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やっぱりオカダ・カズチカしかいない:1.5 WRESTLE KINGDOM 16 in 東京ドーム 観戦記

元気ですか〜?!

どうも、ろけねおです。

昨日に引き続きまして今回は『WRESTLE KINGDOM 16 in 東京ドーム』の感想でございます。

WRESTLE KINGDOM 16 in 東京ドーム

イッテンヨンと比べますと、とってもバラエティに富んだ試合構成でイッテンヨンより楽しかったです。

ちなみに動員数は6,379人とイッテンヨンの半分くらいになってしまいました。

スターダムが好調だからスターダムの試合がダークマッチじゃないところに組まれたら動員が増えるんじゃないかと思ってたんですが、さほど効果はなかったようですね。

ドンナ・デル・モンドが1人も出てこないというのが効果を薄めてしまったんじゃないかと、ドンナ・デル・モンド推しのボクは思った次第です。

ただ試合はすごく良かったと思います。

何でかわからないんですが、上谷沙弥選手と中野たむ選手が仲良さそうにしてるのが嬉しかったです。

2人の関係性をしっかり伝えてくれた実況の方のおかげもあります。

スターダムの中継でそんな話出てきませんでしたからね。

やっぱりオカダ・カズチカしかいない

イッテンゴでいちばん楽しかったのはメインのIWGP世界ヘビー級選手権試合のオカダ・カズチカ vs ウィル・オスプレイです。

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予想で、オスプレイ選手が勝つと書きましたので、オカダファンではありますがオスプレイ選手が勝つんだろうな〜とか思って観ておりました。

ただ、やっぱりオカダ選手に勝って欲しいなとも思っておりまして、なんとも複雑な気持ちで観ておりました。

オスプレイ選手がベビーフェイスだったら勝ってたかもな〜とちょっと思いました。

オスプレイ選手がベビー vs ベビーという図式だったら、オスプレイ選手が日本語混じりのマイクで締めるというのも多幸感があったでしょう。

オカダ選手に対峙しないとチャンピオンになれないから、CHAOSを出てユナイテッド・エンパイアを作ったのは正解だけど「このタイミング」でオカダ選手に勝つのが無理だったってだけだと思います。

多分オカダ選手の長期政権はないと思うので、旗揚げ記念日とか夏前の大阪城ホール辺りで今度こそオカダ選手からしっかり勝つんじゃないでしょうか。

「このタイミング」というのは、50周年記念イヤーの始まりで、これまでの50年を背負って(入場時のガウンにその決意が表れています)、前日にIWGPヘビーのベルトにお別れしたタイミングのことです。

「このタイミング」で主役になるのは、やっぱりオカダ選手しかいないんですよね。

これでオスプレイ選手が新日とはさようならというようなことがないことだけを祈ります。

試合内容もまた素晴らしかったですね。

昨日の鷹木戦では、これまでには観られなかった何かがなかったことで物足りなさを感じたと書いたのですが、この試合ではこれまでには観られなかったシーンがたっぷりありましたね。

その象徴的なシーンは、オカダ選手の掟破りの逆ストーム・ブレイカーですね。

ゲスト解説の鷹木信悟選手がストーム・ブレイカーを練習してたけど出来なかったとおっしゃっていました。

相手選手の技を「鷹木式」にアレンジして使うことで有名な方が、出来なかったという技をサラリとやってのけたところがシビレました。

レインメーカーが復活してから、一撃必殺が普通になっていたのですが、ついにオスプレイ選手がキックアウトしました。

それもビックリしましたね。

もう終わりかと思ったところからまだ続きがあるというのは、興奮します。

でも、いろいろすごい技がポンポン出ましたけども、ボクが一番印象に残っているのは終盤のオカダ選手のエルボーでした。

肘の外側を首筋に打ち込むエルボーは、そんなに強烈に打ち込むイメージはなかったオカダ選手。

肘の内側を顎にかち上げるエルボースマッシュのほうが強烈なイメージでしたが、力づくでオスプレイ選手を抑え込む感じでエルボーを打ち込んだ姿が、やっぱり今はこの人がトップでなければ、チャンピオンでなければならないと思わせました。

