後藤選手が勝つとまたNEVERに縛られることになるし、負けると2連敗となり、タイチ選手より下にランキングしてしまいますから、それもマズい。これはやらないほうが良いのです。
でも、やっちゃうでしょうね。
棚橋弘至&真壁刀義&トーア・ヘナーレ vs 飯伏幸太&チェーズ・オーエンズ&高橋裕二郎
連日飯伏選手は棚橋選手と戦って、仲良くするのかしないのかわからないし、オーエンズ&裕二郎とは仲良くならないというなんだかよくわからない状態が続いています。この後のタッグリーグにつながるのかも知れませんが、個人的には全然面白くないです。やっぱり飯伏選手ではケニー選手の代わりにはなりません。こんな使われ方、飯伏選手が気の毒です。
オカダ・カズチカ&矢野通&バレッタ&チャッキーT&ロッキー・ロメロ vs ジェイ・ホワイト&バッドラック・ファレ&タマ・トンガ&タンガ・ロア&外道
オカダ選手と棚橋選手が握手しましたね。
ずいぶん盛り上がってましたけど、いずれはそういうことにもなるだろうな〜と思っていたので、僕は特別何もありません。タッグリーグにこの2人で出るというのなら別ですがね。でも、絶対優勝しない(ドームで棚橋選手はIWGPヘビー級選手権試合があるので)コンビをわざわざ出さないでしょう。この握手が今後どうつながっていくのか、その答えは多分ドームの後でしょう。じっと待ちます。
あ、最後にジェイ選手がオカダ&棚橋のツープラトン攻撃を食らわずに逃げたのはさすがですね。
獣神サンダー・ライガー&タイガーマスク vs 田口隆祐&ACH
10.26では素晴らしいメインを見せてくれたので、今回もどんな戦いをするかと期待していましたが、リーグ戦の第1試合ということでほぼほぼ出落ちでしたね。
なんならマスクかぶったまま試合をしてほしかったくらいです。リーグ戦のほとんどをコミカルな試合を展開してましたが、あらゆるタイプの試合を構築できるのがこのコンビの強みです。たとえこのリーグ戦の優勝がなかったとしても、来年のジュニアタッグリーグ戦までひっぱらず、チョイチョイ組んで欲しいです。いやもっとACH選手を呼んで欲しいです。
出落ちでしたが、しっかり勝利ももぎ取って、こりゃいよいよ優勝も見えてきたんじゃないでしょうか。最後の技は公式では「エビ固め」とだけ書いてありましたが、本当は「69クラッチ」とか言うそうですね。下ネタも健在です。今後も楽しみです。
ライガー&タイガーは4敗となってしまいまして、優勝はなくなってしまいましたね。もっと勝ち星を重ねるためにはちょっと小ズルいコンビネーションや巧みさを感じさせる攻撃などで、ベテランらしさを見せないとしんどい気がします。真正面から行っては勝たせてくれません。
ボラドールJr.&ソベラーノJr. vs ロッポンギ3K(SHO&YOH)
ボラドール選手は素晴らしいと思いますが、やっぱりソベラーノ選手がアクロバティックな動きは素晴らしいのですが、強さを感じさせないので、やっぱり負けることになってしまいます。このコンビは5敗とライガー&タイガーよりも負けが混んでます。もうちょっと勝たせてあげても良かったように思いますが、ファンティスティカマニアでのソベラーノ選手の大活躍を期待することにしましょう。
僕が優勝候補筆頭に推すロッポンギ3Kですが、やっと3Kで勝てました。
今回はカウンターで決めたのが良かったんじゃないでしょうか。決まり方が甘かったのでフィニッシュとしては説得力に欠けましたけど、本来の形である、相手が立つのを待って、3Kポーズをやってから繰り出すというのは、間が悪すぎます。
キチンとした形で、タイミングでハマれば、説得力も増すはずですのでカウンター式を磨いて欲しいです。でも、残りあと1試合なんですよね。磨けないかな。
ここのところ、何となく SHO選手の表情が冴えないような気がしていたのですが、この試合ではそんなことありませんでした。僕の気のせいだったみたいです。
KUSHIDA&クリス・セイビン vs 石森太二&ロビー・イーグルス
