元気ですか〜!?
どうも、ろけねおです。
今回は1月9日のスターダム、中野たむ選手凱旋試合?の感想を書きます。
安城市制施行70周年記念/TRIANGLE DERBY Ⅰ in Anjo~たむろーど~
タイトルにはがっつりたむ選手の名前が入っているものの、たむ選手の存在感の薄さを感じずには居られない内容となっておりました。
しかも、ボクの好きなひめか選手とジュリア選手が出てこないということで、物凄く物足りなさを感じました。
さらにはスターライト・キッド選手に渡辺桃選手もいないとなると大江戸隊もずいぶんこじんまりしてしまいまして、年末年始のたむ選手の運の無さをそのまま表しているかのようで、さすがに気の毒でした。
それでは振り返ってまいります。
久しぶりの毒グモデスドロップ
まずは向後桃 vs テクラです。
テクラ選手っていい選手だとは思うんですけど、どこで使えば有効なのかが、ちょっとわからないという選手に思えます。
不本意な状況だろうと思いますが、腐らずに参戦を続けてもらいたいですね。
向後選手はそんなテクラ選手と試合をしても、極端に技量が劣る感というのがなくなりました。
着実に成長しておられるんだな〜と思いましたね。
そんでもってフィニッシュは久しぶりの毒グモデスドロップでした。
変形のブレードランナーという感じで、最初にこれを観た時は、スターダムにもジェイ・ホワイト選手のような存在が現れた!とワクワクしたものですが、腕をロックする手間がかかるためにブレードランナーほど使い勝手が良くないんでしょうかね、ほとんど炸裂しません。
炸裂しないということはテクラ選手が勝てないということになってしまいます。
テクラ選手がもう一段階上に行こうと思ったら、サッと仕掛けられる技があったほうが良いのかなと思わせる試合でした。
水森はチャンスだったんですけどね
次は朱里 vs 水森由菜です。
これは水森選手がどのぐらいのキャリアの選手なのかは存じませんが、朱里選手とそこそこ競った試合ができれば、世間の評価はガラッと変わると思うので、この試合は大チャンスだったのではないかと思いました。
しかしながら、朱里選手が危うくなる場面は作れませんでしたね。
フィニッシュがバズソーキックである時点で、かなりの格下だということですから、ここだけでも覆して欲しかったです。
朱雀はロープにエスケイプしましたが、むしろこっちがフィニッシュのほうが良かったんじゃないかと思いました。
水森選手が大きいので、流炎とか朱世界を仕掛けるのは難しいとなると、勝つには朱雀か白虎という選択になると思います。
だから、バズソーキックよりもサブミッションのほうが良かったと思ったのです。
あと、朱里選手のキックは女子選手の中でも1、2を争う破壊力だろうとは思いますが、その分厚い肉体があるんだから、のたうち回るだけでなく、受け止めてぶん投げる、ガツンと貰っても効いてない、というところを見せられると良かったですかね。
さらにいえば、ボディスプラッシュが爪先が先に着地してたのは、もったいなかったですね。
見るからに強烈なのがわかりますから、これが朱里選手の決して分厚いとは言えないボディに胸ないし腹からドスンと乗っかるだけで、観てるお客さんにしっかり痛みが伝わるはずです。
水森選手は今やれることの精度を全て一段階上げるだけで、ずいぶんイメージが変わると思います。
今度、朱里選手と一騎打ちを行うことがあれば、もっと朱里選手を追い詰められるように精進して欲しいです。
マライアのフィニッシャーはツームストンパイルドライバー
次は舞華&桜井まい&レディ・C vs Club Venus(白川未奈&ザイヤ・ブルックサイド&マライア・メイ)です。
Club Venusの外国人2人はコンビネーションの良さだけで、ある程度のレベルをなんとか維持しているところが、本当に素晴らしいなと思います。
