元気ですか〜?!
どうも、ろけねおです。
Bブロックは内藤哲也選手とSANADA選手とEVIL選手の3人に絞られました。一体誰が優勝決定戦に進出するんでしょうか?
ボクは最初の予想と同じく、
SANADA選手が優勝すると思います。ここまできて確信しました。いや、昨日の試合を観て確信しました。
今回もどの試合も甲乙つけがたかったので、試合順に感想を書いてまいります。
過去最高のYOSHI-HASHIと過去最高のKENTA
まずはYOSHI-HASHI vs KENTAです。
この試合は両者とも過去最高の仕上がりでした。YOSHI-HASHI選手は以前キックの練習をしている風景を週刊プロレスだかなんだかで取り上げられているのを見たことがあります。
それがG1前だったのかな?タイトルマッチの前だったかな?で、YOSHI-HASHI選手のキックが猛威をふるうんだろうな〜と思っていたら、全くキックが出ないなんてことが起きました。
ところがこの試合のYOSHI-HASHI選手は、KENTA選手のキックに呼応してわずか2発のミドルキックでしたが出しました。
ここにYOSHI-HASHI選手が完全に覚醒したことが見て取れました。
ただトップロープに相手をぶら下げてのドロップキックは、間が抜けてる感じというか以前のYOSHI-HASHI選手を思い出させるのでもう使わくても良いんじゃないかと思いました。
今日、俺、棒さんとの試合、すごい楽しみにしてたから。なんかでも正直、残念ていうか、棒さんとやれると思ってずっとこの『G1』中、楽しみにしてたのに、出てきた変ななんか、大きな付き人が出てきて。しかも付き人、なかなかやるじゃねえか、あいつ! ふざけやがってよ。
あんなにバカにしていたKENTA選手もYOSHI-HASHI選手を認めているようです。違うか?
かたやKENTA選手もここまで散々「棒」をいじってきた集大成を見せてくれて、メチャクチャ楽しめました。
やることは今までと対して違ってないと思うんですが、YOSHI-HASHI選手とは手があったということでしょうかね、良い試合になりました。
コロナ休み明けのKENTA選手は、以前まで感じていたつまらなさがなくなっています。
一体何が違っているのかが全然わからないんですが、KENTA選手の試合が以前より格段に面白いです。
さ、次は2月の大阪城ホール大会メインと同カードですか。絶好調の内藤選手とつまらなさが消えたKENTA選手ですから、大阪城の時よりは好勝負になるでしょう。
パワー vs テクニック
続きましてジュース・ロビンソン vs ザック・セイバーJr.です。
試合全体としてはパワー vs テクニックのわかり易い内容でしたが、序盤はジュース選手がザック選手にテクニックで渡り合うシーンもありまして、面白かったです。
ジュース選手もさすがヤングライオンを経た選手ですね。ああいうこともやっぱりキチンと出来るんだな、と嬉しくなりましたし、今後も応援したいと思いました。
一進一退の攻防のように見えていたのですが、なぜかジュース選手が勝つ気が全然しませんでした。
勝ってもおかしくないはずです。前回の対戦ではザック選手が勝っているということでしたから、むしろジュース選手が勝つ公算が高いと考えるものです。
それなのに、ジュース選手が最後まで勝ちそうな気がしなかったです。
パルプ・フリクションが決まらなくては勝てないジュース選手に対して、ザック選手はサブミッションでギブアップ勝ちもあるし、丸め込みもある、ザック・ドライバーで3カウントと勝ち方が3パターンもあるからでしょうかね。
ジュース選手にも新たな勝ちパターンがないと試合に幅が出ないので勝ちにくくなります。
ジュース選手は負け越し確定してしまいましたが、腐らず次のタッグリーグに活躍して欲しいです。そこでザック選手にリベンジして欲しいです。
デビッド・フィンレー選手とともに。
辻陽太が主役
続きまして矢野通 vs 内藤哲也です。
久しぶりになかなかリングに上がらない内藤選手が見れて楽しかったです。思えばいつからか比較的スッとリングに上がるようになってましたが、あのダラダラした感じが、まさにトランキーロ殺法です。
絶好調の証かな、と。焦らないことが内藤選手の強みなので、優勝決定戦進出者が決まる試合の前に、これが甦ったのは大きいんじゃないでしょうか。
完全に矢野選手の勝ちパターンだった流れをあっという間に大逆転して、必殺のジャックナイフ。
今の内藤選手に勝つのは大変でしょうね。
イービルで一本!
