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【NJPW】負けたけどJONAHはスゴい:10.10 超実力派宣言 観戦記 2

元気ですか〜!?

どうも、ろけねおです。

今回は昨日に引き続きまして、新日本プロレスの『超実力派宣言』の感想を書いてまいります。

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超実力派宣言

今回は偶数番の試合、第2、4、6、8試合の感想を書いてまいります。

ご存知のように今大会は試合そのものも楽しかったのですが、それ以外にも昨日書きましたティタン選手の登場だったり、ワールドにはなかったんですが、アマレスの猛者が入団したり、また新しいベルトが創設されたりと盛りだくさんでした。

正直なところ、ボク的にはどれもそんなにワクワクさせるものではなかったのですが、攻めの新日ですし、どんどん新しいことに挑戦していって欲しいと思います。

それでは振り返ってまいります。

ティトの進化が止まらない

まずは第2試合のタイチ&ザック・セイバーJr. vs シェイン・ヘイスト&バッド・デュード・ティトです。

戦前の予想としては誰もが普通にティト選手が負けちゃうんだろうなと思ったんじゃないでしょうか。

ボクは完全にそう思い込んでました。

それが結果はティト選手が負けたには違いないんですが、「ティト選手が負けた」というよりも「ザック選手がなんとか勝てた」という内容になってしまったのです。

JONAH選手のお供として『G1』に参戦してたわけですが、JONAH選手が強烈過ぎて、なかなか大した選手なのですが影が薄い感じではありました。

それが、ここに来てその実力をしっかりアピール出来ており、驚かされるばかりです。

そもそもこのぐらいは出来る選手だったのをただ知らないだけだったのかも知れませんが。

でもただ観てるだけのオッサンとしてはティト選手の進化が止まらないというワクワクがあります。

まだ、なんか隠してるんじゃないかとすら思えてきます。

またヘイスト選手とのコンビもバランスが取れていて、タッグリーグはどんな形で参加するんだろ?とメチャクチャ気になってきます。

マイキー・ニコルス選手が来日したら、即解決なんですけどね。

ニコルス選手のインパクトがゼロ(※あくまで個人的感想です)で、オリジナルTMDKなのにボク的にはTMDK第4の男に見えてしまいそうです。

ニコルス選手の(ボクの)評価が自動的に下がるほど、ティト選手が素晴らしかったということになります。

最初の胸筋対決をティト選手から仕掛けたのを見て、この人はちゃんとタイチ選手のことを勉強してるんだな〜と好感を持ちました。

もうちょっと相撲に付き合ってあげてほしかったですけどね。

こういうところも新日に参戦するほどに進化している気がします。

これからのティト選手には目が離せなくなるんじゃないでしょうか。

ところでザック選手は母国イギリスで「デ・ハポン」締めを許してしまったのは、心の傷になってやしないかと心配です。

今年の上半期は大活躍だったのですが、下半期、どうも活躍が難しそうな流れになってしまいました。

ザック選手には是非IWGP世界ヘビーを獲って欲しいので、それまではよそに行かないで欲しいです。

YOSHI-HASHIがチームリーダーだ

続きまして第4試合の後藤洋央紀&YOSHI-HASHI vs ジェフ・コブ&グレート-O-カーンです。

毘沙門は後藤選手がチームリーダーで、格付けも後藤選手のほうが上だから、名前も後に呼ばれているわけですが、この試合では完全にYOSHI-HASHI選手がチームリーダーに入れ替わったな、と思わせました。

最後はYOSHI-HASHI選手が負けちゃったので、その辺りは格付け自体は変わってないのかも知れません。

でも、試合はYOSHI-HASHI選手が引っ張って作っていっていたのは誰の目にも明確だったのではないでしょうか。

逆に言うと、後藤選手はあんまり主体性がないのかな?

だから、タッグでは結果を出せてもシングルではさっぱりということが起こるのかも知れませんね。

試合展開もこれまでならYOSHI-HASHI選手が蹂躙された後に後藤選手がやり返すというようなものだったと思いますが、YOSHI-HASHI選手がやられっぱなしでは絶対に終わらないんですね。

コブ選手が相手であっても、YOSHI-HASHI選手がこのまま勝ってしまうということがあり得るんじゃないかとワクワクさせてくれるんです。

ちょっと前までなら、コブ vs YOSHI-HASHIとなると、YOSHI-HASHI選手が負けるのが前提であとどのぐらい保つかな?と考えていたでしょう。

結果は負けちゃいましたけど、勝てそうな気がしましたし、勝ってもおかしくなかったと思います。

コブ選手、めっちゃヒザ痛そうでしたし。

最後のカウンターのエルボーからのツアー・オブ・ジ・アイランドの受けっぷりもお見事でした。

YOSHI-HASHI選手が完全にチームリーダーになれば、毘沙門はさらに強くなるでしょう。

タッグリーグの楽しみがまた増えました。

ワトの覚醒は未だ先

続きましては第6試合のマスター・ワト vs 石森太二です。

ワト選手が勝ちましたね。

しかもスゴい新技で勝ってしまいました。

その新技よりもその前の通天閣ジャーマンのインパクトが強烈でしたが。

見事に勝利したとはいえ、やっぱりワト選手がチャンピオンになるにはまだ早いと思いました。

いわばラッキーパンチみたいな勝ち方でしたから。

ワト選手は一つ一つの技を切り取ると、一流に見えるでしょう。

だから、週刊プロレスだけで情報をとっている人がワト選手を見ると、さぞスゴい選手なんだろうな〜と思ってしまうでしょうね。

でも、一つ一つの技が素晴らしくても全体として観た時に、どうにも間の悪さがその素晴らしさを全て打ち消してしまうところがあります。

それに加えてマイクの下手さ加減もなかなかときてます。

さっき東京ドーム大会の記者会見を観たのですが、スーツを着たワト選手はプロレスラーらしいパンパンのスーツ姿で、ジャケットを着てない石森選手やエル・デスペラード選手よりもゴツく見えました。

