元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
リーグ戦もこれで最後です。
いつもなら「過ぎてしまえばあっという間な気がします」なんて書くところなんですが、今回はスゴく長い間やっていたな〜という気がしています。
なんででしょう?
例年に比べると退屈だったのかな?
G1 CLIMAX 31
今回の試合は事前に予想しておりました。
『G1 CLIMAX 31』10.20 武道館 勝敗予想! https://t.co/pXJElmBrFu #njpw #G131 #G1Budokan #G1S1020_21111
— ろけねお of プロレス (@locatedonneouni) October 19, 2021
またしても全試合正解とはならなかったんですが、今回は比較的予想通りになった方が多かったんじゃないかと思います。
ボク的にはメインの結果だけに興味があったのですが、思わぬところで感動してしまいました。
痛みに耐えてよく頑張った!感動した!
この日、いちばん良かったのは棚橋弘至 vs タイチです。

泣けました。
かなり大きめのテーピングだったので、相当状態は良くないと思われるタイチ選手ですが、この勝ち方しかないという勝ち方で、ここしかないと言うタイミングで勝ちまして、感動しました。
感動させるための仕掛けが3つありました。
まずはタイチ選手のディーバのあべみほさんが、いつにも増して必死にタイチ選手を応援していたことです。
スターダムを観ていると、セコンドに付いてる選手がやたらとリングをバンバン叩いていますが、叩くべきところで叩くというメリハリがあべさんにはあります。
このメリハリはすごく大事なことです。
いつもメリハリがあるのですが、それに加えて今回は、髪を振り乱して、必死にタイチ選手に力水を送っているかのようなリング叩きでした。
献身的な姿にシビレました。
今回のタイチ選手はあべさんの応援によって棚橋選手の猛攻を耐え抜けたと言っても過言ではありません。
さらに棚橋選手のヒール寄りの闘い方も感動させる試合になった理由です。
勝ち越しがかかっているというシチュエーションにより、何が何でも勝ちたいという気持ちが見えましたし、非情でクールな雰囲気はいつもと真逆な感じでボクにはとても魅力的に見えました。
この試合の棚橋選手が、いつもの棚橋選手で闘っていたなら、ここまで感動することは出来なかったでしょう。
ここは容赦なく負傷箇所に攻撃を集中させて、最後は自分が負けるのが最もお客さんが盛り上がるはずだと、ちゃんとわかっておられての行動だったのでしょう。
プロレスに対する情熱。俺に足りなくてタイチにあったもの、情熱なんじゃないかな?
新日本プロレスリング公式サイト
棚橋選手のバックステージコメントですが、さすがに負け越しが確定したので落ち込んでおられる様子。
でも、素晴らしい試合にしたのですから、胸を張って欲しいですね。
そして、なんと言ってもタイチ選手の頑張りです。
試合中にリングドクターまで駆けつけるという状態で、技もほとんどちゃんと繰り出せないのに、闘い抜きました。
それでもわずかな繰り出せた技は、いずれもクリーンヒット。
特に天翔十字鳳は、フィニッシュになっておかしくない決まり具合だったと思います。
体がキツい時でもしっかりと技を繰り出せるのは、トップレスラーの条件です。たぶん。
この試合で確信しました。
タイチ選手なら横綱になれますよ。
最後は近頃フィニッシュになることが少なかったタイチ式外道クラッチ。
ハイフライフローをかわしてすぐ。
もうここしかないという抜群のタイミングで炸裂しました。
頼む、3カウント入ってくれ〜と祈ってました。
勝って良かったです。ホントに良かったです。
痛みに耐えてよく頑張った!感動した!でした。
成績は芳しくはなかったですが、最後に大横綱を倒して良い締めくくりになったのではないでしょうか。
最後はレインメーカーで良かった
次に楽しめたのはメインのオカダ・カズチカ vs ジェフ・コブです。