続きまして後藤洋央紀 vs EVILです。
後藤選手の肩は相当悪いみたいで、結局ここまでテーピングが減ることはありませんでした。しかも今出来ることを全力でやっておられたと思います。
ただ、ここで後藤選手が勝って優勝戦線に残ってもこのコンディションではG1の終盤にふさわしい試合は構築出来ないと判断されたんだと思います。
万全な状態だったら、優勝はしないかも知れないけど優勝戦線には絡んでいたと思います。
G1が燻っている選手のための格上げイベントの意味合いもあると思うので、ここ数年パッとしない後藤選手にとってはチャンスだったんです。
昨年の飯伏幸太選手のように初戦のKENTA戦ケガをしてけども優勝ということを期待された方も多かったと思います。
でも、去年の飯伏選手よりもケガの状態が悪かったんでしょうね。ホントに残念です。
棚橋弘至選手のドラゴン張り手でアゴが折れちゃったあの時も、優勝出来るチャンスだったとボクは思っていたのですが、またしてもケガで優勝からの格上げを逃してしまった気がします。
きっとEVIL選手も後藤選手の無念を感じ取って、金的からの勝利ではなくローリングラリアットのカウンターでイービル(技名)をズバッと決めての勝利を選択したんだと思います。
一本!って感じの見事な一撃。
これよ、これ、これがEVILだ!って思いました。
これぞストロングスタイル
最後は棚橋弘至 vs SANADAです。
メチャクチャ良い試合でしたね。これぞストロングスタイルという試合でした。30分ほどで終わらせてしまう内容じゃないです。
合わせ鏡のような2人。
エンディングで実況&解説陣が、伝説の横浜文体での60分フルタイムドローのアントニオ猪木 vs 藤波辰巳を思い出しておられましたが、あの試合は世代交代もテーマだったと思うんですが、この試合も同じテーマを持っていた試合だったと思います。
闘魂の遺伝子が受け継がれたように思いました。
猪木さんからいろいろ枝分かれした『闘魂』とか『ストロングスタイル』が、なんだかんだで武藤敬司選手を経由して流れてきて、棚橋選手をさらに経由してSANADA選手に行き着いた感じでした。
ま、SANADA選手は武藤選手から教えを受けていますがね。
棚橋選手の後継者は飯伏選手だと思いますが、技術的な部分の後継者はSANADA選手なんでしょう。
だから、棚橋選手は惜しげもなく引き出しを開けまくりました。
ここにきてSkull Endにあんな返し方があったのかと驚きました。
解説の獣神サンダーライガーさんは、棚橋選手のヒザ攻めは斬新だとか新鮮だとかおっしゃってましたが、定番の攻撃です。
これは武藤テイストですが、SANADA選手相手に出してきたのは、SANADA選手にも1箇所集中攻撃を受け継いで欲しいのかなと思いました。
で、最後はラウンディング・ボディプレス2連発でした。
相手の背中に1発、胸腹に1発というパターンは、ご存知棚橋テイストです。
武藤テイストも棚橋テイストも受け継ぎますよという答えのように思いました。
ちょっと試合にムラのあるSANADA選手ですが、この試合を経てそのムラがなくなってくるような気がします。
次はかつてのタッグパートナーであるEVIL選手です。極上の内容と結果を期待しています。
それではまた。
ありがとう!