これで個々の実力が上がってきたら、このコンビネーション攻撃にももっとキレが出てくると思います。
マライア選手が抱え込み式バックドロップの体勢で抱えたところに、白川&ザイアがロープに飛んで、ネックブリーカーと相手の足を押すというのを同時に仕掛ける合体攻撃がありますが、今回は白川&ザイアが違う方向に走ってから決めました。
決まりきったコンビネーションをどこの会場であっても、誰が相手であってもきちんと決めるということも大事ですが、今回のように少しずつ変化をもたせるというのは、常に考えてリングに上っておられるのだなと思えて、好感を持ちます。
マライア選手ですが、同じぐらいの背の高さであるレディ選手を呼び込んで、一時はジャイアント・バックブリーカーで追い込まれるものの、最後はしっかりとツームストン・パイルドライバーででっかいレディ選手をマットに突き刺して勝ちました。
腰の位置がずいぶん高いんで、ツームストンに説得力が生まれます。
良いフィニッシャーじゃないでしょうか。
次はザイヤ選手の勝つところが観てみたいです。
日に日に良くなっていくように思えるClub Venus。
『トライアングルダービー』の台風の目になるのにはちょっと力量が足らないかと思ったのですが、そんなこともなさそうです。
生え抜きだらけになると岩谷の凄さが出る
次は岩谷麻優&葉月&コグマ&飯田沙耶 vs 刀羅ナツコ&鹿島沙希&琉悪夏&吏南です。
気のせいかも知れませんが、生え抜きだけの試合になりますと、通常よりも試合がもっさりというか、手をぬくというか、緩い雰囲気を感じてしまいます。
STARSと大江戸隊ですから、バチバチに対抗してるユニットなんですけども、そんな感じがしてしまいます。
安心するところもあるんでしょうね。
基礎的なことは、皆同じ技術体系で教わったでしょうから、変なことをしてこないだろうという安心感があるんじゃないでしょうか。
よその団体から来た選手は基礎的なことであっても若干違ってたりするでしょうから、そこには緊張感が出るはずです。
しかもよその団体から来た選手は積極的に出稽古に行く傾向がある気がするので、生え抜きの選手が知らない技術もボンボン出してくる可能性があるので、それを警戒しながら試合をすることにもなるでしょう。
そんな緩んだ空気で試合すると、やっぱり岩谷選手だけが頭一つぐらい抜きん出て見えるんですね。
みんなが一眼となって岩谷選手を美味しくしようという気持ちも働いているとは思いますが、そこでちゃんと輝けるからこそスターダムのアイコンなのかな〜と思いました。
でも、葉月選手なんかはそろそろ、岩谷選手との立場を入れ替えても良いんじゃないかと思うんですけどね。
敵対するのが手っ取り早いとは思いますけども、しっかり若手の指導をしていたりして、リーダーの資質みたいなものは感じますから、敵対せずともポジションを変える力はあると思います。
そのためには、そろそろシングルでの結果が欲しいところです。
やっぱりドロー
次は上谷沙弥&林下詩美 vs 壮麗亜美&MIRAIです。
毎度時間切れドローって入れなきゃいけないものなんですかね?
ベルトを保持している選手が負けにくいのはわかりますけど、丸腰の詩美選手やMIRAI選手は、このメンツで負けたところでそんなに価値に傷がつくということないんじゃないでしょうか。
むしろMIRAI選手が詩美選手に勝ったり、詩美選手が壮麗選手やMIRAI選手に勝ったり、合体攻撃により上谷選手が負けたり、壮麗選手が詩美選手に勝ったり、ってのがあったほうが今後の展開にワクワクが発生すると思うんですけどね。
引き分けでお茶を濁すよりも、勝ったり負けたりの星のやり取りで話をすすめるほうが楽しめると思いますよ。
たぶん、このカードを観たときに、多くの方が時間切れだろな、と思ったことでしょう。
そんな試合、楽しめます?