締めのマイクも良かったですね。

お客さんがいなかったり、完成がなかったりというのは、選手もキツいんだな、と改めて思いました。

アメリカでガンガン声援が飛んでくる中で試合したら、どうしてこれが日本でできないんだろ?と思いますわな。

またアントニオ猪木さんにも触れて、まさに「Beyond the Legacy!」という感じで良かったです。

そして、次の挑戦者が内藤哲也選手ですよ。

これも良かったです。

IWGP世界ヘビー否定派の内藤選手が挑戦したいということは、内藤選手もIWGP世界ヘビーを肯定したということでしょう。

これでやっとごちゃごちゃしたベルト問題がスッキリ解決ということになるのかな、と思うとホッとしました。

ヘビーとインターコンチが統一されてから、どうにも落ち着かない日々でしたのでね。

あとは声出しOKを待つばかり。

春には大阪城ホールの2連戦があります。

その時には声出しOKになっているのなら、ボクもライブで観戦したいです。

説得力のある勝ち方

メインが飛び抜けて最高だったこともあって、他の試合はパッとしなかったというイメージです。

そんな中、良かったのはスペシャルシングルマッチの内藤哲也 vs ジェフ・コブです。

結果的にはユナイテッド・エンパイアは全敗ということになってしまって、残念な気持ちにはなりました。

ただ、内藤選手が怪物・コブ選手に説得力のある勝ち方をしてくれたので、良かったです。

これでなんとかコブ選手に勝てた、みたいな内容だったら、世界ヘビーの次期挑戦者に名乗り出てもしっくり来なかったんじゃないかと思います。

前哨戦から左脚を徹底的に狙い、最終的にはそのおかげでコブ選手の必殺技であるツアー・オブ・ジ・アイランドが満足に繰り出せないという状況を作ったのが素晴らしかったです。

これが説得力のある勝ち方です。

こういう攻撃をして、こういうダメージの蓄積があったから、結果こうなりました、というのがわかりやすく提示された試合だった、ということです。

格付けだけで勝ってしまうようなこともチョイチョイ起こります。

それをしないで前哨戦も上手に活用した内藤選手は素晴らしかったと思います。

また、内藤選手の技の食いっぷりも凄まじかったですね。

コブ選手の怪物性をより一層強めました。

場外での走り込んでのブレーンバスターなんて、もらった時直接打ち付けた背中や腰じゃなく、胸とか腹とかを押さえて痛がってました。

物凄い衝撃は突き抜けて裏側に来るというのを、以前何の試合だったか忘れましたがおっしゃっている選手がいまして、それだなと思いました。

その後も雪崩式パワーボムまで貰っちゃってますし。

普通の人なら3回か4回死んでそうなのに、終盤にいかにも持ち上げにくそうなコブ選手をバレンティアを完璧に決めるんですから、やっぱり内藤選手も超人ですね。

『逆転の内藤』のキャッチフレーズ通りの見事な試合でした。

デスティーノは仕掛け方違いで何発も重ねるよりも、今回のように1発で決まるほうが好みです。

もう今や内藤選手に嫌悪感はありません。

もう「アンチ内藤」の看板下ろします。

-O-カーン伸び代しかない

3番目に楽しめたのはこちらもスペシャルシングルマッチのSANADA vs グレート-O-カーンです。

-O-カーン選手の可能性、伸び代を存分に見せつけた試合でした。

いや、伸び代しかないですね。

特にセカンドロープからのムーンサルト・プレスは、繰り出したこと自体ビックリしましたが、その形の美しさにもつい声が出るほど驚きました。

前哨戦をフリにしたプランチャもサプライズではあったんですが、これもまたムーンサルトのフリだったとは恐れ入ります。

SANADA選手はなんとか勝たせてもらったというような勝利の仕方で、結果は勝ちのなのに格付けでは-O-カーン選手より下になってしまったように思いました。

SANADA選手にとっては厳しいお正月となりました。

かなり前になってしまうのですが、オカダ選手が絶対王者の時、SANADA選手はライバルだと明言されたのに、その後泣かず飛ばす。

いつかはきっとオカダ選手に並び立つ選手になるはずだと思ってましたが、この50周年イヤーに世界ヘビーに挑戦することは、よっぽどのことがない限りなさそうですね。

負けたけど-O-カーン選手の素晴らしさだけが印象に残る試合でした。

NOAHの皆さんがやってきた

最後に試合の感想ではなく、NOAHの皆さんがやってきたことに触れます。

武藤敬司選手のテーマ曲でゾロゾロと出て来たのに、武藤選手はおろか、清宮海斗選手と拳王選手しか喋りませんでした。

まず、そこにガッカリ。

やっぱり交流戦なんだなと思いました。

しかも清宮選手は「ケンカを買いに来た」と言い、拳王選手は「ケンカを売りに来た」と言うチグハグぶりも、全日系の選手はこう言うシチュエーションに、伝統的に慣れていないんだなと思っちゃいました。

これはNOAHの興行に新日勢が乗り込むべきでしたね。

せっかく出て来たのに何のアピールもしなかったのは、しないで下さいと言われていたのかも知れませんが、主力選手だけは絶対に何か言うべきだったと思います。

張り切ってしゃべっていた拳王選手も、選手のレベルは新日もNOAHも同じだと、決して自分達のほうが上だとは言わないところも謙虚だなと、カワイイな、と思いました。

もう対抗戦なんて言わず、意見交換会ということで和気あいあいとやったら良いんじゃないかと思います。

この人達では対抗戦は成立しないでしょう。

ユニット単位で時々入れ替えルールでぐらいでちょうど良いのかなと思います。

NOAH勢にブーイングが飛ばせない状況ですが、飛ばせたとしても飛んでなかったと思います。

むしろ「拳王ガンバレ〜」なんて声がかかってたんじゃないかと。

イッテンハチはこれまでの団体対抗戦とは全く違う和やかな雰囲気になりそうです。

それではまた。

ありがとう!


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