BULLET CLUBの2人は、最初はパッとしなかったんですが、だんだん動きがスムーズになってきた感じがします。
しかし、それにも増して試合ごとにコンビネーションに磨きがかかってきたのはKUSHIDA&セイビンです。最初から果敢にコンビネーションを取り入れる戦い方をしてましたから当然の結果ですが、試合は負けてしまいました。
まさか現チャンピオンのKUSHIDA選手が負けてしまうとは予想をしてませんでした。しかもフィニッシュになったブラッディークロス、
今まで一番の決まり方ではなかったかと思います。かなり説得力がありました。
KUSHIDA選手が直接負けてしまったということは、これで東京ドームでのIWGPジュニアヘビー級選手権試合はKUSHIDA vs 石森太二ということになりそうです。鷹木信悟選手のタイトルマッチも観たかったんですがね。
BUSHI&鷹木信悟 vs 金丸義信&エル・デスペラード
メインはチャンピオンチームとロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの試合でした。ここのところのBUSHI選手の存在感のなさをずっと嘆いていたのですが、今回はここのところに比べると頑張っていたと思いますが、
こちらは前の日にルチャドールコンビが二人同時テイクオフでしたので、インパクト薄めで、
久しぶりの毒霧もフィニッシュに繋がりませんでした。しかも負けてしまいました。
残すところあと1試合ですが、鷹木選手が負ける場面はどうも観れそうにありませんね。負けるとしたらどんな場面だろうと若干楽しみにしていたので、残念です。鷹木選手はこれが終わったら、ジュニアとして戦っていくんでしょうか、それともヘビーとして戦っていくんでしょうか、どっちなんでしょうね。
さすがの試合運びで、勝利を上げた金丸&デスペラード。最後はBUSHI選手のマスクも剥ぎ取って恥をかかせてのフィニッシュ。完璧でした。そして、試合後のコメントも最高でした。
金丸「まあ、こんなもんだ、こんなもん。おい、見たか? おい、この汚えマスク」
デスペラード「(額の武士という文字を見て)タケシって書いてある」
金丸「おい、頭と腕が違うんだよ。ビジュアルだけか? 大したことねえな、おい。すっとこどっこいが!」
デスペラード「パレハだ、パレハだ、新しい選手だって、凄えじゃん。でけえ選手来たな……って違えよ! 元々てめえがいた所が小さい野郎しかいなくて、そんな中でたまたまお前がでかかったから強く見えてただけだよ! こっちに来ればこんなもんだ。タケシもがんばってみろ、もうちょっとよぉ!」
金丸「おい、でかい、でかいってよ、俺がどんだけでかい奴らとやってきたかわかるか? でかいうちに入んねえぞ。言ってるだけだ、でかい、でかいって」
デスペラード「あといくつだ、公式戦? 忘れた。次はしかもこの間勝ったばっかりの奴が相手だった気がするな」
金丸「やってもやんなくてもいいぞ。プラス、ヤングライオンでもつけとけ」
何気にドラゴンゲートのこともディスっているところが秀逸です。
やっぱりこの日もチャンピオンチームが、他のチームよりも総合力で上回っている様を見せつけられました。どこのチームが優勝しても、今のチャンピオンチームに勝つのはちょっと難しいような気がします。
果たしてドームでは、この安定した強さを誇る金丸&デスペにどこのチームが挑戦するんでしょうね。ロッポンギ3Kを優勝にしていたのですが、
田口&ACHに優勝してもらってドームでベルトに挑戦して欲しいと、今は思っております。
それではまた。
ありがとう!
追記
10.26と10.27のワールドの実況が村田晴郎さんで、解説がミラノ・コレクションATさんでしたが(10.27はゲストにタイチ選手が来てました。)僕はこの2人が好みです。東スポの人が解説のときの実況の人はよく噛むので、気になって試合への集中力を削がれることが多かったですが、今回のコンビは確実に中継を面白くしています。現時点で実況最強コンビだと思いますので、できるだけワールドの中継ではこの2人を採用してもらいたいです。