元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
飯伏幸太選手の連覇で終わりました。
G1開幕直前にグッズがド〜ンと出まして、その時のモデルが急に飯伏幸太選手に代わりまして、こりゃ今年のG1は飯伏選手が優勝か?
なんて半ば冗談交じりで書いたことがあったんですが、見事に実現してしまいました。
SANADA選手を推していましたから、残念な結果だったと感じています。
ただSANADA選手が負けてしまったことが残念という気持ちよりも、飯伏選手が本当に連覇しちゃっていいの?という気持ちのほうが強いです。
今の雰囲気だと、このままドームで飯伏選手はついにIWGPヘビーを戴冠すると思います。それが2冠まとまってなのか、ヘビーだけなのかはわかりません。
でも、戴冠しないのなら連覇もないでしょうし。
このG1は飯伏選手がチャンピオンにふさわしい選手であるかどうか査定する大会であったと思います。そしてどうでしょう、飯伏選手はふさわしかったでしょうか?
ボク的にはちょっと物足りない、ふさわしくないと思ってしまいました。
開幕戦からこんな⬆︎ことを書いていたわけですが、そこから何試合も重ねてきましたが、物足りなさは払拭できなかったと感じています。
僕は、早く前みたいなプロレスの時代が来ることを願っているんで、早くもう、一刻も早く、この『G1』をIWGPヘビー級のベルトに変えたいと思います。そして! いつも言ってますよ。僕は、逃げない。負けない。諦めない。そして、裏切らなかった。僕は! 本当の神になる!
こちらは優勝決定戦後の締めのマイクなんですが、お喋りもなんだかよくわからないんですよね。
一応決め台詞が「本当の神になる」なんでしょうけども、全然ピンとこないんです。結局「神」とはどういう状態なんでしょう?
かと言って、お喋りではSANADA選手もそれほど上手という感じでもないんですがね。
それでは試合を振り返ってまいります。
ケガを感じさせない飯伏
パッと見て飯伏選手が万全でないことがわかりました。左の太ももには厚くテーピングが施されているんですから。
キックがメインの武器なのに、こんな状態で試合になるのかしらと思っていたのですが、全く問題なし。驚くほど影響はなかったように見えました。
ホントにケガしてるのかなと疑いたくなるほどでした。
最近の飯伏選手は飛び技が減りましたから、ケガの影響が出てるのがわかりにくかっただけなのかも知れませんが、この試合では普段ムーンサルトに行くところカンクーントルネードに行ったりしてましたから、むしろ調子が良いんじゃないかと思うほどです。ケガを感じさせない動きでした。
これは本当に凄いことだと思います。
またSANADA選手もコッテリ太ももを狙った攻撃をしなかったというのもあるのかも知れませんね。
ただ、このシーンはちょっと
Whoa. #G1CLIMAX30 #NJPW https://t.co/d63mH2znnl pic.twitter.com/XfUE8erJhl
— Italo Santana (@BulletClubIta) 2020年10月18日
ケガの影響が出たのかな〜と思っちゃいました。
たぶん、飯伏選手はリープフロッグだと思ってかがんだと思うんですが、SANADA選手がドロップキックだったので、SANADA選手の身体が上から急に降ってきたんです。
普段の飯伏選手だったら少しくらいSANADA選手が乗っかってもそのまま走り抜けて反対のロープに飛んで攻撃を食らわせていたでしょう。
でも、ガクッと崩れ落ちてしまいました。
海野レフェリーが慌てて場外の飯伏選手に駆け寄り何やら話していました。足が変な感じになっていたのかなと思わせました。
ケガしないに越したことはないんですけども、意地を張り合うのもプロレスラーですから、こういったシチュエーションで試合をしなければならないことは今後もあるでしょう。でも、飯伏選手ならしっかり試合を構築出来るとわかりました。
チャンピオンだとどんな状態でもそれなりの試合が要求されますから、これは凄いとことです。
あら、チャンピオンにふさわしいかも。
閃かなかったSANADA
このG1でSANADA選手が良かった試合といえば、たぶん棚橋戦か内藤哲也戦を上げるファンが多いんじゃないかと思います。ボクもこのどっちかです。迷います。
何がこれらの試合で印象的だったかと言うと、内藤戦では内藤選手のバレンティアをデスティーノで切り返したり、棚橋戦では棚橋選手の勝利の方程式であるハイフライフローの両面焼き(背中に1発、お腹や胸に1発とハイフライフローを決めること)を、ラウンディング・ボディプレスで棚橋選手に決めたりした、普段の試合では見せない、とんちの効いた攻撃というか、閃きを見せてくれたことです。
果たして、この試合ではどうだったか。
残念ながら閃かなかったようです。飯伏選手のカミゴェに対して腕をクロスして打たせないようにするという、実に簡単で誰でも思いつきそうなのに誰もやったことないような防御を見せましたが、カミゴェを利用して別の技に移行するというようなことはありませんでした。
そうなると、飯伏選手には勝てません。
また、名勝負になった内藤戦や棚橋戦に比べるとなんか闘いにくそうな感じもしました。この辺を払拭しないと次のステージには行けない気がします。
めげずに頑張って欲しいです。さて、タッグでは誰と組むんですかね?
あっさり決まるカミゴェ
最後はカミゴェをキックアウトされてから、もう1発カミゴェで決まりました。
せっかくSANADA選手のフィニッシャーであるオコーナーブリッジを飯伏選手がギリギリでキックアウトして大いに盛り上がり、今度は飯伏選手のフィニッシャーであるカミゴェをSANADA選手がキックアウトして、さあここからもう一山!という感じだったのに、サラッともう1発が決まってしまいました。
「あれ?」って口から漏れました。
ここから飯伏選手がエグい投げだったり、華麗な飛び技だったりを挟んでからのカミゴェだったら良かったんですが、飯伏選手は終盤に畳み掛けるということをあんまりしません。
最後のカミゴェが、スタンディングのカミゴェとか、通常とは入り方の違うカミゴェだったら良かったのに。
好みの問題ではありますが、ボク的には同じ技をただ重ねるだけでは物足りなさを感じてしまいます。これが3連発、フォール挟まずにとかなら別ですが。
そんなのでSANADA選手を負けさせんでくれよ、と思ってしまいました。
SANADA選手も2発目をあっさり貰わずにかわしたり、切り返したりして欲しかったです。
体力的に限界だったのかも知れませんね。
特別ゲストの蝶野正洋さんも手放しでお褒めになっていましたが、もうちょっと何か欲しかった優勝決定戦でした。
それではまた。
ありがとう!