顔はともかく、肉体はプロレスラーらしさを最も表現していたのです。

技も肉体も一流と言っても差し支えないのです。

それなのに、試合を思い返すと石森選手の上手さばかりが思い出されます。

手も足も出なかったワト選手が思い浮かびます。

展開としては散々ヒドい目に合わされたワト選手が終盤に大技を畳み掛けの大逆転勝利というのが理想だったのでしょう。

それが畳み掛けないといけない場面いけないのがキツいです。

たとえばレシエントメンテが炸裂したあとにカバーに行ってカウント2だった場面なんかはそうですが、レシエントメンテは何もワト選手のフィニッシャーではないわけですから、カウント2で返されることなんてこれまでも普通にあったでしょ?それなのに、なぜ2で返されるんだ?と頭を抱えて、レフェリーにホントに2なのか?3じゃないのか?と確認するのは、的外れなんです。

観てる側としては「そら、2やろ」なんです。

あそこ、たとえばレシエントメンテに行ってカバーに行かずにすぐさまRPPに行って、それが炸裂して、そして2で返されて、ということなら頭を抱えても良いんです。

この辺の、感覚がワト選手には異常に鈍いんです。

ここがワト選手をスターにしない理由です。

試合の中での所作、場の空気を読む、展開を掴む、感情の表現、喋りと肉体を使わない部分が著しく欠けています。

せめて、このどれか一つでも覚醒してくれたら、ずいぶん変わってくると思うんですけどね。

ここでワト選手が勝てたということは、ジュニアの皆さんがワト選手に期待しているということです。

誰かに教えてもらってもどうにもならない部分なのかも知れませんから、ワト選手の覚醒はもう少し先になりそうに思える試合でした。

負けたけどJONAHはスゴい

最後はオカダ・カズチカ vs JONAHです。

さすがにオカダ選手が連敗なんてことはありえないわけですし、ドームのメインが決まっているわけですから、勝って当然な状況です。

新日ドームのメインが3WAYなんてことにはなっちゃイカン派ですので、何が何でもオカダ選手には勝ってもらわにゃ困るとも思っておりました。

結果、オカダ選手が勝ったわけですが、この試合に関してはJONAH選手のスゴさだけが印象に残りましたね。

Twitterでもリアルタイムで観ながらつぶやきましたが、かつてのアントニオ猪木 vs ビッグバン・ベイダーを思い出すようなオカダ選手のやられっぷりでした。

あの時の猪木さんは今のオカダ選手よりもずっと年上で、全盛期をとうに過ぎてしまっていたわけですから、死んじゃうんじゃないかという絶望感が絶大なるインパクトを生みました。

しかし、同じ絶望でも今が全盛期であろうオカダ選手がここまでやられちゃったら、もう日本人じゃ誰も勝てないというタイプの絶望を感じました。

新日がグローバルな団体になるために、エースやチャンピオンが日本人であらねばならぬという固定概念はないほうが良いんでしょうが、やっぱりボクは日本人ですし、「日本」という名前のついた会社のプロレス団体のプロレスを観てる限りは、日本人が活躍するところが観たいわけです。

それでも、ここまでオカダ選手がボコボコにされると、グローバル化はこういうことなんだろうな〜と諦めのような寂しさを感じずには居れないのです。

勝つにしてもレインメーカー一発というのはどうだったのかな〜とちょっとだけ思いました。

JONAH選手は、かつてのアンドレ・ザ・ジャイアントさんみたいな感じで、あんなのどうやって倒せるの?という絶望感がありますよね。

そこで猪木さんは腕固めでギブアップを奪ったんですよね。

でっかいアンドレを寝かして、上に乗って、腕にしがみついて、アンドレの腕一本を猪木さんは全身で絞り上げるってな感じでした。

JONAH選手を倒すには、あんな感じで普段オカダ選手が使わない足関節でギブアップという展開がいちばん燃えたんじゃないかと思いました。

足への攻撃がエラく効いていたように見えましたし、ね。

あれはトーピードを発動を遅らせる効果がありましたけどね。

JONAH選手とはまた闘うことになるでしょうけども、オカダ選手にとっては毎回死にかけるような闘いになることでしょう。

本当にJONAH選手、すごかったです。

こうなると、JONAH選手と他の新日のトップ選手との試合が観てみたいですね。

ジェイ・ホワイト選手や内藤哲也選手、ウィル・オスプレイ選手、ザック選手とどういう試合になるんでしょうね。

実現するのは来年のニュージャパンカップ辺りかな?

ともかくJONAH選手には継続参戦して欲しいです。

それではまた。

ありがとう!


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