元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回は久しぶりに新日本プロレスの感想です。
8試合ありましたが、今回はNJPW WORLD認定TV王座決定トーナメントの2試合についてだけ感想を書きます。
バトル・オータム
特にTV王座に興味があるというわけではなく、他のストーリーにさらに興味がないので取り上げるのがトーメントの2試合ということにしました。
ただ前哨戦がない内藤哲也選手はちょっと気の毒だな、と思います。
オカダ・カズチカ選手の売出しにはお金をかけるし、オカダ選手の提案にはすぐ会社は乗っかるなんてことを内藤選手がかつて言ってました。
その時は、ボクがオカダファンということもあって、そりゃ会社として、内藤選手は何もしなくてもTシャツ売れてるんだし、メディアに出ない人より出る人をそりゃ推すだろなんて思ってました。
しかしながら、このところの推され方の差にはオカダファンのボクからしても内藤選手が気の毒に思えます。
ウィル・オスプレイ選手が今回のツアーに参加できないのは、きっと売れっ子だから仕方がないという部分もあるかと思います。
それでも、なんとかしてあげてほしかったな、と思う次第です。
その代わりがティタン選手だったのかな?
ということで、2試合振り返ってまいります。
プロレスの幅の広さを感じる試合
まずは矢野通 vs グレート-O-カーンです。
このカードは間違いないですね。
ストロング・スタイルとは違いますけども、これぞプロレスだなと。
※ストロング・スタイルには様々な解釈があるとわかってます。
プロレスならでは幅の広い闘いをしっかり見せてもらえるのがこのカードだな、とうなりました。
両者の卓越した技術とプロレス頭の良さが芳醇な香り漂う試合を作り出すわけです。
しかも、毎回違う展開を見せるのもスゴいですよね。
いつものアレを見る楽しみもプロレスにはあるわけですが、いつもと違う何かもないと満足できないという面倒な性質がボクにはあります。
それをきちんと満たしてくれるわけですから、最&高です。
序盤の長い肩固めなんて良かったですね。
-O-カーン選手の技だから、これで極まってしまうかもという緊張感もありますし、矢野選手のことだからこのピンチを切り抜けるとしても、技術を使うのか、トリックの使うのか、というのもあります。
両者をまるっきり知らない人が観てもそこまでは考えないんでしょうけども、知っているファンならばいろんな可能性が頭に広がって、脳細胞が活性化されているに違いありません。
このカードを観るだけで、頭が良くなりそうです。
この2人ならば、時間切れ引き分けの末のコイントス決着というのもまた面白いだろうと思って、終盤あたりからは珍しく引き分けを祈ってしまいました。
基本的にはどんな試合であっても何か決着をつけなくちゃいけないと考えている派です。
ドローなんてのは、オチのない話をする人と同じで、試合を観てた時間が無駄になったみたいな気分になります。
※オチがない話をしても全然いいんですけど、関西人なのでついオチを求めてしまうのです。
だけど、この試合に関してはドローこそが良いオチにつながるフリになると思ったのです。
ところが、EVIL選手の試合でもないのに後楽園ホールは真っ暗になるのでした。
本物のグレート・ムタ?
EVIL選手が後楽園ホールのリングに立つと暗くなることが多いので、またか〜になるんですが、今回はそもそもどっちが暗くしたのかがわからないというところがワクワクさせましたね。
矢野選手も暗く出来るだろうし、-O-カーン選手にもギデオン・グレイ選手がいるので暗く出来るでしょうから。
結果、どっちも暗くしてなかったのでした。
明るくなったらそこにはグレート・ムタ選手がいたのです。
正直なところ、出てきた瞬間はムタ選手だとは思いませんでした。
本物のムタ選手よりになんとなく小さい気がしたからです。
むしろ、まさかまさかのグレート・ニタ選手なんじゃないかと思っちゃいました。
米国フィラデルフィア州の2300アリーナ(旧ECWアリーナ)で、米国現地時間3月26日19時半から、「バトルグ…
※今年、グレート・ニタ選手が現れているみたいです。
頭巾をとってもやっぱりムタ選手か?と思った瞬間に、-O-カーン選手に毒霧炸裂。
そういえば、NOAHで-O-カーン選手と組んで試合したあとすぐ裏切ったなんて話があって、因縁があったから、毒霧を吹いたのはどうも本物のムタ選手で間違いなさそうだ、と解釈しました。
あんなに大きく見えていたムタ選手も引退を前にするとちょっと縮んじゃったのかな、と思いました。
武藤敬司選手の引退行脚も順調に進んで、生まれ故郷の新日に帰ってこられてよかったな、と思う次第です。
ムタ選手の登場よりも、ボク的には-O-カーン選手の毒霧の浴びっぷりに心を惹かれましたね。
そんなのは、噴射するほうの力量がモノを言うんでしょうけども、受けるほうが中途半端に避けたりしたら、あんなにキレイに頭全部が緑になるはずありません。
負けてなお、-O-カーン選手のプロレスラーとしての実力を思い知る試合でした。
成田蓮から始まる世代交代
最後は成田蓮 vs 石井智宏です。
成田選手、たいへん頑張ってましたね。
ただ、ちょっと気になるのは、あまりに柴田勝頼選手に寄り過ぎちゃって、成田選手ではなく柴田選手のコピーとして観てしまったところです。
例えば、石井選手をコーナーに詰めた時に、串刺しドロップキックを望んだり、頭突きに頭突きを合わして欲しいと思ったり、終始「柴田勝頼」を求めてしまいました。
長らくお休みの柴田不足で禁断症状が出てるんでしょう。
最後の最後になって、成田スペシャル何号だかわかりませんが、フロント・スープレックス・ホールドが炸裂して、ああ、今闘っているのは成田選手だった、という感じになりました。
これが良いことなのか、悪いことなのか、難しいところです。
皆さんもそうでしょうけども、これが成田選手の凱旋試合だったと思いました。
しっかり勝利を勝ち取って、ようやくここからがスタートです。
成田選手はマイクで世代交代をぶち上げました。
オカダ選手の世代と入れ替わるということなのかな、と思いますが、ついにオカダ選手が下の世代から追われる立場になったのかな、と思います。
成田選手ときっとそんなに歳が変わらないであろうジェイ・ホワイト選手がオカダ選手を超えちゃってますけどね。
年齢ではなくキャリアで考えないといけませんか。
久しぶりにハッキリと世代交代を打ち出したということで、昔からの新日ファンとしては成田選手にかける期待は大きくなったんじゃないでしょうか。
でも、ハッキリと世代交代が為されたことは、ただの一度もなかったように思います。
上の世代がフェイドアウトして、なんとなく交代しちゃったというのがほとんどだったんじゃないでしょうか。
やってやられてのプロレスですから、ハッキリしないのも当然なのですがね。
形的には石井選手が踏み台にされましたが、ここからずっと石井選手が格下ということではありません。
むしろ、さらに上の選手を倒した後の成田選手を石井選手が倒してしまうということも起こり得ます。
いい若いのが出てきたことで、ボクらはまだまだプロレスを観続けることになるのでした。
これから続々と海外に行ってる選手が帰ってくるでしょう。
後にこの石井戦が世代交代の始まりだったと言われる日が来るように思います。
それではまた。
ありがとう!