どっちが勝つんだろう?と思わせないと盛り上がらないと、ボクは思うんですけどね。
安易にドローを選んではいけないと思います。
白川にしか目が行かなかった
最後はコズミック・エンジェルズ(中野たむ&なつぽい&SAKI)vs Lollipop(月山和香&網倉理奈&櫻井裕子)です。
この試合は、たむ選手の凱旋試合ですから、完全に主役はたむ選手なわけですけども、内容はそうは行きませんでしたね。
最後に勝って、マイクで喋ったのでなんとか主役な感じにはなりましたけども、ボクはどうしても月山選手がここで何を仕掛けるのだろうか、というところに気持ちが行きましたね。
最後通告した相手が目の前にいて、凱旋試合なんか組まれているわけですから、勝てなくとも最後通告を撤回しても良いんじゃないかという闘いを仕掛けてくるだろうと期待していたのです。
ところが、月山選手は今出せる技を出す、そこまでしか気が回ってなかったかなと思える残念な内容でした。
「一生懸命やってます」、「必死になってます」的な表情はしてるんですけど、動きにそういうものは感じられませんでした。
もうどこかで諦めてるんじゃないですかね。
コズエン追放を受け入れてるんじゃないですかね。
スターダムをクビになるわけじゃないですし、思えばレディ選手も長らく無所属でいろんな選手とタッグを組んだりして勉強してましたから、むしろ追放されたほうが月山選手のためになるんじゃないかと思いますし。
※ま、レディ選手は今でも何故かDDM(ドンナ・デル・モンド)と組むことが多いですけどね。
何が何でもコズエンに残るという気持ちが試合には出てなかったと思いました。
試合後のバックステージで月山選手は顔作りながら、
私は、3カ月後勝てなかったらコズエンを去ることになります。そのことについていろんな人がいろんなことを言っているのを私は隅から隅まで見てます。(中略)私はアナタたちになにを言われようがコズエンが最高だって、たむさんのこと大好きだって、その気持ちは絶対に折れないから。せいぜい、響かない言葉たくさん並べとけよ
引用:スターダム公式サイト
このようなことを述べておられましたが、たむ選手が好きなことと、コズエンに残るということは無関係だと思うんですけどね。
何が何でも勝たないと残れないというのに、たむ選手が好きだの、コズエンが最高だの、言ってるところがズレてるな〜と思います。
むしろたむ選手を大嫌いになって、コズエンを敵に回すつもりになって勝てるのなら、それがベストでしょ?
そこまで勝ってコズエンに残るというのは難しいかも知れませんが、何より勝たないとどうにもならないわけですし。
もう「一生懸命練習してます」、「必死に試合してます」ではダメなところまで来てしまったことに気づいて欲しいです。
極端に言えばたむ選手を殺してやるぐらいの殺気が出てこないと、現状打破は難しいんじゃないかと思います。
パロスペシャルなんて使ってないで、シンプルに首絞めたらええやんか、と思ってます。
さて、試合後のマイクをすることで、たむ選手の凱旋試合である体は保たれたわけですが、ボク的には後から1人全身黒で身を包んだ、白川選手にしか目が行きませんでした。
一応、デリ〜シャ〜スとかう〜んまっとかやってましたけど、その表情は冴えないまま。
こんなことやってる場合か、今のコズエンは?と終始疑問を呈していたように感じました。
スターダムの公式サイトでも試合結果の一番最初の写真には白川選手がかろうじて写ってはいます(1人だけ笑顔じゃない)が、試合の詳細についてのところでは、その姿を確認することが出来ません。
ワールドでは珍しくバックステージコメントまで観ることが出来ましたが、この状況でたむ選手のコメントを撮影するのは良いとして、月山選手のコメントよりも、このあと白川選手はどうしたのか、白川選手はこの結末をどう思ったのか、を追いかけないとおかしいでしょ?
まるで白川選手のことは隠しているかのようでした。
今後のコズエンは白川選手の話題で盛り上げていくんじゃないかと感じました。
ところで、ボクは北京飯を食べたことがあります。
ボクも「ぺきんはん」だと思ってましたが、本当のところはどうなのか知りません。
ソウルフード「北京飯」が食べられる安城市のお店「北京本店」。「北京飯」は一種類ではありません!お客様からの声を元に作られ…
こちらを観ると両方書いてあるので更に混乱させます。
どっちでも良いんですけど、美味しかったのでまだ食べていないという方はぜひお食べください。
それではまた。
ありがとう!