ボクはオカダファンですから、オカダ選手のレインメーカーとしての復活は大変喜ばしいことではあるんですが、ゲスト解説の鷹木信悟選手のおっしゃるように乗れないという意見も納得できます。
この空気を読んで、オカダ選手が負けちゃうということもあるかも知れないと思って観ておりました。
また気がかりだったのは、Aブロックの最終戦の飯伏幸太 vs KENTAで、レフェリーのレッドシューズ海野さんのあからさまなえこひいきにより飯伏選手が優勝決定戦に進出しました。
飯伏選手が優勝で3連覇というオチがあるとするならば、優勝決定戦で飯伏選手がコブ選手に勝って優勝のほうが盛り上がるんじゃないかと考え、ここではオカダ選手が負けるように海野さんが加担するんじゃないかとか思ってました。
いや、オカダ選手が勝つにしても海野さんの加担で勝つならゴメンだなぁとも考えてました。
オカダ選手がここで勝ったら、まず間違いなくオカダ選手の優勝だろうな〜(ドームのメインは鷹木 vs オカダのほうが動員出来ると考えたので)と思いましたので、予想はオカダ選手の勝ちにしました。
そんなことを頭に描きながら試合を観ていたのですが、コブ選手の強さが際立ちましたね。
この試合でもやっぱりこの選手にどうやって勝てるんだろう?と思わせました。
何度も何度もコブ選手のやらかすことに声を出しちゃいけない会場がどよめきました。
声が出せたらエラい盛り上がりようだったでしょうね。
改めてコロナが憎いです。
コブ選手が何かしてどよめくということは、その度にオカダ選手がヒドい目にあっているということです。
かつてのレインメーカーの強さは、どれだけ相手の攻撃を食らっても、反撃を開始したらいつの間にか回復して終盤でも普通に動けてしまうタフネスさからくるものでしたが、それを思い起こさせました。
最終戦で、完全にレインメーカー復活だ〜と思っていたら、またあの忌まわしきエビ固めが飛び出しました。
勝つにしても、そのチョイスは勘弁してくれ〜と祈っていたらコブ選手はなんとかキックアウト。
ホッとしました。
あれで勝ったのではレインメーカーの復活にはならないですからね。
あれを使い出してから、オカダ選手から強さが失われていったのですから。
結果オカダ選手が勝ちましたが、最後はずいぶんと雑な開脚式のツームストンパイルドライバーで、その辺はオカダ選手らしくなかったです。
さらにレインメーカーもコブ選手相手なら連発しても良かったんじゃないかと思いました。
余裕がなかったということでしょうけど。
試合後の締めのマイクも短めで、平日だから早めに終わろうとしたのかも知れませんが、ここでもコブ選手との闘いはしんどいんだなと感じました。
まだ先になりますが、もしもオカダ選手がIWGP世界ヘビーを初戴冠したら、その時の防衛戦の相手はコブ選手にして欲しいです。
EVILが勝ってどうするん?
次はSANADA vs EVILです。

ここはまず間違いなくSANADA選手が勝つものと考えていたので、凄くビックリしました。
いや、ここでEVIL選手が勝っても、それこそ試合開始直後のEVIL選手の言う「意味がない」ではないでしょうか。
EVIL選手が勝ってどうする?と言う気持ちになりました。
ここまで、反則三昧で勝ちを収めてオカダ選手とコブ選手に追走してきたけど優勝決定戦には届かない、と言う流れはSANADA選手に最後EVIL選手の退治してもらってスッキリ、SANADA選手の勝ち越しも決まってハッピーとなるためではないのか?と。
何があろうとEVIL選手のことしか応援しないという生粋のEVILファンの方でない限り、この結果は楽しめない、というよりは理解が出来ないんじゃないでしょうか。
ここにEVIL選手の起用方法のダメなところが集約しているようにも感じます。
EVIL選手は良いプロレスラーです。
ちゃんとお客様がハッピーになる起用方法にして下さい。
あれ?どうした?
次はYOSHI-HASHI vs チェーズ・オーエンズです。

どっちも上り調子で、点数は伸びませんでしたがまず間違いなく良い試合になるだろうと思っていたら、凡戦でした。
無気力試合にすら見えました。
せっかく両者ともこのG1で株を上げたのに、最後の最後でしょうもないことをしてしまった感じがしました。
以前のYOSHI-HASHI選手やオーエンズ選手ならこれで良いんでしょうけど、もう違うんですから、もうちょっと何とかして欲しかったところです。
なぜ後藤はこんな扱いなのか?
最後は後藤洋央紀 vs タマ・トンガです。

後藤選手にとっては何の意味もないG1になってしまいました。
オカダ選手に勝ったタマ選手を豪快に粉砕しての勝利だったら顔もたったのに、丸め込みで辛くも勝利て、ね。
序盤、この両者ならではの立体的なロープワークを見せてくれて期待感を煽ったのに、最後はグシャグシャっとなってしまいました。
得点はYOSHI-HASHI選手と同じでも格付はYOSHI-HASHI選手より下になってしまった印象です。
なんで後藤選手はこんな扱いをされちゃうんでしょうね。
悲しくなりました。
それではまた。
ありがとう!